「Ulanzi BP10」レビュー:35Lまで拡張できる大容量・多機能なカメラバッグ
この度、Ulanziさんが実施していたXのキャンペーンに当選し、高性能なカメラバッグ「Ulanzi PD10 ハードシェル カメラバックパック」をプレゼントいただきました。せっかくいただいた商品なので、ブログでレビューします。
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⏰8/12(月)まで… pic.twitter.com/ytyGU5Ycqx— Ulanzi Japan(ウランジ) (@UlanziJapan) July 30, 2024
本製品は、最大35リットルまで入る大容量なカメラバッグです。中身に応じて仕切りを動かしたり、カメラをクイックに取り出せる「サイドアクセス」に対応し、カメラや周辺機器を持ち運ぶことに特化しています。
撥水素材と防水ジッパーで雨にも強く、ストラップや背面のクッション性も良かったです。カメラやレンズなどを複数持ち運ぶ人に向いているカメラバッグをレビューします。
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「Ulanzi BP10」のスペック
競合モデルの「BP09」とスペックを比較しました。
両者を比較すると、サイズはBP09のほうが一回り小さく、カバンの重量も軽くなっています。BP10は容量の拡張にも対応しており、持ち運ぶ機材が量い方は本製品のほうがオススメです。
「Ulanzi BP10」の外観・特徴
正面からの見た目はマットブラックで統一されていて「無骨」な印象を持ちました。表面はサラサラとした硬めの質感で、とにかく頑丈そうな作りです。
止水ファスナーを採用し、突然の雨が降っても機材が濡れにくくなっています。ファスナーの開閉はやや引っ掛かる感じがあり、少し丁寧に開けしめする必要があります。
背面にはベルトや持ち手部分に赤の差し色があります。Ulanziのブランドカラーに合わせているのでしょうか?
背中が当たる部分に厚手のクッションが入っていて、重量が増えても身体への負担を軽減してくれます。空気の通り道も確保しているので、暑い時期に長時間背負っていても不快感が少ないです。
ベルトは幅広で肩に食い込みにくく、こちらも厚手のクッションが入っています。カラビナを引っ掛けておけるループもあり、使いやすくカスタマイズできるのが魅力です。
下部にはバックル式のチェストベルトのほか、厚手のポケット付きウエストベルトも付属しています。
ウエストベルトには、荷物が上下左右に振られるのを防いだり、肩にかかる荷重を分散させる効果があります。荷物が重くなってしまっても、身体への負担をなるべく減らせるように考えられています。
持ち手部分は上部のほか、背面と中央の合計3箇所にあります。バッグ背面の持ち手部分は、スーツケースのハンドルに取り付けて一緒に運べます。
「Ulanzi BP10」の収納スペース
「Ulanzi BP10」の収納スペースは、大きく分けて4つに分類されます。
- 正面:薄型のもの、小物類など
- 側面:バッテリーやメンテナンス用品、メイン収納のアクセス
- 背面:PCスリーブとメイン収納
- 底面:三脚を紐で括り付けられる
正面の収納
上部はハードタイプ、下部はソフトタイプの収納ポケットがあります。
ファスナー180度まで開閉可能。上部を開けると、外側にはチャック付きポケット、内側にはゴムバンドが4箇所あります。
チャック付きのポケットは中のものが透けて見えます。
下部にも半透明のチャック付きポケットと、メッシュのポケットがあります。
右側面
右側面にも上下に分かれたポケットが2つあります。
上部には、チャック付きとメッシュのポケットが1つずつ。
下部には、ペットボトルや折り畳み傘を収納するスペースのほか、メイン収納部分に直接アクセスできるサイドポケットがあります。
左側面
左側面はポケットが1つあり、上部の紐で三脚などを固定して持ち運べます。
ファスナーを開くと、バッテリーを収納するポケットが4つあります。右側面と同じく、こちらからもメインの収納部にアクセスできます。
メイン収納
メインの収納は背面から180度開けます。
背面と収納部分を繋ぐストラップがあり、これを取り付けると開き具合を調整できます。全部開くと機材を落下させるリスクもあるので、よく考えられていますね。
メインの収納部分は、カメラやレンズなどのサイズに合わせて仕切りを移動できます。
