4Gスマホのベストバイ。「au版 Galaxy Note10+ SCV45」2ヶ月使用レビュー!
- ライター:鹿
au Payの毎週10億円もらえるキャンペーンで購入した「Galaxy Note10+」を使って2ヶ月が経過しました。
パンチホール型のインカメラが特徴の6.8インチの大画面に、Sペンの小回りが利く使い勝手の良さから、現在メイン機として使っています。
カメラ性能も大幅に進化しており、広角+超広角+望遠に加えて深度測定用のToFカメラを搭載しています。
アクションカム顔負けの「スーパー手ブレ補正」など、欲しかった機能が詰まった理想のスマートフォンです。
本記事では、Galaxy Note 10+の外観やスペック、カメラ性能についてチェックしていきます。
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Galaxy Note 10+の外観・デザイン
前面には6.8インチ QHD+(3,040 x 1,440)解像度の有機ELディスプレイを搭載しています。アスペクト比は19:9と従来機種よりも縦長になっています。
実査に手に持ってみると、ベゼルの細さも相まって「まるで画面だけを持っている」ように錯覚します。大画面の割にはコンパクトな筐体で持ちやすくなっています。
特徴的なパンチホールデザイン。ここは賛否両論ありそうですが、個人的には大きなノッチよりも使っていてそこまで気になりません。
ステータスバーに黒帯を追加する設定もあるので、気になる方が一度試してみるといいかもしれません。
画面の左右を曲面にした「エッジディスプレイ」を採用しています。
スワイプ動作がスムーズに行える反面、片手操作をしたときに意図せずエッジに触れて誤動作が起きやすくなっています。
本体カラーは「オーラグロー」を選択しました。
光の反射によって虹色のグラデーションに変化する色味が非常に綺麗です。
写真で見るとかなり派手な色味に見えますが、実際はメタリックなブルーでクールな印象でした。
反射する光を見ていて楽しむもよし、ブラックやホワイトのシンプルなカラーも高級感があって良さそうです。
鏡面仕上げのためめちゃくちゃ顔が反射して写ります。おかげで何度も取り直しが発生しました…。
Sペンは本体カラーに合わせて色が異なります。
私は白ロムで本体を購入しましたが、Sペンが付属していないものを購入したのでネットで単品注文しました。
カメラ・レンズは広角+超広角+望遠に加えて、被写体深度測定用のToFレンズの4眼カメラの構成。カメラレンズのフレーム横にマイクが内蔵されています。
レンズは多少出っ張っていますが、サードパーティ製のケースを付けたら解消されました。ブラックのタイプを使っていますが、薄型で手に馴染むサイズで気に入っています。
背面中央にはGalaxyのロゴ。少し左下にはFelicaマークが印字されています。
おサイフケータイで端末をかざす時にセンサーの位置が下寄りなのが気になりました。
天面にはマイク、スピーカー、SIMトレイが並びます。スピーカーは小さなサイズながら「Dolby Atmos」搭載で迫力のある音を楽しめます。
底面には左から順にマイク、USB Type-Cポート、スピーカー、Sペン収納部分を配置。
今作からイヤホンジャックが廃止されて、Type-Cに接続するイヤホンが付属しています。
左側面にはボリュームボタンと電源ボタン。
一般的なAndroid製品と比べてボタン配置が左右逆になっているので、慣れるまで使いづらく感じるかもしれません。
私はスマホを左手で持って操作することが多いので、しばらく使っていたら徐々に慣れてきました。複数端末を使っている人は混乱してきますね。
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Galaxy Note 10+ SCV45のスペック
スペック表は公式サイトのスペックを参考にしています。
カラー | オーラグロー(au・楽天限定)、オーラブラック、オーラホワイト(ドコモ限定) |
---|---|
本体サイズ | 162.3mm×77.2mm×7.9mm |
重量 | 197g |
ディスプレイ | 約6.8インチ Dynamic AMOLED(有機EL) Infinity-O Display QHD+(3,040 x 1,440) 498ppi Gorilla Glass 6、パンチホール型、デュアルエッジスクリーン |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 855 オクタコア(1×2.8GHz + 3×2.4GHz + 4×1.7GHz) |
