格安SIMは高速通信時の3日当たり速度制限が掛からないプランをオススメします!各社プランの制限をまとめてみた
- ライター:鹿
「スマホでちょっと動画を観過ぎて速度制限に引っかかった…。」なんて話をよく耳にすると思います。携帯電話の料金プランには、ほとんどの場合「1ヶ月につきデータ通信量が○GBまで高速通信が使える」ようになっており、それ以上通信すると速度制限が掛かることは知っている人も多いはず。
更に言うと回線の混雑を避けるために「直近3日間で○GB使用すると速度制限が掛かる」プランも多く存在し、一時的に大容量のファイルを落としたり、HD画質の動画ファイルを観たりすると同様に遅くなってしまいます。
そこで今回は、各社の速度制限状況について調べてみました。
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- 目次で流し読みする ・*・:≡( ε:)
- 1.大手キャリアの速度制限について
- 2.主要MVNO各社の3日制限について
- 2-1.OCN モバイル ONE
- 2-2.IIJmio・BIC SIM・DMM mobile
- 2-3.BIGLOBE LTE・3G
- 2-4.b-mobile おかわりSIM 5段階定額
- 2-5.b-mobile SIM 高速定額
- 2-6.FREETEL SIM 「使った分だけ安心プラン」
- 2-7.hi-ho LTE typeD
- 2-8.nuroモバイル
- 2-9.mineo
- 2-10.UQ moible
- 2-11.DTI SIM
- 2-12.ServersMan SIM LTE
- 2-13.U-mobile
- 2-14.Wonderlink
- 2-15.ぷららモバイルLTE
- 2-16.ワイヤレスゲート
- 2-17.NifMo
- 2-18.楽天モバイル
- 2-19.レキオスモバイル
- 3.通信量を把握して使いすぎないようにしよう
大手キャリアの速度制限について
この速度制限は格安SIMだから制限されているわけではなく、大手キャリアのプランにも存在しています。各社の制限状況は以下のとおり。
docomo
Xi契約でFOMA端末をご利用の場合、直近3日間のデータ利用量が特に多いお客様(約300万パケット以上)は、それ以外のお客様と比べて通信が遅くなることがあります。
2014年12月22日から3日間1GBの制限が撤廃されて、Xi(LTE)契約かつXi端末であれば3日間当たりの制限が無くなりました。一番安心して利用できます。
au
※ネットワーク混雑回避のために、直近3日間 (当日を含みません) に3GB以上のご利用があったお客さまの通信速度を終日制限させていただく場合があります。
2015年2月1日から3日間につき1GBだった速度制限が3GBに緩和されました。ですが、実際はそれ以上使っても速度制限が掛かるようなことはありませんでした。
追記:2016年9月15日より3日間につき6GBに緩和されました。
ネットワーク混雑回避のために、直近3日間(当日を除く)に、ご利用の通信量が合計で6GB以上の場合、通信速度を終日制限させていただく場合があります。制限速度は混雑状況に応じて変動します。
SoftBank
通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のために、パケット定額サービスにご加入で一定期間に大量の通信をご利用される一部のお客さまに対して、通信速度の制御を実施する場合があります。
引用元:通信速度の制御について | My SoftBank(オンライン)での料金確認・各種手続き方法 | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
ソフトバンクでは契約する料金プランによって速度制限が異なります。簡単に言えば、新料金プランは直近3日間当たりの制限なし。旧プランは3日で3GB、PocketWi-Fiは3日で1GBで制限されます。
・スマ放題 データ定額パック | 直近3日間当たりの制限なし |
---|---|
・パケットし放題フラットfor 4G LTE ・パケットし放題 for 4G ・ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE ・パケットし放題フラット for 4G ・パケットし放題 for 4G ・ベーシックデータ定額プラン for 4G |
直近3日間(当日は含まない)で約3GB以上通信すると当日午前6時から翌日午前6時まで速度制限。
