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Redmi Note 10 Pro レビュー:120Hz駆動ディスプレイと1億800万画素のカメラが魅力のミドルレンジスマホ

格安SIMのOCNモバイルONEとセット契約で10,300円で購入できた「Redmi Note10 Pro」をレビューしていきます。

タイトルにもある通り、リフレッシュレート120Hzの滑らかに動くディスプレイや、1億800万画素もあるカメラを搭載して34,800円というコスパの良さから、発売直後から売り切れが続出したミドルレンジスマホです。

届いてからしばらく使ってみて「これが3万円台で買えるスマホか…。」と驚くばかりです。

ハイエンドなCPUやおサイフケータイ、ワイヤレス充電は搭載されていないものの、日常使いでは特に不満のない性能で割と満足しています。

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Redmi Note 10 Proの外観・付属品をチェック

化粧箱は表裏の写真が印字されています。

箱の中身は本体や説明書以外にもACアダプタやUSB Type-Cケーブル、ケースや保護フィルムなどが一通り揃っています。

■付属品
  • Redmi Note 10 Pro 本体
  • ACアダプタ
  • USB Type-Cケーブル
  • SIM取り出しツール
  • ソフトケース
  • ユーザーガイド
  • 保証書
  • 画面保護シート(貼付済/試供品)

ケースはTPU素材の半透明タイプ。カメラレンズやUSB Type-Cポートも保護してくれます。

Redmi Note 10 Proに付属している充電器は最大33Wの急速充電に対応しています。

USB Type-Cケーブルも付属しているので、新たにアクセサリーを買わなくてもすぐ使い始められるのは嬉しいです。

120Hz対応の縦長ディスプレイ

こちらがRedmi Note 10 Pro本体です。

ディスプレイは6.67インチの有機ELを搭載。解像度はFHD+(2,400×1,080)でアスペクト比は20:9と縦に長い形状となっています。

リフレッシュレートは120Hzに対応しており、従来のディスプレイと比べてより滑らかな表示が行なえます。タッチサンプリングレートは240Hzでタッチの応答速度も速いです。

ノッチはなくパンチホール型で、1,600万画素のインカメラを搭載しています。サイズも小さめで目立ちにくいのも嬉しいポイント。

あ、そうそう。Xiaomiは中華製のAndroidスマートフォンですが、ファーウェイのようにGoogleサービスが規制されることなく使えます。

マットな触り心地の背面

背面はサラサラとしたマットな質感で、指紋や汚れが目立ちにくく好印象。オニキスグレーのみ光沢仕上げとなっています。

今回カラーは「グラディエントブロンズ」を選択しました。

背面カメラは4つ搭載しています。

構成は1億800万画素の広角カメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素の望遠接写カメラ、200万画素の深度センサーとなっています。

