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タッチパッド付きの折りたたみ式Bluetoothキーボード「iClever IC-BK08」レビュー。

モバイル向け充電器やBluetooth製品を多数取り扱うiClever様より、タッチパッド付きの折りたたみ式Bluetoothキーボード「IC-BK08」をご提供頂けたので早速レビューしていきます。

ポケットに入る薄くて小さいBluetoothキーボードはいくつか使ってきましたが、今回の商品はWiindowsやAndroid端末で使えるタッチパネル付きのモデル。スマホやタブレットをノートPCのように使ってみたい方にオススメです。

■メリット
  • ヒンジや筐体がしっかりとした造りで頑丈
  • タッチパッドでマウス操作が可能
  • 薄型軽量で持ち運びやすい
  • 開閉に応じて自動で電源がオン・オフを切り替えられる
  • ストッパー付きで打鍵中にぐらつきが少ない
  • バッテリーが長持ちする(フル充電で約60時間)
  • マルチペアリングに対応
  • 18ヶ月の品質保証付き
■デメリット
  • アルミボディは傷が付きやすい(他のものを傷つけやすい)
  • タッチパッドの指すべりがイマイチ
  • Enterキー周りの配列が特殊(変態配列)、キーが小さい

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開封・外観チェック

箱はいつもの簡易包装。キーボード本体は専用のポーチに入っていました。

内容物はBluetoothキーボード本体、説明書と充電用microUSBケーブル。

取扱説明書は日本語対応。ペアリングの方法や各キーの機能などが解説されています。

専用ポーチはキーボードに合わせてぴったりサイズで作られています。アルミ素材なのでキーボード本体や他の機器を傷付ける心配があるため、持ち運ぶ際はこれに入れておくと安心です。

折りたたんだ状態の時はEC Technologyの折りたたみ式Bluetoothキーボードとそっくりです。アルミボディはサラサラとしていて触り心地も良好。

手で持ってみるとこのくらいのサイズ感。大きめのスマホ(iPhone 8 Plusより少し大きい)を持っている感覚で持ち運べます。コンパクトで軽くカバンのポケットなどにすっぽり収まります。

ヒンジ部分も動きに引っかかりがなくスムーズに開閉できます。
ヒンジの上下にはゴム足が付いているので、打鍵中に擦れて傷がつく心配もありません。

側面上部には充電用のmicroUSBポート。2時間ほどでフル充電になり、約60時間連続使用ができるらしいのでバッテリー持ちはかなり良さそう。まだ届いてから充電切れは起きていません。

もし充電が切れたとしても、モバイルバッテリーなどで充電しながら使うこともできます。

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キーボードの配列・打鍵感は良好

電源はキーボードを開くことで自動的にONになります。キー配列はUSキーボードでした。

キーボードはパンタグラフ式で薄型のノートパソコンによくある「ペチペチ」という音がするタイプ。キーの跳ね返りも心地よく、このサイズのキーボードにしては打ち心地も悪くありません。キーピッチはEnterキー周りが窮屈ですが、慣れたらタッチタイピングも可能です。

オレンジの印字はローマ字入力時にShiftと同時押しした場合のキー配列。カギ括弧(「」)の入力が絶望的にやりづらいので、日本語で「かっこ」と入力して変換しています。

折り畳んだときに見えていた黒いパーツはガタツキ防止のスタンド。爪を引っ掛けて平らな場所に置けばたわむこともなく安定しています。逆に膝上など不安定な場所ではキーボードが曲がってしまって使えません。

構造上ヒンジ部分が高くなっているので立てておかないとctrlやaltキーを押すときに左右にガタついてしまうので、使用するときは立てておきましょう。これを立てておくと少々雑にキーボードを叩いても動いたりずれたりする心配がないです。

Bluetoothキーボードをペアリングするときは、Fn+Cを同時押ししてLEDランプを点灯させます。マルチペアリングに対応しており、最大3台までペアリング可能。

接続する端末のBluetoothをオンにして「iClever IC-BK08」をタップすると接続完了です。カバンから取り出して、キーボードを開き、Bluetoothをオンにして接続するまで1分も掛かりません。

OS別にショートカットを変更することも可能。Fn+QでAndroid、Fn+WでWindows、Fn+EでiOSに切り替えます。OSを切り替えるとキーの一段目の機能がF1~F12ではなく、検索やコピー&ペーストなどアプリケーション操作のキーに置き換わります。

構造上仕方ないことですが、キーボードを開いたときにヒンジ部分が指に当たります。左のAltキーは指を立ててそっと押す必要があり、小さなフラストレーションが溜まりました。

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トラックパッドは期待していたほど操作性が良くない

Android端末やPCと接続すると右側にあるトラックパッドでマウス操作ができます。日本指スクロールや1本指タップで左クリックなどのジェスチャー操作にも対応しています。

タッチパッドの上にあるキーは、Bluetooth機器の切替とタッチパッドのON/OFF切替、メール起動のショートカットキーになっていました。タッチパッドの切替はBackspaceキーの隣なので何度か誤ってOFFにして「あれ、反応しない?」と戸惑うことも。

ノートPCのトラックパッドと比べるとサイズが小さく、指すべりもあまり良くないので「無いよりはマシ」という感じでした。スマホやタブレットに触れることなく操作できるのは楽ちんですが、期待していたほど操作性が良いものではありません。

AndroidやWindowsタブレットと一緒に使いたいモバイルキーボード

iClever IC-BK08は、コンパクトでトラックパッド付きのBluetoothキーボードが欲しい方にオススメです。トラックパッド(マウス)に非対応のiPadで使うよりも、AndroidやWindowsタブレットで使うのがベストです。

別途マウスを用意する必要がなく、これ1つでキーボード入力とマウス操作が行えるのは便利です。ノートPCよりもコンパクトで機動性が高く、いつでもカバンからさっと取り出してすぐに接続できるのは、ちょっとしたスキマ時間に使いたい方に向いています。

アルミ素材の質感や剛性も十分で、モバイルキーボードとしてはかなりいい線を行ってる商品だと思います。開閉するときのヒンジのメカニカルな動きとかガジェット感あふれるので好きです。

個人的には以前紹介したスマホと一緒に持ち歩ける薄型軽量Bluetoothキーボード「iClever IC-BK06」のほうが打鍵感や携帯性が良かったです。

V字型の形状や中央のセパレートで一見打ちづらく見えますが、キーピッチやキー配列もノートパソコンに近く、慣れてくるとブラインドタッチも問題なくできます。

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