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【ベストバイガジェット2023】1インチセンサー搭載の3軸ジンバル付きカメラ「DJI Osmo Pocket 3」が最高すぎた

今年も残すところ2週間…ということで、今年買ったガジェットを振り返りつつベストバイガジェットを決定します。色々買った覚えはあるものの、いつも上半期の記憶が曖昧です(何買ってたっけ…?)

本記事は、ぜろさん(@_0_zero)主催の今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2023の17日目の記事です。

みなさんの今年一番「買って良かった!」と思うデジタルガジェットについて語ってください!(今年発売の物でなくても良いです)
これから買ってもまだ間に合います

スマートフォンでもPCでもカメラでも、ジャンルは問いません。割となんでもありですが、心配な方は過去の回を参考にしてみてください。

引用元:今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2023 – Adventar

このイベントは今年で9周年になる老舗。実は毎年参加しているので、過去の記事も良かったら見て下さい。

ベストバイガジェットの過去記事

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今年買ったガジェットたち

2023年に買ったガジェットを振り返ると、想像の倍以上買ってて自分でドン引きしました…。普通は1年にノートPC3台も買う必要ないのよ。

  • 2月:【スマホ】AQUOS R7(実質22,000円/2年レンタル)
  • 4月:【PC】HP Pavilion Aero 13-be2000(103,201円)
  • 5月:【PC】LIFEBOOK U9312/K(59,000円)
  • 8月:【レンズ】SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary(45,412円)
  • 8月:【ARグラス】XREAL Air(45,980円)
  • 9月:【カメラアクセサリー】Ulanzi CA25 カメラ冷却ファン(1,999円)
  • 9月:【カメラアクセサリー】Ulanzi U-Mic A018GBB1 ワイヤレスマイク(11,199円)
  • 10月:【カメラ】FUJIFILM X-S20(185,829円)
  • 11月:【カメラ】DJI Osmo Pocket 3(64,000円/中古)
  • 12月:【カメラアクセサリー】Ulanzi MT-21 カーボン三脚(9,000円/中古)
  • 12月:【PCアクセサリー】Netac 2TB SSD(13,559円)
  • 12月:【PC】MacBook Air 13.6-inch Mid 2022 MLY33J 16GB/SSD256GB(133,970円/中古)

合計金額は695,149円。去年や一昨年も買いすぎたと自覚があったものの、ここまで買ったのは過去最高かもしれません。

今年のベストバイガジェットは「DJI Osmo Pocket 3」

この中でも特に「買って良かった!」と思えるのが、タイトルにもある通り「DJI Osmo Pocket 3」です。
2020年に発売された前モデル「DJI Pocket 2」から3年が経過し、新モデルの登場を首を長くして待っていました。

筆者は買った言い訳理由に「旅系YouTubeを始めたから」と言い張っていますが、要は新しいカメラでワクワクしたかったんです。

DJI Pocket 2も3年使ってきてマンネリ化していたのと、本格的に動画撮影を始めることで画質や操作性で不満が出るようになりました。

筆者は中古のスタンダードコンボを64,000円(定価は74,800円)で手に入れました。
外箱や三脚マウントが付属しない訳あり品が1万円引きはお得…。三脚マウントはサードパーティ製品が出ているので後から買おうと思います。

▼スタンダードコンボ

▼クリエイターコンボ

DJI Osmo Pocket 3ってどんなカメラ?

DJI Osmo Pocket 3について特徴を簡単にまとめると以下の通り。

■DJI Osmo Pocket 3の特徴
  • スティック状でポケットに収まるサイズ
    • 性能アップにより前モデルより一回り大きくなった
  • 3軸ジンバル内蔵のカメラ
    • 面倒なバランス調整の必要がない
    • 電子式手振れ補正よりも暗所に強い
    • 水平を保った見やすい映像が手軽に撮れる
    • 被写体をトラッキングした撮影が可能
  • 1インチセンサー搭載で画質が大幅に向上
    • アクションカムと比べて背景をぼかした撮影が可能
    • 前モデルよりも暗所にかなり強くなった
  • 回転式の2インチディスプレイを採用
    • ディスプレイが大型化して操作性が向上
    • ディスプレイの回転に合わせて電源オンが気持ちいい
    • 縦動画の撮影もシームレスにできる
  • 内蔵マイクの音質がとてもいい
    • ワイヤレスマイクなしでも声をよく拾う
    • 指向性を「前方」「前方後方」「全方向」に変更できる
  • クリエイターコンボなら様々なアクセサリーが付いてくる
    • 32bitフロートに対応したワイヤレスマイク「DJI Mic2」が付属
    • 三脚やバッテリーグリップを使って置きながら撮影しやすい
    • ケースにアクセサリーをまとめて収納できる

