格安SIMではMNOと比べて料金が安くなる反面、デメリットとして挙げられるのが通信速度が遅いという話。

毎日のように値下げが繰り広げられるMVNO市場ですが、格安SIMの事業者を選ぶ上で最も重要なのは通信速度だと思っています。せっかく大量に契約しているSIMカードを有効活用するために通信速度の測定を定期的に行っています。

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測定環境・条件

格安SIMでは測定する条件によって大きく速度が異なってきます。測定端末や測定時間が完全に同一ではなく、あくまでも私が測定した環境での結果なので参考程度に見てください。

あえて混雑しやすい時間帯を選んで測定しているので「混雑時にどれだけ通信速度を保てているか」を見てもらえるとMVNOの信頼度や通信速度の安定感がより分かってくると思います。

参考用にワイモバイルも含めていますが、ワイモバイルはほとんどMNOのようなものなので基準としてみてください。なるべく時間を短縮するためにデュアルSIM端末でSIMを入れ替えながら切り替えて使用しています。

今回は楽天モバイルの入れ替え、U-mobile PREMIUMを追加しています。楽天モバイルは楽天モバイルは契約時期によって現在3種類のAPNが用意されていて、昨年契約した初代APNのプランは先月解約しました。その後に最新のAPNを導入しているので、先月の新APNが旧APNとして紹介しています。

今回は月初に測定した分の結果をまとめています。このまとめ作業に時間が掛かるので、余裕が出来てからと後回しにしていたら月末が近づいていました。なので今日測定する数値とは変わっている可能性があります。

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朝8時～9時での測定結果

朝は全体的に爆速になることが多い測定環境ですが、0SIMやDTI SIM つかい放題は1～3Mbps程度しか出ていません。これ以外は特に不満なく使える速度が出ていました。

mineoやFiimoはよくこの時間帯にメインで使うことが多いです。それ以外の時間帯はあまり速度が出ないからなんですけどね。

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昼12時～13時の測定結果

速度がガクッと落ちてしまうランチタイム。ぶっちぎりで速度が出ているのはやはりワイモバイルでした。これまでよりも速く50Mbpsに届きそうなくらい速い速度で、相変わらず快適さが段違いです。

MVNO中ではUQ mobileやイオンモバイルが健闘していますね。楽天モバイル旧APNは速度の割にブラウジングなどでもたつきを感じました。画像が荒いまま一向に読み込まないときがありストレスを感じます。

ユーザーが増え続けているのでシカたないですが、全体的に速度が落ちている傾向があります。各社とも帯域増強をもう少し頑張って欲しいところですね。

夜19時～20時の測定結果

夜になって突然楽天モバイル旧APNが大幅によくなりました。何だこれ！全然動きが読めません。でも通信は相変わらず不安定。何だこれ！！！

U-mobile PREMIUMの平均速度が制限食らっているのか0.2Mbpsしかでません。これじゃプレミアム名乗る資格ないですよ？？　期待していただけにショックが大きいです。来月まで様子見て駄目だったら解約しようかな…。

UQ mobileやFREETELはこのタイミングだと動画視聴も快適でした。FREETELは規制されるタイミングが分からない…。

測定結果を踏まえた感想と今月のオススメSIM

UQ mobile

最近落ち込み気味だったUQ mobileがまた元の爆速に戻りつつあります。お昼の速度は3Mbpsと通常使用であれば問題ない速度が出て、朝と夜には10Mbos～20Mbpsと快適に使える速度が出ていました。MVNOでこれくらい出ていたら合格点ですね。

ぴったりプランやマンスリー割など実質0円で購入できるプランは好評らしく、今までキャリアで契約していたプランに近い内容で毎月の料金が半額以下になるということで注目を集めています。

詳細についてはモバレコでも寄稿しているので良かったら合わせてご覧ください。

• 気になる速度・評判は？格安SIM「UQ mobile」レビュー！新アプリ登場でデータ節約が便利にできる！ – モバレコ

ワイモバイル

相変わらず安定のワイモバイル。常時20Mbps~50Mbps程度出ており、他社のMVNOとは比べ物にならないほど快適です。

キャリア回線と比較するのは間違えていると思いますが、UQ mobileなどの音声プランと同じような値段で10分間通話無料とセットで契約できるのはお得だと思います。

今なら通常1GBデータ通信専用プランが980円のところ、Yahoo!プレミアム会員限定で月額500円から利用可能です。SMSにも対応しているのでLINEの年齢認証などにも使えます。容量に対して余りコスパは良くないものの、これだけ快適に使える回線ならサブ回線として持っていると心強いのではないでしょうか。

mineo / Fiimo

まだまだお昼時や夕方以降に掛けて速度が落ち込んでいるmineoとFiimo。朝は割と速くなっているものの、Fiimo Dプランだけはほかと比べてちょっと遅い感じです。そろそろ無料期間が終わる頃なので解約の準備でもしておきましょうか。。

mineoも何だかんだ無料期間が終わっているのに5回線そのまま契約してるので、来月12ヶ月になったタイミングで音声回線にしてどこかMNPでもしようかと計画中です。今更案件とか無さそうですが、このまま解約するのも勿体無い気がして…。

