月額540円でLINEが使い放題になる「LINEモバイル」プラン詳細まとめ。1,198円からTwitterやFacebookの通信料も対象外に!
- ライター:鹿
以前から噂されていたLINEの格安SIM「
この記事では料金プランやプラン詳細、注意点などをざっくりとまとめているので、契約しようか悩んでいる人は一度プラン内容を把握してから申し込んでみてはいかがでしょうか。
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- 目次で流し読みする ・*・:≡( ε:)
LINEモバイルを始めた理由
皆さんは、朝起きてから今まで何回スマホを見ましたか?
きっと数え切れないくらい見ているのではないでしょうか。
朝、アラーム機能で目覚めてから、電車でのSNSチェック、お店の予約やお支払、記念撮影、そして、夜の「おやすみ」メッセージまで、生活の多くがスマートフォンで便利になったと思います。
これからの未来、スマートフォンはまだまだ私たちの生活を便利でハッピーにしてくれるはず。
私たちLINEはそう信じて、”CLOSING THE DISTANCE”、つまり、人と人、人と情報、サービスを最適な距離に近づけることをミッションにしています。
そして、LINEを通じて生活のあらゆることがもっと快適になる世界を目指しています。
人と人、人と情報やサービスをより近づけることを目標にして格安SIM事業を始めたきっかけとのこと。注目度が高い格安SIMなだけあって意気込みは十分ですね。
夏にサービス公開予定とされていましたが、9月まで音沙汰が無かったのはきちんとサービスを練っていたのか、はたまた9月上旬までは夏だということなのか…。何はともあれこれでようやく今年の夏が終わりを迎えられそうです。
スライド写真などを並べた速報記事は、ずっと放置していたWindows 10 Mobileの情報サイト「Life with Windows 10 Mobile」へ寄稿しています。
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料金プラン・特徴
月額540円でLINEが使い放題になる「LINEフリープラン」と、TwitterやFacebookの通信料も無料になる「コミュニケーションフリープラン」の2種類が用意されています。これも事前に噂されていた内容と一致していました。
LINEモバイルならではの特徴としてLINEサービスとの連携とLINEやSNSの通信量がカウントされない「カウントフリー」が挙げられます。
LINEサービスとの連携
- 月額料金の1%分をLINEポイントに還元
- LINEのアカウント登録がデータ通信専用プランでも可能(SMSやFacebookのアカウント紐付け不要)
- LINEの年齢認証やID検索が可能
- トークを使ってデータ通信量の確認やプレゼントが出来る
カウントフリーの仕組み
- 「IPアドレス」「ポート番号」「パケット内容のうちヘッダの一部」を参照し、カウントフリーの対象サービスを機械的・自動的に判別する。
- テキスト、動画や画像などの内容は参照されない。
月額540円でLINEが使い放題になる「LINEフリープラン」
データ+音声通話 | データ通信+SMS | データ通信専用 | |
---|---|---|---|
1GB | 1,296円 | 670円 | 540円 |
- パケット通信料カウントフリー対象範囲
-
- テキスト及び音声メッセージの送受信
- スタンプ、画像、動画、その他ファイルの送受信
- 無料通話、ビデオ通話
- 画面閲覧、投稿(画像、動画含む)
- スタンプ、着せ替えのダウンロード
- アカウント設定に関わる利用
- 友達一覧画面の表示、友達追加
- 「その他」画面の表示
- パケット通信料カウントフリー対象外
-
- LINEアプリ経由のブラウザ接続
- LINEトーク画面のライブストリーミング動画(LINE LIVE 機能)
月額540円で一部除くLINEの機能が使い放題になるプラン。パケット容量は1GBと割りきったプランで分かりやすく、スマートフォンはLINEを中心に使っているという方にオススメ。もし容量を使いきってもLINEだけは高速で通信できます。
FREETELのようにLINEのデータ通信のみ無料のプランはこれまでありましたが、LINEモバイルではテキストやスタンプの送信はだけではなく、LINE電話やビデオ通話、ファイルの送受信も無料対象となるため利用価値は十分にありそう。2台目にLINE専用スマホを用意してファイルのやりとりはサブ機で…といった使いみちも考えられますね。
TwitterやFacebookの通信料も無料になる「コミュニケーションフリープラン」
データ+音声通話 | データ通信+SMS | |
---|---|---|
3GB | 1,825円 | 1,198円 |
5GB | 2,397円 | 1,771円 |
7GB | 3,110円 | 2,484円 |
10GB | 3,477円 | 2,851円 |
- パケット通信料カウントフリー対象範囲
-
Twitter
- Twitter公式アプリ・Webブラウザ経由の利用
