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「OPPO Band Style」レビュー:必要十分な機能とスタイリッシュなデザインを兼ね備えたスマートバンド

IIJmioのセールで税込990円と激安価格で購入した「OPPO Band Style」をレビューします。

購入してから2ヶ月ほど経ちますが、日頃から時計を身に着けなかった筆者でもほぼ毎日使っています。安くてスマートウォッチ並の機能が使えて、バッテリー持ちが良いスマートバンドをお探しの方にピッタリの製品です。

せっかく買ったので「スマートバンドってどうなの?」と気になる方に、初心者目線で良かった点、イマイチだった点をまとめて紹介していきます。

■メリット
  • 4,000円台で購入できる
  • バンドが2種類付属している
  • 小型軽量で付け心地がいい
  • バッテリー持ちがいい
  • 低価格でも基本的な機能が使える
■デメリット
  • 通知は特定アプリのみ対応
  • 文字盤の種類は少なめ
  • GPS、電子マネーに非対応
  • スポーツモードの自動検知がない

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OPPO Band Styleとは

OPPO Band Styleは、中国のスマホメーカー「OPPO」が2021年4月23日に販売したスマートバンド。

スマホとアプリで連携することで、スマホに来た通知を手元で確認できたり、血中酸素レベル(SpO2)や心拍数などの計測ができる時計です。

国内版の通常価格は税込4,480円ですが、通販サイトなどではもう少し安く購入できるようです。

これまでスマートバンドに興味はあったものの、普段から家に引き篭もりがちなので自分には必要ないと思っていました。今回IIJmioのセールで激安販売されていたので、食わず嫌いを克服するためにも試してみました。

OPPO Band Styleのスペック

OPPO Band Styleのスペックは以下の通り。

カラー ブラック、バニラ(黒のスポーツストラップを同梱)
サイズ 約40.4mm x 約17.6mm (ストラップ幅:約11.45mm)
(心拍センサーを含めて約11.95mm)
質量 約10.3g (本体のみ)
本体素材
  • 前面:2.5D 曲面スクラッチ耐性強化ガラス
  • 背面:PC
ストラップ素材
  • スタイルストラップ:
    • 【メタルバックル部分】ステンレススチール
    • 【ストラップ部分】フッ素ゴムバンド+アルミ合金クラスプ
  • スポーツストラップ:TPUバンド+アルミ合金クラスプ
ストラップの長さ 手首周り:約130~205mm
ディスプレイ 1.1インチ 126 x 294 有機EL
バッテリー容量 100mAh
必要電源 5V 200mA以上
最大使用時間 12日間
対応OS Android™6.0以上、iOS 12.0以上
Bluetoothバージョン Ver. 5.0
センサー 3軸加速度センサー、光学式心拍センサー、光学式SpO2センサー
スポーツモード 屋外ランニング、屋内ランニング、有酸素運動、ウォーキング、屋外サイクリング、屋内サイクリング、エリプティカル、ローイング、クリケット、バトミントン、スイミング、ヨガ
健康モニタリング機能 血中酸素レベル継続測定、睡眠モニタリング、リアルタイム心拍数モニタリング、毎日の活動、座りすぎ防止リマインダー、呼吸運動
防水性能 5ATM

OPPO Band Styleは12種類のスポーツモードをはじめ、血中酸素レベル測定(SpO2)、心拍数の測定や防水にも対応したスマートバンドです。

スマートバンドで基本となる通知の確認、タイマーやアラーム、スマホのリモートシャッター、スマホを探す機能に対応したスタンダードなモデル。低価格でスマートバンドを体験するのにぴったりの製品です。

OPPO Band Styleの外観・デザイン

パッケージは白を基調としたシンプルなデザイン。

箱の中身はOPPO Band Style本体、スタイルストラップ、スポーツストラップ、専用充電ケーブル、クイックスタートガイド、安全ガイド。

説明書は日本語に対応しています。

OPPO Band Styleの特徴

1.1インチの有機ELディスプレイを搭載

OPPO Band Styleは約1.1インチ 126×294ドットの高精細の有機ELディスプレイを搭載。コンパクトなサイズで装着感も良く、着けっぱなしで使っても気にならないです。

屋外でも明るく鮮明に写りますが、直射日光下では画面が暗くて見づらいシーンがありました。手で画面を覆ったり、日陰に移動するなど工夫が必要です。

なお、画面の常時点灯には非対応です。画面を指でタップしたり、手首を 手前にひねって点灯させる必要があります。

2種類のストラップが付属

左:スタイルストラップ、右:スポーツストラップ

OPPO Band Styleの大きな特徴として、スタイルストラップとスポーツストラップの2種類が付属しています。利用するシーンや気分に合わせて選べるのは嬉しい配慮。

バンドの長さ調整は穴にピンを差し込むタイプ。手首周りで約130~205mmまで調整可能です。

装着してみるとこんな感じ。

スタイルストラップのバックル部分はステンレススチール製。ストラップ部分はフッ素ゴムバンド+アルミ合金クラスプを使用しており、触るとシリコンのようなサラサラとした質感をしています。