筆者は初代のOsmo Pocketから使っていますが、従来モデルの欠点だった「ディスプレイの小ささ」「暗所での画質」「バッテリー持ち」を改善し、ユーザーの声を反映した理想的なVLOGカメラだと思います。

画面の小ささはディスプレイを回転式にすることで、暗所での画質はセンサーサイズを1インチに大型化で、バッテリー持ちは容量のアップと急速充電で解消しています。

価格は、スタンダードモデルが74,800円、クリエイターコンボが96,800円です。円安の影響もあって値上がりしていますが、それだけの価値は十分ある製品です。

DJI Osmo Pocket 3のスペック
DJI Osmo Pocket 3のスペック
サイズ 139.7×42.2×33.5 mm
重量 179g
マイクの数 3つ
ディスプレイ 2.0インチ(314×556)
最大輝度:700ニト
対応SDカード microSD(最大512GB)
センサー 1インチCMOSセンサー
レンズ 35mm換算20mm(F2.0)
最短撮影距離 20cm
ISO感度
  • 写真・動画・スローモーション:50〜6,400
  • 低照度動画:50〜16,000
電子シャッター速度
  • 写真:1/8,000秒~1秒
  • 動画:1/8,000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値)
最大静止画サイズ 16:9:3,840×2,160
1:1:3,072×3,072
デジタルズーム 写真:2倍
動画:1,080p→4倍、2.7K→3倍、4K→2倍
静止画解像度 約9.4 MP
ビデオ撮影
  • 4K (16:9): 3,840×2,160@24/25/30/48/50/60fps
  • 2.7K (16:9):2,688×1,512@24/25/30/48/50/60fps
  • 1,080p (16:9):1,920×1,080@24/25/30/48/50/60fps
  • 3K (1:1):3,072×3,072@24/25/30/48/50/60fps
  • 2,160p (1:1):2,160×2,160@24/25/30/48/50/60fps
  • 1,080p (1:1):1,080×1,080@24/25/30/48/50/60fps
  • 3K (9:16):1,728×3,072@24/25/30/48/50/60fps
  • 2.7K (9:16):1,512×2,688@24/25/30/48/50/60fps
  • 1,080p (9:16):1,080×1,920@24/25/30/48/50/60fps
スローモーション
  • 4K (16:9):3840×2160@120fps
  • 2.7K:2688×1512@120fps
  • 1,080p:1920×1080@120/240fps
ハイパーラプス 4K/2.7K/1,080p@25/30fps
自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍
バッテリー容量 1,300mAh
動作時間 166分

  • ※25℃の室温環境下で、1,080p/24fps (16:9)動画撮影、Wi-Fiオフ、画面オフの状態で測定。
充電時間 16分(80%までの充電)
32分(100%までの充電)

  • ※DJI 65W PD規格対応充電器(別売)を使用して、ラボ環境下で測定。
販売価格 スタンダードコンボ:74,800円
クリエイターコンボ:96,800円
内容物 ▼スタンダード・クリエイターコンボに付属

  • Osmo Pocket 3
  • USB Type-C to Cケーブル
  • Osmo Pocket 3 保護カバー
  • DJI リストストラップ
  • Osmo Pocket 3 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)

▼クリエイターコンボのみ付属

  • 広角レンズ
  • DJI Mic 2 トランスミッター
  • ウィンドスクリーン
  • クリップ マグネット
  • バッテリーハンドル
  • ミニ三脚
  • キャリーバッグ
推奨のmicroSDカード
  • SanDisk Extreme Pro 32GB V30 A1 UHS-I スピードクラス3
  • Kingston Canvas Go!Plus 64GB UHS-I スピードクラス3
  • Kingston Canvas Go!Plus 128GB UHS-I スピードクラス3
  • Kingston Canvas React Plus 64GB UHS-II スピードクラス3
  • Kingston Canvas React Plus 128GB UHS-II スピードクラス3
  • Kingston Canvas React Plus 256GB UHS-II スピードクラス3
  • Lexar Pro 256GB SDXC UHS-I V30 R160/W120 (1066x)
  • Lexar Pro 512GB SDXC UHS-I V30 R160/W120 (1066x)

