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【レビュー】サンコーレアモノショップの小型食洗機「ラクア」を導入。工事不要のタンク式で3万切りの価格破格モデル

サンコーレアモノショップの小型食洗機「ラクア」を購入しました。約1ヶ月使用してみたのでレビューしていきます。

本製品は2020年2月に発売した比較的新しいもので、水道工事が不要なタンク式(分岐水栓も使用可)で税込29,800円という価格の安さが決め手でした。
追記:楽天市場では税込32,800円に値上げしていました。

工事不要の食洗機といえばエスケイジャパンやシロカが人気ですが、個人的にはこの製品を選んで正解だったと満足しています。

本記事では、食洗機を生まれて初めて使った私が感じた「メリット」と「デメリット」について紹介します。

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食洗機を導入したきっかけ

そんなの聞かなくても分かるでしょうけど、食後に洗い物をするのがとにかく面倒くさいんですよ。最近は自宅で過ごすことが増えたので、洗い物がシンクで山積みになっています。

夜に洗い物を放置してしまい、翌朝慌てて洗い物をするのが恒例になり、少しでも家事を楽にしたいと思って導入を検討しました。

「洗濯だって機械に任せているのに、令和にもなって手で洗い物をしているのは非効率では?」と自分を(無理やり)納得させました。

買うと決めたものの、食洗機が動いている姿を見たこともないレベルの素人のため選び方が分かりません。ネットで調べたり家電量販店に足を運び、選び方というものを勉強しました。

