価格とスペックのバランスが取れた名機「gooのスマホ g03」レビュー
前回定価の半額で買えるセールをしていたg03を無事に購入出来たので早速レビューしたいと思います。思っていたよりいいよこれ。
※本ページは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています。
gooのスマホとは
gooのスマホはNTTレゾナントが展開するgooブランドのスマートフォン。ベースモデルは中国ZTEのBladeシリーズをカスタマイズしたものを使っています。
昨年の春にg01(グーマルイチ)、g02(グーマルニ)、g03(グーマルサン)が発売し、税抜1万円、2万円、3万円と分かりやすくコスパのいい価格で人気が出て、後継機のg04とg05が発売されました。
g04は国産のSHARP製で格安スマホでは珍しい防水、おサイフケータイ、赤外線機能を搭載したモデル。国産ならではの気が利く機能や使いやすさを求める方にもオススメできるモデルです。
g05は5インチフルHDに、Snapdragon615
(オクタコア1.5GHz)、RAM 2GBとROM 32GB、自撮りも綺麗に撮れる1,300万画素の高性能カメラ、指紋と虹彩認証に対応したハイスペックモデル。
どのモデルも価格以上に満足度の高いモデルで、人気がある理由が何となく分かる気がします。今回は5機種の中でも中間モデルのg03を開封レビューしたいと思います。前フリ長くなりましたがここからが本題です。
届いたらすぐに使えるセットが嬉しい
3月1日に注文して佐川急便で5日に届きました。箱には大きく「グーのスマホ」と書かれています。ちょっとこれはダサいね…。
箱の中には本体や付属品が入った個別の箱とOCNモバイルONEの音声通話機能付きSIMカード、購入特典として付いてきた手帳型スマホケースと説明書や納品書などが入っていました。
OCNのSIMカードは割引の条件とかではないので契約しなくてもOKです。音声プランは滅多に契約しないのでそのまま取っておこうと思います。っていうかこのSIM、Amazonでめちゃくちゃ安く投げ売りされているよね…。定価の10分の1で売られているけど利益あんのかこれで。
その他にもmicro USBケーブルや充電コネクタ、SIMピンとクイックスタートガイドが入っていました。
付属の手帳型ケースは真っ白で少々汚れが目立ちそうなものですが、革のような質感は悪く無いです。
ケースを付けてもボタンやコネクタ類に干渉する感じはありません。ただイヤホンジャックの横が少し剥がれているのが気になりました。
外観は見覚えのある話題のスマホにそっくり
本体のデザインは全体的に話題のスマホに似たような感じ。下にある青い丸はタッチ式のホームボタンが付いています。っていうかブート画面にgooのロゴが出るの要らないわ…。
全面上部には受話口やインカメラ、近接センサーが内蔵。最初から保護フィルムが貼られているものの、傷つきやすいみたいなので後からガラスフィルム買ってガードしておきます。
イヤホンジャックは上部に、micro USBは下部右側に配置されています。microUSB端子が右に寄りすぎているのが珍しいです。特に使いにくいことはありません。
左側面にはnano SIMスロットとmicro SDスロット、右側面には電源キーと音量キーが縦に並びます。
背面は柔らかいピンク色でこれまた某リンゴ機種の新色にそっくりです。上品な色合いなので女性が持つのがいいんでしょうけど、付属してきたカバー付けるのでそこまで違和感ないです。
本体は大きさの割に約132gと軽く、5インチでもiPhone 5cと同じ重さは長時間触っていても疲れにくいです。最近デカくて重いスマホばかり使っているので懐かしい感じがしました。
少し癖のあるタッチキー
こんな感じで左右にもタッチキーが付いていて、起動するとLEDが点灯する仕組みになっています。
タッチには少々コツがいるようで、たまに反応しないことがありましたが、以前持っていたXperia acro HDのように下から上にスワイプすることでうまく反応するようになりました。
左右のキーは設定から戻るキーとメニューキーを選択可能。Galaxyを利用している方は上のほうが慣れている配置で使いやすいと思います。ホーム画面長押しでGoogle Nowを起動、メニューキー長押しでタスク一覧が開きますが、未だにタスク一覧を開くときにメニューキーを短押ししてしまいます。
