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【ワーストバイガジェット2020】自分の用途に合わなかったジンバル「ZHIYUN CRANE M2」

この記事は私が主催する「今年のワーストバイガジェット Advent Calendar 2020」の20日目の記事です。

今年も色々なガジェットを購入してきましたが、思い返すと今年はカメラ関連のグッズ購入が多かったように思えます。

人生初のミラーレスカメラ「FUJIFILM X-S10」を購入したり、お出かけ用の動画撮影用に「DJI Pocket 2」などカメラ環境を大きく買い替えました。

そんな中でも特にイマイチだったものを決める企画がワーストバイガジェットです。

魅力的な商品を紹介する一方で、あえて不満が残ったものや手放してしまった製品を紹介しています。

昨年は安いという理由だけで買った「OPPO R17 Neo」でした。Color OSのクセが強くなかなか癖者で使わなくなり、今では速度測定用の端末として活躍しています。

今年は悩みましたが、電動三軸ジンバルの「ZHIYUN CRANE M2」が個人的に惜しいなと思えるモノでした。

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ZHIYUN CRANE M2を購入した経緯

そもそもジンバルを欲しくなったのは、昨今のVLOGブームがきっかけです。

休日にお出かけの予定があるときは、思い出を残すためにもなるべく動画を撮るように意識した1年でした。他の人が撮影したYouTuberの映像を見ると、ジンバルを使ったぬるぬる動く映像がたくさん出てきます。

手振れが少ないとワンランク上の映像に見えますし、視聴していて酔いにくいのもいいなと思ってジンバルの購入を検討しました。

今までスマホ向けのジンバルはいくつか購入していましたが、コンデジやミラーレス機が載せられるものは持っていません。

なるべく小型軽量なものを探した結果、今回購入した「ZHIYUN CRANE M2」がちょうどいいスペックだったので、フリマアプリから購入しました。

動画やブログのレビューも多数揃っていたので、前評判は知っていての購入です。

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ZHIYUN CRANE M2のイマイチだったポイント

ZHIYUN CRANE M2は、ミラーレスも使えるジンバルの中では小型軽量で、多くのメーカーに対応したジンバルで優秀だと思います。

重厚感のある質感やビルドクオリティも高く、「これから本格的な動画撮影をするぞ〜〜!!」と張り切っていたのですが…。

実際に外で使ってみると、想像していたものとは違って「これは自分の用途に合わなかったな…。」と感じました。せっかく買ったのにほとんど持ち出すことはなく、今では家の押し入れの中で眠っています。

  1. 普段持ち運ぶには大きく重たい
  2. ジンバルのセットアップが面倒臭い
  3. ジンバルのつけ外しに時間が掛かる

普段持ち運ぶには大きく重たい

第一に感じたのは、ジンバルを付けた事によるサイズや重量の増加です。

コンデジで使用することを想定して購入しましたが、ジンバル+カメラの組み合わせだと、ここまで大掛かりのセットは要らなかったなと思います。

ジンバル単体で持ったときは気にならないものの、コンデジを載せて使うと徐々に腕がプルプルしてきます。コンデジはポケットに入るサイズが魅力なのに、ジンバルにセットしてしまうとせっかく小型のカメラを使っている意味がなくなります。

ジンバルを使って撮影していると、サイズが大きいので街中では周囲の目が気になります。

この点に関しては正直どのジンバルにも言えることなので、特段CRANE M2が悪いわけではない点はご了承ください。

ジンバルのセットアップが面倒臭い・つけ外しに時間が掛かる

これまで使っていたスマホ用のジンバルは、多少左右のバランスを調整してスマホをホルダーに挟み込むだけですぐに使い始められました。

一方で、CRANE M2では専用の固定プレートをカメラに取り付け、ジンバルのロックを全て解除してからプレートとジンバルをバランスを見ながら調整します。


公式のチュートリアルを見てもわかるように、慣れた人でもセットアップに1分以上掛かっています。不器用な私はネジを閉めた時にバランスが崩れて2分以上かかることも多いです。

シネマティックなVLOGを撮る人など、1つの”作品”として映像にこだわる人なら付けっぱなしで問題ないと思いますが、短い動画をたくさん撮るような用途だと付け外しが億劫に感じてしまいました。

SMALLRIGから出ているアルカスイス互換プレート対応のオプションパーツを購入することも考えましたが、アルカスイス互換の三脚などを持っていません。

結局これを使うためにパーツを買い揃えるのもなと思い、追加購入するのはやめておきました。

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気軽にVLOG撮るならスマホやDJI Pocket 2でよくね?

という結論に至りました。

私が撮りたいのは日常の記録であって、プロのような本格的な撮影ではないです。手振れのない映像を撮りたいなら、手ぶれ補正が優秀なスマホでも十分綺麗な映像が撮れます。

撮れる画質と手間を天秤にかけた結果、3軸ジンバル搭載の「DJI Pocket 2」を使う方がちょうどいいと思います。

手のひらに収まるサイズ、117gという圧倒的な軽さなのに撮れる映像は想像以上に綺麗で良かったです。ミラーレスやコンデジが使えるジンバルは、普段から持ち運んで使うにはちょっとハードルが高かったです。

少なくとも重量制限が厳しいLCCを使った旅では、まず持っていく候補から外れます。スーツケースを使っていたり、パソコンを持っていかない装備なら何とか使えそうですが…。

まとめ

せっかく買ったので使おうと努力しましたが、使い始めるまでの手間が掛かるという理由で徐々に使わなくなりました。

勘違いしないでもらいたいのは、ジンバルとしての性能に不満があったわけではありません。求めていたぬるぬるの映像は撮れるようになり、撮影モードや操作性も悪くなかったです

この失敗をしたおかげで、ガジェットを買うときはサイズや軽さに加えて実際の使用シーンを想定してから選ぶようになりました。

でもまぁ、ジンバル自体は試してみたかったので、今後選ぶときには今回の反省を活かして購入したいですね。

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