Earfun Free Pro2レビュー:ANC/低遅延モード/防水/ワイヤレス充電も!約8,000円とは思えない高品質なワイヤレスイヤホン
Earfunから発売された新製品のワイヤレスイヤホン「Earfun Free Pro2」をメーカーよりご提供いただきました。
最大40dBまで低減できるANC(アクティブノイズキャンセリング)機能に加えて、外音取り込み機能、低遅延モード、IPX5相当の防水性能、ワイヤレス充電にも対応した全部入りモデルです。
これだけ機能が詰まっていて、価格はなんと7,999円と1万円を切っています。イヤホンやケースの質感も高く、満足度の高い製品です。
本記事では、Earfun Free Pro2の外観やデザイン、ペアリング方法、音質や使い勝手について写真多めで解説していきます。
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Earfun Free Pro2のスペック・特徴
Earfun Free Pro2は、小型軽量で欲しい機能が揃っているコスパ抜群のワイヤレスイヤホンです。6mm経のダイナミックドライバーを搭載し、低音の迫力があるサウンドを楽しめます。
前作の「EarFun Free Pro」と比べて、よりコンパクトで高級感のあるデザインになり、ノイズキャンセリング性能が向上しています。
Earfun独自のハイブリッド型アクティブノイズキャンセル技術「QuietSmart 2.0」により、最大-40dBのノイズ低減を実現しました。
EarFun製品には、30日間返金保証と18ヶ月保証なども付いているので、ワイヤレスイヤホン初心者にもおすすめ。
型番 | Earfun Free Pro2 |
---|---|
サイズ | 66.6mmx25mmx28.5mm |
重量 | イヤホン:4.1g 充電ケース+イヤホン:約38g |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.2 |
Bluetooth周波数 | 2.402GHz-2.48GHz |
Bluetoothプロファイル | A2DP/AVRCP/HFP/HSP |
対応コーデック | AAC/SBC |
Bluetooth送信出力 | <7dBm |
入力 | DC 5V/1A |
通信距離 | 最大15m(人体、金属、壁などの障害物や電波状態によって変動します) |
バッテリー容量 | イヤホン:35mAhx2 充電ケース:420mAh |
充電時間 | イヤホン:1時間 USB-Type-C:2時間 ワイヤレス充電:3.5時間 ※MagSafe充電器と互換性がありません。 |
電池持続時間 | ノーマルモード:最大6時間(充電ケース込み最大30時間) ANCモード:最大5時間(充電ケース込み最大25時間) ※音量やオーディオ内容などにより短くなる場合があります。 |
Earfun Free Pro2の外観・デザイン
パッケージは白を基調としたシンプルなデザイン。裏面には製品仕様が印字されています。
付属品
箱の中身はイヤホン本体、充電ケース、イヤーピース(XS/S/M/L)、イヤーフック(S/M/L)、綿棒(清掃用)、USB-A to Cケーブル、取扱説明書が入っていました。
イヤーフックとイヤーフックサイズ別に用意されているので、最初から装着されているMサイズが合わないときは変更してみてください。
謎の棒が入っていると思ったら、お手入れに使う綿棒のようです。今まで様々なワイヤレスイヤホンをレビューしてきましたが、綿棒が入っていたのは初めてです。
説明書は日本語に対応しています。イラスト付きで操作方法も分かりやすかったです。
付属のケーブルはUSB-A to Cケーブル。長さは30cmくらいと短めなので、自前のケーブルを使ったほうが良いかもしれません。
高級感のあるアルミニウム合金製のケース
充電ケースはアルミニウム合金製で、同価格帯の商品と比べて高級感があります。指紋が目立ちにくいマットな質感で触り心地も良いですね。
蓋の部分にEarFunのロゴ、底面には製品仕様が印字されています。
ケースを開けるとこんな感じ。
ケースとイヤホンに磁石が内蔵されているので、イヤホンをケースに近づけると溝に合わせて収まります。磁力も強力でケースを逆さにしても落ちません。
イヤホン本体もマットな質感で指紋がつきにくく、Apple製品のスペースグレーのような色味で安っぽさは感じません。
イヤホンの内側にはL/R表記が大きく刻印されているので、左右がひと目で分かるのは便利でした。
コンパクトで持ち運びやすいサイズ
充電ケースのサイズは66.6mmx25mmx28.5mm。イヤホン自体も非常にコンパクトです。
手のひらに乗せるとこのくらいのサイズ感。ケースが細長い形状なので、ズボンのポケットやカバンの隙間にすっぽり収まります。
急速充電とワイヤレス充電に対応
裏面には充電で使うUSB Type-Cポートを備えています。
有線接続では10分間の充電で約2時間の音楽再生が可能です。充電中はLEDランプがゆっくり点滅し、充電が完了すると点灯に切り替わります。
ワイヤレス充電では約3.5時間で満充電になります。充電速度はあまり速くないものの、ケーブルの付け外しをせず充電できるのは手軽で便利です。
ケースのバッテリー残量は、蓋の開閉をしてLEDランプの点灯状況で確認できます。
3秒間白点滅 | 3回白点滅 | 1回白点滅 | 消灯 |
---|---|---|---|
30%以上 | 30%未満 | 10%未満 | 5%未満 |
個人的には、複数のLEDで表示してくれたほうが分かりやすく感じました。
イヤホンにもLEDランプを備えており、充電中は青く点滅します。
