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「Aladdin X2 Light」レビュー:ライト機能がさらに充実したシーリングライト一体型3in1プロジェクター

照明一体型のプロジェクターで有名なAladdinから、ムードライトを搭載した「Aladdin X2 Light」が登場しました。本体価格は税込99,800円と、10万円切りのコスパ重視モデルです。

Aladdin X2 Lightは、シーリングライト、高品質なスピーカー、フルHD解像度のプロジェクターが合体した3in1モデルです。天井に設置することで設置場所を取らず、手軽に大画面を投影できます。

本記事では、そんな「Aladdin X2 Light」を実際に設置して使った感想をレビューします。

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「Aladdin X2 Light」の主な特徴・スペック

Aladdin X2 Lightの主な特徴は下記の通り。

■Aladdin X2 Lightの特徴
  • シーリングライト一体型の3in1プロジェクター
  • フルHD解像度、700ANSIルーメンの明るさで必要十分
  • Harman Kardon製の16W(8W+8W)スピーカー搭載で音がクリア
  • ムードライト機能で音に合わせて色が変化する
  • 豊富なオリジナルコンテンツを搭載

シーリングライト一体型という特徴はそのままに、映像や音に合わせて50段階で好みの配色に調整できる「ムードライト」機能を搭載しました。音楽に合わせて明るさや色を変える「ミュージックモード」にも対応します。

ライトの明るさは「5,500ルーメン」とシリーズ最高レベルを実現。最大14畳まで対応しています。明るさや色温度を4パターンのプリセットとして記憶し、ボタン1つで簡単に切り替え可能です。

プロジェクターの解像度は「フルHD(1,920 x 1,080)」、明るさは「700ANSIルーメン」に対応。暗めの部屋や遮光カーテンがあれば日中でも楽しめます。スピーカーは「Harman Kardon」製の16W(8W+8W)を搭載し、天井から降り注ぐ音が新鮮でした。

AndroidベースのオリジナルOS「Aladdin OS」を搭載し、様々なアプリをインストールして動画コンテンツなどを楽しめます。チューナー(別売り)を設置することで、テレビやゲーム機の映像も投影可能です。

従来モデルの「Aladdin X2 Plus」と比べて本体が薄型・軽量化し、照明器具としての性能がアップ。それでいて価格が129,800円→99,800円と3万円安くなっています。

Aladdin X2 Lightのスペック
光学系
投写方式 単板DLP™方式
表示素子 DLP® 0.23 1080p DMD
明るさ 700 ANSI ルーメン
光源 DLP LED RGBB
LEDシーリングライト
適用畳数 ~14畳
器具光束 最大5500 lm、100段階調光
光色 2700K~6500K、100段階調色
演色性 Ra>80
設計寿命 約70000時間 (L70※)

  • ※LEDが初期の光出力の70%に劣化する時間
LEDムードライト
LEDカラー RGB(50段階の調色)
LED灯数 46灯(RGBライト)
投影調整範囲
上下可動域 0~19度
台形補正 水平40度, 垂直40度
材質
外筐 PC+ABS
シェード アクリル
スピーカー
メーカー Harman Kardon
実用最大出力 16W(8W+8W)
DTS Virtual:X 対応
システム
CPU MT9270
メモリ 1.5GB
ストレージ 32GB
OS Aladdin OS
高速起動モード 対応
ミラーリング 対応

  • ※動画配信アプリなど、一部コンテンツはDRM(著作権保護機能)によりご利用いただけないことがございます。
電力条件
定格電圧 AC100V〜240V
定格周波数 50/60Hz
定格消費電力 160W
動作温度 5℃~35℃
駆動音 32db程度

  • ※端末から1mの距離で測定した場合
  • ※数値は目安であり、プロジェクターの設定条件や使用環境によって異なります
無線
無線LAN Wi-Fi 5 Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.1
外形寸法・質量
外形寸法 約456(幅)x 121(高さ)mm
質量 4.7kg