メモリ(RAM) | 12GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 256GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
アウトカメラ | 広角:1,200万画素(F1.5・F2.4)1/2.5型 26mm 超広角:1,600万画素(F2.2)1/3.1型 13mm 望遠:1,200万画素(F2.1)1/3.5型 52mm ToFカメラ:VGA(深度測定用) |
写真機能 | 光学2倍ズーム、AR機能、3D、ナイトモード、デュアルアパチャー(可変絞り機能)、ライブフォーカス(背景ぼかし)、インテリジェントカメラ(AIシーン認識) |
動画機能 | 光学式手ブレ補正(広角+望遠)、スーパー手ブレ補正、4K UHD(60fps・960fps)、HDR10+動画撮影、タイムラプス、ライブフォーカスビデオ、オーディオズーム |
インカメラ | 1,000万画素(F2.2)1/3.2型 |
スピーカー | ステレオスピーカー(Dolby Atmos対応) |
Sペン | 6軸センサー(ジャイロ・加速度)、Bluetoothシャッター対応、エアアクション、テキストエクスポート、画面オフメモ、4,096段階の筆圧感知、3.04g |
USB端子 | USB Type-C |
バッテリー容量 | 4,300mAh |
急速充電 | 最大45Wの急速充電に対応(QC2.0、AFC+USB PD 3.0) |
ワイヤレス充電 | Qi、Fast Wireless Charging 2.0、WPC+PMA |
ワイヤレスリバースチャージ | 対応 |
防水・防塵 | IP68 |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証(超音波指紋センサー式)、顔認識 |
対応周波数 | TD-LTE:Band 38/39/40/41/42 WCDMA:Band 1/5/6/12 GSM:850MHz / 900MHz / 1.8GHz / 1.9GHz |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
NFC | 対応 |
Felica / おサイフケータイ | 対応 |
テレビ(ワンセグ・フルセグ) | 非対応 |
Socは一世代前のSnapdragon 855 オクタコア、メモリ(RAM)は12GB、内蔵ストレージ(ROM)は512GBと、数年戦えそうな余裕のスペック。
外部ストレージはmicroSDXCに対応し、最大1TBまで容量を拡張することが可能です。
バッテリー容量は4,300mAhと大きく、最大45Wの超急速充電に対応しています。
ワイヤレス充電でNote 10+本体を充電したり、端末をワイヤレス充電機として使える「リバースチャージ」機能も搭載しています。
生体認証はディスプレイ指紋認証と顔認証に対応。
指紋認証の精度は他社よりも少し遅く、精度はまずまずといったところでしょうか。ここはHUAWEIなどのほうが優れているように感じます。
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Galaxy Note 10+のカメラ性能
Galaxy Note10+は、広角+超広角(0.5倍)+望遠(2倍)+ToF(被写体深度測定)レンズの合計4つのカメラを搭載しています。
AIで被写体を判別する「インテリジェントカメラ」により、あらゆるシーンに対応できる万能なカメラになっています。
人間の目のように様々な環境に合わせて絞り値を変える「デュアルアパチャー」、最適な構図で撮影できるようアシストしてくれる「ベストショット」など便利機能も豊富に搭載しています。
それでは背面のメインカメラで撮影した作例をご紹介します。撮影した写真の元画像はGoogleフォトにアップロードしています。
Galaxy Note10+は空が鮮やかに撮れる
細かい機能の紹介の前に、まずは通常の広角レンズで撮った写真を載せておきます。
Galaxyシリーズのカメラは、彩度高めのビビットな写りになる傾向があり、今回も映えを狙った色味になっています。
ちょっとやりすぎな気がするものの、個人的には空の色味が淡いよりも鮮やかに写っているほうが好みです。
1枚目のように夕暮れ時に撮るとインスタ映えしそうです。
シーンに応じて選べる3つのレンズ