mineoはモバレコでもレビューを書いているので良かったら見てください。

• 誰とでもデータをシェアできる！？ドコモ・au どちらも使えるマルチな格安SIM「mineo」をレビュー – モバレコ

0 SIM

0 SIMはどんどん速度落ちていて実用的な速度は出ていません。せめて1Mbpsは出てくれないと画像表示にも時間が掛かってストレスが溜まりますね。上りは他社と同じような数値が出ているので下りだけ制限を掛けているのかな？

スピードテストとかTwitter垂れ流しくらいにしか使っていませんが、今のところメインで使うには厳しい回線です。0円だから契約してるって感じですね。

モバレコさんで特集したこともあるので合わせてご覧ください。

• ついに月額0円でスマホが使える！？　So-net「0 SIM」を徹底的に使いこなす！ – モバレコ

FREETEL 使った分だけ安心プラン

FREETELはこれまで通り速度が出ているものの、アプリダウンロードや動画の閲覧には制限を掛けているような動きが見られます。数値上での極端な速度低下は見られないのでアフィリエイトを載せてオススメしている所が多いですが、私としてはイマイチおすすめしづらいです。

最近はFREETELセレクトショップで布団クリーナーや充電式ツイストドライバーなどを販売していますが、段々何屋さんなのか分からなくなってきました。

ロケットモバイル

先月契約したばかりのロケットモバイルは通話プランや2GBプランも新しく追加されて料金の安さでインパクトがあるMVNOです。キャンペーンによってプランの安さが目立ち、肝心の通信品質はもう少し頑張って欲しいところ。昼は1Mbpsを切ってしまいますね。

ロケットスタートキャンペーン～第三章として8月末までに「神プラン+通話プラン」or「2GBプラン+通話プラン」 を申し込むと、利用料金を半年間毎月500円割引されます。なるべく安く音声プランを持ちたいなら選択肢として入れてもいいかな？という程度。

U-mobile PREMIUM

今月から追加した新しい使い放題SIMです。PREMIUMという名前や公式で通信速度に自身があるということで契約したものの、契約した当初からイマイチ速度が出ないばかりか通信量オーバーで使い物にならない速度まで落とされる始末。。

これはあの酷評してきたレキオスモバイルやワイヤレスゲートより厄介かもしれないです。

DTI SIM

あれから過去の速度は何だったのかというほど速度が落ちてしまっています。動画視聴用として契約していますが、YouTubeの360Pで再生が追いつかず途切れてしまうので、割引期間が終わったらそのまま解約する予定です。

せめて360Pがまともに再生出来たら良かったんですが、今のような状況が続く限りその夢は叶いそうにないです。

DTI SIMは契約直後に「これぞ理想の使い放題SIMだ！」とまで褒めていたのに、それも1ヶ月持たずに低速化してしまいました。やはり安くて快適に使える格安SIMはハードルが高いのでしょうか。

イオンモバイル

以前はお昼に1Mbpsを切ることが多かったイオンモバイルですが、ここ最近では回復傾向に変化してきています。お昼に測定したときは少なくとも1Mbps以上出ており、7Mbpsまで出ているときもありました。

料金も手頃で幅広い客層に最適なプランを選べるプラン構成で、イオンモバイルを改めて見直しました。最速ではないものの今のところ安定していて無難に薦められるMVNOと言った感じです。

Wonderlink

最近遅くなっていたWonderlinkも、今回の測定では極端な速度低下が無く常用できそうな速度に落ち着きました。速くはないけど遅すぎることが無いくらいがMVNOにとって丁度いいと思っているのでこれならまだ使えそうですね。pingが他と比べて値が高いのが気になりますが…。

Wonderlinkは動画視聴制限などは掛かっている様子もなく、スピードテスト通りの速度が流れているようでした。低速無制限として評判の高いSIMです。

楽天モバイル

新規受付している旧APN（rmobile.jp）は数値がかなり伸びて調子がいいと思いきや、YouTube視聴やアプリダウンロードにはガッツリ制限を掛けられてしまい、実際の通信速度は下り0.5Mbpsを下回るくらいになりました。新しいAPN（rmobile.co）は少しマシになったかな？って程度で基本は制限していると思います。

この前に端末半額セールでHuawei P8maxを契約しましたが、端末目当てでの契約以外はオススメしないです。スピードテストだけ盛っても駄目な評判が付くだけですよ？？？

BIGLOBE

たまたま通信が安定しない時間だったのか、めちゃくちゃ速いか遅いの両極端な結果になりました。一瞬だけWi-Fiに繋がったのか！？と確認してもちゃんとLTEで通信しているし何だったのか…。

お昼と夜に測定しても速度が回復せず、過去最低の結果となりました。キャンペーンでユーザーを増やしすぎた結果なのか、安定感のあったBIGLOBEが過去の酷い状態に逆戻りしています。

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全測定結果

最後に全測定結果を載せておきます。スマホだと縦に長いのでPCから見たほうが比較しやすいかも。