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Huawei nova liteレビュー。他社を圧倒するコスパの良さが魅力のスマホ

Huaweiから今年発売された1万円台の格安スマホ「Huawei nova lite」をレビューします。この価格帯で大きな不満もなく使える圧倒的なコストパフォーマンスが魅力的な1台です。

デザインも似ている同社のhonor8とデザインを見比べつつ比較してみます。いつも以上に写真多めでお届けします!

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開封の儀・付属品をチェック

今回購入したのはOCNモバイルONEの音声通話対応SIMカードとのセット販売でした。契約は任意のため今回は本体のみ使います。

化粧箱はHuaweiおなじみの縦長仕様でオシャレな雰囲気が出ています。さり気なくストライプのエンボス加工になっているのもポイント。

開封確認シールが貼られていて剥がすと模様が出て来るタイプなので、ここはハサミで切ってしまいます。側面から箱を引き出してみます。

本体がぴっちり詰まっています
本体を引き出すときのワクワク感が異常

縦長の箱には本体が縦に収納されており、その横に付属品一式の箱がぴっちり詰まっています。この形は本体を引き出して取り出すワクワク感があっていいですね。

内容物はnova lite本体、クイックスタートガイドと保証書、ACアダプタとmicroUSBケーブル、SIMピン、イヤホン、クリアハードケース。安価なモデルながら豊富な付属品がセットになっているのはありがたいですね。

SIMピンは箱の側面とちょっと変わった場所に入ってました。最初見つけられなくて箱の中身を色々探してました…。

付属のスマホケースは四隅が引っかかるタイプで、上下左右の側面はガードしてくれません。ガッチリとガードしたい私にはちょっと残念でした。

1万円台とは思えない作りの質感

それでは本体のデザインや質感をじっくりと見ていきましょう。

正面のデザインはよくある感じ

正面のデザインは最近よくあるラウンド形状のガラスに丸みを帯びたフォルム。片手でも持ちやすく握りやすいものの、横幅が大きめで反対側まで指が届かないのが難点です。

上下の装飾も最小限に抑えて飽きの来ないシンプルな仕上がりに。

上部には照度センサーや受話口、800万画素(F2.0)のフロントカメラが付いています。下部には小さめにHuaweiロゴを配置して主張しすぎない感じがデザインのアクセントになっています。

側面の質感は値段相応

右側面には電源ボタンと音量ボタン。右手で持った時に電源ボタンが丁度親指の位置に来るので、位置やサイズは抜群に使いやすい。

側面は樹脂製でP8liteのようなヘアライン加工がされています。正直これは安っぽいかなと思いました。予算の都合上メタルフレームにするのは厳しいのかもしれません。

側面上部にはイヤホンジャック、下部にはスピーカーとmicroUSBコネクタ(USBホスト機能対応)が付いています。

SIMトレイはmicroSDと兼用なのが残念

SIMトレイは左上に付いており、付属のSIMピンを使用して開けます。

デュアルSIMによって2枚のSIMカードを切り替えて使えますが、残念ながら日本ではLTEのDSDS(Dual SIM Dual Standby)には対応していません。兄弟機の「Huawei nova」はDSDSに対応しているので、値段と性能に差別化が図られています。

また、2枚目のSIMスロットはmicroSDスロットと兼用になっているため、SDカードを使用すると1枚のSIMカードしか挿入できなくなります。

Huawei nova liteのストレージ容量が16GBなので、音楽や動画などを入れるとすぐに上限に達してしまいます。SDカードを使用する方は実質シングルSIM機として運用していくことになるでしょう。

スッキリとした背面デザイン

背面には傷がつかないようにフィルムが付いています。

フィルムを剥がすとサラサラとした質感のガラスが出てきました。落ち着きのあるゴールドカラーがかっこいいですね。背面をベタベタ触っても指紋があまり目立たないのも嬉しい。

多分ブラックカラーだと指紋や汚れが目立つはずなので、付属のケースなり付けておいたほうがいいかも。

指紋認証センサーは丸型で読み取り精度・速度ともに問題ないレベル。ASUSのZenFoneシリーズよりHuawei製品のほうがここは一枚上手ですね。

デザインが似ているnova liteとhonor 8を比較

正面から見たデザインはほぼ同じ

左がnova liteで右がhonor 8です。正面のデザインはほぼ同じような感じで、若干nova liteのほうが左右のベゼルが太いです。

背面の質感は異なる
光が反射したときの様子

背面はどちらも2.5D曲面ガラスを採用していますが、質感は全く異なります。nova liteが反射を抑えた加工に対してhonor 8では15層のマイクロパターンによって光をキラキラと反射させています。

よく見ると背面のロゴが、honorロゴとHuaweiロゴで違っていました。

カメラの性能も値段なりに落ちています。honor 8ではダブルレンズカメラと2色フラッシュLEDを内蔵しているのに対してnova liteは通常のシングルカメラのみ。