都会のビル群や風景を写すときは、超広角レンズを使うとダイナミックな画角で撮影できます。
近くの被写体をより大きく、奥の被写体をより小さく写ります。歪み補正をオンにするとそこまで気になりません。
レンズによってピントの合う位置や色味が変わるため、3つの画角でどれが良いか撮り比べてみるのも楽しいです。
ズーム性能は光学2倍まで
画面上をピンチイン・アウトすると、右側にズーム倍率を変更するボタンが表示されます。
最大10倍までズームできますが、デジタルズームのためディティールは潰れてしまいます。
実際の写りがこちら。
デジタルズーム4倍までなら十分実用的な写りだと思います。それ以上ズームするとどうしても細部が潰れてしまいます。
最新のGalaxy S20では光学3倍、最大30倍デジタルズームに対応しているため、ズーム性能を重視する方はGalaxy S20を選んだほうが良いでしょう。
正直なところズーム性能に関しては、月まで撮れると謳っている「HUAWEI P30 Pro」のほうが高精細に写っていました。
接写撮影も優秀
標準レンズでピントが合うギリギリまで寄って接写してみました。ToFレンズのおかげなのか、背景ボケも自然で細部まで綺麗に撮れています。
食べ物は暖色寄りになる
食べ物を撮影すると暖色寄りの色味になり、彩度・コントラスト高めの「映える」写りになります。明るくノイズの少ない写りは非常に優秀です。
デフォルトの設定だと、メインの被写体にフォーカスして背景がボケるように写るため、お皿全体にピントが合わないことがありました。
暗所でもナイトモードで明るく綺麗に撮れる
暗所や夜間の撮影では、スマホで撮ったとは思えないほど綺麗に撮れています。白飛びや黒潰れが少なく、明るく鮮明な写りになりました。
街頭の少ない夜に撮影するときは「ナイトモード」で撮影しました。
シャッターを押してから撮影が終わるまでに5秒近く掛かりました。肉眼で見るよりも木々の緑や空の色を映し出しています。
Galaxy Note 10+のメリット
最後に、Galaxy Note 10+を使って感じたメリットをご紹介します。
- ■メリット
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- 大画面で高精細のディスプレイ
- 大容量のメモリとストレージ
- Sペンでスマホの使い道の幅が広がる
- エッジパネルでアプリやツールを素早く起動できる
- スピーカーの音質が非常に良い
- バッテリー持ちが良く、急速充電とワイヤレス充電に対応
- 動画の手ブレ補正+音質が素晴らしい
メリット1:大画面で高精細のディスプレイ
Galaxy Note10+は何と言っても発色の良い高精細な大画面が魅力的。
片手で収まるサイズに、一般的なスマホより一回り大きい6.8インチを搭載しています。
パンチホール型のベゼルレス設計により、画面の没入感を強く体験することができます。
ノッチ型と比べて非表示領域が小さく、動画視聴や電子書籍の閲覧も快適に行なえます。
メリット2:大容量のメモリとストレージ
スペック紹介でも触れましたが、最新モデルと肩を並べる12GBメモリと256GBの内蔵ストレージで長く使えると思います。
ゲームアプリ、Googleマップ、ブラウザなど重たいアプリを同時に複数立ち上げても、バックグラウンドでタスクキルされることがなく非常に快適なパフォーマンスを実現しています。
内蔵ストレージも従来機の2倍の256GBになり、音楽や動画データもたくさんダウンロードしてもまだまだ余裕があります。
最大1TBのmicroSDXCにも対応しているので、容量不足に悩まされる心配がありません。
メリット3:Sペンでスマホの使い道の幅が広がる
Galaxy Note10+に搭載されたSペンはジェスチャー動作が使える「エアコマンド」に対応しています。
カメラやブラウザを起動中に、Sペンを取り出して空中で動かすと、画面に触れずに操作が行えます。
画面ロック中にSペンを取り出すとそのまま手書きメモができたり、範囲指定した画面キャプチャを撮ったり便利な機能が使えます。
メリット4:エッジパネルでアプリやツールを素早く起動できる
右側面から中央に向かってスワイプすると、アプリのショートカットや便利ツールを起動できる「エッジパネル」が便利でした。
よく使うアプリや機能が集約されていて、Galaxy Storeで配布されている機能を後から追加することができます。
メリット5:スピーカーの音質が非常に良い
想像以上にスピーカーの音質が良く、音の広がりが立体的に聴こえます。
お風呂タイムで音楽やYouTubeを再生しても、声が聞きやすいのが予想外に良かったです。