最近のスマホはカメラレンズの大型化が進んでいますが、ここまで主張の激しいカメラレンズは珍しいですね。

むしろここまで振り切ってると、逆にメカっぽさがあって男心をくすぐられてしまいます。

レンズが大きく飛び出しているので、背面を下にして置いたときにガダつくのが気になりました。

ガタツキ防止や傷防止という意味でも、付属のケースは付けておいたほうが良いと思います。

背面の下部にはRedmiのロゴと認証情報が印字されています。

光沢のある側面

右側面には音量ボタンと電源ボタン。

フレームは光沢感があり、安っぽさは皆無。とても3万円台で買える製品とは思えません。

指紋認証センサーは電源ボタンに搭載しています。

左側面にはSIMスロットを搭載。

2枚のnanoSIMと1枚のmicroSDカードを同時に使用できる「トリプルカードスロット」仕様になっています。

一般的なSIMフリースマホでは、microSDと排他仕様になっていることが多く、トリプルスロット対応は数少ない製品です。

天面には3.5mmイヤホンジャック、スピーカー、IRブラスターがあります。イヤホンジャックを使って有線イヤホンが使えるは地味にありがたいです。

オンライン会議などでイヤホンを使う場合、ワイヤレスイヤホンだと接続が面倒だったりバッテリー残量が気になりますが、有線で接続すれば安定して長時間使えます。

底面にはマイクとスピーカー、USB Type-Cポートがあります。

天面と底部にステレオスピーカーを搭載しているので、この価格帯のスマホにしては非常に音が良く感じました。

Redmi Note 10 Proのスペック

Redmi Note 10 Proのスペックは以下の通り。公式サイトの仕様から引用しています。

本体カラー グレイシャーブルー、グラディエントブロンズ、オニキスグレー
サイズ(高さ×幅×厚さ) 164mm×76.5mm×8.1mm
重量 193g
ディスプレイ
  • 6.67インチ AMOLED (有機EL) DotDisplay
  • 解像度:2,400 x 1,080 FHD+ 395 PPI
  • コントラスト比:4,500,000:1
  • 輝度:HBM 700 nit (typ)、1200 nit ピーク輝度 (typ)
  • DCI-P3 色域
  • 8ビットカラー
  • HDR 10
  • リフレッシュレート:120Hz
  • タッチサンプリングレート:240Hz
  • 読書モード 3.0
  • サンライトモード 2.0
  • SGS アイケアディスプレイ認証
  • SGS性能テスト済み:シームレスプロ
OS MIUI 12 (Android 11準拠)
CPU(SoC) Qualcomm® Snapdragon™ 732G
メモリ(RAM) 6GB
内蔵ストレージ(ROM) 128GB
外部ストレージ microSD・HC・XC対応(容量512GBまで)
リアカメラ
▼1億800万画素 広角カメラ
0.7μmピクセルサイズ、9-in-1 2.1μmのスーパーピクセル
1 /1.52インチセンサーサイズ
f/1.9
▼800万画素 超広角カメラ
FOV 118° f/2.2
▼500万画素 望遠接写カメラ
f/2.4 AF
▼200万画素 深度センサー
f/2.4
フロントカメラ
1600万画素 フロントカメラ
f/2.45
バッテリー容量 5,020mAh、33W急速充電対応
生体認証 指紋認証(物理式)、顔認証
SIMスロット nanoSIM×2(microSDと同時使用可能)
対応ネットワークバンド
  • 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
  • 4G:TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz)
  • 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
  • 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
Wi-Fi 2.4GHz/5GHz対応
Bluetooth Bluetooth 5.1
NFC 対応
Felica(おサイフケータイ) 非対応
オーディオ
  • デュアルスピーカー
  • 3.5mm イヤホンジャック
  • ハイレゾオーディオ認証
  • ハイレゾオーディオワイヤレス
センサー
  • 近接センサー
  • 360°光センサー
  • 加速度計
  • 電子コンパス
  • ジャイロスコープ
  • リニア振動モーター
  • IRブラスター
防滴、防塵 IP53

ベンチマークテスト結果

ベンチマークソフトの「Antutu Benchmark(v9.0.10-OB)」「GeekBench5」「3DMark(SLING SHOT EXTREME)」を使って、スコアを計測してみました。測定結果は以下の通り。

Antutu Benchmark
GeekBench5
3DMark
Antutu Benchmark
(v9.0.10-OB)
GeekBench5 3DMark(SLING SHOT EXTREME)
354,751 シングルコア:557
マルチコア:1,705
2,734

Antutu Benchmarkの計測はバージョンによってスコアが異なります。調べてみたところ、v8よりも15%~20%程度スコアが上昇しているらしいです。

何度か計測すると30万点を下回ることもあったので、本体が熱くなってくるとパフォーマンスが落ちます。

ベンチマークソフトは端末に負荷を掛けるため、どの機種もある程度発熱します。計測中は本体がほんのり温かくなりますが、持てなくなるほど熱いわけではありません。

ゲーミング性能

アスファルト9をプレイ
PUBG Mobileをプレイ

そのほか、ゲームもいくつかプレイしてみましたが、やはりグラフィックが重たい3Dゲームは若干カクつきが発生します。

エフェクトを減らしたり、画質を低く設定するとスムーズに動作します。

画質も動作も妥協せずプレイしたい!という方は、もう少し価格を足して性能のいいスマホを買ったほうが満足度が高いと思います。

私のように、たまーにスマホゲームで遊ぶようなライトユーザーの場合はこれで十分だと感じました。

5,020mAhのバッテリー持ちを検証

Redmi Note 10 Proのバッテリーは5,020mAhの大容量。

6インチクラスのAndroid端末は大体4,000mAh前後が主流なので、バッテリー持ちには期待できそうです。

朝9時に100%の状態で外出し、音声通話、LINE、カメラ、Twitter、Instagram、ブラウザで軽く調べ物をした状態で夜20時に帰宅したときは、バッテリー残量が73%まで残っていました。

