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HORIZON 20 Proレビュー:業界最高クラスの明るさ・1msの低遅延を実現したホームプロジェクター!

プロジェクターを多数展開するXGIMIさんから「HORIZON 20 Pro」をレビュー用に貸出いただきました。

業界トップクラスの最高輝度を誇るハイエンドモデルで、20,000:1の高コントラストかつ1ms(フルHD出力時)の低遅延を売りにしたゲーミング向けの製品です。「X-Master RGB 3色レーザー」によって、これまで以上に鮮やかで正確なカラーを再現可能になりました。

HORIZON 20 Proの発売予定価格は349,000円ですが、2025年11月12日(水)までの先行販売期間中は299,000円(通常価格から50,000円引き)で販売予定です。

「HORIZON 20」シリーズのスペック比較

HORIZON 20 HORIZON 20 Pro HORIZON 20 Max
製品画像
ディスプレイ
光源 RGB 3色レーザー
ディスプレイ技術 DLP
ディスプレイチップ 0.47インチDMD
対応フォーマット HDR10+、IMAX Enhanced、Dolby Vision
遅延性 ゲームモード、VRRオン、AKオフ時

  • 1ms(1080P@240Hz)
  • 2.2ms(1080P@120Hz)
  • 3ms(4K@60Hz)
MEMC
輝度 3200 ISOルーメン 4100 ISOルーメン 5700 ISOルーメン
解像度 4K UHD(3840×2160)
色域 BT.2020 110%
コントラスト比 20,000:1(DBLEオン時)
レンズ 高透過率コーティングレンズ
設定
アイプロテクション
自動台形補正 ○(中断なし)
オートフォーカス
スクリーン自動アジャスト
障害物自動回避
レンズシフト 垂直±120%/水平±45%
光学ズーム
デジタルズーム
投影方式 フロント/リア/フロント天吊り/リア天吊り
投影サイズ 40~300インチ
システム
CPU MT9679
GPU Mali-G52
RAM 4GB
ストレージ 128GB
OS Google TV
高速起動 ○(STR)
ミラーリングディスプレイ Google Cast/DLNA
オーディオ
スピーカー Harman/Kardon製 12W×2
DTS Virtual:X
対応オーディオ規格 DTS Virtual:X、DTS-HD、ドルビーオーディオ、Dolby Digital (DD)、ドルビーデジタルプラス(DD+)
接続性
Wi-Fi Wi-Fi 6(デュアルバンド 2.4/5GHz、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth Bluetooth 5.2
入力端子 DC入力 ×1、HDMI ×2(HDMI1はeARC対応)、USB 3.0 ×1、USB 2.0 ×1
出力端子 光デジタル音声出力 ×1、オーディオ出力 ×1
電力
電源 AC100~240V、50/60Hz
消費電力 ≤180W ≤230W ≤280W
寸法
本体サイズ(高さ×幅×奥行) 249×298×190mm
重量 4.8kg 4.9kg 5.4kg

「HORIZON 20」シリーズの基本性能は3モデル共通で、それぞれ明るさと消費電力、本体重量が異なります。本記事では4100 ISOルーメンの「HORIZON 20 Pro」をレビューしていきます。

HORIZON 20 Proの外観

製品写真が大きくプリントされた巨大な箱で届きました。箱を開封するとケースにしっかり梱包されています。

箱の中身はHORIZON 20 Pro本体、電源アダプタとケーブル、リモコン、単4電池、取扱説明書などが入っています。

こちらがHORIZON 20 Proの本体。HORIZON Sシリーズを踏襲しつつ、フロントはメタルパーツを使用して高級感のあるデザイン。落ち着いたメタリックグレーの色味で、リビングや寝室などに置いてもうまく溶け込んでくれそうです。

特筆すべきは内蔵のスタンド。垂直方向に135°、水平方向に360°回転して自由に調整可能。真上に向けて天井に投影することもできます。

本体サイズは249×298×190mm、重量は4.9kgとポータブルプロジェクターと比べると大きめです。リビングや寝室で移動して使うには少し大変だと感じました。

天面はレザー調の質感になっていて、お部屋のインテリアにも馴染むと思います。中央に「XGIMI」のロゴがあしらわれています。

底面には三脚穴と、水平方向に360°回転するターンテーブルを備えています。技適マークや認証情報もこちらに記載がありました。

上部はガラス製で「IMAX」のロゴと各種センサー類、その右には投影レンズがあります。前モデルは電動のカバーが付いていましたが、今回は剥き出しの状態なので取り扱いには要注意。

下部はアルミ製で、Harman/Kardon製の12W×2のスピーカーを搭載。音質については後述します。

背面上部には各種ポートが並んでおり、左からOPTICAL、USB-A(USB 2.0とUSB 3.0)、HDMI1(eARCあり)、HDMI2、オーディオジャック、電源ボタンがあります。
eARCに対応しているサウンドバーがあれば、HDMIのみで音声出力が可能です。

背面下部には巨大な吸気口と排気口を備えています。

背面の底部には電源アダプタを繋ぐジャックがあります。

電源アダプタはかなり大きめです。別売の「XGIMI フロアスタンドUltra(税別19,990円)」を使うと、アダプタやコードをスマートに隠せます。

リモコン本体もメタルの質感で重厚感たっぷり。ボタン部分はLEDで光るので部屋を暗くしても操作しやすいです。音声入力や動画配信サービスのショートカットボタンがあり、ぱっと見ただけで誰でも直感的に扱えると思います。

