Webデザインやガジェット、格安SIMの情報ブログ

無制限か高速か、2つの格安プランUQ Mobileを比較

KDDIグループが自社回線でMVNOサービスを展開している異色の格安SIM、UQ Mobile。KDDI系の格安SIMとしてはmineoに続き2社目となります。

最大150Mbpsの高速通信を2GB/月利用できるデータ高速プランと、受信速度300kbpsながら無制限に利用できるデータ無制限プランの2種類。
(データ無制限プランは2015年12月末日まで500kbpsに増速中)
両極端でかなり潔いプラン提供となっており、また1ヶ月単位での変更となるため、プラン選びも慎重になります。

どのプランがどのように使えるか、レビューしていきたいと思います。

快適スピードのデータ高速プラン

月額980円(データ契約)で2GB高速通信が利用できるデータ高速プランは格安SIMのスタンダードと言えるプランです。

格安SIMの傾向として、レガシーキャリアと速度を比較すると帯域が限られている分どうしても遅くなりがちですが、KDDI自らが立ち上げた会社だけあってau回線と比較しても遜色ない速度が確保されています。

気軽に始めるプランとしては十分すぎるくらいでついつい使い過ぎてしまいそうです。2GBプラン以上の容量プランがないのはauに配慮してでしょうか?

最大150Mbps対応(一部地域のみ)のau 2.1GHz帯LTEに接続。

格安SIMとは思えない速度が出ます。au 800MHz帯でも平均10~20Mbpsと申し分ない速度です。

実は本命?のデータ無制限プラン

注目度の高いデータ無制限プランは月額1980円(データ契約)で、最高速度が300kbpsながら無制限に利用できるプランです。

レガシーキャリアでは一部を除きLTEプランではデータ量が限られているため、低速ながら安価で無制限に利用できる無制限プランは格安SIMの急先鋒とも言えます。

しかしながらぷららモバイルの最高3Mbpsや、日本通信他の無制限プランに較べると最高速度の低さが気になります。果たして使い物になるのでしょうか?

驚いたことに、常に500kbps以上の速度が出ています。

他の格安SIM無制限プランでは、カタログ値よりも速度が極端に出ない苦情も少なくないのですが、UQモバイルでは300kbps(500kbps)の実行速度は最低限確保するという考えのようでベストエフォートというよりはギャランティ型と思えてしまうサービスレベルです。

無論、利用者が増加すれば速度低下が懸念されるのでサービスレベルの維持に期待するところです。

とはいえ、やはり低速回線ですので動画視聴や大容量ファイル、アプリのダウンロード等は遅さを感じます。ストリーミング動画では画質によりますが時々バッファが途切れ、2秒程度動画が停止します。

月単位でプラン変更可能

プランはMy UQモバイルにて簡単に変更が可能です。契約の切り替わるタイミングは1日の0時となります。月単位ではありますが気軽に変更できるので、他のプランを試したい場合でも安心して契約できます。

プランの変更のみならば違約金は発生しませんが、音声→データ等の契約種別を伴う場合は再契約となり、音声契約には最低利用期間が存在するため、違約金が発生するため注意が必要です。

現在筆者はデータ無制限プランを継続しています。低速回線のわりには使い物になりますが、速度がちょっと欲しいなという場面もあります。人によっては遅さにストレスを感じるかもしれません。

SNS程度なら不満なく動きますし、データ量を気にしなくて済むという点ではストレスフリーです。速度もデータ量も取りたいというのは少々贅沢なのでしょうか。

  • 広告を表示できません。

モバイルバージョンを終了