「Aladdin X2 Light」の外観・デザイン

内容物はAladdin X2 Light本体、シェード、アダプタ、リモコン、単4電池、ユーザーマニュアル。

ユーザーマニュアルは全て日本語に対応しています。

こちらがAladdin X2 Lightの本体。サイズは約456(幅)x 121(高さ)mmと大きめで、重量は4.7kgあります。

本体側面にプロジェクターの照射部分があります。購入時はフィルムが貼られているので、使用する前に剥がしておきましょう。

裏返すとこんな感じ。天井に触れる部分は5箇所にスポンジがあり、天井を傷つける心配もありません。

こちらが引っ掛けシーリングの固定器具。使用方法は後ほど紹介します。

設置完了後に取り付ける丸穴カバーとシェード。

「Aladdin X2 Light」の設置・調整方法

Aladdin X2 Lightは、一般的なシーリングライトと同じ方法で設置できます。設置方法はクイックスタートガイドに詳しく記載されています。

安全のため、壁のスイッチを切ってから設置しましょう。本体が軽くなったとはいえ、重量が4.7kgあるので2人で設置したほうが安全です。

今使っているシーリングライトを取り外し、付属のアダプターを取り付けます。本体を「カチッ」と鳴るまで押し込み、配線を行ったら設置完了です。

アダプターには2段式・1段式押し上げタイプがあるので、設置後にグラつきがないか、しっかり固定できているか確認します。

設置した様子がこちら。ぱっと見た感じだと、プロジェクターやスピーカーが内蔵されているように思えないサイズです。従来モデルからスリムになったおかけで、一般的なシーリングライトの見た目に近いと思います

照明の設定

LEDシーリングライトは、リモコンから調光・調色が行えます。シーンに応じて色が変化したり、その日の気分に合わせて自由自在に好みの配色を楽しめる「ムードライト」機能を搭載するなど、主にライト機能が強化されています。

専用のリモコンでは、プロジェクターの操作以外にも照明の設定も細かく調整可能です。

事前に照明の明るさや色を登録しておき、ボタン1つで簡単に切り替えられます。

プロジェクターの設定

今回は天井からスクリーンに投影してみました。

プロジェクターは、本体から壁までの距離が離れるほど大画面になっていきます。筆者の部屋で試したところ、本体からスクリーンまで約1.3mの距離で60インチ以上で投影できています。

画面サイズ[幅×高さ(m)] 設置距離 天井から映像上辺までの距離
約40インチ[0.88×0.49] 1.01m 6cm
約50インチ[1.10×0.61] 1.11m
約60インチ[1.32×0.74] 1.29m
約70インチ[1.55×0.87] 1.47m
約80インチ[1.77×0.99] 1.64m
約90インチ[2.00×1.12] 1.82m
約100インチ[2.21×1.24] 2m
約110インチ[2.44×1.37] 2.18m
約120インチ[2.65×1.49] 2.35m

  • ※「天井から映像上辺までの距離」は、レンズの角度が0度の場合の数値です。

正面に障害物がある場合は、本体を回転させて位置を移動させます。部屋の間取りによっては、想像していた位置に投影できないこともあるかもしれません。

リモコンを使って投影位置の上下移動・歪みの補正も可能です。上下のレンズ可動域は最大19度までで、位置を大きく動かすと映像も歪みやすいので注意が必要です。

6畳の部屋では、一番下まで投影位置を下げると見やすくなりました。

画面の縮小表示にも対応しており、位置が近すぎてスクリーンに収まらないときに画面を小さく投影も可能でです。

「Aladdin X2 Light」のプロジェクター性能

ここからは、Aladdin X2 Lightを使った感想を紹介します。

フルHD解像度、700ANSIルーメンの明るさに対応

日中の明るい状態
夜の薄暗い状態

実際にスクリーンへ投影してみると、日中の明るい環境ではやや控えめの明るさになりました。プロジェクターとして使う場合は、遮光カーテンなどで部屋を暗くして視聴したほうがキレイに見えます。