※2013年9月19日までにiPhone 5を購入し、4G LTE定額プログラム(7GBを超えた場合の通信速度制限なし)を契約した人は直近3日間で約1GB以上で制限。 |
・4Gデータし放題フラット+ ・4Gデータし放題フラット |
直近3日間(当日は含まない)で約1GB以上通信すると当日午前6時から翌日午前6時まで速度制限。 |
ソフトバンクの3日制限は他社と違って厳格に制限が掛かるため、一度制限に引っかかると使いものにならない事が多いです。速度制限が嫌なら新料金プランにしなくてはならず、今度は割高な維持費を支払わなければいけません。
ワイモバイル
通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のために、ご利用料金プランの月間データ量に対する通信速度制限とは別途、通信速度の制御を実施する場合があります。
※基準については、今後の通信品質状況によって見直す可能性があります。
ワイモバイルもソフトバンクと同様にプランに応じて3日制限の有無が変わってきます。ソフトバンク傘下になったのでやり方が似ていますね…。しかも旧イーモバイルプランなどもあるため(9月30日をもって新規受付は終了している)余計に複雑になっています。
ワイモバイルの新料金プランは制限なしですが、PocketWi-Fiは3日で1GB制限、旧イーモバイルLTEは24時間で約366MB、EMOBILE 4G-Sは3日で3GBという制限があります。
・スマホプラン S/M/L ・データプランL ・データベーシックプランL |
直近3日間当たりの制限なし |
---|---|
・EMOBILE LTE | 24時間ごとの通信量が300万パケット(約366MB)以上通信すると当日21時から翌日2時まで速度制限。 |
・EMOBILE 4G-S | 前日までの3日間の通信量が2,517万パケット(約3GB)以上通信すると当日6時から翌日6時まで速度制限。 |
・EMOBILE 4G ・データプラン ・Pocket WiFiプラン2 ・Pocket WiFiプランL ・Pocket WiFiプランS ・Pocket WiFiプラン+ ・Pocket WiFiプラン |
前日までの3日間の通信量が839万パケット(約1GB)以上通信すると当日6時から翌日6時まで速度制限。 |
・4Gデータし放題フラット+ ・4Gデータし放題フラット |
直近3日間(当日は含まない)で約1GB以上通信すると当日午前6時から翌日午前6時まで速度制限。 |
旧イーモバイル時代の回線は比較的制限が緩いので、超過後も制限されている感じはなく快適に利用できています。問題なのがPocketWi-Fiの3日1GB制限で、大容量の通信をする前提の機器でここまで厳格にするのもひどい話です。
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主要MVNO各社の3日制限について
大手キャリアの制限状況について分かったところで、本題であるMVNO各社も同様に見ていきましょう。格安SIMの中でも事業者によって制限に大きく差が出ていました。
OCN モバイル ONE
2014年10月1日より、月額基本料の金額をそのままに、以下のとおり通信容量を拡大します。
さらに、連続する3日間で366MB以上利用の場合の通信規制を撤廃します。
格安SIMで人気の高いOCN モバイル ONEでは、2014年10月1日より連続する3日間で366MB以上の通信制限を撤廃しています。なぜか公式サイトのニュース記事が消えていたので「INTERNET ARCHIVE」で過去の記事を表示しています。
IIJmio・BIC SIM・DMM mobile
3日あたり366MB (300万パケット相当)
SIMカード毎に、クーポン残量がない、またはクーポンをOFFにしている状態(最大200kbpsでの通信時)で、3日あたりの通信量が上記の規定値を超えた場合、当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります。
クーポン残量があり、クーポンがONの状態では通信が規制されることはありません。
みんな大好きIIJmioでは3日当たり366MB通信すると制限が掛かりますが、これは1ヶ月の通信量を超過した時、またはクーポンをOFFにしている時のみ。つまり、1ヶ月のデータ通信量が残っていればこの制限は掛からないということです。
IIJmio系列のBIC SIMやDMM mobileでも同様です。3日制限がほぼないという点が人気の理由かもしれませんね。
