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私がワイモバイルを4年間使い続けている理由。安定した通信速度と10分通話定額がお気に入りの格安SIM

2015年4月にワイモバイルを契約してから早くも4年以上が経過しました。

2年契約の更新月のタイミングで一度他社に乗り換えたものの、その後別回線でワイモバイルを再契約して現在も使用しています。

格安SIMの安さや豊富なプランは魅力的ですが、大手キャリアと比べて通信速度が遅くなったり、ショップがなくてサポート体制が心配と感じる方も多いようです。

それに比べてワイモバイルでは、大手キャリアと通信速度やサポート体制がほとんど変わらず、使い勝手を落とすことなく毎月の料金を安くできるお得な会社です。

本記事では、ワイモバイルを長年使って感じた良かったところと悪かったところについて紹介していきます。乗り換えを検討している方は是非参考にしてみてください。

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ワイモバイルをオススメする8つの特徴・メリット

まずはワイモバイルを使い続けて良かったと思える8つの特徴をご紹介します。

  • 【特徴1】通信速度・品質が大手キャリア並に安定している
  • 【特徴2】通信量で選ぶだけ!通話定額コミコミのシンプルな料金プラン
  • 【特徴3】10分以内の通話が何度でも無料!
  • 【特徴4】親回線のデータ容量をシェアできる
  • 【特徴5】全国に4,000店以上の店舗・取扱店がある
  • 【特徴6】Yahoo!プレミアムの特典が使い放題
  • 【特徴7】ソフトバンクWi-Fiスポットが無料で使える
  • 【特典8】パケットマイレージ・パケくじでデータ容量をゲットできる
  • 【特徴9】人気のiPhoneやAndroid Oneシリーズが選べる

【特徴1】通信速度・品質が大手キャリア並に安定している

格安SIMの最大の弱点は混雑時に通信速度が遅くなりやすいことです。
格安SIMは大手キャリアから通信網の一部を借りてサービスを提供しており、一度に多くの人が利用すると渋滞が発生して通信速度が遅くなってしまいます。

通信速度は測定する場所や時間帯、利用する端末によって変動します。
中でも朝の通勤ラッシュ、昼のランチタイム、夜の帰宅ラッシュからゴールデンタイムにかけては、通信速度がガクッと落ちてしまいます。

それに対してワイモバイルでは、親会社であるソフトバンクの回線をそのまま利用できるため、他社よりも多くの帯域を使用することができます。そのため、通信速度が時間帯に左右されることがなく安定して速いというわけです。

当ブログでは毎月1回、定期的に格安SIMと大手キャリアの速度比較を行っています。参考までに、2019年7月時点での通信速度の測定結果を載せておきます。

ワイモバイルの通信速度(2019年7月時点)
ping 下り 上り
朝:朝1回目 140ms 79.1Mbps 26.57Mbps
朝:朝2回目 124ms 71.2Mbps 28.2Mbps
朝:朝3回目 99ms 75.1Mbps 25Mbps
昼:昼1回目 121ms 62Mbps 30.1Mbps
昼:昼2回目 71ms 58.8Mbps 27.2Mbps
昼:昼3回目 69ms 72Mbps 7.75Mbps
夜:夜1回目 70ms 74.7Mbps 18.3Mbps
夜:夜2回目 80ms 71.9Mbps 32.4Mbps
夜:夜3回目 100ms 80.1Mbps 28.4Mbps

昼夜問わず下り50Mbpsを超える速度が出ており、他社を圧倒する数値を叩き出しています。下記リンクで他社の速度を見てほしいのですが、一般的な格安SIMはお昼に1Mbps未満になることが多く大きく差を付けています。

▼過去の測定結果はこちら▼

【特徴2】通信量で選ぶだけ!通話定額コミコミのシンプルな料金プラン

ワイモバイルのスマホプランは、データ容量別にS/M/Lから選ぶだけのシンプルな料金プランです。スマホとセットでもSIM単体でも契約できるのが特徴。

初月は日割り計算、翌月から1年間は「ワンキュッパ割」が適用されて、税込1,080円引きで利用できます。家族割やおうち割と組み合わせると、最安で1,598円からスマホが使えます。

スマホプランS スマホプランM スマホプランL
月額料金 初月(日割り) 3,218円 4,298円 6,458円
2~13ヶ月 ※1 2,138円 3,218円 5,378円
14ヶ月以降 3,218円 4,298円 6,458円
割引 家族割引 -540円
おうち割 -540円
月間データ容量(2年間) ※2 2GB3GB 6GB9GB 14GB21GB
制限時通信速度 上下最大200Kbps
音声通話 国内通話かけ放題(1回10分以内)
特典 Yahoo!プレミアムの特典が使い放題
最低利用期間 / 契約解除料 2年間 / 10,260円

  • ※価格は全て税込表示
  • ※1:「ワンキュッパ割」適用時の価格
  • ※2: 「データ増量無料キャンペーン」適用時。データ増量オプションの月額料が加入翌月から24カ月無料(25ヶ月目から月額540円)

追記:2019年10月1日(火)より、2年縛りのない新料金プランが開始されます。

【特徴3】10分以内の通話が何度でも無料!