食洗機の導入はハードルが高い

食洗機は大きく分けて「据え置き・卓上型」「ビルトイン型」の2種類があり、据え置き型のほうが大きな工事が要らないため人気があります。

ビルトイン型も憧れますが、賃貸住まいだと工事の手間や金額的にも厳しいです。

据え置き・卓上型の中でも、水道工事が必要な「分岐水栓型」と、タンクに水を溜める「タンク式」の2種類があることが分かりました。

分岐水栓型はパーツ費用で5,000円~10,000円、工事費用でも5,000円ほど掛かるらしく、素人からすると導入のハードルが比較的高めです。

私はなるべく簡単に設置したかったので、据え置き・卓上型のタンク式の製品を探してみました。

条件に合う選択肢を6つに絞って「ラクア」を選んだ理由

  • 据え置き・卓上型
  • 水道工事不要のタンク式
  • サイズがコンパクト

という条件で絞り込んでみると、5つの製品が候補に絞られました。

エスケイジャパン「SJaime DW-J5L」

エスケイジャパンの「Jaime SDW-J5L」は、タンク式食洗機の先駆けとなる製品です。

タンクを取り外して水を入れることができるので、給水作業の往復をする必要がないのがメリット。一人暮らし向けで容量が小さいのがうちには合わず断念しました。

▼参考記事

アイリスオーヤマ「ISHT-5000」

アイリスオーヤマのISHT-5000は、比較した中で1番安いモデルで気になっていましたが、中身が見えないとちゃんと洗えているか不安だったのでボツ。

▼参考記事

シロカ 2WAY食器洗い乾燥機「SS-M151」

ネットの評判が高かったシロカの食洗機は、タンク式と分岐水栓のどちらも対応しています。

購入後に分岐水栓にするか迷っているなら選べるタイプのほうが嬉しいですね。

タイマー機能付きなのも便利ですが、その分値段も5万円以上と高めです。

▼参考記事

アイネクス「AX-S3W」

次に迷ったのがアイネクスの「AX-S3W」です。こちらもタンク式と分岐水栓の両方に対応しています。

業界トップクラスの省エネを実現しており、2段式トレーでデットスペースを有効活用できます。

iimono117(いいものいいな)「Bandiera」

iimono117いいものいいなの「Bandiera」は、上下の2段トレーで大容量なのが特徴。他社製品よりも少しコンパクトなサイズです。

見た目や容量も問題なさそうでしたが、分岐水栓に対応していないのが残念です。

サンコーレアモノショップ「ラクア」

最終的には、価格と性能のバランスが良かった「ラクア」を選びました。

他社と引けを取らない機能やコンパクトさで、価格が3割近く安くなっています。Amazonだと4万円以上するので楽天から税込29,800円で購入しました。

楽天のランキングで1位になるほど人気で、現在は7月下旬の予約注文のみ受け付けているそうです。

食洗機の「ラクア」を開封。設置場所は事前に確認しておこう

3月6日(金)に5月下旬到着予定で注文して、実際に届いたのは5月24日(日)でした。すっかり注文していたことを忘れてたのは内緒です。

届いた箱は想像以上に大きく、箱から中身を取り出すだけで一苦労。

外寸は幅410mm×高さ440mm×奥行410mm、重量は13kgとのこと。購入前に検討していた設置場所に置けるか不安になります。

製品仕様・付属品

詳しい商品仕様は下記の通り。

パッケージサイズ 横480mm×高さ507mm×奥行510mm
重量(パッケージ含む) 18kg
本体サイズ 幅410mm×高さ440mm×奥行410mm
本体重量 13kg
電源ケーブル長 140cm
付属品 上部トレイ、下部トレイ、給水ホース(1.5m)、排水ホース(1.5m)、バスケット、クリップ、給水カップ
定格電圧 100V
定格周波数 50/60Hz
定格消費電力 850W
目安電気代 1日約91.8円(1kWhあたりの電気代を27円として計算、1日4時間の使用を想定)
水道水圧 0.03~1Mpa
使用水量 5L
洗浄方式 ダブルノズル噴射式
すすぎ方式 ためすすぎ
乾燥方式 高温+送風方式
標準収納容量 16点(大皿2点、中皿3点、小皿2点、小鉢2点、茶わん2点、汁わん2点、コップ2点)+箸類
庫内の有効範囲スペース(食器カゴ基準) 高さ(箸置きトレイをセットした場合):最大22センチ
高さ(箸置きトレイを外した場合):最大26センチ
かご幅:最大32センチ
奥行き:最大31センチ
専用洗剤標準使用量(約) 8g
保証期間 1年間
発売日 2020/2/14

内容物は、上下トレー、分岐水栓用の給水ホース(1.5m)、排水ホース(1.5m)、バスケット、クリップ、給水カップ。

設置方法

食洗機を設置するときに気をつけるポイントは3つ。

  • 設置場所から排水用のホース(1.5m)が届くか
  • 設置場所からコンセントに届くか
  • コンセントにアース端子が付いているか

タンク式だからといってどこにでも設置できるわけではありません。

アース設置が必要なコンセントはともかく、せめて排水ホースがもう少し長かったら置き場所を選ばず使えそうなんですが…。

まずは排水用のホースを本体に固定します。根本を固定するときにマイナスドライバーが必要です。

ホースの長さは1.5mしかないので、届かないときはバケツなどを置いてそこに排水することも可能です。
ただし、洗い物が終わるたびに汚水を捨てる作業が発生して面倒くさいです。

コンセントはアース端子が付いている端子を単独で使います。アースを接続しないと、漏電(食洗機から電気が漏れる)したときに感電する恐れがあります。

アース端子がないときは、ビリビリガードと呼ばれる漏電遮断器を使う方法もあるみたいです。

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排水ホースがシンクまで届かなかったので焦りましたが、向きを調整することで無事に設置完了しました。遠目から見るとなかなかの存在感です。