- タイムライン画面の表示・投稿(画像・動画含みます。)
- 「ホーム/ニュース/通知」の画面表示
- メッセージ機能のご利用
- プロフィール編集
- Vineの埋め込み動画
Facebook
- タイムライン/ニュースフィート?画面の表示・投稿(画像・動画含みます。)
- 「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示
- プロフィール編集
- パケット通信料カウントフリー対象外
-
Twitter
- Twitterアプリ経由の外部リンク接続
- Periscope(Twitterのライブストリーミング動画)
Facebook
- Facebookアプリ経由の外部リンク接続
- Facebook Live(Facebook上でのライブストリーミング動画)
- Facebookメッセンジャー
コミュニケーションフリープランは、LINE・Twitter・Facebookが使い放題になるプラン。今後はLINE MUSICなど他のサービスもカウントフリーの対象などを予定しているとのこと。データ通信専用プランは存在せず、音声通話機能付きプランとSMS機能付きプランの2種類が用意されています。
タイムラインの閲覧やテキスト投稿以外にも、ライブストリーミング動画を除く画像や動画ファイルを閲覧・投稿した場合でもカウントフリー対象となります。サイト上には掲載されていませんが、LINEモバイルの公式Twitterアカウント情報によればVineの埋め込み動画もカウントフリー対象とのこと。
申し訳ございません、一つ例外があり、Vineの埋め込み動画はカウントフリー対象となります。どうぞよろしくお願いいたします。
— LINEモバイル (@LINEMOBILE_JP) September 6, 2016
【2016年10月25日追記】2016年11月01日(火)からInstagramもカウントフリー対象に!
セット販売端末は全部で8機種
LINEモバイルはSIM単体での販売のほか、LINEモバイルのSIMで使えるSIMフリースマホとセットで販売も行います。対象機種は「AQUOS mini SH-M03」「arrows M03」「arrows M02」「HUAWEI P9 lite」「BLADE V7 Lite」「ZenFone Go」「BLADE E01」「ASUS ZenPad 7.0」の8機種。
ラインナップは楽天モバイルとかに近いバランスの良い機種をチョイスしており、スマホ初心者向けの低価格帯のモデルから国産機能に対応したモデル、コストパフォーマンスに優れたモデルなどが用意されています。
個人的にはモバレコでレビューしたことがあるAQUOS mini SH-M03がオススメ。値段は格安スマホと呼ぶには高い部類ですが、コンパクトなサイズながらスペックが高くので、ガジェット好きにもキャリアから乗り換える組にも安心して使える機種だと思います。
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プラン詳細、メリットやデメリット
料金プラン以外の細かい所も公式サイトや発表会の動画などから拾ってまとめました。掲載情報は発表会時点での内容となるため、今後変更になる可能性もあります。
契約事務手数料 | 3,240円 |
---|---|
最大通信速度 | 下り最大375Mbps、上り最大50Mbps |
制限時通信速度 | 上下最大200Kbps |
直近3日間制限 | 具体的な数値は非公開 |
通信量繰越 | 翌月末まで |
通信量チャージ | 0.5GB:540円、1GB:1,080円、3GB:3,240円 最大3GB×3回(=9GB)までチャージ可能 |
通話料 | 21円/30秒 |
最大契約数 | 同一世帯で9回線まで |
MNP転出 | 3,240円 |
最低利用期間(音声プラン) | 利用開始日の翌月から12ヶ月目の末日 |
解約金(音声プラン) | 10,584円 |
プラン詳細を見る限りだと他社のプランを見て同じようなプラン構成にしていることが分かります。
直近3日間制限
直近3日間制限については具体的な数値は明かさず「過度な通信を行わない限り実施されない」とのことでした。過度な通信を行っていると判断された場合は速度制限を行う可能性もあります。
直近3日間制限は「通信の公平性を確保するため」という理由からデータ通信残量が余っているのにも関わらず、最大200Kbps以下まで速度制限されてしまうことを指します。詳しくは以下の記事でまとめています。
申し込みはオンラインのみ
支払い方法はLINEモバイル公式サイトから先着二万枚限定で先行販売され、10月1日に本格的にサービスが開始されます。現状では「LINEモバイル1.0」としての発表で、サービスの様子を見ながら徐々に展開していく予定らしいです。
LINEは幅広い層で利用されていることからWEBに疎い方にでも簡単に契約できる仕組みがあると爆発的にヒットすると思います。
過去にイオンモバイルがイオン全店舗がサポート窓口を担当すると発表した直後は申し込みやサポートが殺到してしまい、サービス開始から1ヶ月以上も店頭窓口での契約が行えないトラブルに見舞われました。