スマホプランでは、基本プランの中に10分以内の国内通話かけ放題が含まれています。10分を超える通話は30秒につき税込21円の通話料が別途かかります。

私の使い方だと、主に自宅の固定電話や家族の携帯に掛けることが多いですが、通話時間が10分を超えることはほとんどありません。通話時間が10分を超えないように「通話時間タイマー」というアプリを使って通話時間を管理しています。

月額1,080円の「スーパーだれとでも定額」に加入すると、1回あたり10分間の時間制限が無くなり、だれとでも何時間でも何回でもかけ放題になります。

契約者が60歳以上の方は、かんたんスマホを購入してスマホプランに加入すると国内通話が時間無制限でかけ放題になります。

【特徴4】親回線のデータ容量をシェアできる

シェアプランに加入すると、親回線のデータ通信量を最大3枚のSIMカードでシェアして使えます。スマホやタブレットの複数台持ちにオススメです。

スマホプラン データプラン
S M L S L
基本使用料
(3回線まで)
1,058円 529円 ※ 0円 ※ 1,058円 0円 ※
データ容量 ※3
(親回線との合算)
3GB 9GB 21GB 1GB 7GB
追加料金 540円 / 500MB
  • ※価格はすべて税込表示
  • ※シェアプランセット割適用時

契約初月はキャンペーンにより、事務手数料や月額料金が発生しません。親回線と同時に申し込んだ場合は、元から契約事務手数料は発生しません。

初月のみデータ容量は親回線とシェアではなく副回線1枚につき3GBもらえます。
ここで付与されたデータ残量はマイページで調べることが出来ないので、端末側の設定から確認しておきましょう。

詳しい適用条件については下記からご確認ください。

【特徴5】全国に4,000店以上の店舗・取扱店がある

格安SIMはコストカットを図るため、実店舗数を絞ってオンライン販売に力を入れているところが多く、大手キャリアと違って回線の切り替えや初期設定などを自分で行う必要があります。

開通手続きが窓口で行えたとしても、修理やプラン変更などは受付していないことも多いためアフターサポートに不安が残ります。

ワイモバイルは全国に918店舗、取扱店を合わせると約4,000店舗以上あります。都市部のみならず地方にも店舗があるため、大手キャリアのような店頭で手厚いサポートが受けられるのが大きな特徴です。

あらかじめ来店予約をしておくことで、店頭での待ち時間を軽減することも可能です。ワイモバイルショップ一覧から近くの店舗を探して「かんたん来店予約」から予約が行なえます。

【特徴6】Yahoo!プレミアムの特典が使い放題

ワイモバイルユーザーは、税込498円のYahoo!プレミアム特典が無料で受けられます。主な特典は以下の通り。

■Yahoo!プレミアム特典
  • 雑誌と漫画が読み放題
  • 容量無制限のYahoo!かんたんバックアップが使える
  • お買い物あんしん補償が使える
    →ヤフートラベルの予約キャンセル料も補償してくれる
  • 「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」のお買い物ポイントがいつでも5倍に
    →5の付く日はさらにポイントアップ
  • Yahoo!トラベルの支払いでポイント5倍
  • Yahoo!ブックストアの電子書籍、動画配信のGYAOの支払いでポイント5倍
  • ヤフオク!の機能制限が解除される
  • 飲食店などのクーポンをゲットできる

既にヤフープレミアム会員の方は会員費用の節約になり、ヤフオクやYahooトラベルをよく利用する方にとっては様々な特典が受けられて非常に魅力的な内容だと思います。

【特徴7】ソフトバンクWi-Fiスポットが無料で使える

ワイモバイルユーザーは全国のカフェやレストランなどに設置された「ソフトバンクWi-Fiスポット・BBモバイルポイント」が無料で使えます。利用できるお店はWi-Fiスポットを検索から調べることができます。

詳しい接続方法については下記からご確認ください。

【特典8】パケットマイレージ・パケくじでデータ容量をゲットできる

パケットマイレージとは、Yahoo! JAPANなどのサービスを使うたびにマイルが貯まり、貯まったマイルのランクに応じた回数だけ通信制限の解除料が無料になる特典のこと。1回の追加速度につき0.5GBを追加できます。