BIGLOBE LTE・3G
直近72時間(3日間)の通信量の合計が、エントリープランの場合600MB以上の特にご利用の多いお客さまに対して、通信速度を制限する場合があります。
ファイル交換(P2P)アプリケーション等のデータ通信は、通信速度を制御、または使用を制限させていただく場合があります。
※ 帯域制御の内容は、変更する場合があります。引用元:各種サポート
・音声通話スタートプラン | |
---|---|
・エントリープラン | |
・ライトSプラン ・12ギガプラン |
3日制限なし |
以前からある老舗のBIGLOBEではライトSプランの3日制限が撤廃されて使いやすくなりました。地味に速度が出ていると評判があるため、意外とメインのSIMとして活躍してくれるかもしれません。
追記:2016年9月13日よりエントリープランと音声通話スタートプランも制限が廃止されました。
b-mobile おかわりSIM 5段階定額
※お客様間の公平を確保するため、低速度時(200kbpsに制限時)において特にご利用の多いお客様(当日を含む直近3日間の通信量の合計が300万パケット(360MB相当)以上)に対して、速度を制限する場合があります。
使った量に応じて5段階で「おかわり」していくb-mobile おかわりSIMでは、高速通信時では3日間当たりの速度制限はありません。他社と同様に、低速通信時に「当日を含む直近3日間の通信が300万パケット以上」に達したら速度制限が掛かります。
b-mobile SIM 高速定額
ファイル交換(P2P)アプリケーション等に制限を設ける場合があります。また、大容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信については、時間帯によって制限をかける場合があります。
b-mobile SIM 高速定額では明確な数値で制限を設けておらず、「容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信については、時間帯によって制限をかける場合がある」という曖昧な表現がされています。実際のところは「スピードテストが速くても動画試聴制限があってマトモに使えない」という評判もあるため、あまりオススメは出来ません。
FREETEL SIM 「使った分だけ安心プラン」
10GBまでは通信規制は行いませんが、お客さま自身で通信速度の制限をかけることが可能です。制限中は通信使用量のカウントはされません。
以前は「フリモバ」という名前で販売していたfreetelですが、2015年7月よりブランド名をFREETELにして一新されました。FREETELではb-mobile おかわりSIMと同じように5段階定額制のプランです。
以前は速度が安定せずあまり良い評判を聞かなかったのが、新ブランドになってからは通信速度が向上して3日当たりの速度制限も撤廃。一気に人気のあるMVNO事業者に上り詰めました。
hi-ho LTE typeD
通信の公正利用を目的として、直近3日間で366MB(300万パケット相当)以上を利用された回線に対して翌日24時間、他の回線に比べ通信が遅くなる場合があります。なお、バンドルチャージや追加チャージした高速データ通信量にて接続時は帯域制限がかかりません。高速データ通信量が残っている場合でも「高速通信OFF」に設定時は、帯域制限対象となります。
あまり利用者を見ないhi-hoですが、こちらも高速通信時には帯域制限が掛からないみたいです。「直近3日間で366MBで翌日24時間他の回線に比べ通信が遅くなる場合がある」と濁してるところがありますが、実際はどうなんでしょう。
nuroモバイル
公式サイトに記載がないためサポートに問い合わせてみたところ、高速通信容量の12%(制限中もカウントされる)とのことでした。他社より厳し目ですね。
2GB | 240MB |
---|---|
3GB | 360MB |
4GB | 480MB |
5GB | 600MB |
6GB | 720MB |
7GB | 840MB |
8GB | 960MB |
9GB | 1,080MB |
10GB | 1,200MB |
mineo
auプラン(Aプラン)のみ、ネットワーク混雑回避のために、直近3日間(当日を含みません)に3GB以上のご利用があったお客様については、KDDI社より通信速度が終日制限される場合があります。
3GBプランが最大9ヶ月間108円で利用できるmineoは、auプランのみ当日を含まない直近3日間に3GB以上通信すると本家auからの速度制限が掛かる場合があるみたいです。実際に試したところ、制限されている様子はなく問題なく使えていたので、本家au回線と同様にそこまで気にする必要はなさそうです。