LINEモバイルではこのようなことがないように万全を期して準備してもらいたいですね。情報リテラシーの低いユーザーに対してどのようにアプローチしていくか、そしてどうやってサポート体制を整えるかが格安SIMを販売する上で重要になってきています。
支払い方法はクレジットカード・LINE Pay限定
支払い方法はクレジットカードに加え、LINE独自のチャージ式プリペイドカード「LINE Pay」での支払いにも対応。LINE Payの支払い100円につき2ポイントが溜まる高還元率が特徴で、今回のLINEモバイルとの親和性も高いです。
LINEモバイルでは、クレジットカード、またはLINE Pay(クレジットカード登録要)での申し込みとなっております。
LINEモバイルのお申込みにはクレジットカードが必要です。
LINE Payでのお申込みの場合も、LINE Payカードへのお申込みもしくは、LINE Payでのクレジットカードの登録が必要となります。
公式サイトや情報サイトなどでは「クレジットカードとLINE Payのみ対応」とだけ書かれています。
キャリア契約と同じように口座振替には対応していないのかと思いましたが、ちょっと調べてみるとLINE Payを使用したらいいみたいです。
LINE PayカードはLINE Pay残高から引き落とされるプリペイドカードのため、LINE Payにクレジットカードを登録しなくても利用可能です。
LINE Payカードはクレジットカード(JCBカード)と同様のものになります。
LINE Payカードによる決済を希望される場合は、マイページの支払い手段の変更画面で「クレジットカード」を選択のうえ、LINE Payカードの番号を登録ください。引用元:ヘルプセンター | LINE
LINE Payは口座振替からのオートチャージに対応しているためLINE Payをクレジットカードとして登録し、請求元を口座引き落としに設定したら間接的に可能というややこしい仕組みになっていました。
この辺はアプリオさんが詳しくまとめているので、一度目を通しておくといいかもしれません。
プラン変更は翌月反映
プラン変更は申し込んだ月の翌月に反映されます。現時点ではデータプランから音声通話機能付きプランやSMS機能付きプランに変更することは出来ません。
まずは試しに最低利用期間や解約金のないデータプランを契約して、速度やプランに不満がなければ音声プランに移行するような流れで利用する方も多い格安SIMで音声⇔データ間でプラン変更が出来ないのはかなり痛手です。
複数枚のSIMを分け合える「シェアプラン」は無し
複数枚のSIMを使って家族や個人でパケット分け合える「シェアプラン」は用意されていないです。代わりにLINEユーザー間で「データプレゼント機能」を使ってパケットを分け合えることはできます。
mineoのパケットシェアのようにユーザー間で自由に分け合える柔軟なプランなので、家族だけではなく友達同士や知り合いにパケットを送り合えるのは便利だと思います。逆に考えると怖い人にパケットをカツアゲされる時代が来るかもしれません。…というのは冗談ですが、影でパケットを頼りにされることもありそうですね。
https://twitter.com/mobileprince_PR/status/772658553937022976
https://twitter.com/4np_/status/772777470965592064
ウッ…(´;ω;`)
そもそもシェアプランって何だよって方には初心者向けにモバレコで記事を書いたのでこちらも合わせてチェックしてみてください。
テザリングやモバイルWi-Fiルーターでの通信も対象
スマートフォンやタブレットにSIMカードを挿入して単体で通信した場合ではなく、テザリングやモバイルWi-Fiルーターを経由して通信したときもカウントフリーの対象らしいです。ブロガー向けイベントで先行申込をしているハマコーさんが検証してくれています。
念のため公式アカウントに確認してみたところ同じ回答を頂きました。
はい。WiFiルーターやテザリング経由でのLINEなどカウントフリーは適用となります。
— LINEモバイル (@LINEMOBILE_JP) September 6, 2016
個人的な感想
今回の発表で色々と思うところがあったので箇条書きでまとめました。
- ・安さで勝負はしていない
- ・通信品質は今のところいいらしい(ユーザーがほとんどいないので当たり前か)
- ・契約者が急増したあとの通信品質が気になる
- ・口座振替で支払うにはLINE Payカードが必須なのややこしい
- ・データ通信専用でも本人確認書類が必要なのもちょっと…
- ・格安SIMをあまり詳しくないユーザー大量に増えてサポートがパンクしそう
- ・最近の子はデータ通信量が足りないことを「ギガが足りない」と言うらしい
…色々文句を言いつつ14:00のサービス開始直後(1分後)には申し込み完了していたので、届き次第スピードテストや動画視聴などを試してみたいと思います。
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