スポーツストラップはTPUバンド+アルミ合金クラスプの組み合わせ。表面はマットな質感で肌触りがいいものの、ホコリが付着しやすいのが気になりました。

Amazonなどでサードパーティ製のストラップも販売されていますが、他社のスマートバンドと比べてラインナップは少なく感じました。

ストラップに装着した状態で充電可能

付属の充電器は独自接点のタイプ。

入力側はUSB-Aポートなので、モバイルバッテリーやUSB充電器で充電が可能です。ケーブルが短いので壁面のUSB充電器を使うと宙ぶらりんになるのが気になりました。

公式ではバッテリーが最大12日間持つとされていますが、私の使い方だと大体1週間~10日くらいは持ってくれます。

通知の受け取りのみであれば全然減ることはありませんが、スポーツモードや設定を触っているとジワジワと減っていく印象です。

OPPO Band Styleの使い方

専用アプリ「HeyTap Health」で初期設定をする

OPPO Band Styleを利用するには、専用アプリ「HeyTap Health」で初期設定が必要です。

このアプリはAndroid 6.0以上、iOS 12.0以上に対応していますが、iOSと接続すると一部使えない機能が出てくるため注意が必要です。

アプリを起動したら、国または地域選択の画面で「日本」を選択し、性別や生年月日、身長体重などを入力します。

続いてはデバイスを追加します。OPPO Bandを選ぶと、デバイスのリストに「OPPO BAND XXXX」と表示されるので、これをタップしてください。

ペアリングすると通話履歴のアクセスを求められるので許可してください。

通知のアクセスも同様に許可します。これで基本的な設定は完了です。

アプリの設定画面から文字盤のデザインを変更することができます。最大5種類のデザインを保存でき、バンドから左右のスワイプで切り替える事が可能です。

文字盤の種類は40種類以上。端末に保存された写真を背景に設定することもできます。

バンドの基本操作

バンド側の基本操作はとても簡単。

上下にスワイプでアプリを切り替えて、タップで確定、左から右にスワイプで前の画面に戻ります。

モードは上から順に「日常活動」→「スポーツ」→「天気」→「ツール」→「設定」→「通知」と切り替わり、一周すると文字盤に戻ります。

スポーツモードは12種類

スポーツモードでは、ランニングやウォーキング、有酸素運動、サイクリングなど様々な運動に対応しています。

■スポーツモードの種類
  • 屋外ランニング
  • 屋内ランニング
  • 有酸素運動
  • ウォーキング
  • 屋外サイクリング
  • 屋内サイクリング
  • エリプティカル
  • ローイング
  • クリケット
  • バトミントン
  • スイミング
  • ヨガ

OPPO Band StyleはGPSを内蔵していません。ルートを記録して利用するにはスマホアプリとの連携が必要です。

正直なところ、運動しようと思って手元でちまちま設定するのが面倒でほぼ使っていません。せっかく運動してもスポーツモードを記録し忘れたら意味がありません。

ライバル機種の「Mi Smart Band 6」にはスポーツモード自動検出が付いており、運動をしていると記録しますか?と確認通知が届くみたいです。

心拍数や酸素飽和度の測定に対応

酸素飽和度の測定もバンド単体で行なえます。専用機ではないのであくまで目安程度とはなりますが…。

スマホに来た通知の確認

筆者の主な使い方はスマホに届いた通知の確認です。スマートバンドで通知が来るアプリを限定することで、本当に必要な情報は手元に届くようになります。

スマホをポケットに入れて自転車に乗っていると、通知に気づかず返信が遅れることが何度もありました。スマートバンドがあれば、通知を手元のバイブで教えてくれるのですぐに反応できます。

メニューからは3件ずつ、20件までの通知を選択して確認可能。1つにつき最大50文字まで表示できます。

表示される文字サイズがやや小さいので、じっくり読むときはスマホの画面を使ったほうが快適です。スマートバンドは”通知が来たこと”が分かれば個人的に不便に感じません。

音楽コントローラー、タイマー、アラームなども使える

ツールからは音楽コントロール、タイマー、アラーム、カメラのリモートシャッター、スマホを探す機能が使えます。

音楽再生中は文字盤ではなく、音楽コントローラーが自動で立ち上がるので操作が楽なのは便利でした。

まとめ:「OPPO Band Style」はスマートバンドデビューにおすすめ

■OPPO Band Styleはこんな人におすすめ
  • なるべく安いスマートバンドを探している方
  • オシャレなデザインのスマートバンドが欲しい方
  • バッテリーが長持ちするスマートバンドがいい方
  • 心拍数と血中酸素を計測したい方

OPPO Band Styleは4,480円という価格以上に良くできたスマートバンドです。

GPSや電子マネー非対応は仕方ないですが、軽量コンパクトで装着感が良く手軽に使える価格帯で購入できるなら言うことはありません。

スマホの通知や活動量の計測はもちろん、血中酸素レベルの測定、睡眠のモニタリングなど、スマートバンドに求める基本機能が揃っています。

これからスマートバンドを始めてみたいという方にオススメです。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。