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【レビュー】FUJIFILM X-S10に合わせた単焦点レンズ「XC35mm F2」を買いました。

FUJIFILM X-S10を購入してミラーレス一眼童貞を卒業した私ですが、一緒に購入したキットレンズの「XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」の写りに不満が出てきました。

もっと背景がボケて明るいレンズが欲しくなり、単焦点レンズの「XC35mm F2」を追加購入しました。安価で質感もチープですが、撮れる画質は一級品でした。

私のようにカメラ初心者の方が、入門として買う単焦点レンズとしてオススメです。

FUJIFILM 単焦点レンズ XC35MMF2

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キットレンズに不満が出てきたので単焦点レンズが欲しい

X-S10のボディと合わせて購入したキットレンズの「XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」。

このレンズはF値が3.5スタートなので暗く、背景ボケを出すには被写体に近づいて接写、もしくは望遠側で撮影する必要があります。せっかくミラーレス一眼を買ったなら背景ボケのキレイな写真が撮りたいですよね。

背景のボケ感を重視する人は、ズームレンズよりも単焦点レンズのほうがオススメです。

単焦点レンズとは、焦点距離(画角)が変えられない(ズームできない)レンズのこと。単焦点レンズはズームレンズに比べてF値が小さいため、その分ボケの効果も期待できます。

神レンズとも名高い「XF35mm F1.4 R」

「それなら良い単焦点レンズがあるよ!」と紹介されていたのが、FUJIFILMユーザーから神レンズとも名高い「XF35mm F1.4 R」でした。

確かにF値1.4だと明るくボケのある写真が楽しめそうですが、予算の都合で今は購入に踏み切れなかったです。

作例を見るとふんわりとしたボケ感などが良かったので、いつか購入することになりそうですが、現状はもう少し安くて扱いやすいサイズだと嬉しい…。

より安価で手に入れやすい「XC35mm F2」を購入

と思ってたら、同じ焦点距離で安価な「XC35mm F2」というレンズを見つけました。

XC35mm F2 XF35mm F2 R WR XF35mm F1.4 R
発売日 2020年2月27日(木) 2015年11月19日(木) 2012年2月18日(火)
メーカー公称価格 26,950円 48,950円 70,950円(1万CB)
レンズ構成 6群9枚
(非球面レンズ2枚)
6群9枚
(非球面レンズ2枚)
6群8枚
(非球面レンズ1枚)
焦点距離・画角 f=35mm (35mm判換算:53mm相当) 44.2°
最大口径比(開放絞り) F2 F2 F1.4
最小絞り F16
絞り形式 羽根枚数:9枚(円形絞り)
ステップ段数:1/3ステップ(全19段)
羽根枚数:9枚(円形絞り)
ステップ段数:1/3ステップ(全19段)
羽根枚数:7枚(円形絞り)
ステップ段差:1/3ステップ(全22段)
撮影距離範囲 35cm – ∞ 35cm – ∞ 標準:0.8m~∞
マクロ:28cm~2m
フィルター経 ø43mm ø43mm ø52mm
最大撮影倍率 0.14倍 0.135倍 0.17倍
サイズ ø58.4mm x 46.5mm ø60.0mm x 45.9mm ø65.0mm × 50.4mm
重量 約130g 約170g 187g
同梱品
  • レンズキャップ:FLCP-43
  • レンズキャップ:FLCP-43
  • レンズリアキャップ:RLCP-001
  • レンズフード
  • ラッピングクロス
  • レンズキャップ:FLCP-52
  • メタルレンズフード
  • レンズフードキャップ

上位モデルの「XF35mm F2 R WR」と比べて、外装を樹脂製にして、絞りリングと防塵・防滴性能を無くした廉価版となるモデルです。内部のレンズ設計は同じということは、キレの良い描写力やAF性能はどちらも同じということです。

これなら販売価格も2万円台と安く、追加の1本として持っても損はしないはず。そう思ってヤフーショッピングで状態の良い中古品を購入し、ポイント還元で実質約17,000円ほどで手に入りました。

これでコンパクトなズームレンズ「XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」と、単焦点レンズ「XC35mm F2」の2台持ちになりました。

私のポリシーでは大きくて重たいレンズは持ち運ばなくなることが分かっていたので、なるべく小さくて軽いのは正義だと思っています。

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「XC35mm F2」の外観

注文してから待つこと1週間、ようやく手元に「XC35mm F2」のレンズが届きました!