これがどこまで性能に差が出てくるのかは後日改めてレビューしたいと思います。

サイドフレームが樹脂製になったことにより上下のアンテナラインが無くなってスッキリとしたデザインに。イヤホンジャックの位置はnova liteが上、honor 8が下に配置されています。

充電端子はnova liteがmicro USBなのに対し、honor 8では裏表なく挿せるUSB Type-Cケーブルに対応しています。

普段使いに困らない性能

Huawei nova liteの性能は2~3年前のフラグシップモデルほどの性能で、3Dゲームなどをガッツリやらない限りはフリーズや動作が重くなることも少ないです。あ、いつものようにCPUにKirinを使っているのでデレステの3Dモデリングはジャギーが目立ちます。

Huawei nova liteのスペック
本体サイズ 約147.2mm × 72.94mm × 7.6mm
重量 約147g
カラー ホワイト、ブラック、ゴールド
OS / UI Android™ 7.0 Nougat / Emotion UI 5.0
ディスプレイ 5.2インチ フルHD(1,920×1,080)IPS液晶
CPU Huawei Kirin655 オクタコア(4 × 2.1GHz + 4 x 1.7GHz)
RAM 3GB
ROM 16GB
外部ストレージ microSDスロット(最大128GB)
バッテリー容量 3,000mAh
メインカメラ 1,200万画素(F2.2/AF/BSI)
インカメラ 800万画素(F2.0/FF/BSI)
最大通信速度 下り(受信時)最大150Mbps(LTE)
上り(送信時)最大50Mbps(LTE)
通信方式 FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/28
TDD-LTE : B40
W-CDMA : B1/5/6/8/19
GSM : 850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi 802.11b/g/n準拠 (2.4GHz), Bluetooth® v4.1 with BLE
最大接続台数:8台
SIMスロット nanoSIM x 2
(DSDS非対応。SIM2はmicroSDと排他構造)

詳しい性能については公式ページを参考にしてください。

Antutu Benchmark結果

参考までにAntutu Benchmarkでの結果は56,830点。

Huawei nova liteのベンチマーク結果:56,830点
ASUS ZenFone 3のベンチマーク結果:62,605点

この機種よりも1万円以上高いZenFone 3が62,605点だということを踏まえると、かなりコストパフォーマンスは良い機種だと思います。実際にこの性能ぐらいあればある程度不自由なく使えます。

前作のP9 liteと比べてメモリが2GB→3GBに増量されていることもあって、複数のアプリを同時立ち上げてもアプリが強制終了されることが減りました。

物足りなさはあるが合格点のカメラ

作例がいつもより少ないですが簡単にカメラテストとしていくつか撮影してきました。画像をクリックすると元画像が表示されます。重たいのでスマホの方は要注意!

全てオートで撮影しています。

逆光や夜景はまぁこんなもんかって感じで良くも悪くも普通のスマホ画質です。この価格帯のスマホだと画質が糞なことが多いのでいい意味で裏切られました。飯の写真もまぁ悪くないかな。

上位モデルにあったワイドアパーチャ機能は全フォーカスモードという機能で代用可能。複数のボケ味で撮影した画像を後からフォーカス位置を修正できる機能です。

カメラについてはまた後日詳しくレビューするかもしれません。

人気の理由が頷けるバランスの良さが優秀

現在Huawei nova liteはどの販売店やMVNO各社でも売り切れが続出しており、在庫が再度入荷しては売り切れを繰り返しています。私もそのせいで入手することができず、レビューが4月まで伸びてしまいました。実際に使ってみてここまで人気の理由が使ってみてわかりました。

1万円台で販売されているスマホの中では本体の質感・性能が良く出来ていて、昨今で販売されているラインナップでは確実に上位に入るレベルです。ライトユーザーであればこれをメイン機にしても問題ないレベルまで達しています。

UIがAndroid標準よりもiOS寄りなので好みが別れるところですが、iOSから乗り換えた方は違和感なく使えているそうなので、それはそれでありだと思っています。自分はちょっと苦手だったのですが使っていくうちに慣れました。

一部機種で液晶品質にムラがあるようですが、私が購入した個体では問題なく綺麗に表示されています。気になる方は別の機種にしたほうがいいかもしれません。

個人的に惜しい部分はいくつかあるものの、この価格なら十分目をつむれます。もっと上位機種が欲しければnovaやZenFone 3なりでも十分満足できるでしょう。でもそこまでいくと定価が3万円を超えてしまうので、なかなか一括で購入するには厳しいという方も出てくるでしょう。

「値段が手頃でそこそこ動くもの」という要件で今買うならばベストバイになると言っても過言じゃないです。迷った方は在庫があるうちに手にしておきましょう。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。