WordPressをロリポップ!からMixHostへ移転しました。月額518円でSSL対応まで可能な超高速レンタルサーバー
Creator Clipを3年7ヶ月支えてきた「ロリポップ!」から、超高速でWordPressを稼働できると噂の「MixHost」というレンタルサーバーへ移転しました。今回は移転した経緯や移転後の様子などをご紹介します。
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こんなに長くロリポップ!で運営していた理由
理由は単純に移転作業が面倒くさかったから。移転に伴うリスクもあるしロリポップ!の契約期間もまだ残っているし…とずるずる引きずって、いつの間にか3年7ヶ月も同じサーバーを使い続けていました。
特に大きな不満とかも無かったのですが、アクセスが多くなってくると「あれ、私のブログ…重すぎ…?」と思うようになり、ブログリニューアル後に乗り換え先のサーバー探しを始めました。
元々ずっと月額270円のライトプランで運用していましたが、まずは上位プランのスタンダードプランに乗り換えて表示速度が改善するか試してみました。料金だけ見ると倍の値段ですが、目に見えて改善効果はなくますます重くなったような…。
ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
初期費用 | 1,620円 | |
月額料金 | 270円 | 540円 |
ディスク容量 | HDD 50GB | HDD 120GB |
転送量 | 60GB/日 | 100GB/日 |
独自ドメイン | 50 | 100 |
サブドメイン | ドメイン毎に300 | ドメイン毎に500 |
MySQL | 1 | 30 |
簡単インストール | WordPress、EC-CUBE、baserCMS | |
サポート | メール、チャット | メール、チャット、電話 |
- ※価格は全て税込表記
PageSpeed Insightsで「サーバーの応答速度を短縮する」と警告が出る
ページの表示速度がGoogleアルゴリズム要因の1つとして入っているらしく、サーバーからリクエストするまでに1.5秒も掛かっていては表示までに4~5秒近く掛かっても無理はないです。
一般的にユーザーが待ち続けられるロード時間は2秒までと言われている中で、ここまで遅いと離脱率も高くなる一方です。
そこで見つけたのがMixHostというサーバー。何と昨年6月にサービスを開始したばかりだとか。ここを知る前は大手のエックスサーバーにしようか悩みましたが、プランを見てかなり良さげだったのでMixHostに決定。
MixHostの特徴
まだ使い始めたばかりなので全てのメリットを体験していませんが、MixHostでは他社と比較して良いところがたくさんあります。
初期費用ナシ、30日間無料で全機能が試せる
色々な口コミを見たあとは、一度無料プランで契約して使い勝手や設定方法などを一通り見てみました。設定はcPanelという管理画面で行います。アイコンが多くひと目でどんな機能があるか探しやすい。
MixHostは初期費用無料で始められて、登録から30日間は全機能が無料で使えます。私はお試しでエコノミープランを無料契約中です。来月頭くらいには本契約へ移行しようと思っています。
無料契約にはクレジットカードの番号登録も不要で、30日経過した後に自動課金されることもありません。
下位プランでもSSL対応など全機能が使える
MixHostではエコノミー(月額518円/年)、スタンダード(月額1,058円/年)、プレミアム(月額2,138円/年)、ビジネス(月額4,298円/年)、ビジネスプラス(月額6,458円/年)の5種類のプランが用意されており、上位プランになるにつれてSSD容量やメモリ容量がアップしていきます。
エコノミー | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
12ヶ月契約 | 518円 | 1,058円 | 2,138円 | 4,298円 | 6,458円 |
6ヶ月契約 | 572円 | 1,166円 | 2,354円 | 4,730円 | 7,106円 |
3ヶ月契約 | 626円 | 1,274円 | 2,570円 | 5,162円 | 7,754円 |
- ※価格は全て税込表記
エコノミー | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | |
---|---|---|---|---|---|
