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人工知能を使って小さな画像を綺麗に拡大するWebサービス「waifu2x」

二次元画像を綺麗に拡大出来ると話題のWebサービス「waifu2x」を試してみました。これが想像以上のクオリティーで驚きました!

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waifu2xとは

通常、画像を拡大するとノイズやジャギーが発生して輪郭などがぼやけた画像になります。

しかし、waifu2xでは、人工知能技術「Deep Convolutional Neural Networks」を使って2次元の画像を綺麗に拡大してくれます。

画像をアップロードすると、人工知能が元の画像を予想してノイズやジャギーの少ない画像を新たに作ります。画像を拡大するのではなく、何やら縮小される前の状態に戻すものらしいです。縮小される前の画像がなくても、アップロードした画像を元に拡大画像を予想して制作してくれます。

使い方はとっても簡単

waifu2xへアクセスし、拡大する画像をURLまたはファイルで指定します。アップロードできるサイズは2MBまで、ノイズ除去が2,560×2,560px、拡大が1,280×1,280pxなどの制限があります。

続いてノイズ除去と拡大サイズを指定します。ノイズ除去は「なし・弱・強」の3種類から選べますが、あまり強くするとかえって画質が荒くなることがあるので注意が必要です。拡大は「なし・1.6倍・2倍」から選べるのでお好きなサイズをどうぞ。

どちらも「なし」に設定すると元画像がそのまま表示されるので、タブで比較するときに使えます。

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画像を綺麗に拡大してくれる

仕組みが何となく分かったところで、早速試してみましょう。今回拡大する画像はそこら辺にあった適当な画像です。これをPhtoshopで2倍に拡大してみます。

Photoshopで拡大した場合

そのまま2倍に引き伸ばしたので画像が荒くなりました。輪郭の部分がギザギザしています。それがwaifu2xで同じように2倍に拡大すると…。

waifu2xで拡大した場合

このように画像が綺麗なまま2倍に拡大されました。ぼやけていた輪郭部分もクッキリはっきりしています。

2つを比較してみる



比べやすいように左右に並べてみました。左がPhotoshop、右がwaifu2xで拡大した画像です。その差は歴然ですね。

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人物写真だとどうなるか

サイト上では「2次元の写真を綺麗に拡大する」とありますが、バナー素材などでよく使うであろう人物写真の拡大もいけるんじゃないか?と思い試してみました。

今回はぱくたそさんの傘を持ってるんそわしちゃう女子高生をお借りし実験してみます。

これをPhotoshopで半分のサイズに縮小し…。

それを再び同じ大きさに拡大しました。スマートオブジェクトなどを使用していないので画像が荒くなります。

waifu2xで拡大すると

それでは縮小した画像をwaifu2xで拡大してみましょう。

waifu2xで人物素材を拡大するとイラストのような雰囲気になってしまいました。縮小したときに潰れてしまった箇所がぼやけています。

ノイズ除去をオフにして拡大のみにすると、多少ノイズは目立ちますが元画像に近づきました。



Photoshopの拡大と比較。遠近感でボケていた部分もはっきりと映りPhotoshopの「アンシャープマスク」を掛けた状態のようになりました。人物素材の場合、期待したよりも上手くいきませんでした。

どういうことに使えるか

このツールをどんな時に使えるか考えた結果、スマートフォンやタブレットの壁紙に使うのが一番いいのではないかと思いました。

最近ではスマートフォンやタブレットの解像度が上がっていて、WQHD(2,560×1,440ピクセル)のディスプレイも本格的に出てきました。端末の解像度が上がった分、それに合った壁紙を適用しないとぼやけてしまいます。

パソコンの壁紙を流用するにしても、パソコンの壁紙でも多く出回っているのはFHD(1,920×1,080ピクセル)までです。それ以上になるとなかなか見つからなかったりします。

そんな時にwaifu2xで壁紙サイズに拡大することで、好きな画像を綺麗な状態で壁紙にすることができます。壁紙の選択肢が増えたことによってホーム画面カスタマイズがより楽しくなっていきそうです。

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