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ちょっと高いけどめっちゃいい。「Satechi Type-C 75Wトラベルチャージャー ST-MCTCAM」レビュー。USB PD 60WとQC3.0対応の”最強”充電器

Apple製品と相性の良いType-C製品を多数取り扱うSatechi 様より、USB PD 60WとQC3.0対応の最強充電器「Type-C 75Wトラベルチャージャー」をご提供頂きました。以前からASUS TransBook 3 T303UAで使える充電器を探しており、コンパクトで持ち運びやすいタイプが中々見つからず困っていました。

そんな時にこの製品を見つけてメーカー公式Twitterにコンタクトを取ってみたところ、快く承諾して頂きレビュー品を送って頂ける運びとなりました。

数多くあるType-C製品の中でも高出力かつ複数デバイスの同時充電に対応している製品は貴重です。「まさにこういう充電器を求めていた!」と使ってみて感動すら覚えました。

本記事ではSatechi Type-C 75Wトラベルチャージャーの外観や本体のサイズ感、実際の使い勝手やメリット・デメリットなどをご紹介します。Type-Cの充電器探しでお悩みの方は是非チェックして下さい。

追記:新製品のレビューもしました。Quick Charge 3.0ポートがUSB PD18W出力に置き換わっています。

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製品仕様・メリットとデメリット

販売元 Satechi Japan
製品名 Satechi Type-C 75 トラベルチャージャー
型番 ST-MCTCAM
本体サイズ 103mm×72mm×27mm
重量 213g(充電器単体)
282g(ケーブル込み)
USB PD 対応(最大60W)
Quick Charge 3.0 対応
インターフェイス USB Type-C×1(USB PD対応)
USB-A×1(QuickCharge 3.0対応)
USB-A×2
出力 USB Type-C:5V=20V=3A(最大)
USB-A(QC3.0):3.6V~6V=3A/6V-9V=2A/9V~12V=~1.5A(最大)
USB-A:5V/2.4A(最大)
パッケージ内容 充電器本体
ACケーブル(1.2m)
国内メーカー保証 18ヶ月

■メリット
  • USB PD 60W+QC3.0対応
  • 4ポート合計75Wと高出力に対応
  • 見た目がシンプルでオシャレ
  • 高性能な割にコンパクトかつ軽量
  • 発熱は控えめ・コイル鳴きがなく安定している
  • LEDランプの光量を自動調節してくれる
  • 国内18ヶ月の保証付き
■デメリット
  • PSEマーク取得済みでも印字がない
  • 価格が高い(税込6,999円・執筆時点)
  • メガネ型ケーブルが意外とかさばる

赤文字がそれぞれ重要なポイントで、USB PD 60W+QC3.0高出力対応の最強充電器であることは間違いないです。しかし、電気用品安全法(PSEマーク)を取得済みとありますがパッケージや製品にマークがないので国内販売が違法となる製品のようです。

暫く使っている限りでは問題なく使えていますが、安心して使いたいならPSEマークが付いた安全な製品を購入することをオススメします。DMで問い合わせてみたところ

SATECHI

PSE認証済でございます。
書類はあるのですが、マークの印字はこれからになります。

と回答を受けました。良いのか悪いのかはともかく、いち早く印字した物を販売してもらえると助かります…。一応国内18ヶ月の保証付きなので、充電出来なくなったりトラブルが遭った時には保証してくれるはず。

開封レビューと外観のチェック!

パッケージは製品の画像やロゴがあるのみ。左下に小さく「75W MULTIPORT TRAVEL CHARGER」の説明が書かれています。

背面には商品の特徴や仕様が細かく記載されています。英語表記ですがアイコンや単語で何となく意味は分かります。

箱を開けると充電器とケーブルが入っていました。その他にもユーザーズマニュアルと簡易説明書が入っています。(写真撮り忘れ)

こちらが充電器本体。中央にロゴだけを配置したシンプルなデザインでs。
Apple製品の「スペースグレイ」のような明るめのグレーとポート類の黒がモノトーンでまとめられていてクールです。

手に持ってみるとこんなサイズ感。一見するとメタルな質感で重厚感があるように見えますが、あくまでも塗装なので外装は樹脂製(だと思う)なので見た目よりもかなり軽量です。