UQ moible
直近3日間にデータ通信量(※)が1GB以上となった場合、翌日13時〜翌々日13時まで、通信速度を制限する場合がございます。
※0時〜24時までを一日とし、当日を含む直近3日間の通信量。
混雑時のお昼も通信速度が速くて安定しているUQ mobileは、「当日を含む直近3日間の通信量が1GB以上で速度制限をする場合があります。」との事ですが、実際のところはこの制限に掛かったことは1度もなく普通に使えています。1日を通して速度が安定しているのは他社にはない大きな強みです。
「オススメの格安SIMはどこ?」って聞かれたら一番にUQ mobileをオススメしています。
DTI SIM
ネットワークへの過大な負荷が生じるのを防ぐため、一度に大量のデータを送受する通信が一定期間継続された場合、通信速度や通信量を制限(※)させていただくことがあります。また、通信が著しく輻輳(ふくそう)するときは、通信時間または特定の地域の通信の利用を制限することがあります。通信時間が一定時間を超えるとき、またはその通信容量が一定容量を超えるときは、その通信を切断することがあります。
平均的な利用を著しく上回る大量の通信を継続して行い、当社または第三者のネットワークに過大な負荷を与えている会員の通信を制御または帯域を制限(※)する場合があります。※通信の制御方法について
・会員が、当社所定の基準(以下に記載します。)を超過したトラフィック量を発生させることにより、本サービス用に使用する設備に過大な負荷を生じさせる場合その他その使用若しくは運営に支障を与える場合には、帯域の切替えによる通信の制御を行うことがあります。
帯域切替対象となる利用量(上り・下り合計)::連続する3日間において合計366MB(1GBプラン)、または1GB(5GBプラン・10GBプラン)・上記規定値は、会員全体の利便性向上と公平性の確保のため、今後変更する可能性があります。
会員間の利用の公平を確保し、本サービスを円滑に提供するため、動画再生やアプリケーションのダウンロードなど、帯域を継続的かつ大量に占有する通信手段を用いて行われるデータ通信について、速度や通信量を制限いたします。また、ファイル交換(P2P)ソフトウェアについては、そのサービスの形態から帯域を継続的かつ大量に占有することが明らかであるため、当社が別に定める一覧表に基づきデータ通信速度を制限いたします。・ネットつかい放題プランは、通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるときは、通信速度が一時的に遅くなることがあります。(制御後の速度は上り下りともに200kbps以下)制御は毎日0:00に解除されます。なお、現在の利用者様の平均利用容量から換算すると、1日もしくは連続する2日の通信総量が1~3GB程度であれば制御対象にあたりません。また、DTI SIMサービスの設備上の帯域利用状況によっては、3GB以上ご利用可能な場合もあります。
1GBプラン | 直近3日間700MB以上 |
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3GBプラン | 直近3日間2GB以上 |
5GBプラン | 直近3日間3GB以上 |
ネットつかい放題プラン | 通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるまで |
DTIは以前から「ServersMan SIM」として500円で利用できる低速無制限SIMを提供しておりましたが、今回はより一般的な1GB/5GB/10GBとプランを一新して登場しました。しかし、上記を見ても分かる通り、あらゆる速度制限が設定されているので短期間で大容量の通信は避けておいたほうが無難です。
コレに関しては利用者が少ないので何とも言えないのですが、しっかりと制限について記載されている点については、速度制限を突如掛けてきた某会社とは違って好印象です。
追記:つかい放題プラン新設により10GBの廃止。通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるまでとあり、1~3GB程度であれば制御対象に当たらないとされています。他プランも直近3日間制限が緩和されています。
ServersMan SIM LTE
短期間で一定容量の通信量を超えた場合や
