2つの顔を持つ折り畳み式スマートフォン「FREETEL MUSASHI」購入&開封レビュー
FREETELを展開するプラスワンマーケティングは、2016年3月に日本国内では初となる表裏2画面およびテンキー搭載の折畳式スマートフォン「FREETEL MUSASHI」を発売開始しました。
お馴染みのテンキーつき折畳式ケータイ、またはタッチパネル式のスマートフォンとしても使える携帯として2015年9月からティザーサイトが公開し、話題を呼んでいました。
面白い変態端末大好きな筆者、これは絶対買う宣言をしていましたので初日に予約、発売日に購入しました。
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見た目はガラケー、中身はれっきとしたSIMフリーのスマートフォン
今回はじめてFREETELの公式通販サイトにて購入。初心者向けに設定マニュアルを兼ねた冊子も封入されていました。
早速開封の儀です。イヤホン変換ケーブル同梱は最近の携帯では珍しいですね。
リアカバーを外したところ。電池容量は2,000mAhとスマートフォンとしては標準的な容量を確保。
デュアルSIM仕様となっていて、通常は1番のスロットを使用します。どちらのスロットもmicroSIMで、最近主流になりつつあるnano SIMを利用する場合は別途アダプターが必要になります。
主要会社のAPNはプリセット済。spモードまでプリセットされています。
今回spモード契約のSIMを使用しましたが設定はとてもスムーズに出来ました。
初回の設定後、何分経ってもLTEを掴みに行かない様子だったので再起動をかけたところすぐに掴むようになりました。
FREETEL MUSASHIのスペック
カラー | シャンパンゴールド / ブラック / ホワイト |
---|---|
価格 | 26,784円 |
本体サイズ | 123.1mm × 63.1mm × 17.6mm |
重量 | 約198g |
ディスプレイ | 前面:4インチ WVGA(800×480) 内面:4インチ WVGA(800×480) |
OS | Android 5.1 |
CPU | MediaTek MT6735M Quad core 1.0GHz |
RAM | 1GB |
ROM | 8GB |
カメラ | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:200万画素 |
バッテリー容量 | 2,000mAh |
SIMスロット | micro SIM × 2(SIMフリー) |
ネットワーク(周波数帯) | 3G(WCDMA):2,100MHz(Band1)/800MHz(Band6/19)/900MHz(Band8) 4G(FDD LTE):2,100MHz(Band1)/1,800MHz(Band3)/900MHz(Band8)/800MHz(Band19) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n(2.4/5GHz) |
- ※価格は税込表示
想像以上に大きくズッシリと重い本体
いよいよ起動です。電源キーはテンキー側にある終話ボタン長押しです。
それにしてもデカイです。標準的なサイズの折畳ケータイと並べるとまるで別物かというくらいに大きいです。重量も198gと重量感があります。
本体の重量バランスが悪く不安定
折畳式ゆえに厚みも増しており、実にiPhone 6sの3台分の厚みに匹敵します。大きさは好みもありますが慣れればそんなに気になりません。
それよりも問題なのが重量の大半部分がボディ上側にあるため、手に持った時の重量バランスがとても悪くちょっと力を抜いただけで滑り落ちそうになります。
フィーチャーフォン時代から言われていたことですが、重心が上側にあると長時間持つのも大変になります。筆者もサイズや重量より重心が気になりました。
タッチパネルとテンキーの操作
テンキーには照明も備わります。シートキーのためブラインド操作がしづらいですがボタン個々のクリック感はしっかりあります。
開いた状態では終話ボタンがいわゆるホームボタン代わりになります。「戻る」キーはカメラキーにアサインされていますが、直観的に使うには「クリアキー」にアサインすべきだったと思います。
その他にも少々慣れが必要なボタン操作もあり、若干煮詰め不足感は否めません。
閉じた時のタッチパネル操作
厄介だなと感じたのは開いた状態でのロック解除です。パターンロックにしているとどうしてもタッチパネル操作が必須になります。
パターンロックを使用する場合は、「開く前に裏画面でパターン解除してから開く」というプロセスを経ることになります。
裏画面はおなじみのフリック入力画面が出てきます。またホームボタンも戻るキーもAndroid標準の位置にあり、スマートフォンに慣れた方にはこちらのほうが操作しやすいかもしれませんね。
左サイドにボリュームキー、右サイドにスリープボタンが備わります。なおスリープボタンは電源キーとしての役目は持ちません。
通話画面です。裏画面でももちろん通話が可能です。
可能・・なんですが、受話スピーカーが裏画面側にはなく、なんと折り畳まれた内側のスピーカーから音声が出ます。なんでこんな仕様なんだ
裏画面側で通話する時はスピーカーホン前提と考えたほうがいいですね。なおVoLTEには非対応となります。
さて、最大の特徴である2画面ですが、「開いた状態では裏画面は消灯」すると説明がされていました。実際に真っ黒になっているので消えてるんだなと筆者も認識しておりました。
ところが
写真ではわかりづらいのですが、なんと消えているのは「バックライト」のみで表画面で表示されている画面がそっくりそのまま裏画面でも表示されたままになっていたのです。
室内や暗所ではなんら問題ないのですが、光を当てたり直射日光下では結構表示内容が見えてしまうのです・・なんでこんな仕様なんだ(2回目)
なお開いた状態では裏画面側のタッチパネルはオフになります。どうせ表示されるならどちらもONにして面白い使い方ができたのではと思いましたがまあそれは想定しなかったのかもしれませんね・・
使いやすいほうをユーザーが選べる強み
購入したばかりのFREETEL MUSASHI。まだ短時間しか触れていませんが、素のAndroidにテンキーを搭載するミスマッチ感は解消に努めようとした努力はかなり伝わってきます。
ですが、やはりテンキーだけで操作完結するのは難しいです。
2画面あることによって「どちらでも操作できる」ことがこのスマートフォンの強み。操作途中で閉じたり開いたりすることもできるので使いやすいほうをユーザーが選ぶことで馴染んでいくと思います。
普通のスマートフォンに飽きた方、選択肢に入れてみると面白いかもしれません。