前モデル「DJI Pocket 2」との比較

「DJI Pocket 2」と比べると一回り大きくなり、重量も117g→179gとスマホ並に重くなりました。個人的には許容範囲内でしたが、これ以上大きくなると携帯性が犠牲になるギリギリのラインです。

スペックを比較してみるとこんな感じ。赤文字部分が優れていると判断したポイントですが、多くの不満点をDJI Osmo Pocket 3で解消しています。

Osmo Pocket 3 Pocket 2
ディスプレイ 2.0インチ(314×556)700ニト 1.08インチ(220×240)500ニト
マイクの数 3 4
サイズ 139.7×42.2×33.5mm 124.7×38.1×30mm
重量 179g 117g
センサー 1インチ CMOS 1/1.7インチ CMOS
レンズ 35mm換算20mm(F2.0) 35mm換算20mm(F1.8
最短撮影距離 20cm 20cm
ISO感度
  • 写真・動画:50〜6,400
  • 低照度:50〜16,000
  • スローモーション:50~6,400
  • 写真:100〜3,200 (64 MP)、100〜6,400 (16 MP)
  • 動画:100〜6,400
  • スローモーション:100~3,200
電子シャッター速度
  • 写真:1/8,000秒~1秒
  • 動画:1/8,000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値)
  • 写真:1/8,000秒~8秒
  • 動画:1/8,000秒~1/X秒(X:フレームレート設定値)
最大静止画サイズ 16:9、3,840×2,160
1:1、3,072×3,072
9,216×6,912
動画解像度
  • 4K (16:9):3,840×2,160@24/25/30/48/50/60fps
  • 2.7K (16:9):2,688×1,512@24/25/30/48/50/60fps
  • 1,080p (16:9):1,920×1,080@24/25/30/48/50/60fps
  • 3K (1:1):3,072×3,072@24/25/30/48/50/60fps
  • 2,160p (1:1):2,160×2,160@24/25/30/48/50/60fps
  • 1,080p (1:1):1,080×1,080@24/25/30/48/50/60fps
  • 3K (9:16):1,728×3,072@24/25/30/48/50/60fps
  • 2.7K (9:16):1,512×2,688@24/25/30/48/50/60fps
  • 1,080p (9:16):1,080×1,920@24/25/30/48/50/60fps
  • 4K(16:9):3840×2160@24/25/30/48/50/60fps
  • 2.7K(16:9):2720×1530@24/25/30/48/50/60fps
  • FHD(16:9):1920×1080@24/25/30/48/50/60fps
スローモーション
  • 4K:3,840×2,160@120fps
  • 2.7K:2,688×1,512@120fps
  • 1080p:1,920×1,080@120/240fps
  • 1080p/120fps(4倍)
  • 1080p/240fps(8倍)
最大動画ビットレート 130Mbps 100Mbps
バッテリー容量 1,300mAh 875mAh
動作時間 166分

  • ※25℃の室温環境下で、1,080p/24fps (16:9)動画撮影、Wi-Fiオフ、画面オフの状態で測定。
140分

  • ※ラボ環境下で、1,080p/24fpsで動画撮影中に測定。
充電時間 80%まで:16分
100%まで:32分

  • ※DJI 65W PD規格対応充電器(別売)を使用して、ラボ環境下で測定。
73分

  • ※10W充電器を使用して測定。
販売価格 スタンダードコンボ:74,800円
クリエイターコンボ:96,800円
スタンダードコンボ:49,500円
クリエイターコンボ:64,900円

詳しいスペックは公式サイトにある「Osmo Pocket シリーズ比較」を見て欲しいのですが、センサーサイズが1インチに向上したことで前モデルより格段に画質が良くなっています。