帯域を継続的かつ大量に占有する通信手段を用いて行われるデータ通信につきましては、
他のお客様のご利用に影響を与えるため、制御させていただく場合がございます。引用元:ServersMan SIM LTEは、使い放題ですか?- FAQ | 会員サポート:ユビキタスプロバイダ DTI
こちらがDTI旧サービスの「ServersMan SIM LTE」です。旧サービスとは言ってもまだ受付中なので申し込めます。500円で利用できる低速無制限SIMですが、短期間で一定容量の通信量を超えた場合や帯域を継続的かつ大量に占有する時は制限する場合があるようです。
元々の最大通信速度が250Kbpsと遅く、割りきって使っている人も多いと思うので影響はそこまで無さそうです。
U-mobile
ネットワークの状況とご利用状況を勘案し、他のお客様のご利用に影響が出た場合は、一時的に制限をかけさせていただく場合がございます。
制限の内容は一律ではございません、また閾値は公開しておりません。
また、回線が混み合った場合、全てのお客様へ等しく制限をかけさせていただく場合もございます。
U-mobileでは具体的な通信量を公開しておらず、「他のお客様のご利用に影響が出た場合は、一時的に制限をかけさせていただく場合がございます。」というこれまた曖昧な表現で逃げられています。速度が出るときとでない時の差が激しいと噂もあり、あまりオススメ出来ません。
Wonderlink
■LTE I-3G/4G/5G/7Gシングルについて詳しく教えてください
※月間上限容量超過後、直近3日間の通信料が366MBを超過する場合は、速度制限をする場合があります。■LTE F-使い放題700/F-7G について詳しく教えてください
※直近1日(24時間)の通信量が1GBを超過した場合は、ネットワークの状況により速度制限をする場合があります。引用元:よくある質問 | 高速無線通信サービス | パナソニックの通信サービス Wonderlink | Panasonic
・LTE I-3G/4G/5G/7Gシングル | 直近3日間366MB以上 |
---|---|
・LTE F-使い放題700/F-7G | 直近3日間1GB以上 |
Panasonicが提供しているWonderlinkではプランによって制限内容が異なっており、LTE I-3G/4G/5G/7Gシングルでは月間上限容量超過後に直近3日間の通信料が366MB以上で速度制限をする場合があるそうです。使い放題プランのLTE F-使い放題700/F-7Gでは直近1日(24時間)の通信量が1GBを超過した場合のみ、ネットワークの状況に応じて制限されます。
ぷららモバイルLTE
・定額無制限プラン ・定額(7GB)プラン |
3日間制限なし |
---|---|
・定額ライトプラン | 1日110MB以上 |
・二段階定額プラン | 1日100MB以上 |
MVNO無制限プランを普及させたぷららモバイルLTEでは、定額ライトプランと二段階定額に1日ごとの制限があります。定額無制限プランと定額(7GB)プランでは3日制限はありません。人気の高い定額無制限プランでは当初3Mbps前後出ていましたが、最近は速度が落ちているらしいので契約を考えている方はちょっと様子見したほうが良さそうです。
ワイヤレスゲート
お客様間の公平性を確保するため、以下が確認できた場合には250Kbps以下に速度を制限するか、使用制限をさせていただく場合があります。
■動画再生やファイル交換(P2P)アプリケーション等、帯域を継続的かつ大量に占有する通信手段を用いて行われるデータ通信
■他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間かつ大容量のダウンロード
DTIのServersMan SIM LTEと同様に480円の低速無制限プランが人気です。「他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間かつ大容量のダウンロード」という明確な基準がありません。実際には3日当たりの制限などが掛からないという噂もあり、低速無制限回線の中では意外と狙い目かもしれません。
通常の高速通信プランでは速度がイマイチみたいなので、どちらかと言うと低速無制限でライトな使い方をする人向けの格安SIMですね。
NifMo
直近3日間の通信利用量の合計が3GBプラン:650MB、5GBプラン:1,100MB、10GBプラン:2,200MBを超えた場合にも制限がかかります。直近3日間の通信量が先の上限を下回った場合に制限が解除されます。