化粧箱の天面には「FUJIFILM」のロゴ。

側面には型番の「XC35mm F2」という文字がドドンと。黒一色の無骨さがワイルドでかっこいいですね。

箱の中には説明書とレンズのみ入っていました。箱のサイズに対してレンズがとても小さく見えます。

こちらが「XC35mm F2」のレンズです。サイズはø58.4mm x 46.5mm、フィルター経は43mmということでコンパクトな部類のレンズです。

外装は樹脂製で高級感はありません。その分重量が130gとめちゃくちゃ軽いです。私のように少しでも荷物を軽くしたい人にはぴったりだと思います。

手に持ってみるとどれだけ小さいか分かるはず。桃屋の「ごはんですよ」の瓶に近いサイズでした(伝われ)

ボディキャップはプラスチックの簡易的なもの。

レンズキャップを外した様子。

中古品を購入した割には傷や汚れもなく、新品同様のものが届いて満足です。

FUJIFILM X-S10に取り付けてみた様子。レンズ自体が小型なので、小型のボディによく似合います。

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「XC35mm F2」の作例

いくつか写真を撮ってきたので作例として載せておきます。設定はほぼオートのJPG撮って出しで撮影しています。※随時更新予定

元画像はGoogleフォトにアップロードしています。

植物・花の写真

ƒ/2.2 1/105 35mm ISO160
ƒ/2.8 1/180 35mm ISO320
ƒ/2.2 1/160 35mm ISO320
ƒ/2.2 1/140 35mm ISO320

花屋で撮った写真。35mmという画角は屋外で風景を撮影したり、ポートレート写真にちょうどいい広さです。肝心の写りは拡大しても細部まで潰れず、接写にするとボケ感がいい感じに出ています。

喫茶店で飯テロ写真

ƒ/2 1/75 35mm ISO80
ƒ/2.2 1/105 35mm ISO320

コメダ珈琲の店内で撮影したところ、明るさを元に戻すことを忘れて暗い写真になってしまいました。

ƒ/2 1/13 35mm ISO80

友人に撮ってもらった1枚。テーブル越しに料理や人物を撮るときは、少し後ろに引いて撮らないと顔が大きく写ります。

ƒ/2.8 1/13 35mm ISO80
ƒ/2 1/17 35mm ISO80

料理全体を写すより、被写体に寄って大きくぼかしたほうが”それっぽい”写真に仕上がります。ほんとは料理全体にピントを合わせたかったのですが、設定がうまくいかず…。

水族館

2020年5月にオープンした「DMMかりゆし水族館」で色々撮ってきました。屋内かつ足元が暗い場所も多いなか(個人的に)結構良い写真が撮れました。

ƒ/2 1/105 35mm ISO400
ƒ/2 1/40 35mm ISO3200
ƒ/2 1/105 35mm ISO2500
ƒ/2 1/105 35mm ISO5000
ƒ/2 1/85 35mm ISO6400
ƒ/2 1/105 35mm ISO5000
ƒ/2.2 1/120 35mm ISO320

この他にも載せていない写真をGoogleフォトに共有しています。良ければチェックしてみてください。

まとめ:使ってみた感想

FUJIFILMの単焦点レンズ「XC35mm F2」についてご紹介しました。

使ってみた感想をざっくりまとめると「とにかく安くて軽くて扱いやすく、初心者でも手を出しやすいレンズ」です。吉野家の「安い・速い・うまい」のように、レンズの価格が「安く」、AF性能が「速い」、ボケ感が「うまい」の3拍子揃ったレンズだと感じました。

欠点はレンズの質感が安っぽいこと。見た目にもこだわりたい方や、絞りリングや防塵・防滴性能が欲しい方には上位モデルのXF35mmの方をオススメしたいです。

FUJIFILM 単焦点レンズ XC35MMF2

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