機動性抜群のキャスター付き一脚「Velbon ドリーポッド DP-83S」レビュー。センターポールで高さ調整が楽々!
- ライター:鹿
商品レビュー系のブロガーやYouTuberがこぞって持ってると噂の「Velbon DP-83S」を購入しました。買ってからしばらく放置していましたが、最近ようやく本格的に使い始めました。
この商品は、一脚にキャスターが付いた「ドリーポッド」と呼ばれるもので、高さ調整をセンターポールを使って素早くできる優れものです。
脚の部分は3本で支えられており、取り外せるキャスターが付いているので部屋の移動も楽に行えます。
▼YouTuberのギュイーントクガワさんの動画で知った人も多いハズ
筆者が購入したときの価格は20,743円でしたが、現在は値上げされて27,000円前後になっています。
正直めちゃくちゃ高いなと感じましたが、高さ調整や撮影場所の移動が楽になるメリットを考えると買って良かったと思います。
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Velbon ドリーポッド DP-83Sのスペック
型番 | DP-83S |
---|---|
全高 |
|
ポール縮長 | 約870mm(上段:約465mm/中段:約405mm) |
縮長 | 約625mm |
段数 | 3段 |
開脚・収納時直径 |
|
質量 |
|
推奨積載質量 | 3kg |
雲台 | PH-g40V(取り外し可能、取付ネジUNC1/4) |
付属品 | 照明機材用ダボ受け、ダボネジ(17mm対応)、キャスター、キャスター取付用スパナ、取扱説明書 |
発売日 | 2004年5月 |
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Velbon ドリーポッド DP-83Sの外観・デザイン
箱の中身は下記の通り。照明機材用のダボ受けがあるので、ライトスタンドとしても使えます。
- DP-83S本体
- 照明機材用ダボ受け
- ダボネジ(17mm対応)
- キャスター×3
- キャスター取付用スパナ
- 取扱説明書
まずは説明書を読んで一脚を組み立てていきます。
使い方はとっても簡単で、脚のストッパーを持ち上げながら開くと開脚します。
足先は購入時だと平キャップが付いています。付属のスパナを使ってキャスターへの変更が可能です。
キャスターに変更すると、最低地上高が10cm上がります。キャスターを使用しない人や、低めで使いたい人は平キャンプのままでも良さそうですね。
キャスターについたストッパーを下ろすことで、キャスターをロックすることも可能です。
開脚時の直径は70cmと、通常の三脚よりもコンパクトに設置できます。
脚を折りたたむと直径33cm(平キャップ使用時は約14cm)になります。
雲台は水平・上下・縦一の3方向を独立して操作できる3Wayタイプの「PH-g40V」です。取り付けネジは「UNC1/4-20」が使われています。
実際にカメラを取り付けてみるとこんな感じ。
3Way雲台は自由雲台よりもセッティングに時間が掛かりますが、個別で設定するぶん細かい微調整はやりやすいと思います。
高さ調整はセンターポールを使って行います。下段と中段の2段階の伸縮で微調整が可能です。
通常の一脚で高さを調整する場合、全ての脚のロックを外す→脚を伸ばす→再びロックを掛ける手間がありますが、ドリーポッドならセンターポールの一箇所のみ調整すればいいので非常に楽に扱えます。
高さを変更するとこんな感じ。
筆者はFUJIFILM X-S10を使用していますが、耐荷重3kgまでなので(レンズを選べば)フルサイズのカメラでも問題なく載せられると思います。
高さを伸ばしても接地面積は変わらず、撮影台ギリギリまで寄って撮影できるのも素晴らしいです。三脚だと脚がぶつかって遠くからしか撮れないんですよね。
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使ってみて良かったところ、気になったところ
ドリーポッドを数ヶ月使ってみて、もっと早く買っておけば良かったと後悔するほど気に入っています。
- ■メリット
-
- 設置時も折りたたみ時もコンパクト
- センターポールのみで高さ調整が可能
- キャスター付きで簡単に場所を移動できる
- 平キャップとキャスターを付け替えできる
- 3Way雲台がセットで付いていくる
三脚を使う上で面倒に感じていた高さ調整、位置の微調整が簡単にできるようになりました。キャスターも大きめで転がしやすく、必要に応じてロックも掛けられるので便利です。
今まで三脚を設置して撮影するのが億劫で手持ちで撮ることも多かったですが、組み立てや設置が楽になって使用頻度が向上しました。
平キャップと簡単に付け替えられるので、使用する場所や用途に合わせて選択可能です。
雲台も好きなものに付け替えできます。筆者は今のところ標準の雲台で満足しているので、これにクイックリリースを取り付けて使っています。
- ■デメリット
-
- 通常の三脚よりは価格が高め
- 最大まで高くすると揺れやすくなる
- 最抵地上高が高め
デメリットは、価格が高い・最大まで高くすると揺れる・最低地上高が高いの3点。全てが「高い」の項目になりました。
通常の三脚なら数千円から買えるものもあるため、頻繁に高さや設置場所を変えない人にとっては割高に感じると思います。
設置時の安定性についても、普通の三脚のほうがしっかりしていると思いますし…。
また、最低地上高さが高めなのも気になるところです。椅子に座って使うテーブルやデスクであればちょうどいい高さですが、ローテーブルなどを使用するときは少し使いづらいと感じるかもしれません。
まとめ
物撮りが捗る便利なドリーポッド 「Velbon DP-83S」をレビューしました。ドリーポッドは昔から存在自体は知っていたものの、価格が高くて手が出せない憧れの商品でした。
値上げする予告がされていたので思い切って買ってみたところ、機動力の高さと見た目の良さで使っていてモチベーションが上がります。
高さや撮影アングルが気軽に変えられたり、机ギリギリまで寄って撮れるのは他の三脚にはない魅力です。スライディングアーム2などを組み合わせると、被写体の真上から撮る俯瞰撮影も手軽に実現できます。
筆者のようにちゃんとした三脚を持っていない方や、物撮りをよくするブロガーやYouTuberは1つ持っておくと撮影の幅が広がりますよ。
ドリーポッド興味がある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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