※ 月間データ通信容量基準値の超過ではなく、直近3日間のデータ通信容量基準値の超過により通信速度が制限されているお客さまは、データ容量おかわりをお申し込みいただいても通信速度の解除は行われません。直近3日間での通信速度制限の解除をお待ちください。
・1.1GBプラン | 3日間250MB以上 |
---|---|
・3GBプラン | |
・5GBプラン | |
・10GBプラン |
通信速度が速いと評判の高かったNifMoですが、一定量の通信量を使うと高速通信容量が残っていても速度制限がきっちりと掛かってしまいます。これが中々厄介な存在で、せっかく速い回線でも使い過ぎると一気に200Kbpsに落ちてしまいます。
この制限は2015年7月1日から上記の数値になっており、6月30日以前は1.1GBプランが160MB、3GBプランが500MB、5GBプランが800MB、10GBプランが1.2GBを超えると制限が掛かっていました。
1.1GBと3GBプランならまだしも大容量のプランを契約した人が使い切れないということがあります。実際に使っていても少し動画視聴しているとすぐに制限に引っかかって使い物にならないので、そろそろ解約を検討しています…。
追記:9月12日より3GB・5GB・10GBプランの制限が1日ごとに変更されました。
楽天モバイル
・ファイル交換(P2P)アプリケーションはご利用いただけません。
・Windowsアップデートのご利用につきましては通信速度を一定値に制限いたします。
・ストリーミング・動画再生など、連続してデータを送受信した場合、一時的に通信速度を制限する場合があります。
・本サービス網全体の輻輳状態が継続して発生することを避けるため、輻輳制御を行う場合があります。
・通信速度制限、輻輳制御の内容は、予告なく変更される場合があります。引用元:楽天モバイル:注意事項
・3.1GBプラン | 3日間540MB以上→なし |
---|---|
・5GBプラン | 3日間1GB以上→なし |
・10GBプラン | 3日間1.7GB以上→なし |
格安スマホアンバサダーに参加して1年間無料で利用させていただいている楽天モバイルでは、NifMoと同様に高速通信時でもしっかりと制限が掛かります。Windowsアップデート制限など、他社と比べて不思議な制限を掛けているのも微妙なところ。
「ストリーミング・動画再生など、連続してデータを送受信した場合、一時的に通信速度を制限する場合があります。」という点も、実際に連続して動画視聴していると突然読み込まなくなったりすることがあり、他社よりもあまりいい印象がありません。せっかくレンタルしているのに申し訳ないんですが、メインで使用するにはちょっと厳しいです。
レキオスモバイル
当社の定める一定期間内に同じく当社が定める一定の通信データ量を超えたことを当社が確認した場合、その後一定期間の通信について、速度を制限させていただくことがあります。具体的には、3日間で5GBのご利用があった場合に、今後の状況を見させて頂き制限をかけさせて頂く可能性もございます。
沖縄発のレキオスモバイルでは、「3日間で5GBのご利用があった場合に、今後の状況を見させて頂き制限をかけさせて頂く可能性もございます。」ということらしく、現状では5GBを超えて通信しても制限を掛けていないことを確認しています。
ただし、今後の状況に応じて制限を掛けると宣言しているので油断はできません。もし掛けたとしても3日間で5GBなので他社よりも多少緩和されているようですね。
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通信量を把握して使いすぎないようにしよう
こうしてまとめてみると各社の特徴が出てきているように思えました。評判の高いところは、規制する条件が明確に記載されていて高速通信時は制限を掛けないことが多いことが分かりました。
1ヶ月の通信量が決められている中で、期間内で通信量に差があると制限が掛けられるというのはあまり納得がいかないです。「昨日の通信量はどれだけ使ったのかな?」とマイページを開いて確認するのも面倒ですし、月末に残りの通信量を消化するにも制限が掛かるのは通信量を使いきらせない対策にしか思えません。
これから格安SIMを契約する人はこの制限をしっかりと把握した上で、用法用量を守って使い過ぎには注意しましょう。でないと私のように通信量が余っているのに全然使い切れないなんてことになります。(NifMoと楽天モバイルが使い切れない)
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