DJI Osmo Pocket 3の魅力

DJI Osmo Pocket 3を使って良かったポイントは、冒頭にも挙げた通り「画質」「操作性」「トラッキング精度」「内蔵マイクの音質」「バッテリー持ち」の5つが改善されたこと。

ディスプレイの大型化で視認性・操作性の向上

これまでのDJI Pocektシリーズは、本体がスティック状のためにディスプレイを大型化できないものだと思っていました。親指の爪くらいのサイズしかないため、ピントが合っているのか確認しづらく、スマホに接続して使うのが前提の設計です。

DJI Osmo Pocket 3では、ディスプレイを回転式にすることで1.08インチ→2インチに大型化。他社のアクションカム並の操作性に進化しています。

この形状の変化により、ディスプレイの動きに連動して電源のON/OFF、撮影開始/終了、縦動画の撮影が行えるようになりました。

コンパクトなカメラは「手軽に素早く撮りたい」シーンに使いたいので、ボタン操作よりも直感的に扱えて良かったです。

外付けの操作スティックは本体に内蔵されて、2つのボタンでよりシンプルな操作性になりました。

以前はスマホやワイヤレスマイクとの無線接続も「Do It Allハンドル」という外付けのオプションが必要でしたが、本体のみで接続できるようになりました。

1インチセンサーで暗所に強くなった

DJI Osmo Pocket 3で一番の魅力は「画質の向上」です。今まで撮影の難しかった明暗差のある場所や、明かりの少ない暗所でも綺麗に撮影できます。

今回のDJI Osmo Pocket 3では、センサーサイズが1インチに大型化したことで夜間撮影に強くなっています。試しに前モデルのDJI Pocket 2と撮り比べてみました。

DJI Pocket 2で撮影
DJI Osmo Pocket 3で撮影

日中の明るいシーンではDJI Pocket 2でもキレイに撮れていましたが、暗所になると明るさを無理やり持ち上げてノイズが目立ちました。DJI Osmo Pocket 3では暗部のノイズが少なく、ミラーレスカメラとの映像と組み合わせても違和感が少ないです。

同じシーンで歩き撮りをすると、DJI Pocket 2が真っ暗なのに対して、DJI Osmo Pocket 3は周囲の様子が分かります。電子式の手振れ補正とは違い、映像ににじみが出ないこと、クロップされないことはジンバルカメラの強みです。

また、「10-Bit HLG」「10-Bit D-Log M」に対応したことで、ハイダイナミックレンジや色情報の多い設定で録画が可能です。

人物や物体のトラッキング精度が向上

DJI Pocket 2でも好評だったトラッキング機能が「アクティブトラッキング6.0」に進化しています。

従来のDJI Pocket 2では、建物や人物撮影で障害物が入るとトラッキングを見失うことがありました。今作のDJI Osmo Pocket 3では被写体の検出精度が向上し、障害物でトラッキング対象が見切れても追従を再開できます。

新登場のダイナミックフレーミングを使うと、被写体をどの位置で追従するか選べます。後から編集でテロップを入れたり、他の被写体と並んで撮影したいときに便利です。

しばらく使っていて、ジンバルの左側に向ける範囲がやや狭いところは気になりました。左にある被写体を追尾する時は、本体を斜めに構えてからトラッキングをオンにすると問題ありません。

内蔵マイクの音質が良くなった

動画撮影において「画質と同じくらい音は重要!」とよく言われていますが、動画編集を初めて実感しています。喋っている声が聴き取りにくかったり、雑音が入っていると視聴し続けることが苦痛になります。

DJI Osmo Pocket 3の内蔵マイクは「後方」「左右」の3箇所にあり、設定からどのマイクを使うか(指向性)を変更可能。腕を伸ばした状態でも声を鮮明に拾ってくれます。

クリエイターコンボに付属の「DJI Mic 2」は32bitフロート録音に対応しています。写真のRAWファイルのように広い音の範囲を拾えて、大きな声を出したときの音割れ・声が小さすぎる問題を解決できます。

バッテリー容量が大型化+充電時間の大幅短縮

DJI Osmo Pocket 3では、バッテリー容量が875mAh→1,300mAhに大型化。動作時間が140分→166分と26分伸びています。検証は1,080p/24fpsの設定なので、4K撮影になるともう少し短くなりますが、充電頻度が少なくなるのは嬉しい限り。

