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カメラの熱停止を防ぐ!手のひらサイズでコンパクトな冷却ファン「Ulanzi CA25」レビュー

Ulanziから出ているカメラ用の冷却ファン「Ulanzi CA25」を購入しました。ミラーレスカメラの本体に取り付けることで、長時間の録画による熱停止を防ぐことができます。

筆者が使っているFUJIFILM X-S20には、純正ファン(FAN-001)も取り付けられますが、純正品は37,400円と非常に高価です。今回紹介するUalnziの商品は、純正品の10分の1の価格で手に入ります。

安心を買うなら純正品も良いですが、3千円台なら手軽に試しやすいですね。

■メリット
  • 価格が安い
  • 軽量コンパクトで持ち運びやすい
  • バッテリー内蔵式
  • ファンの駆動音が静か
  • 本体の質感が良い
■デメリット
  • バッテリー駆動時間は1時間強くらい
  • 吸盤の吸着力はそこまで強くない

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Ulanzi CA25の外観

パッケージは製品写真の写ったシンプルなデザイン。

箱の中身はファン本体、USB Type-C to Aケーブル(1.2m)、吸着フィルム×2、ユーザーズマニュアル、謎の合格症が入っていました。フィルムやマニュアル類は、パッケージ内のクッションの下にあります。

各言語に対応したユーザーズマニュアル。操作はボタン押すだけなのでマニュアル見なくても使えます。

こちらがファン本体。サイズは72×52.8×15mm、重量58gと想像以上に軽量コンパクトです。本体はアルミ製で質感も高く、ヒートシンクとしても効果を発揮してくれます。

本体左側にファンを内蔵し、右側にディスプレイや電源ボタン、USB-Cポートを搭載しています。

背面には吸盤が6つあり、付属の吸着フィルムと組み合わせてカメラに固定します。

Ulanzi CA25のスペック

Ulanzi CA25のスペックは下記の通り。

型番 CA25
素材 アルミニウム合金
ネット重量 58g
寸法(長さx幅x高さ) 72×52.8×15mm
カラー ブラック/シルバー
温度範囲 23°C〜70°C
バッテリー容量 200mAh
バッテリー寿命 モード1:85分
モード2:70分
対応機種 Sony:ZV-E1/ZV-1F/ZV-1/ZV-E10L/a7RV/a7IV/a7SIII/A7C/FX30/A6700/A6300/A6500/A6400/a6000
Canon:R8/R7/R6 Mark II/R6 MK1/R5/90D
FUJIFILM:X-S10/X-T4/X-H2S/X-S20/X-E4/X-H2
Nikon:z30などほか多数

実際に使ってみた

Ulanzi CA25の使い方はとても簡単です。カメラのディスプレイ収納部にフィルムを貼り、ファンの電源を入れるだけですぐに使えます。

まずはカメラのディスプレイを展開して、内側に吸着フィルムを貼り付けます。カメラの外装は凹凸があることが多く、吸盤が張り付きにくくなるためフィルムを貼るらしい。

ファンを取り付けるとこんな見た目に。純正品のように違和感なく溶け込んでいます。

当たり前ですが、ファンを取り付けたままディスプレイを収納できません。使わないときは都度取り外しておく必要があります。

ボタンを長押しすると電源が入り、ボタンを押すごとに強度を2段階で調整可能です。起動中はカメラの温度がディスプレイに表示され、熱停止までの目安になります。

ファンの駆動時間・駆動音

内蔵バッテリーの駆動時間は、弱モードで85分、強モードで70分とのこと。1時間を超える撮影が多い人は物足りなさを感じるかもしれません。モバイルバッテリーなどから給電しつつ使用できるのも有り難いです。

ファンの駆動音はとても静かです。耳の近くに持っていくと小さく「サーッ」と聞こえます。カメラの内蔵マイクだと拾ってしまうので、ピンマイクやワイヤレスマイクと組み合わせて使うことを推奨します。

ファンの冷却効果は必要十分

筆者が使っているFUJIFILM X-S10で動画撮影を試したところ、4K30Pで長回ししたときファンなしだと20分程度、ファンありだと30分を超えた撮影(30分ごとに録画を再開)をしても熱停止せず取り続けられました。

最終的には1時間近く録画でき、カメラのバッテリーが先に底をつきました。そこまで長回しをしない筆者の撮影スタイルでは十分使えそうです。この時の表示温度は47℃近くで流石にファンを回しても熱くなっていました。

まとめ

Ulanziの冷却ファン「Ulanzi CA25」をレビューしました。3千円台で手軽にカメラの熱対策ができる製品として優秀でした。

■メリット
  • 価格が安い
  • 軽量コンパクトで持ち運びやすい
  • バッテリー内蔵式
  • ファンの駆動音が静か
  • 本体の質感が良い
■デメリット
  • バッテリー駆動時間は1時間強くらい
  • 吸盤の吸着力はそこまで強くない

YouTubeの対談などで長時間撮りっぱなしになる場合、カメラの熱停止は避けては通れない問題です。本体が冷めるまで撮影できなくなるため、撮り直しが効かないシーンでは困ると思います。

そんなときに冷却ファンがあれば、熱停止までの時間をある程度伸ばしてくれます。何時間でも撮りっぱなしにできるほどの冷却性能はないものの、コンパクトさと手軽さとのトレードオフですね。

本体もアルミ製で高級感があり、価格の安さに対して質感は良かったです。ファンの音も思ったより控えめなので、ミラーレス以外のアクションカムやスマホなどでも工夫次第で使いやすいと思います。

「熱停止させず少しでも長く撮影をしたい」という方にオススメのアクセサリーです。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。