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WiMAX2+集団訴訟問題について思うこと

2015年5月末から始まったWiMAX2+の3日3GB制限問題。速度制限が掛かった利用者から大量のクレームが来ており、その問題が大きく発展して集団訴訟問題にまで広がりました。今回はなぜここまで問題が大きくなったのか分析してみたいと思います。

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WiMAXの誇大広告に対して集団訴訟へ発展

WiMAXは「無制限で高速インターネット!」と謳っており、固定回線の代わりになるモバイルWi-Fiルーターとして重宝していた方も多かったと思います。その頃は通信速度もエリアもそこそこで、電波さえ入れば一番使いやすい回線だったと思います。

次世代サービスのWiMAX2+では下り最大110Mbpsから220Mbpsと徐々に高速化されていき、ますます使いやすい回線に進化していくはずでした。それが3日3GB制限が始まってからは700Kbps以下に速度が低下するようになりました。

「あれだけ制限ナシ!と宣言して販売していたのに速度制限を行うなんて誇大広告だ!」とユーザーの声が大きくなり、ついに集団訴訟を起こす提案まで上がってきました。

ユーザーを馬鹿にし続けた「UQ WiMAX」に対する集団訴訟を起こしませんか?※追記あり – モバイル健全化への一歩

  • 悪質な広告表現を全て排除すること
  • 契約したユーザー全員に手紙などで謝罪を行うこと
  • WiMAXを信じて光の解約をしたユーザー・途中解約で違約金を取られたユーザー・月間費用を支払っているユーザーも居ることから一律で○万円の費用を支払うこと(弁護士さんと相談の上金額は決定)
  1. 希望者全員の無償解約を行う&その旨を全ユーザーに手紙などで送付すること
  2. 1が出来ないのであれば広告通り一切の制限を撤廃すること

引用元:ユーザーを馬鹿にし続けた「UQ WiMAX」に対する集団訴訟を起こしませんか?※追記あり – モバイル健全化への一歩

その結果、UQコミュニケーションズから以下のような公式回答がありました。

  • 今後の広告表現について分かりやすく誤解の無いように差し替える。
  • 規制後の速度を現行よりもさらに速度を上げ、規制後の不便を緩和する方向で運用していく。

UQコミュニケーションズからみなさまへのお知らせ 「3日間で3GB」制限に関する今後の対応について|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX 2+

公式回答があった後に、発起人のwimaxuserさんは今後の活動方針について書いています。

早急に検討すると言っているので良い点悪い点を整理し、改めて10日間待ち「検討」ではなく「具体的な日程と時間」そして「対応内容」や「制限基準や制限後の値」と総務省から要請されている「誤解に基づき契約した人への対応」などの続報が発表されることを待ちたいと思います。

ただ10日後となると土曜日になるので月曜日である27日まで、実質12日間待とうと思います。

引用元:【7/15】 UQWiMAXに対しての今後の活動方針 ※追記あり – モバイル健全化への一歩

公式回答後にはメディアにも大きく報道され、NHK・フジテレビ・Yahoo!ニュースなど数多くのニュースサイトに取り上げられました。


一連の流れを見て両者の意見をまとめると

ここまでが一連の流れですが、両者の意見を整理してみましょう。

WiMAX2+被害者の意見

  • 広告表示の注意書きが小さく分かりにくい
  • 契約時に「実際には制限がかからない」などと説明を受けた
  • 悪質な広告表現を排除・契約したユーザー全員に謝罪を要求
  • WiMAXに乗り換えたユーザー、途中解約したユーザーに費用を支払う。希望者全員の無償解約に応じ、その旨を全ユーザーに手紙などで送付を要求
  • 上記が出来ないのであれば広告通り制限を撤廃を希望

UQコミュニケーションズの意見

  • 2013年10月のWiMAX2+サービス開始時に、2015年4月から3日間で1GB制限をすると公表していた。
  • 2015年1月のギガヤバ革命発表時に、3日間で3GB制限をすると案内した。
  • 速度制限の対象を3日間で1GB→3GBにし、YouTube動画の標準画質レベルが観れる程度の制限に緩和している。