それに加えて、USB PDによる33W急速充電にも対応しました。対応の充電器を使うと、バッテリーが空の状態から80%まで16分、100%まで32分と素早く充電が可能です。

実際に試したところ、20分ちょっとで満充電になって理論値より速い結果となりました。
これだけ速いと、旅行中でたくさん使っても少し休憩している間に充電できるので、クリエイターコンボのバッテリーグリップは不要と判断しました。

バッテリーは取り外しできないので、数年使ったあとの劣化具合は気になります。

DJI Osmo Pocket 3の気になるポイント

最後に、DJI Osmo Pocket 3を使っていて、いくつか出てきた気になるポイントについて共有します。デメリットと言えるほど致命的ではないものの、購入前の参考になれば嬉しいです。

microSDの転送速度には要注意

筆者の手持ちのSDカードを使ってみたところ、撮影の設定によっては「SDカード速度低下」と表示されて、読み書き速度が間に合わず録画できないシーンがありました。

転送速度の低いSDカードでは、撮影したデータの保存に時間が掛かるため、推奨環境に合った製品を選ぶ必要があります。公式サイトには推奨のmicroSDカードが記載されているため、購入時の参考にしてみてください。

■DJI Osmo Pocket 3で推奨のmicroSDカード
  • SanDisk Extreme Pro 32GB V30 A1 UHS-I スピードクラス3
  • Kingston Canvas Go!Plus 64GB UHS-I スピードクラス3
  • Kingston Canvas Go!Plus 128GB UHS-I スピードクラス3
  • Kingston Canvas React Plus 64GB UHS-II スピードクラス3
  • Kingston Canvas React Plus 128GB UHS-II スピードクラス3
  • Kingston Canvas React Plus 256GB UHS-II スピードクラス3
  • Lexar Pro 256GB SDXC UHS-I V30 R160/W120 (1066x)
  • Lexar Pro 512GB SDXC UHS-I V30 R160/W120 (1066x)

光学ズームに非対応

スマホなら当たり前になってきた光学ズームですが、DJI Osmo Pocket 3はデジタルズームのみ対応しています。前モデルよりも画素数が少なくなったため、ズーム機能はやや弱くなっています。

35mm換算で20mm(広角レンズ装着で15mm)のワイドに撮れる反面、余計なものを写したくない、遠くにある被写体を大きく写したい用途には向いていません。

筆者の使い方だと、撮影は4Kで撮ってFHDに書き出しているので、2倍ズームまでは画質の劣化を抑えることができます。ズームが必要なときは、スマホやミラーレスカメラの望遠レンズと使い分ける工夫で乗り切ろうと思います。

待ってた甲斐があった理想のジンバルカメラ

筆者はこれまで、アクションカムやコンデジなど様々な小型カメラを買っては試してきました。

アクションカムはラフに扱えて手振れ補正も強力な反面、夜間の画質低下や内蔵マイクの籠もった感じが気に入らず定着しなかったです。

コンデジでは画質は良くなりましたが、手振れ補正が弱くて歩き撮りには向いていません。

スマホにジンバルを付けることも考えましたが、セッティングの手間やスマホ自体のバッテリーが消費する点で次第に使わなくなりました。スマホカメラの手振れ補正も強力になったので、手持ちで撮ってもある程度補正してくれますからね。

今回紹介したDJI Osmo Pocket 3では、前モデルのちょっとした不満を全て解消した理想的なカメラになったと感じます。これだけコンパクトで映像・音質ともにキレイに撮れるカメラは死角がありません。

ジンバルを使う上で面倒なバランス調整の必要がなく、電源を入れるだけで物理的に手振れを補正してくれます。複雑な設定なしに初心者でも扱いやすく、クリエイターコンボなら必要なアクセサリーも一通り揃っています。

これだけべた褒めしているものの、手放しでおすすめできるほど万能ではありません。用途次第ではアクションカムやミラーレスカメラの方がいいケースもあるため、自分の用途に合っているか判断してみてください。

筆者のようにアクションシーンではなく、日常使いでVLOGを撮影したい用途には最高の相棒です。これから次期モデルが出てくるまで使い倒して、色々な旅や日常の動画をアップしようと考えています。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。