その後、自宅でYouTube視聴を2時間ほど行い、Twitterでスペースを1時間聴いた後の残量は28%でした。

バッテリー消費の激しいアプリを使うと消費も早くなりますが、それでも1日は余裕で持ってくれました。

バッテリー残量が少ないときは「バッテリーセーバー」をオンにすると、バックグラウンドのアプリ動作など機能を制限してバッテリー消費を抑えることができます。

バッテリー消費が激しいアプリや、設定の見直すポイントを提案してくれる機能も搭載されています。

付属の充電器・ケーブルを使用すると、最大33Wの超急速充電にも対応しています。有線で30分間充電すると、5,020mAhのバッテリーを59%まで回復できます。

他のUSB PD対応の充電器だとおおよそ18W前後になるので、より速く充電したい人は専用の充電器を使いましょう。

Redmi Note 10 Proのカメラ性能

Redmi Note 10 Proは、1億800万画素の広角カメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素の望遠接写カメラ、200万画素の深度センサーのクアッドカメラを搭載しています。

パンチホール型のインカメラは、1,600万画素のシングルです。

AIによる自動補正にも対応しており、食べ物、風景、夜景などを自動的に認識して最適なモードに変更してくれます。

標準カメラアプリのUIはこんな感じ。左右のスワイプでモードを切り替え、上部の三本線でメニューが展開します。 

カメラのUIは、どことなくiPhoneに似ているような気がしますね。

それはともかく、実際にアウトカメラを使っていくつか作例を撮ってきました。

沖縄は緊急事態宣言中で遠くまで出歩くことができなかったので、宣言解除後にでも差し替えるかもしれません。

元画像はGoogleフォトにアップしています。

風景

雲ひとつない青空の日に撮影すると、空の青さがめちゃくちゃ濃く写ります。

一時的のHUAWEI P20 ProやGalaxy S20あたりの写りに似ている気がします。ここはちょっと好みが分かれそうです。

天気のいい日に窓ガラス越しに撮影。遠くにあるビルの窓もそこまで潰れずに写っていますね。

Redmi Note 10 Proのカメラは、ビビットな壁面アートと相性が良さそう。

動物

動き回る猫も毛並みの1本1本までバッチリピントが合っています。色味が青みがかって写っているのが気になりました。

超広角カメラ

広角カメラで撮影
超広角カメラで撮影

超広角カメラを使用するとパースの効いたダイナミックな写真になります。多少歪みは出ているものの、個人的にはそれほど気にならないレベルです。

マクロモード

マクロモードを使うと被写体ギリギリまで寄ることができ、細部の質感までキレイに写せます。ピントが合う範囲が非常に狭いので、使い所は限られてくると思います。

先ほどの花の写真はこんなに近くまで寄って撮影しています。

食べ物

飯撮りの写真は正直言ってちょっとイマイチ。

オートだと色合いが青みがかり、あまり美味しそうに見えません。被写体に寄って撮影すると全体にピントが合わず、不自然なボケ方をしています。

筆者の撮影の腕がないと言われたらそれまでですが、iPhoneやGalaxyなどのハイエンドモデルではオートでも自然な色味で写っているので、それらと比較すると価格相応の差は出ているんじゃないかと思います。