広告表示の注意書きが小さく分かりにくい

広告表示の注意書きが小さく分かりにくい。について「UQコミュニケーションズが完全に悪い!」とは言えないと思っています。汚い商法だと思いますが、ページの注意事項に記載されている以上どうしようもない気がします。

また、WiMAX2+サービス開始時とギガヤバ革命発表時に制限をすると事前に公表しており、当時公表していた制限の緩和や時期を延長して制限を掛けるなどの措置を行っています。

悪質な広告表現を排除・契約したユーザー全員に謝罪を要求するのは賛同できますが、UQコミュニケーションズがこっそり実施したわけでは無いことだけは理解して欲しいです。

契約時に「実際には制限がかからない」などと説明を受けた

販売時にきちんと案内出来ていなかったということについても、言った言わないの水掛け論になってしまうので何とも言えません。

どれだけ騒いだとしても契約書にチェックを入れる欄があるはずなので、そこにマーカーなりチェックなりが入っているならどれだけ騒いでも「私は注意事項を読まずに契約しました」と宣言しているようなものです。

本当に説明されて居ないのにもかかわらず勝手にチェックされているのであれば、UQコミュニケーションズよりも販売店を訴えるべきだと思います。

WiMAXに乗り換えたユーザー、途中解約したユーザーに費用を支払う。希望者全員の無償解約に応じ、その旨を全ユーザーに手紙などで送付を要求

これに関しては上記2点があるので、契約するタイミングや案内方法によって対応が変わってくると思います。

速度制限の案内を一切されずに光回線から乗り換えたユーザーは同情の余地がありますが、「騙された!UQ絶対に許さない!」と声が大きい人ほど契約書をよく読んでいなかったり案内をちゃんと聞いていなかったりするものです。

通信制限については、WiMAX2+よりもワイモバイルの305ZTの方が悪質です。3日1GB制限についての記載や店頭での案内がなく、契約数を伸ばしてから数ヶ月後に制限を開始しました。

この問題はTwitterで#305ZTユーザーとハッシュタグ検索すると分かります。ここまで酷ければ無償解約に応じるべきだと思いますが、注意書きの記載があり、事前告知もあるのであれば同じ扱いにはならないのではないでしょうか。

上記が出来ないのであれば広告通り制限を撤廃を希望

3日3GBが使いすぎかどうかはともかく、元通りになるのは難しいでしょうね。UQコミュニケーションズが想定している通信量を凌駕するユーザーがいる以上、混雑するのは避けては通れなかったはずです。

この問題はUQ側が速度制限についての制限が不十分だったこと、契約書をよく読まずに契約した人、ヘビーユーザーの定義が曖昧で3日3GBの制限に対して感じ方が人それぞれあるからこそ話がややこしくなっています。

うそはうそであると見抜ける人でないと(回線を契約するのは)難しい

両者が主張している内容は正しいので一方的に悪いことはないと思います。とにかく紛らわしい広告・ユーザーを騙すような複雑な契約内容はやめて欲しい。これだけが私の望みです。

契約した人を情弱だと煽るのはいいですが、詳しい人しか分からないような契約内容にするのは良く無いです。これはWiMAX2+だけの問題ではなく、携帯や光回線、保険会社や不動産など全ての契約に対しての問題です。

今後このようなトラブルに遭わないためには、以下のことに注意してください。

  • 申込書や注意事項をきちんと読む。
  • 店員の説明をしっかりと聞く。疑問点は質問する。
  • トラブルに遭った時のサポート窓口を把握する。

回線契約は「購入したら終わり」ではなく、契約期間満了・割賦契約完済時まで続くものです。契約してからでは遅い場合が多くあるため、契約する前や説明を受けているときに疑問点・不明点を確認しておかないと、後で痛い目を見ることになります。

販売会社と契約者の認識がズレが無いように、お互いが歩み寄れる関係になれることを願っています。

鹿
writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。
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