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【レビュー】Lenovo ThinkCentre M75q-1 Tiny:週末なら約3.2万円で買えるコスパ最高の小型デスクトップPC

メインで使っているデスクトップPCを買い替えました。これまで使っていたのは5年前に購入したASUSのデスクトップパソコン「K30AD-JP001S」です。

新しく購入したデスクトップPCは「ThinkCentre M75q-1 Tiny」です。

週末だと約3.2万円で手に入るコスパの良さと、メモリやSSDなどを簡単に増設できるメンテナンス性の高さから一部界隈で人気になっています。

2020/08/09追記:再び最小構成で購入できるようになりました!

本記事ではLenovo ThinkCentre M75q-1 Tinyの開封と、ベンチマークテストの測定結果を載せています。

ThinkCentre M75q-1 Tiny バイヤーズ・ガイド

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デスクトップPC買い替えのきっかけ

昨年頃からPCの不調が見え始め、時たまにディスプレイにブロックノイズやブルースクリーンエラーを吐くようになり、次の買い替え先を何となく探していました。

「さ、再起動すれば何とか動くし…!」と騙し騙し使っていましたが、完全に壊れる前に移行しないと大事なデータが吹き飛ぶ可能性が出てきます。

初めて手にした6万円のパソコンを5年以上使っていましたが、購入後にメモリやSSDを増設していたのでスペック不足は感じなかったです。買い替え後も同じくらいの性能があれば十分かなと。

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Lenovo ThinkCentre M75q-1 Tinyの外観・デザイン

2020年3月27日(金)に注文し、4月11日(月)に届きました。注文から到着まで2週間近く掛かっているので、即納で欲しい人にはオススメ出来ません。

こちらがThinkCentre M75q-1 Tinyの外観。
Lenovoらしい無骨なデザインで、赤のラインが良いアクセントになっています。ゴルフボールくらいの横幅で非常に薄く作られています。

前面には、マイク入力、ヘッドホン出力、USB-C(USB 3.1 Gen1)、USB-A(USB 3.1)が並びます。

背面はインターフェースがずらりと並びます。
左から順に電源ポート、Display Port、USB-A(USB 3.1)、HDMI、USB-A(USB 2.0)×3、Ethernet端子です。

中央にあるネジ1本を外すと内部にアクセスが可能で、メモリやSSDを簡単に交換することができます。

横に倒すとこんな感じ。サイズ感が伝わりづらいので最近購入した「HUAWEI P30 Pro」を上に置くと、めちゃくちゃ小さいのがお分かり頂けるでしょうか。

今まで使っていたミドルタワー型のデスクトップと比べるとこんな感じ。まるで親子のようなサイズ。

これだけ小さいと、デスクの置き場所に悩まされる心配もありません。

モニター台座の下に設置したり、別途オプションパーツを購入してモニター背面に取り付ることも出来ます。

電源アダプタも65W出力のもので小さいですが、ケーブルがミッキー型なので少々取り回しづらい印象。端子はLenovoでお馴染みの平型タイプ。

左上にはRyzen PROのシール、右側にはLenovoのロゴが彫り込まれています。

裏面は大きめの給気口が空いています。こちらを下にして設置してもいいように四隅にゴム足が付いています。

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価格.com限定モデルが週末限定で3.2万円に大幅値引

今回購入したのはLenovoの公式ページからではなく、価格.com限定モデル限定の「ThinkCentre M75q-1 Tiny:価格.com限定 パフォーマンス」を選びました。

価格.com限定モデルは「エントリー」「スタンダード」「パフォーマンス」から選ぶことができ、パフォーマンスモデルをベースに、最小構成にカスタマイズすることで平日だと税込35,090円、休日だと税込32,120円となります。

一言でいうと「プロセッサー単体の価格でメーカー保証付きのPC本体が付いてくる」というとんでもないコスパの製品です。自作するよりも安いので、私のような詳しくない人はベストな選択肢かと。

楽天リーベイツ経由でポイントバックも

さらに、楽天リーベイツを経由してLenovoのサイトから申し込むと、5%~20%(時期によって異なる)の楽天ポイントが還元されます。

私が購入したときは20%還元だったので、来月に6,424Pが還元予定になっています。つまりThinkCentre M75q-1 Tinyが実質25,696円で買えたことになります。

購入方法は価格.comの口コミを参考にしました。

楽天リーベイツ経由で申し込むと価格.com限定モデルが表示されないので、一度価格.comのモデルで見積もりをとってからリーベイツを踏んで申し込むと確実です。

最小構成で購入する場合のカスタマイズ

私と同じ最小構成にする場合、カスタマイズする構成は以下の通り。

カスタマイズ前 カスタマイズ後 変更価格
M.2 ストレージ・カード 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) 128GB M.2 2242 NVMe または 1TB HDD -12,100円
キーボード USB フルサイズ キーボード – 日本語 キーボードなし -2,200円
マウス USB Calliopeマウス ブラック マウスなし -1,100円
バーティカルスタンド バーティカルスタンド なし -1,100円
ツールレス (オープンシャーシ) ツールレス (オープンシャーシ) なし -1,100円

メモリやストレージは自分で増設することもできるため、最小構成のSSD 128GBかHDD 1TBを選択します。

キーボードやマウスは純正ではなくAmazonなどで自分にあったモデルを選んだほうが使いやすいかと。本体を縦置きしたいときは、バーティカルスタンドは入れておきましょう。

