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「素直な虹」という謎メーカーのコンセント付きUSB充電器を買ってみた。単ポート65W、合計100W対応で旅行に最適!

旅行用にコンパクトで多ポートなUSB充電器を探していたときに見つけた「素直な虹」という謎メーカーのUSB充電器ご紹介します。名前を見るからに怪しい中華製品なんでしょうが、仕様を見てみると意外と良さそうと思って試しに購入してみました。

外出先で使用する充電器としては使い勝手も良く、旅行用に最適だと感じました。充電器系は信頼のあるメーカーを選ぶべきだとは思いますが、たまにこういう冒険をしてみたくなります。

筆者のようにPCやスマホ、カメラやモバイルバッテリーなど、たくさんのガジェットを持ち運ぶ方、家族や友達と充電器を一緒に使いたい人に向いています。

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スペック・内容物

サイズ 145mm×75mm×26mm
重量 240g
型番 XS-USB2.4
ケーブル長 30cm
入力 100-240V,50/60HZ 2.5AMAX
合計最大出力 1400W
USB出力 USB-C1:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A
USB-C2:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A
USB-C3:5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A
USB-C4:5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A
USB-A:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A
メーカー保証 18ヶ月
内容物 充電器本体、USB Type-C to Cケーブル、取扱説明書

USBポートの出力表

各ポートの使用状況に応じて最大出力が異なります。

USB-C1 USB-C2 USB-C3 USB-C4 USB-A 合計
USB-C1単体 65W 合計65W
USB-C2単体 65W 合計65W
USB-C3単体 20W 合計20W
USB-C4単体 20W 合計20W
USB-A1単体 18W 合計18W

USB-C1 USB-C2 USB-C3 USB-C4 USB-A 合計
USB-C1+C2 30W 30W 合計60W
USB-C1+C3 65W 20W 合計85W
USB-C1+C4 65W 20W 合計85W
USB-C1+A 65W 18W 合計83W
USB-C2+C3 65W 20W 合計85W
USB-C2+C4 65W 20W 合計85W
USB-C2+A 65W 18W 合計83W
USB-C3+C4 合計15W 合計15W 合計15W
USB-C3+A 20W 18W 合計38W
USB-C4+A 20W 18W 合計38W

USB-C1 USB-C2 USB-C3 USB-C4 USB-A 合計
USB-C1+C2+C3 30W 30W 20W 合計80W
USB-C1+C2+C4 30W 30W 20W 合計80W
USB-C1+C2+A 30W 30W 18W 合計78W
USB-C1+C3+C4 65W 合計15W 合計15W 合計80W
USB-C1+C3+A 65W 20W 18W 合計103W
USB-C1+C4+A 65W 20W 18W 合計103W
USB-C2+C3+C4 65W 合計15W 合計15W 合計80W
USB-C2+C3+A 65W 20W 18W 合計103W
USB-C2+C4+A 65W 20W 18W 合計103W
USB-C3+C4+A 合計15W 合計15W 18W 合計33W

USB-C1 USB-C2 USB-C3 USB-C4 USB-A 合計
USB-C1+C2+C3+C4 30W 30W 合計15W 合計15W 合計75W
USB-C1+C2+C3+A 30W 30W 20W 18W 合計98W
USB-C1+C3+C4+A 65W 合計15W 合計15W 18W 合計98W
USB-C2+C3+C4+A 65W 合計15W 合計15W 18W 合計98W

USB-C1 USB-C2 USB-C3 USB-C4 USB-A 合計
USB-C1+C2+C3+C4+A 30W 30W 合計15W 合計15W 18W 合計93W

組み合わせパターンが多くてややこしいですが、C1とC2は最大65W(同時使用時は30W+30W)、C3とC4は最大20W(同時使用時は合計15W)ということに気をつければ問題ないでしょう。

デザイン

ACプラグ+USBポート付きの充電器にありがちなデザイン。本体はつや消しの樹脂素材でややチープ差を感じるものの、実用面では特に問題ありません。

写真から見て左側にUSBポートがあり、商品によってUSB-CポートとAポートの数が異なります。筆者は1番USB-Cポートが多い組み合わせ(USB-C×4+USB-A)を選びました。

■USBポートの組み合わせ
  • USB-C1とC2ポート→最大65W出力(同時使用時は30W+30W)
  • USB-C3とC4ポート→最大20W出力(同時使用時は合計15W)
  • USB-Aポート→最大18W出力

てっきり「全ポート合計出力65W」なのかと思いきや、実際はC1とC2を同時に使用しなければ「65W+20W+18W」のような組み合わせで出力可能でした。合計100W近い出力に対応しているなら、このサイズにも納得がいきます。

右側に2つのコンセント穴と、延長ケーブルを内蔵しています。合計最大出力は1400Wまでのため、あまり高出力の家電製品で使うのは止めておきましょう。

プラグの部分はしっかりと固定されており、やや取り出しづらいのが気になりました。

延長ケーブルは本体の外周に収納されており、すべて伸ばすと30cm程度になります。プラグ直挿しタイプと比べて、壁のコンセントや間隔の狭い電源タップでも使いやすいですね。

本体サイズは145mm×75mm×26mmと大きめで、縦横のサイズは6インチ台のスマホとほぼ変わりません。

重量は実測値で236gと、毎日持ち運ぶには少し重たく感じます。5つのUSBポートとコンセントの増設、延長ケーブルを内蔵しているため、利便性とのトレードオフとして割り切っています。

背面には認証情報などが記載されています。PSEマークには「航進ワールド株式会社」と会社名の記載もあります。

実際に使ってみた

スタバの壁コンセントで使ってみました様子がこちら。プラグを直接タイプと比べて、侍従で抜落ちる心配もなく使い勝手は良好です。ケーブルの長さが絶妙で、壁面のコンセントでもケーブルが垂れ下がる心配がありません。

USB-C1を使ってM2 MacBook Airを充電すると、おおよそ55W前後出ていました。最大65Wまで出るためやや控えめですが、動画編集しながらでも問題なく充電できました。

続いては、USB-C1とC2を使ってWindowsノートPCとM2 MacBook Airを充電します。どちらも30W弱程度の出力を確認できました。単ポート使用よりもやや出力は落ちますが、モバイルノートであれば問題なく充電できています。

今度はUSB-C1にWindowsノートPC、USB-C3にM2 MacBook Airを接続しました。Windowsノートには58W、M2 MacBook Airには19Wで給電されています。USB-C3はスマホやタブレットなどのデバイスに向いています。

USB-Aを追加してAndroidスマホを充電しても、USB-C1とC2は30W出力を維持しています。個人的にはこの使い方がメインになりそうです。

USB-C1〜C3、USB-Aポートの4つを使うと、それぞれ30W・30W・20W・18Wの利用が可能。複数デバイスを同時に急速充電したい用途にピッタリです。USB-C3とC4ポートを同時に使用すると、2ポート合計15Wに制限されるため、そこだけは注意しましょう。

まとめ

本記事では「素直な虹」という謎メーカーのコンセント付きUSB充電器をレビューしました。セールで3,000円未満で購入できる製品としては、想像以上にちゃんと使える製品でした。

見るからに怪しい製品ではあるものの、数ヶ月使用しても怪しい挙動は見られず仕様通り動いているようです。この手の製品は色々なメーカーから販売されていますが、PCも充電できるパワフルな仕様のものは珍しいと思います。

旅行や外出先などで多数のデバイスを充電したい方、延長タップとUSB充電器をひとつにまとめたいミニマリストの方におすすめです。定期的にセールを開催しているようなので、値下がりしたタイミングを狙って購入してみてください。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。