解像度はフルHD(1,920×1,080)で、4K対応製品と比べるとやや粗さは感じるものの、投影面から離れて視聴する分には十分な画質だと感じました。

Aladdinのシーリングライト一体型プロジェクター初の「MEMC(フレーム補間処理)」に対応し、スポーツなどの動きの激しい映像も滑らかに再生可能です。

Harman Kardon製の16W(8W+8W)スピーカーを搭載

Aladdin X2 Lightは、オーディオメーカーの「Harman Kardon」のスピーカーを2基搭載しています。プロジェクターの利用時のほかに、Bluetoothスピーカー単独でも利用できます。

天井から部屋全体に広がるように音が降り注ぎ、ボリュームを上げても音割れしにくい点は好印象でした。追加の音響機器がなくても臨場感のあるサウンドが楽しめます。

ライブ映像や映画鑑賞など、臨場感のある音を楽しみたいときは、外付けのBluetoothスピーカーを接続することも可能です。

快適な操作性

Aladdin OSの操作性も良好で、リモコンを使ってスムーズに操作が可能。

実際に操作している様子はこちら。

引っかかりやもたつきがなく、サクサク快適に動作しています。直感的に操作できるUIなので、機械が苦手な方でも扱いやすいと思います。

リモコンによる音声操作にも対応しています。プロジェクターの文字入力はカーソル移動が多くなるため、声で直感的に操作ができると便利です。

よく使うアプリはショートカットの設定も可能です。1~3のボタンに任意のアプリを割り当てられます。

独自コンテンツも充実!

別途デバイスと接続しなくても、Aladdin X2 Light単体でオリジナルコンテンツや動画視聴を楽しめます。人気のパズルゲーム「スイカゲーム」もプリインストールされていますよ!

Aladdin Storeからアプリを追加することもできます。Amazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、YouTube、Disney+など、動画配信サービスは一通り揃っていました。

別売りのチューナーと接続すると地上波TVの視聴も可能です。

おうちカラオケやアートアクアリウムなどは有料コンテンツになります。一部の有料コンテンツはお試し期間が設定されているので、一度使ってみて継続するか検討してみてください。

気になる点は、YouTube視聴時に再生速度の変更が非対応なところ。普段から1.5倍~1.75倍で視聴することが多いため、同じような使い方をする人は注意が必要です。

Miracastを使って無線でスマホと接続し、スマホゲームなどを大画面で投影して楽しめます。会議でのプレゼンや写真のスライドショーなど、様々なシーンで活躍してくれそうです。

「Aladdin X2 Light」のまとめ

ここまで「Aladdin X2 Light」のレビューをお届けしました。最後にメリット・デメリット、どんな人にオススメかをまとめると下記の通りです。

■メリット
  • シーリングライト一体型で場所を取らない
  • 投影位置の上下をリモコンで調整可能
  • 台形補正・オートフォーカスに対応
  • Harman Kardon製の高品質なスピーカー
■デメリット
  • 壁と距離が近いと投影位置が高くなる
  • 上位モデルと比べて明るさが暗い
■どんな人にオススメ?
  • リビングでテレビ代わりに大画面の映像を楽しみたい
  • 寝室で寝転びながら映像を楽しみたい
  • 価格を抑えてシアタールームを作りたい

従来モデルから3in1プロジェクターの基本機能はそのままに、照明としての使い勝手が向上した製品です。本格的なシアタールームを組むのではなく、自宅のリビングや寝室でリラックスして楽しむ用途にぴったりです。

筆者は動画鑑賞を中心に使っていましたが、大画面で視聴すると映像への没入感が違います。懸念していた画質や音質も十分キレイで、10万円未満で買えるプロジェクターとしては満足度も高いと感じました。

設置する部屋の位置関係によっても満足度が変わる可能性もあるため、一度家電のレンタルで試してから購入を検討するのが良さそうです。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。