さよならPHS!7年使ったワイモバイルのPHSを、第2世代iPhone SEに機種変更しました。
旧ウィルコムのPHS「WX11K」を契約したのが2014年1月。あれから7年が経過した、2021年1月にワイモバイルの公衆向けPHSサービスが終了します。
丸7年使い続けてきたPHSを卒業し、ワイモバイルの第2世代iPhone SEに一括0円で機種変更してきた話を思い出として残しておきます。
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3キャリアで通話定額が始まった2014年
今から7年前の2014年は、ドコモから「カケホーダイ&パケあえる」が登場した年。
かけ放題とデータ容量をシェアするプランには賛否両論があり、データ容量が少ない・独り身のユーザーは割高になる内容でした。
auからは「カケホとデジラ」、ソフトバンクからは「スマ放題」が登場し、3社横並びの料金プランとなりました。
当時は5分通話定額を選ぶことができず、時間無制限のプランしか無かったため基本料金が高額でした。
PHSとの2台持ちの方が安かった
PHSなら基本料金が子回線契約なら0円、かつ「だれとでも定額」に加入すると、10分以内の通話が月500回まで定額にくわえ、PHS同士なら時間無制限で掛け放題でした。
僕のPHSは基本使用料三年間無料、シェアプランの主回線でぶら下がっているワイモバイルのスマホ二台が500円引きなので実質無料だから契約している感じ。通話品質とか料金面で今更メリットはないからねぇ。
— とくめい (@tokumewi) July 29, 2016
何よりも、当時の契約プランだと基本料金が3年間無料になり、ワイモバイルのNexus5を2回線ぶら下げていたので、子回線が500円引きの実質0円のような契約状況でした。
旧ウィルコムには時間無制限の「スーパーだれとでも定額」も用意されていましたが、1回にそれほど長時間掛けることも無かったので通常のだれとでも定額を愛用していました。
筆者はそれほど電話を掛けるほうではありませんが、料金を気にしながら通話するのが嫌なので通話定額を愛用していました。
PHSは混雑や郊外に強い
長年PHSを使っていて思ったのは、PHSは人の少ない田舎に行っても繋がりやすいこと。
私が暮らす沖縄県でも一部地域は電波が入りづらく、ワイモバイルの回線では3G落ちになることもあります。
秘境駅とかでも旧ウィルコムのPHSがバリバリ電波入るの強い。どうなってるんだこいつ…。 pic.twitter.com/GNJDbMDuNa
— とくめい (@tokumewi) December 12, 2018
内地に行って秘境駅を通った青春18きっぷ旅でも、PHSはいつでも電波を掴んでいました。
都心の地下などたまに繋がりにくいエリアもありますが、私の行動範囲では大体カバーできていたので困ることが無かったです。
PHS向け料金プランの終了
時は過ぎて2018年4月、PHSの公衆向けサービスを2020年7月31日に終了することを発表しました。
PHS終了に合わせてこち亀とコラボした特設コンテンツ(現在はクローズ)が行われたり、PHSの思い出や歴史を振り返る企画をスタートしました。
新型コロナウイルス感染拡大により2021年1月に延期
その後、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、移行手続きが困難になっている事情などを受けて2021年1月31日まで延期しました。
ワイモバイルのPHS提供終了日が2020年7月31日から2021年1月31日に延期されました。6年使ったWX11Kで年を越せるのが嬉しい。未だに電話回線はこれ1本に集約してるので停波までに乗り換え先を決めなくては… pic.twitter.com/eWnIejofbt
— とくめい (@tokumewi) April 17, 2020
まさかPHSで「新型コロナウイルス」というの文字を見るとは夢にも思わなかった。
PHSからスマホへおトクに機種変更
「PHSからスマホへおトクに機種変更」はその名の通り、PHSからスマホへ機種変更すると特別価格で買い替えできるキャンペーンです。
ワイモバイルから指定された機種なら一括0円で機種変更ができました。
さらに、機種変更で発生する「事務手数料」やPHS向け料金プランの「契約解除料」、「スーパーだれとでも定額」のオプション料(月額1,100円)も0円という太っ腹なキャンペーンです。
ワイモバイルのスマホへ移行すると、電話番号もメールアドレスもそのまま引き継ぐことができます。
今ではキャリアメールを必要とする機会は少ないですが、貴重な@willcom.comドメインを捨てるのも惜しいので機種変更することに。