ツールレス (オープンシャーシ)は手回しで付け外しができるネジのこと。もし買うならアイネックス ハンドルネジインチのほうがオススメ。

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この構成で平日だと税込35,090円、休日だと税込32,120円となります。ここから必要に応じて適宜カスタマイズしていきましょう。

あると便利な無線LAN・Bluetooth、映像出力ポートを追加

カスタマイズ前 カスタマイズ後 価格差
ワイヤレスLAN / Bluetooth なし インテル Wireless-AC 9260 + Bluetooth +4,400円
Display Port シリアルポートx1 (背面) DisplayPort (オプション) +1,100円
VGA なし VGA ポート +2,200円
HDMI なし HDMIポート +1,100円

無線LANやBluetoothに接続したい場合、インテル Wireless-AC 9260 + Bluetoothを追加すると利用できるようになります。

映像出力端子は標準でDisplay PortとHDMI端子があるため、3画面以上で利用したりVGA端子が必要なときは追加しておきましょう。

ThinkCentre M75q-1 Tiny 価格.com限定モデルのスペック

というわけで、最終的に私が選んだ最小構成が以下の通り。「Eクーポン適用で-80,080円引き」という意味が分からないくらい割引されています。

初期導入OS Windows 10 Home 64bit
プロセッサー AMD Ryzen 5 Pro 3400GE (3.30GHz, 2MB)
メモリー(RAM) 8GB PC4-21300 SODIMM(最大32GB)
ストレージ SSD 128GB M.2 2242 NVMe
インターフェイス ■前面
  • USB-A(USB3.1)
  • USB-C×1
  • マイク入力
  • ヘッドホン出力

■背面

  • 電源入力
  • Display Port×1
  • USB-A(3.1)×1
  • USB-A(2.0)×3
  • HDMI×1
  • Ethernet
電源アダプター 65W ACアダプター
  • ※別売りの90Wまたは135Wの電源アダプタに変えるとパフォーマンスアップ
スピーカー 内部モノラルスピーカー (1.5W)
Office なし

この構成でもブログを書いたり、YouTubeで動画視聴をするなどライトな使い方なら十分な性能を持っています。試しにPhotoshopやテキストエディタも同時に立ち上げてもサクサク動作しています。

AMDというプロセッサーを初めて使いましたが、以前使っていたIntel Core-i7 4790Kと比べてもそれほど差を感じません。むしろグラフィック性能はRyzenのほうが上に感じます。

動画編集ソフトの「Davinci Resolve」は流石にパワー不足でした。タイムラインの操作や動画のプレビューで引っかかりを感じます。

ベンチマークテストの計測結果

各種ベンチマークテストの計測結果がこちら。最小構成からメモリやSSDを追加しているので多少数値は変わっているものの、予想していたよりも基本性能が高かったです。

CINEBENCHの測定結果「1,522」
WINSCORESHAREの測定結果「6.3」
ドラゴンクエストX(HD画質)の測定結果「10,615(すごく快適)」
ファイナルファンタジー14(HD画質)の測定結果「2,785(やや快適)」

測定最中はファンがそこそこ回りますが、思っていたほどうるさく感じなかったです。

グラフィック性能が弱いと言われていますが、電源アダプタが65Wのため意図的にパワーを下げているんだとか。別途純正品の135Wを利用すると性能がパワーアップするそうです。

メモリやSSDを自分で増設する方法

メモリはグラフィックに2GB使われるそうなので、標準の8GBから16GBを追加して合計24GB、SSDは128GBだと物足りないので別途1TBのSSDを追加しました。

正直なところSSDについてはあまりいい口コミがなく、適当に選んだので別の製品を購入したほうが良かったかもしれません。まぁ正常に使えているので良しとしましょう。

内部にアクセスするには裏面にある中央のネジを外すだけ。外した時点でメーカー保証が切れるので、もしやるときは自己責任でお願いします。

追記:「Thinkシリーズに限っては分解しても保証が切れない」とレノボのサポートで確認済とのことでした。お詫びして訂正いたします。

ネジを外して蓋を横にスライドすると簡単に開きました。

上の2.5インチブラケットを開き、巻かれているテープを取り外してください。このときフレキシブルケーブルが千切れないように細心の注意を払います。

SSDを端子の向きに気をつけながらセットします。M.2 SSDを使うときはケースの裏面にあります。

背面を開くとこんな感じ。上部にM.2 SSDが装着されており、右下にメモリが搭載されています。

標準で8GBのメモリが搭載しており、残り1スロットが空いています。ここに今回購入した16GBのメモリを追加します。こちらも裏表に気をつけて右から左に差し込みます。

取り出すときはツメの部分を左右に引っ張ると上に飛び出します。

まとめ:遊びがいのあるコスパ最強の小型デスクトップPC

ThinkCentre M75q-1 Tinyは、コンパクトな筐体からは想像がつかないほど性能が高く、事務作業やネットのブラウジングなどで不満なく使えています。設置場所を選ばないコンパクトな本体、ファンの静音性などからリビングに設置して使用するのも良さそうです。

用途に合わせてメモリやSSDなどの増設・換装をすればそこそこ使える性能にアップグレードも可能です。価格の安さだけに注目を集めていますが、自分好みにカスタマイズする楽しさも兼ね備えたモデルです。

久しぶりにいい買い物をしたと思える「 #はぁ〜また買っちゃった 」ですね!

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