バッテリー持ちはノーマルモードで最大6時間(充電ケース込み最大30時間)、ANCモードでも最大5時間(充電ケース込み25時間)と長寿命です。長時間接続した状態でもバッテリー消費が少ないのが良かったです。
EarFun Free Pro 2は片耳での使用も出来るため、オンライン会議などで長時間使用したいときは交互に充電しておけば長時間使用できます。
Earfun Free Pro2の装着感
Earfun Free Pro2を実際に装着してみた様子がこちら。イヤホン自体が軽くてコンパクトなので、装着したときにカナル型特有の圧迫感を感じにくいと思います。
横から見ても出っ張りが少なく、ベッドで横になりながらASMRなどを聴く「寝ホン」としてもおすすめできます。
イヤーピースとフックはサイズ別に複数付属してくるので、使い始める前に付け替えて試してみることをオススメします。私の場合はイヤーフックをLサイズにしたことで、頭を動かしても耳から外れなくなりました。
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Earfun Free Pro2の操作方法
背面にあるタッチセンサー使って、音楽の再生/停止、音量調整、曲送りなどの各種操作が可能です。
左耳 | 右耳 | |
---|---|---|
再生/一時停止 | 2回タップ | 2回タップ |
曲送り | – | 3回タップ |
音量+ | – | 1回タップ |
音量- | 1回タップ | – |
音声アシスト機能 | – | 2秒長押し |
ノイズキャンセル切替 | 2秒間長押し | – |
低遅延モード | 3回タップ | – |
左耳 | 右耳 | |
---|---|---|
電話を受ける | 2回タップ | 2回タップ |
着信拒否 | 2秒長押し | 2秒長押し |
通話切替 | 3回タップ | 3回タップ |
専用アプリが用意されていないので、操作方法のカスタマイズは出来ません。
基本操作は問題ないものの、曲戻しがイヤホン単体で行えなかったり、通話時のマイクミュートなどがあればもっと使いやすかったと思います。
また、イヤホンを耳から着けたり外したりした際に音声の再生/一時停止ができる「装着検出機能」には非対応です。
EarFun Free Pro2の音質&接続の安定性
EarFun Free Pro2をGoogle Pixel 5に接続し、Amazon Music HDで音楽をいくつか再生してみました。
EarFun Free Pro2の音質は、従来のEarfun製品と同じく低音~中音域が強めに出る傾向があります。高音域はわずかに刺さるような感じがありますが、専用アプリがないのでイコライザーなどで調整できないのは惜しいです。
安いイヤホンにありがちなこもった音や、解像度の粗いノイズが入るようなこともなく、ラフに音楽を楽しむには十分な性能を持っています。
従来モデルよりも音が良くなったかと言われると、正直そこまで大きな差はないと思います。ANCや外音取り込みなど機能性が向上したモデルと言っても差し支えないかと。
独立した通信「MCSync」により、左右同時転送に対応しています。バスターミナルや国際通りなど人通りの多い場所で使っていても、ほぼ音が途切れることなく使えました。
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EarFun Free Pro2の機能
最大40dBに対応した「ノイズキャンセリング」と外音取り込み
EarFun Free Pro 2に搭載されたノイズキャンセリングは最大40dB(デシベル)のノイズをカットしてくれます。実際に試したところ、従来の28dBよりもさらに強力に周囲の音を消してくれます。
エアコンや換気扇の音、PCの排気音などはカットされますが、周囲の人の会話や車の走行音などはちゃんと聞こえます。この価格帯でしっかり使える性能があるのは正直驚きです。
ノイズキャンセリングをONにした状態でもホワイトノイズがなく、ずっと付けっぱなしでも6時間バッテリーが持つので実用的だと思います。
外音取り込み機能はマイクで拾ったような音質ですが、周囲の音を聞き取る分には問題なく使えます。買い物中なので一時的に会話したいときに便利な機能です。
遅延を最小80msまで抑える「ゲームモード」
EarFun Free Pro 2には、音の遅延を少なくする「ゲームモード」を搭載しています。動画視聴やゲームで試してみたところ、映像との違和感はかなり軽減されているように感じます。
対応コーデックがSBC/AACしかないため、遅延が気になる場合はゲームモードを試してみる価値は十分あると思います。
ただし、ゲームモード中は接続距離が短くなるので、音楽再生では低遅延モードをオフにすることを推奨しています。
それでもほんの僅かに遅延は感じるため、判定の厳しいFPSや音ゲーなどを遊ぶときは有線イヤホンまたはAptX LLに対応したモデルを選ぶのが無難です。
まとめ:8,000円未満で豊富な機能が使える高コスパモデル
高コスパで多機能は完全ワイヤレスイヤホン「Earfun Free Pro2」のレビューをお届けしました。
これまでにも様々なワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、イヤホンの質感やデザイン、音質・機能どれを取っても完成度が高く、この価格帯ではトップクラスの製品であることは間違いありません。
イヤホンの装着検出機能がない、対応コーデックがSBC/AACのみ(Apt-Xに非対応)、タッチセンサーやイコライザーのカスタマイズができない、という点に目を潰ればほぼ完璧です。これらの機能が必要なければオススメのイヤホンです。
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