HORIZON 20 Proのレビュー・使い勝手

HORIZON 20 Proを約1ヶ月使ってみて、良かったと感じたポイントをご紹介します。

レンズシフト+光学ズームで設置の自由度が高い

HORIZON 20 Proは設置がとにかく簡単です。スクリーンへの自動サイズ調整、自動台形補正、オートフォーカス、障害物回避など、面倒な位置調整を全部お任せできます。

レンズシフトは、本体を動かさず垂直±120%/水平±45%の位置調整ができる機能。想像していたよりも広範囲に動かせるため、部屋の隅から投影しても歪みのない映像が投影可能でした。

光学ズームは、画質の劣化を抑えて投影サイズを拡大する機能。プロジェクターと投影面の距離が近くても大きな映像を投影できます。

投影サイズは40~300インチまで対応しており、最適な視聴体験には60~150インチの投影サイズを推奨しています。

Google TV搭載で直感的に使える

HORIZON 20 Proは「Google TV」を搭載。Googleアカウントでログインして、Wi-Fiの接続など初期設定を済ませたらすぐに使い始められます。

プロジェクター単体でもYouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなど、代表的な動画配信サービスを利用できます。音声検索にも対応しており、配信サービスを跨いで検索することも可能です。

実際に操作してみると、4GBのRAM搭載でサクサク快適に動作します。リモコンの操作も直感的で、機械の操作が苦手な方でも分かりやすいと感じました。

本体ストレージも128GBと余裕があるため、必要なアプリや動画ファイルもたっぷり保存可能です。

業界最高クラスの明るさ・色再現性・高コントラストを実現

HORIZON 20 Proの明るさは「4100 ISOルーメン」と、家庭用プロジェクターとしては最高クラスを誇ります。

部屋を明るくした状態
部屋を暗くした状態

昼間の明るい部屋でも十分な明るさがあり、照明を暗くしなくても十分視聴可能でした。夜間の暗い状況では、より色の鮮やかさがアップして映画館さながらの感覚で楽しめます。

細部まで滲まずくっきり描写できる4K解像度に加えて、赤・緑・青の3色を独立して出力する「X-Master RGB 3色レーザー」を採用。色のにじみやノイズの少ない映像を投影可能です。

原画の色を忠実に再現し、肉眼ではほぼ違いが分からないレベルです。XGIMI史上最高精度である「ΔE<0.8」の優れた色再現性を誇ります。

また、ダイナミックブラックレベルエンハンスメント(DBLE)技術により、映像の明暗部分をリアルタイムに検出してレーザーの光を調整しています。

さらに、「Dolby Vision」「HDR 10+」によって20,000:1の高コントラストな映像を実現しました。黒つぶれ・白飛びを抑えて、暗いシーンにおいても細部まで描写できる高い性能を持っています。

HDMI接続でパソコンやゲーム機と接続可能

HDMI端子を使ってパソコンやゲーム機と接続して、4K解像度の大画面モニターとして使用可能です。投影サイズを80インチ程度にすると、画面を拡大しなくても細かい文字まで読みやすかったです。

フルHD表示なら最大240Hzの滑らかな表示に対応しているため、動きの激しいゲームなどにも最適です。

Harman Kardon製スピーカーで迫力のあるサウンド

大画面で映像を楽しむなら、スピーカーの音質もこだわりたいところ。HORIZON 20 Proは、オーディオメーカーの「Harman/Kardon」製 12W×2のスピーカーを搭載しています。


実際に映画を視聴したところ、音割れや籠りを感じず人の声が鮮明に聴こえました。内蔵スピーカーにしては低音がしっかり鳴っていて、音質に強いこだわりがなければこれで十分満足できると思います。

サウンドモードは「標準」「映画」「スポーツ」「ゲーム」「DTS-VX」から選べます。「ダイアログエンハンサー」という声を強調する機能もありますが、標準の状態でも聞き取りやすかったです。

最新技術が詰まったハイエンドプロジェクター

XGIMI渾身のハイエンドプロジェクター「HORIZON 20 Pro」をレビューしました。

他社を圧倒的に凌ぐ明るさや色再現性、ゲームも快適に楽しめる低遅延、迫力のある音が楽しめるスピーカーなど、プロジェクターに求める性能を詰め込んだロマン溢れる1台です。

■メリット
  • 直感的に操作しやすいGoogle TV搭載
  • 競合製品よりも圧倒的に明るい
  • 4K解像度と3色レーザーで画質がとにかくキレイ
  • レンズシフトと光学ズームで設置場所を選ばない
  • 高リフレッシュレート対応でゲームにも最適
  • Harman/Kardon製の内蔵スピーカーの音が良い
  • 大容量ストレージでたっぷり保存できる
■デメリット
  • 高性能なぶん値段が高め(349,900円)
  • サイズが大きく移動させるのが大変
  • 長時間利用するとファンの音が気になる

テレビのように日中の明るい場所で使いたい方、レンズシフトや光学ズームで設置の自由度を求める方、ゲームで低遅延・滑らかな表示を求める方におすすめです。

高性能なぶんお値段は張りますが、日常的に自宅で映画や動画を視聴する機会が多い方ならきっと満足できるはずです。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。