仕切りのサイズはA~Fの6種類。マジックテープで何度でも付け外し可能で、折り曲げ方によって自由な配置に変更できます。
10Lの容量拡張
Ulanzi BP10は、10Lの容量拡張に対応しています。側面にあるチャックをぐるっと一周開くと…
前面の容量が拡張されて、新たに収納スペースが出現します。
右側にはチャック付きのポケットと、ゴムバンドで挟める収納があります。
下の部分には、ジンバルなどを収納すると固定されていい感じでした。
左側の上部には、メッシュのポケットが2つ付いています。
底面
底面には2本のストラップがあり、三脚などを固定して持ち運べます。ストラップは結構長めなので、太めの三脚にも対応できそうです。
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「Ulanzi BP10」の使い勝手
筆者が持っているカメラ機材を一通り詰め込んでみました。コンパクトな単焦点レンズで使うにはオーバースペックですが、野鳥撮影などでフルサイズに超望遠レンズが必要な方であれば、丁度いい容量ではないでしょうか。
- ボディ2台(FUJIFILM X-S10、X-S20)
- レンズ6本
- XF60mm F2.4 R macro
- XF27mm F2.8
- XF35mm F1.4 R
- XC50-230mm F4.5-6.7 OIS
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
- SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
- コンデジ(RICOH GR3x)
- ワイヤレスマイク(Ulanzi U-Mic)
- Insta360 X4
- ブロワー
- ミニ三脚+Falcam F38ベース
- ジンバル(ZHIYUN Crane M2s)
- ガジェットポーチ
- カメラ用品ポーチ
メイン収納スペースにこんなに入れてもまだ余裕があります。旅行や出張などで使う場合、他のスペースに衣類やお土産なども入れておけますね。
機材をたくさん詰め込むと総重量がめちゃくちゃ重くなるので、個人的にはもっとコンパクトなサイズの製品もあると嬉しいです。
実際に背負ってみるとこんな感じ。普段背負っている20L前後のバッグパックより存在感があります。
バッグパック自体も2kgを超えており、LCCの機内持ち込み手荷物だけで旅行する人はミスマッチかもしれません。日用品やお土産なども全部バッグ1つにまとめたいのであれば、容量拡張に対応していて便利だと思います。
チェストベルトやウエストベルトを装着すると、肩と胸、腰の3箇所で重さを分散させて持ちやすくなります。側面のポケットを2箇所追加できるので、ワイヤレスイヤホンやモバイルバッテリーなどを入れておくのに便利でした。
まとめ
ここまで「Ulanzi BP10」をレビューしました。最後にメリットとデメリットをまとめると下記の通りです。
- ■メリット
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- 撥水素材で水や汚れに強い
- 持ち手部分が3箇所付いている
- サイドアクセスが2箇所ある
- ポケットの数が多く、小物も整理しやすい
- メインの仕切り枚数が多く、細かく整理できる
- 容量を10L分拡張できる
- ウエストベルトが取り外しできる
- ■デメリット
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- 止水ファスナーが引っかかりやすい
- 届いた時から糸のほつれがあった
- 頑丈さゆえにバッグ自体が大きく重たい
- 余ったベルト部分がブラブラする(固定するバンドが動きやすい)
筆者はカメラを持って行くとき、デイバックにクッションケースを入れてカメラバッグ仕様にしています。今回は専用のカメラバッグなので、デイパックと比べて機材をたくさん持って行くときは整理しやすく、クッションなどもしっかり作られていました。
良いところも多い反面、私の使い方とは合わない部分も多かったです。機能性・収納力は満点に近いですが、止水ファスナーの開閉が引っかかりやすいこと、届いた時から裁縫のほつれなどは気になりました。
たくさんの機材や荷物を入れる予定のある方や、バックパック1つで海外旅行に出かけたい方など、容量や機能性を優先したい人なら使いやすいカメラバッグだと思います。
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