当月に貯めたマイル数 ランク 追加料金の無料回数
80~199マイル ブロンズ 1回
200~399マイル シルバー 2回
400~599マイル ゴールド 10回
600マイル~ プラチナ 無制限

マイルを獲得するには、ワイモバイルの電話番号と連携済みのYahoo! JAPAN IDでログインした状態で、Yahoo! JAPANのスマホ版トップページを開く必要があります。

ワイモバイルサービスの初期設定はこちらをチェック。

【特徴9】人気のiPhoneやAndroid Oneシリーズが選べる

ワイモバイルでは人気のiPhoneの取り扱いや、長期間アップデート保証してくれるAndroid Oneシリーズを中心に取り揃えており、ワイモバイルオンラインストアではSIMフリースマホとのセット販売も行っています。

大手キャリアと比べると端末代金が安く抑えられており、月額料金の安さも含めてトータルでお得に新機種に乗り換える事ができます。

個人的にオススメなのが「Android One X5」です。以前モバレコでお借りしてレビューしたのですが、ハイエンドモデルということもありサクサク動作して気持ちよく使えました。

カメラ性能も従来機種よりも格段に良くなっており、AIの被写体認識で最適なモードに自動的にモードを変更してくれます。スマホでよく写真や動画を撮る人におすすめです。

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ワイモバイルの弱点・デメリット

ここまで褒めちぎったワイモバイルにも弱点はあります。良くも悪くも大手キャリアに近いプラン内容のため、2年縛りがある点やデータ残量が柔軟に扱える点は他社のほうが使い勝手が良いと思います。

  • 【弱点1】最低利用期間が2年間と長い
  • 【弱点2】2年目からは1,080円高くなる
  • 【弱点3】データ増量オプションは500MBごとに追加する
  • 【弱点4】高速・低速通信の手動切替、データ残量の繰り越しに非対応

【弱点1】最低利用期間が2年間と長い

ワイモバイルのスマホプランは、最低利用期間が2年間(契約開始日の翌月から24ヶ月間)が設定されています。

いわゆる「2年縛り」のプランで、更新月以外に解約・MNPをしてしまうと契約解除料として税込10,260円が発生します。

解除料が発生しない更新月は2年後の翌月から3ヶ月間です。2019年7月似契約した場合、2021年8月~10月が更新月になります。更新月を過ぎると再び2年縛りがスタートするので注意が必要です。

多くの格安SIMでは音声通話機能付きプランだと半年~1年程度のため、それと比べると1度加入すると解約しづらい回線だと思います。

追記:2019年10月1日(火)より、2年縛りのない新料金プランが開始されます。

【弱点2】2年目からは1,080円高くなる

テレビCMやWebサイトなどで「イチキュッパ(税抜1,980円)から使える!」と宣伝していますが、この価格で使えるのは「ワンキュッパ割」が適用された期間(契約翌月から1年間)のみです。

2年目からは税込1,080円アップするため、スマホプランSでも税込3,218円と他社の格安SIMよりも高いです。

【弱点3】データ増量オプションは500MBごとに追加する

スマホプランの基本データ容量は、スマホプランSが2GB、Mが6GB、Lが14GBです。

このデータ容量は「データ増量無料キャンペーン」を適用すると、契約から25ヶ月間は1.5倍になり、スマホプランSは3GB、Mが9GB、Lが14GBに増量します。

データ増量オプションの注意点として、データ容量を自動的に容量を増やすのではなく、高速データ通信の追加購入代金が一定回数無料となるキャンペーンということです。データ通信を追加購入するまでは低速通信のままなので増量の恩恵を受けられません。

【弱点4】高速・低速通信の手動切替、データ残量の繰り越しに非対応

ワイモバイルは高速・低速通信の手動切替や余ったデータ残量を繰り越すことができません。

似たようなプランを出しているUQ mobileでは、どちらも対応しているので必要な方はUQ mobileも検討してみてください。

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まとめ

格安SIMは料金の安さばかり目立ってしまい、大手キャリアから乗り換えると通信速度の低下やサポート体制に不満を覚える可能性が高いです。

はじめて格安SIMに乗り換えたときは「安いから通信速度が遅くても仕方ない」と諦めていたのですが、ワイモバイルに乗り換えるとその悩みは全て解決できました。

大手キャリアと変わらぬ通信・サービス品質で、使い勝手を損ねず料金を安くするには断然ワイモバイルがおすすめです。

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