画面の大きさと相まって、Amazonプライムビデオを視聴すると没頭できます。アニメ・ドラマ・映画を観るのが好きな人にはぜひ試してもらいたいです。
メリット6:バッテリー持ちがそこそこ良く、急速充電にも対応
バッテリー持ちは容量の割には若干早く感じるものの、ライトな使い方だと1日半~2日は持ってくれます。
カメラを使ったりマップを立ち上げると、みるみる減っていきます。モバイルバッテリーがないと不安になります。
解像度が高く画面サイズも大きいのため仕方ないですが、画面を長時間付けっぱなしだと減りが早くなります。
スリープ時やテザリング時では非常にバッテリー持ちが良かったです。
USB PDによる急速充電に対応しているので、出かける前に充電を忘れても短時間で50%以上チャージすることが可能です。
メリット7:動画の手ブレ補正+音質が素晴らしい
Galaxy Note10+は動画の手ブレ補正が非常に優秀です。
上の動画は、片手持ちで撮影を意識せず適当に歩きながら撮っていますが、ジンバルに載せたようにブレの少ない滑らかな映像が撮れています。
音質も内蔵マイクにしては悪くないレベルだと思います。
今まではGoProやOSMO Pocketなどの小型カメラを使ってVLOG素材を撮っていましたが、スマホだけで十分かもしれません。
Galaxy Note10+のデメリット
良いところが多くて気に入ってるものの、使っていてちょっとイマイチだなと感じたこともありました。
- ■デメリット
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- ボリュームボタン、電源ボタンが左側にある
- サイズが大きく重いため片手操作は厳しい
- エッジディスプレイで誤動作をすることがある
- ディスプレイ指紋認証が使いづらい
- イヤホンジャック非搭載
デメリット1:ボリュームボタン、電源ボタンが左側にある
Galaxy Note10+は電源ボタンが左にあるので、右手で持って操作している時に電源ボタンが押しづらく感じます。
人差し指を伸ばして操作できるものの、持ち方が不安定で落としそうになります。
デメリット2:サイズが大きく重いため片手操作は厳しい
大画面の弊害として片手操作がほぼ不可能になります。指の届く範囲がかなり限定的になり、基本的には指やSペンを使って両手操作になるサイズです。
私は落下防止のストラップを手首に通して使用しています。こうすることで、指の届く範囲も大幅に広がって使いやすくなります。
上の写真のような持ち方をすると、指の腹でエッジ部分に触れてしまい誤動作の原因に繋がります。文字入力やスワイプによるバックを有効にしていると地味にストレスが溜まります。
デメリット3:ディスプレイ指紋認証が使いづらい
ディスプレイ指紋認証はカッコいいんですが、認証精度やスピードは従来のセンサー式のほうが安定感がありました。
ディスプレイが消えているときは、指を乗せるセンサーの位置が分からないため、一度画面を点灯させる手間が発生します。
ガラスフィルムとの相性も悪く、貼ると指紋認証が使えなくなるケースが非常に多いです。数少ない対応したフィルムでもUVライトを当てる難易度が高いものばかりでした。
Galaxy Note 10 plus フィルム 指紋対応可能 Alinsea Galaxy Note10 + フィルム Note 10 plus ガラスフィル...
デメリット4:イヤホンジャック非搭載
私はそれほど不便に感じていませんが、イヤホンジャックがないと困る人も多いのではないでしょうか。Bluetoothイヤホンを使ったり、Type-Cの変換コネクタを噛ませて有線イヤホンを使うことになります。
まとめ:これ1台で何でもこなせる優等生。大画面派は絶対オススメ!
Galaxy Note10+を2ヶ月メイン機として使ってみて、大画面の使いやすさとカメラの綺麗さは他社より一歩抜きん出た性能でした。
期待していたSペンは、思ったより使用頻度が少ないのは残念でした。それでも無いよりはあったほうが便利です。
ガジェット好きにはたまらない「全部入り」仕様に、細かな気配りを感じる便利機能、使っていて心地よい滑らかなカーブを描いたデザインなど、全部ひっくるめてこの機種が気に入りました。
まだまだ中古相場は高めですが、欲しい機能が詰まったGalaxy Note10+を買って私は満足しています。5Gがスタートしても、本格的にエリアが広がるまでは現役で戦えそうです。
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