食洗機の「ラクア」の使い方

それでは早速食洗機を試しに使ってみます。大まかな流れはこのような感じ。

  1. 軽く水洗いした食器をセットする
  2. 洗剤を投入する
  3. タンクに水を入れる
  4. コースを選択して開始ボタンを押す

1.軽く水洗いした食器をセットする

収容量は2~3人分の17点(22cm皿が3枚、20cm皿が3枚、小皿2枚、茶碗2個、小鉢2個、コップ3個、小物類)が目安。

食べ残しや残さいを水で軽く洗い流してから食器をセットします。

今回は大皿3枚、中皿2枚、小皿1枚、丼1つ、コップ2個、マグカップ1個、お茶碗1個、汁椀3個、お箸3膳をセットしてみました。

ポイントは食器やお椀同士が重ならないように配置すること。食器を本体の内側に向けて入れると綺麗に洗浄してくれます。

参考までに、食洗機で洗えないものの一例を取扱説明書から転記します。

食洗機で洗えないもの(一例)
強化ガラス製のもの 強化ガラス製の食器などは、洗浄中に粉々になって破片が飛び散り、怪我の原因になります。
飛ばされやすい軽いもの プラスチックのスプーンやふた、発泡スチロール容器、ふきん、スポンジ、哺乳瓶の吸口などの軽いものは、水圧で飛ばされ、変形や破損の原因になります。
熱に弱いもの 耐熱90℃未満、および耐熱表示のないプラスチック容器(耐熱75℃以上のプラスチック容器は使用可能です。)
割れやすいもの 傷のついたガラス容器・ひびの入った食器・木製の柄のついたなべや包丁など
変形しやすいもの 銀製、洋銀製食器など・アルミ製、銅製のなべや食器、木(竹、籐)製食器、漆塗り食器・重箱・金箔入りの食器・上絵付けの食器、クリスタルガラスなど
その他 鉄製のフライパンなど錆びるおそれがあるもの、フッ素加工のフライパンなどで表面に傷があるもの、ビンやとっくり、食器洗い乾燥機専用洗剤に洗えないものとして記載があるもの

2.洗剤を投入する

洗剤は手洗い用ではなく、必ず食洗機専用のものを使用してください。手洗い用の洗剤を使うと食洗機が故障するらしいです。

洗剤の種類は粉末・液体・タブレットの3種類ありますが、粉末のほうが1番安いです。今回はドンキで買った安物の粉洗剤「モアクリンEX」を使いました。

ドアの内側にある投入口に、計量スプーンすりきり1杯分の洗剤を入れてドアを閉めます。

3.タンクに水を入れる

付属の給水カップを使って、本体上部にあるタンクに水を5リットル程度入れます。

焦って勢いよく注いでしまうと、写真のように水が周辺に飛び散ります。ゆっくり慎重に注ぐ必要があるのは少し面倒だと感じます。

タンクが満タンになると「リーンリーン」という音でお知らせしてくれます。

手動で水を汲む作業が面倒であれば、将来的に分岐水栓工事に変更できるのは心強いです。
しばらく使ってみて、不便だと思ったら検討しようと思います。

4.コースを選択して開始ボタンを押す

ラクアに搭載されているコースは全部で6種類です。コースによって洗浄温度や稼働時間が異なります。
各コースの内容について説明書からの引用です。

こんなとき 洗浄・すすぎ 乾燥
通常洗浄 食後すぐに洗うときや通常の使用時 約69分
洗浄:約55℃
すすぎ:約68℃
60分
スピード 汚れが軽いもの、つけおきや水洗い後のものを洗う時※ 約29分
洗浄:約50℃
すすぎ:約62℃
60分
エコ 食後すぐ洗う時や通常洗浄よりも時間を短くしたい時 約29分
洗浄:約50℃
すすぎ:約62℃
60分
強力洗浄 食後から時間が経過したものや調理器具などを洗浄する時 約59分
洗浄:約60℃
すすぎ:約65℃
60分
水洗い 洗浄だけのモード 約19分
洗浄:常温
なし
乾燥モード 乾燥だけのモード 乾燥 約60分
最高75℃+送風乾燥