ディスク容量(SSD) | 10GB | 20GB | 40GB | 60GB | 80GB |
CPU | 仮想1コア | 仮想2コア | 仮想3コア | 仮想4コア | 仮想5コア |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB |
RAID構成 | ○ | ||||
遠隔バックアップ | ○ | ||||
CloudLinux | ○ |
ディスク容量ががSSDなので少ないですが、今のところエコノミープランの容量の半分くらいしか使ってないです。容量が足りなくなったらスタンダードプランに乗り換えようと思っています。
その他の仕様についてはこんな感じ。これが良いか悪いかの判断は任せます。
- マルチドメイン・サブドメイン無制限
- MySQL(MariaDB)無制限
- 追加FTPアカウント無制限
- 転送量課金なし
- 無料・独自SSL対応
- オリジナルCGI対応
- PHP・PHP拡張モジュール対応
- SSI対応
- .htaccess編集可能
- HTTP/2対応
- アダルトサイト運営可
- サーバーリソースを契約プランに応じて独立制御
- 運用規模に合わせてリソースの増減可能
海外サーバーもあるのでアダルトサイト運営もOK。日本の大手サーバーだとNGなことが多いので、国産で選べる数少ないレンタルサーバーです。
下位プランだとしても独自SSLなどの機能が使えるのはありがたいですね。独自SSLへの移行も簡単で、独自ドメインの移行手順を踏んだら24時間以内に自動でSSL証明書を発行してくれます。
サーバーを乗り換えたらついでにやっておこうと考えていたのですが、特殊なことは一切せずにうちのブログもSSL化できました。まだ一部コンテンツにhttpのコンテンツが含まれているので現在調整中です。
このブログをFeedlyなどで購読している方はURLをhttpからhttpsへ変更をお願いします。
https://creatorclip.info/
表示速度がとにかく速い
HTTP/2に完全対応した次世代ウェブサーバー「LiteSpeed」を採用してApacheやNginxを上回る実行速度が特徴とのこと。あまりサーバー周りのことは詳しくないので体感だとかなり早く感じます。
WordPressサイトであれば独自のキャッシュプラグイン「LiteSpeed Cache — WordPress Plugins」が使えます。
プラグインを適用した後はPageSpeed Insightsのスコアが25点近くアップしました!サーバーの応答速度を短縮すると警告も出ていないです。
もう1つ有名なページ速度計測ツールの「GTmetrix」でも測ってみると、PageSpeed ScoreがA(97%)、YSlow ScoreはB(87%)でした。画像をスクロールに応じて遅延ロードさせているので、ファーストビューの読み込み速度も速いです。
ロリポップ!かMixHosttにWordPressのデータを移行する
WordPressの移行手順は公式サポートが参考になりました。手順ごとにキャプチャでまとめられているので分かりやすかった。
移行後は転送量が多くメモリやCPUの使用量が増加してめちゃくちゃ重くなっていましたが、1日ほど放置していたら何とかなりました。多分SSL化に伴ってURLが変更されたので、SNS Count Cacheなどがフル稼働しちゃったせいですね。
一時期500エラーとか発生したのでかなり焦りました。調査にご協力いただいた皆さまありがとうございました。
サーバー周りに詳しくない方はWordPress移転代行サービス(1サイトにつき税込5,378円)を使って移行してもいいかも。
まだ利用者が少ないからかググってもあまり情報が出てこなかったのが不安でしたが、移行は1日でほぼ完了したので良かった。まだロリポップ!の契約は残しているので、移行後に何かあったときのバックアップとして保存しておこう。
WordPressにこだわる必要性
WordPressのデータを移転するってやっぱり大変で面倒くさいですね。環境構築ならまだしも、既存データを壊さずに慎重に移行していくのは慣れていないと相当な時間と労力を使います。サクッと終わらせられるなら1日も掛からず終わるんでしょうけど、まだまだそのあたりは詳しくないです。
最近ははてなブログで書いている人も多く「ブログを書くことに集中したい」という気持ちであれば、無理してWordPressである必要も無いと思います。私はテーマカスタマイズしたりプラグインが豊富で便利だからWordPressにしていますが。