ちなみにこのライトは設定でオフにも出来ますが、消すとタッチする位置がほとんど分からなくなるのでオススメしません。
デュアルSIMだけど2つ目のスロットはLTE非対応
SIMスロットはnano SIMが2枚入りますが、向かって右側の方はGSM専用らしく使えないみたいです。…とは言うものの、穴があったら入れたくなるのが男の性なので一応試してみたのですが、挿入してもSIMを認識してくれませんでした。
SIMスロットはiPhoneやNexusシリーズと同じくSIMピンを使う形式。ピンは付属している物を使って開けました。特に固いということもなくすんなり空きました。
設定からSIMカードの切替設定画面に移動して「SIM有効化」の項目を見ても、SIM1のほうはNTT DOCOMOと表記がされているのにSIM2は有効でもLTEを掴まなかったです。海外への出張や旅行の際には便利に活用できそうですね。
なので普段利用する際はSIMトレイの前にあるSIM1のスロットに置いて使いましょう。それにしても1枚のSIMトレイに2枚のSIMを置くの珍しいな。
SIMを挿すと通信事業者が自動で判断されて沢山のAPN情報が出てきました。MVNOで利用するなら面倒な設定なく出来ますね!…と言いたかったのですが、ちゃんと設定しているはずなのになぜか上手く通信が出来ないトラブルに遭いました。
早速ググッてみると同じような症状の人を発見しました。困った時はスマホでググるのが1番手っ取り早いですが、今手元に持っているスマホで調べたくても調べられないというジレンマ。
APN設定の画面から1番下までスクロールして「MVNOの種類」をSPNに変更すると無事に通信が行えました。何だこのトラップは…。同じようなトラブルで悩んでいる方はこの項目をチェックしてみてください。
デフォルトでもそこそこ使えるホーム画面
ホーム画面はドロワーの無いアイコンがずらっと並ぶ形式。上に下にドラックすると通知領域が表示され、反対側にするとホーム画面の設定が出てきます。
ホーム画面のカラー選択や壁紙のぼかし機能、スクロールの効果設定にランチャーのバックアップまで用意されていました。
私はホーム画面のカスタマイズでApex LauncherやNova Lancherをインストールすることが多いですが、標準のホーム画面でも軽量かつなめらかに表示されてくれるので、特にこだわりがない方はこれでも十分使えると思いました。
プリインストールされたアプリにはTwitterやFacebookなどのSNSアプリや、OCNモバイルONEやgooのホーム画面のショートカットなどが入っていました。もっとガッツリ不要なアプリが入っているかと思いきや意外と少ないです。
その他はAndroid標準に近い仕様。性能も必要十分で満足度が高い1台。
特徴的なホーム画面とは違って、その他の仕様についてはAndroid標準からそこまでカスタマイズされていませんでした。
設定画面も独自機能のメニューが追加されているものの、そこまで変な並びでもないです。SHARPやHuawei端末などはここをガッツリカスタマイズしているので使いづらいことが多いですが、一般的なこの並びが1番使いやすいですよね。
OSはAndroid 5.0 Lollipopを搭載。そろそろキャリアモデルには6.0 Marshmallowが配信されますが、昨年発売したモデルだしシカたないですよね。アップデートされるのかしら。
RAMは2GBのうち1.3GBが空き、システムで363MBとアプリで226MB使用と結構がら空きでした。いくつかアプリを同時に立ち上げてもRAM不足に陥ることがなく全然使えます。
一方でストレージのほうが16GBと控えめで、かつストレージ領域が分割されているせいで利用できる容量に限りがあります。事前に知っていて購入したので文句は言えないものの、今後使っていく上で不満が出てきそうな点です。
最後にAntutu Benchmarkをぶん回した結果を貼っておきます。スコアは31,106と中々いい結果が出たのではないでしょうか。忘れているかもしれませんが、これキャンペーンで13,392円で手に入ったスマホですよ??
十分すぎるくらいしっかりと指の動きに付いていきます。流石に3Dゲームなどをガッツリするには向いて無いと思いますが、普段使いでは特に不満もなく使えそうです。まだ数日シカ触っていないので、デレステとか試して色々楽しみたいと思います。