  • ※他のモード(水洗いモードを除く)よりも洗浄時間が短く、すすぎの温度も低いため、汚れが残る場合があります。

稼働中も静かで手洗いよりも綺麗に落ちる

モードを選択して「開始」ボタンを押せば洗浄・乾燥を自動的に行ってくれます。

上下から50℃を超える高温の水が、噴水のように四方八方に吹き出しています。

手洗いと比べて高い水温・パワフルな水圧で、酵素を含んだ食洗機用の洗剤を使うことで強力に汚れを落とします。

稼働中の様子


洗浄中の様子を動画で撮影してみました。

稼働音も思ったよりも静かで、夜寝る前に稼働してもそれほど気にならないです。他の食洗機を見たことがないので比較はできませんが、個人的には許容範囲内でした。

洗い上がりの様子

食洗機で洗う前のお皿
食洗機で洗った後のお皿

普段は標準洗いコースで使っていますが、油の付いた弁当箱や食後のカレーを食べた皿などもバッチリ落ちています。

洗うのが翌日になったとしても、前日で水に浸け置きしておけば表示コースで十分落ちてくれます。

少し気になったのは、洗いあがった食器に水滴が残っていることがあること。ヒーター式と比べて送風方式は乾燥機能が弱いんだとか。

筆者の場合は、食器棚に戻すついでに軽くふきんで拭いたり、洗い終わった後に扉を開けっ放しにして乾燥させています。

お手入れ方法

洗い物が終わったら、庫内にあるフィルターとメッシュトレイを取り外して流水で洗います。ノズルは月1回程度取り外して洗浄すればOKです。

食べ残しなどが詰まると匂いの原因になり、洗浄能力が低下していくので、定期的にメンテナンスして清潔な状態を保つ必要があります。

食洗機の「ラクア」を使って良かったところ、悪かったところ

食洗機の「ラクア」を購入して1ヶ月弱使ってみて、良かったところと悪かったところをまとめてみました。

■良かったところ
  • 税込み3万未満という価格の安さ
  • 工事不要で設置できて導入のハードルが低い
  • サイズの割に内部が広く、一度に沢山洗える
  • 洗浄能力の高さは手洗いより綺麗
■悪かったところ
  • 注文してから届くまでに2ヶ月半掛かった
  • 乾燥機能が弱い(お椀の後ろに水滴が溜まる)
  • タンクに水を入れるときに水が飛び散りやすい
  • 排水ホースについている吸盤が弱くて外れやすい

「食洗機を使ってみたい!」と思っても、設置する手間や価格の高さから導入まで踏み切れないという方も多いと思います。サンコーレアモノショップの「ラクア」なら蛇口を工事する必要が無く、届いたらすぐに使い始めることができます。

価格も税込29,800円と他社よりも安く、水栓の購入費用や工事費も掛かりません。

もし後から分岐水栓にしたいときも食洗機を買い換えずに対応できます。収容量や機能も他社と引けを取らないコスパがいい製品です。強いて不満を上げるとすれば、納期が遅くて到着までに時間が掛かったことくらい。

その他の悪かったこともちょっとした手間なので、私はそれほど気にならなかったです。

まとめ:洗い物と水道代が減って生活が変わった

水道工事の要らないタンク式の食洗機というと、何となく簡易版のようなイメージでちゃんと洗えるのか心配でした。実際に購入して使ってみると、洗い残しもなくこびりついた汚れも綺麗に落ちています。

手洗いよりも時間が掛かりますが、洗っている間に他の作業ができるので効率よく家事が行なえます。食後に洗い物をする手間から開放され、水道代の節約にもなり一石二鳥です。

電気代は多少掛かりますが、自分でやる時間や手間を考えたら実質無料です。まだ使ったことがない人は、日々の暮らしを豊かにするためにも導入しましょう。

私と同じように「そろそろ食洗機デビューをしたい!」という方には、価格も手頃で導入しやすくおすすめです。食洗機を探している方はぜひ検討してみてください。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。