トラベルチャージャーというだけあって、これだけ高性能な出力に対応しているのに手のひらにすっぽり収まるサイズです。PCやスマホなど電子機器類をまとめて充電できるのは旅行などで重宝しそう。

インターフェイスは側面に集約されています。上から順にUSB Type-Cポート(USB PD 60W出力)、USB-Aポート(Quick Charge 3.0対応)、USB-Aポート(最大2.4A)×2が並びます。
ポート同士の間隔も広く、よほど大きなコネクタが付いたケーブルを使わない限りは干渉することも無さそうです。

Type-Cポートの上にはACアダプタ接続時に点灯するLEDランプを内蔵。周囲の明るさに応じて照度を調整することが出来る優れもの。

背面にはケーブルを繋ぐ端子が中央に付いており、左右には出力の仕様や認証情報が印字されています。ここにPSEマークがあれば問題なかったのですが、印字されているのは中国のCEマークやアメリカのFCCマークのみ。

ケーブルを繋ぐとこんな感じ。付属のメガネ型ケーブあルは1.2mもあるので少々長め。自宅で使用する分には問題ないですが、旅行先に持っていくには少々かさばるのが気になりました。

実際に使ってみた

USB Type-CコネクタにType-C to Cケーブル(別売)を繋ぎ、愛機のTransBook 3 T303UAを充電してみることに。結果は純正品と変わらず全く問題なく充電可能でした。純正の充電器が45W出力なので、60Wに対応していれば余裕で充電できるはず。

USB PDで充電するにはUSB PDに対応したType-C to Cケーブルを別途購入する必要があります。Amazonで調べたら大体1,000円ぐらいで買えるみたいです。

使用しながらでも充電がみるみる溜まっていき、5%の状態から満充電になるまで1時間30分程度で完了。純正品よりも素速く完了しているような気がする…(気のせいかも?)

Quick Chargeに対応しているのでAndroid端末でも急速充電が可能。スマホやモバイルバッテリーなど複数デバイスを一度に繋いで充電してみましたが、出力が弱まること無くフルスピードで充電できました。これは強い…。

短いケーブルに替えて持ち運びやすくする(自己責任)

ケーブルの長さが机上で使う分にはちょっと長く感じたので、家電量販店でメガネ型ケーブルの短いタイプを購入してみました。

左のELECOM製の充電コネクタは、ケーブル部分がなく直接コンセントに挿す直結タイプ。右側は0.2mの短いケーブルです。どちらもノートPCのACアダプターに利用されるものですね。

Amazonに同じ商品が見つからなかったので類似品を貼っておきます。Amazonでベストセラー商品なのでレビュー数も豊富でした。

直結タイプに挿すと圧倒的にコンパクトに持ち運べますが、コンセントの向きや端子への負担が物凄く掛かりそうなので使い勝手はあまり良くありません。

0.2mの長さはこれくらい。想像以上に短い…!

短すぎて使いづらくないか不安でしたが、カフェやファーストフード店で利用する分には丁度いい長さでした。コネクタ部分が長くて少々不格好ですが問題なく使えています。

ケーブルをカバンの隙間に入れることができるので、持ち運びやすく使いたい時にサッと取り出せて便利です。偶然にも今使っているリヒトラブ キャリングポーチ A4サイズのポケットに充電器がぴったり収まるサイズで感動。

その他にも同時にコンセントを使う機会があるなら、メガネ型端子に直接挿す3口タップも重宝しそうですね。私は充電器を全部SATECHIの製品でまとめられたので購入は見送りました。

貴重なUSB PD 60W出力に対応したマルチポート充電器

私の周辺機器もType-C対応製品が増えてきており、PCもスマホもBluetooth製品もモバイルバッテリーも全部まとめて急速充電したい!という要望を見事解決してくれる製品でした。見た目もApple製品と相性が良さそうなシンプルで洗練されたデザインが気に入りました。

Anker製品を始めとする4~5ポートの充電器は多くの会社で出ていますが、USB PD 60W出力に対応した充電器はまだまだ数が少なく、日本語が怪しい中華製品ぐらいしか候補がありませんでした。

PSEマークがないこと以外は割とまともそうな感じなので、詳しい検証はUSB PD事情に詳しい方々に任せるとして、仕様・見た目ともに理想的な充電器でした。新型MacBook ProはもちろんNintendo Switchや、iPhone・Androidともに急速充電に対応した製品は旅のお供に最適です。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。