プロモードにして色温度を調整すると自然な写りになりました。

こだわって撮影したいときは、プロモードを使ったりGoogleフォトなどの画像加工アプリなどで調整することをオススメしたいです。

夜景・暗所撮影

広角カメラで撮影
超広角カメラで撮影

最後は夜間と暗所撮影。

あまりいい被写体を見つけられなかったのですが、街頭がある場所はオートでもそこそこくっきり撮れています。

超広角カメラにするとF値が上がって黒つぶれが発生しやすく、空がザラザラになってしまいました。

広角カメラで撮影
超広角カメラで撮影

立派なホテルの外観もシャープに写ります。3万円台で買えるスマホにしては十分合格点ではないでしょうか。

ポートレートモードを使って撮影。背景がきれいな玉ボケになっています。ギャラリーアプリで後からボケ味を調整できるのも便利です。

カメラ総評

ミドルレンジのスマホにしては驚くほどキレイに撮れていると思います。

オート撮影だと若干青みがかって映る傾向があるので、気になる人は予め色温度を調整したほうが良さそうです。

暗所撮影では想像以上に健闘していました。

広角カメラで撮ると無理に明るくしすぎず、ノイズを抑えた写りに仕上がります。ポートレートのクオリティもシーンによっては使えそう。

Redmi Note 10 Proのメリットとデメリット

Redmi Note 10 Proをしばらく使って感じた良かったところ、悪いところをまとめるとこんな感じ。

■メリット
  • 日常使いに不満のないスペック
  • 指紋認証・顔認証に対応
  • 3キャリアの主要バンドに対応
  • IP53相当の防滴・防塵に対応
  • 大容量バッテリーで長時間使える
■デメリット
  • 本体が大きく重たい
  • おサイフケータイ・5G通信に非対応
  • カメラの出っ張りが大きい、動画の手ブレ補正が弱い

メリット:日常使いに不満のないスペック

Redmi Note 10 ProはCPU(SoC)にQualcomm® Snapdragon™ 732Gを採用。メモリは6GB、内蔵ストレージは128GB。外部ストレージとしてmicroSD(最大512GB)までに対応しています。

120Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイのおかげで、スペック以上にスムーズに動く印象です。

電話やメール、メッセージアプリ、ブラウザやマップで調べ物をしたり、SNSを利用する用途なら十分満足できると思います。

メリット:指紋認証・顔認証に対応

生体認証は指紋認証(物理式)と顔認証に対応しています。どちらも認証精度・速度ともに優秀で、画面内指紋認証センサーよりも素早く正確に認証してくれます。

側面にセンサーがあると手に持っているときや、卓上に置いているときどちらも使いやすく、自然な動きでロック解除ができて便利でした。

AI顔認証にも対応しているので、シーンに応じて使い分けできるのも良かったです。

メリット:3キャリアの主要バンドに対応

■Redmi Note 10 Proの対応バンド
  • 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
  • 4G:TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz)
  • 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
  • 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz

対応バンドは主要3キャリアを網羅しているので、日本国内でしっかり使える仕様です。ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルなどで問題なく利用できました。

メリット:IP53相当の防滴・防塵に対応

IP53相当の防滴・防塵にも対応しているので、小雨程度の雨であれば凌げます。水中に沈めたり、強めの水量でシャワーを当てると水没してしまう恐れがあるのでご注意ください。

デメリット:本体が大きく重たい

本体サイズは164mm×76.5mm×8.1mmと大きめ。手に持ってみるとこのくらいのサイズです。

画面が縦長ということもあり、片手操作だと画面の半分も届きません。両手操作前提であれば、画面が広くて使いやすいと思います。

重量は193gと結構重たいです。大容量の5,020mAhのバッテリーを内蔵しているので、電池持ちとのトレードオフになりますね。

デメリット:おサイフケータイ・5G通信に非対応

残念なポイントは、おサイフケータイや5G通信に対応していないこと。

国内では「AQUOS sense 5G」「OPPO Reno 5G」はどちらもおサイフケータイと5G通信に対応しています。できれば日本国内版で対応してくれると嬉しかったです。

まとめ

Redmi Note 10 Proは、前モデルRedmi Note 9Sの不満点が解消されて完成度の高い端末です。

大画面の6.67インチの有機ELディスプレイにリフレッシュレート120Hz対応、ステレオスピーカー搭載で音楽や動画を楽しむのに最適です。

発熱の少ない「Snapdragon 732G」を搭載して日常使いに不満のないスペックと、大容量バッテリーや防滴・防塵対応など、あると嬉しい機能を兼ね備えたミドルレンジスマホの理想とも言える一台となっています。

6月24日(木)14:00には「Mi 11 Lite 5G」の発表が予告されています。こちらはFelicaや5Gに対応するようなので、予算や自分の使い方に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。