「わざわざ来店するのも面倒だし、オンラインで機種変更するか!」と専用サイトにアクセスすると、注釈で小さく
※ ウィルコム沖縄のPHSをご契約のお客さまはオンラインストアでの機種変更(契約変更)ができません。
ご変更やご相談は、お近くのワイモバイルショップで承っております。
とありました。残念ながら沖縄で契約した場合は来店が必須のようです。
サービス終了まであと30日、ようやくiPhoneへの機種変更を決める
PHSサービス終了まであと50日を切ったそうな。年内で変えるか来年に変えるか迷いどころ。もうこれ以上特典増えないだろうし、iPhone SE 第2世代 64GBの一括ゼロ円行くかな〜。 pic.twitter.com/gvT37vmDOq
— とくめい (@tokumewi) December 15, 2020
サービス終了日が近づくにつれて増え続けるダイレクトメール。
機種変更特典の一括0円機種に第2世代iPhone SEが追加され、ようやく機種変更をすることを決意しました。
そして迎えた2021年1月。サービス終了まで残り1ヶ月を切りました。
2014年に契約した旧ウィルコムのPHS「WX11K」が今月末で停波になるため、iPhone SE(第二世代) 64GBに機種変更してきた。
7年間で1度もトラブルなく使えたのはすごい。外装交換もしてないからボロボロだけど気に入ってます。
SMSも使えないし通話もあまりしないのでずっと残しておく必要は無かったけど pic.twitter.com/nNpVDLq9Xt— とくめい (@tokumewi) January 2, 2021
「30日後に死ぬPHS」というツイートを最後に、ショップへの来店予約をして翌日に機種変更してきました。
店内にはPHSサービス終了をお知らせするポスターがあり、同じようにPHSから乗り換えるユーザーが来店していました。
オンラインストアの機種変更申し込みも2021年1月15日(金)まで、1月末までに変更・解約手続きを行わないと自動的に解約となります。
まだ持っているPHSユーザーは早めに機種変更したほうが無難です。
予想よりも対応はスムーズに終わり、約1時間ほどで第2世代iPhone SEを受け取ることができました。カラーはホワイトを選択しました。
iPhoneを契約するのはiPhone 8以来なので久しぶりです。Face IDとノッチが気に食わないので、未だにホームボタンのあるiPhoneにこだわっています。
iPhoneへ機種変更後の料金プラン
今月分の請求額はPHSの日割り料金のみ、スマホ代は発生しないらしいので、一番データ容量の大きい「スマホベーシックプランR」を選択。
来月からは一番容量の小さい「スマホベーシックプランS」で運用予定です。
既にワイモバイルのスマホベーシックプランを契約中のため、家族割引が適用されて月550円の値引きを受け取ることができました。
契約月 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目~7ヶ月目 | 8ヶ月目~12ヶ月目 | 13ヶ月目以降 |
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基本使用料 | スマホベーシックプランR: |
スマホベーシックプランS:2,948円 | スマホベーシックプランS:2,948円 | スマホベーシックプランS:2,948円 |
高速データ容量 | 17GB (14GB+3GB増量) |
4GB (3GB+1GB増量) |
4GB (3GB+1GB増量) |
3GB |
通話オプション | スーパーだれとでも定額: 通話時間・回数無制限で国内通話が掛け放題 |
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新規割 | 0円 | -770円 | 0円 | 0円 |
家族割引 | 0円 | -550円 | -550円 | -550円 |
ユニバーサルサービス料 | 3円 | 3円 | 3円 | 3円 |
合計 | 3円 | 1,628円 | 2,398円 | 2,398円 |
まとめ
本当はPHSの最後を見届けたかったのですが、メインで使っている番号が無くなると困るので年明け早々に機種変更してきました。
PHSはSMS認証を使うことができず、通話定額を含めた料金プランが主流になった今では、PHSはもう必要ないかもしれません。
何だかんだ同じ機種(WX11K)を7年も使っていたので外装はボロボロです。画面には数々の擦り傷、本体の角は塗装が剥がれていますが、最後まで壊れず使い続けられたのは良かったです。
ありがとうPHS、そしてお疲れ様でした。