「INIU P63-E1」レビュー:25,000mAhの超大容量!最大100W出力・65W入力対応のパワフルなモバイルバッテリー
前回レビューした「INIU P62-E1」に続けて、より大容量かつパワフルなモバイルバッテリー「P63-E1」をご提供いただきました。容量25,000mAhで最大100W出力・65W入力に対応していながらこの小ささは衝撃的です。
INIU P63-E1 モバイルバッテリー 100W 大容量 25000mAh 超コンパクトサイズ 急速充電【USB-C入出力ポート P...
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「INIU P63-E1」のスペック
「INIU P63-E1」は、25,000mAhの超大容量なモバイルバッテリーです。USB-Cポート×2、USB-Aポートの合計3ポートがあり、3ポート合計最大110Wまで対応しています。バッテリー本体の充電も65Wまで対応し、1時間40分でフル充電にできます。
説明書は日本語に対応。詳しいスペックは下記の通り。
ブランド名 | INIU |
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型番 | P63-E1 |
バッテリー容量 | 25,000mAh / 74Wh 定格容量:16,000mAh程度 |
出力(1ポート利用) |
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出力(2ポート利用) |
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出力(3ポート利用) |
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入力 | USB-C1:5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A(最大65W) |
急速充電プロトコル | PD3.0, PD2.0, QC3.0, QC2.0, PPS, AFC, SCP |
サイズ | 110mm×70mm×36mm |
重量 | 392.3g |
付属品 | トラベルポーチ、USB Type-Cケーブル(30cm) |
「INIU P62-E1」と「INIU P63-E1」の比較
前回レビューした「INIU P62-E1」とスペックを比較してみました。左が「INIU P62-E1」、右が今回紹介する「INIU P63-E1」です。
「INIU P62-E1」と比較すると、バッテリーへの給電速度が45W→65Wにアップしています。そのため、バッテリー容量が5,000mAh多くなってもフル充電までの速度は変わりません。
INIU P62-E1 | INIU P63-E1 | |
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ブランド名 | INIU | |
製品画像 | ||
型番 | P62-E1 | P63-E1 |
バッテリー容量 | 20,000mAh / 74Wh 定格容量:13,000mAh程度 |
25,000mAh / 74Wh 定格容量:16,000mAh程度 |
出力(1ポート利用) |
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出力(2ポート利用) |
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出力(3ポート利用) |
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入力 | USB-C1:5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=2.25A(最大45W) | USB-C1:5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A(最大65W) |
急速充電プロトコル | PD3.0, PD2.0, QC3.0, QC2.0, PPS, AFC, SCP | |
サイズ | 110mm×71mm×29mm | 110mm×70mm×36mm |
重量 | 324.1g | 392.3g |
付属品 | トラベルポーチ、USB Type-Cケーブル(30cm) |
「INIU P63-E1」の外観
本体の外観は丸みを帯びた形状をしており、大容量のモバイルバッテリーでありがちなゴツさを感じにくくなっています。
縦横のサイズは110mm×70mmとコンパクトですが、厚みは36mmとやや分厚くなっています。
上部にはバッテリー残量表示ができるディスプレイ。下部には「INUI」のロゴと「FAST CHARGE」の刻印が印刷されています。この辺りの仕様は「INIU P62-E1」と同じです。
ディスプレイは鏡面仕上げでやや指紋や汚れは目立ちます。気になる方は付属のケースに入れて持ち運ぶと良いでしょう。
右側面にはディスプレイの点灯ボタン。ココを押して残量を確認したり、ワイヤレスイヤホンなどを充電する「低電流モード」に切り替え可能です。
側面上部に入出力のポートがあり、左からUSB Type-C(最大65W)、USB Type-C(最大45W)、USB-A(最大18W)の3つを搭載。複数ポートを同時に使用してもC1ポートは65Wまで出力できるパワフルさが魅力。
背面にはPSEマークなどの認証情報や、各ポートの出力状況などが印字されています。
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「INIU P63-E1」のレビュー
実際にノートPCの「M2 MacBook Air」を充電したところ、最大値の65W前後で出力できています。1ポートで充電した場合でも、複数ポートを利用した場合でも、C1ポートの出力が落ちず急速充電できるのは便利でした。
複数機器の充電でも65W出力が可能
USB Type-C2ポートに「Xiaomi 14 Ultra」を追加すると25W前後の出力になりました。最大45Wまで対応しているため、筆者が愛用中のVLOGカメラ「DJI Osmo Pocket3」もあっという間に充電が完了します。
USB Type-C2とAポートを同時に使用する場合、2ポート合計出力が最大15Wに制限されます。より高出力なデバイス順にUSB-C1→C2→Aの順に使用していくと効率よく充電ができます。
パススルー充電に対応
バッテリー本体と接続デバイスを同時に充電する「パススルー充電」にも対応しています。実際に試してみると、バッテリー本体に60W前後、MacBook Airに35W前後で充電できていました。USBポート数が少ない充電器でも同時に充電が行えて便利です。
「INIU P63-E1」のメリット・デメリット
実際に「INIU P63-E1」をしばらく使ってみて感じた、メリットとデメリットは以下の通り。
- ■メリット
-
- 25,000mAhの超大容量で安心
- 容量の割にサイズがコンパクト
- 最大100W出力・65W入力に対応
- 複数ポートを利用してもC1ポートは65W出力
- バッテリー残量が1%単位で表示できる
- パススルー充電に対応
- カラーラインナップが豊富
メリットは、コンパクトで大容量・高出力を実現しているところ。ノートPCの充電でも余裕のある25,000mAh、100W出力対応で、外出先でPC作業が多い人におすすめです。
筆者は65W対応のMacBook Airを利用していますが、複数ポートを利用していても急速充電が行えて重宝しました。旅行や出張などでスマホやカメラなどを一度に充電できるため、1つ持っておくと安心です。
- ■デメリット
-
- 大容量がゆえに厚みがある
- 毎日持ち運ぶには重たい
- USB-C2とAポートの同時利用は合計15Wに制限
デメリットは、大容量なぶん重量は400g近くあるため、毎日持ち運ぶには大きく重たいと感じました。最大100Wの出力を考えると十分コンパクトではあるものの、厚みがあるのでなかなかの存在感です。
また、バッテリー本体の充電は65Wに制限が掛かる点にも注意です。欲を言えば最大100Wでバッテリー本体も充電できたら完璧だったと思います。
まとめ
本記事では、25,000mAhの大容量なモバイルバッテリー「P63-E1」をレビューしました。
最大100W出力・65W入力に対応でありながら、片手に収まるコンパクトなサイズなのは唯一無二と言っていいでしょう。数年前に発売したほぼ同容量のバッテリーと比べると、ほぼ2倍のサイズでした。ここ数年で技術の進歩を感じますね。
よりコンパクトで軽量な「INIU P62-E1」も魅力的でしたが、本製品のほうが容量も入出力の性能が良いため、用途に合わせて比較検討してみてください。
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