1万円台でノイキャン搭載!価格破壊の完全ワイヤレスイヤホン「dyplay ANC-Shield Pro」レビュー
オーディオメーカーのdyplayから、完全ワイヤレスイヤホン「
」をご提供頂きました。1万円台前半でノイズキャンセル機能付きというコスパに優れた製品です。
バッテリー持ちはイヤホン単体で8時間、ANCをONにした状態で6時間持ちます。充電ケースを使うと32時間、ANCをONにした状態で24時間使えます。
- ■メリット
-
- 最高-28dBまでノイズキャンセリングに対応
- イヤーピースがシリコン製と形状記憶スポンジから選べる
- ワイヤレスイヤホンにしては遅延が少なめ
- イヤホン単体で音量のアップ・ダウンができる
- バッテリー持ちが良い
- ■デメリット
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- タッチセンサーの反応がシビア
- ノズル部分が深く、長時間着けていると耳が痛くなりやすい
- 中高音域が籠もって聞こえる
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dyplay ANC-Shield Proの外観・付属品
パッケージは製品写真と製品名、ロゴがあるだけのシンプルなデザインで高級感があります。
箱を開けるとイヤホンケースと付属品が入っています。
内容物
内容物はイヤホンケース、イヤホン本体(ケースに内蔵)、イヤーピース、充電用Type-C to Aケーブル、説明書や保証書などが入っていました。
イヤーピースはシリコン製(右)と形状記憶スポンジ(左)の2種類が付属しています。後者は耳に入れる時に軽く押しつぶしておくと、耳の中でじわじわ広がっていきフィットします。
耳の中がより密閉されるので音は聞き取りやすくなりますが、耳への圧迫感を感じるため好みが分かれるかもしれません。個人的には普通のシリコン製でも十分フィットしています。
説明書などは中国語と英語表記で良く分からず。操作方法やペアリング方法は試しながら覚えました。
充電用にType-C to Aケーブルが付属しています。
充電ケース・イヤホン本体の外観
充電ケースはマットな質感で指紋が付きにくく、赤いロゴが良いアクセントになっています。角を落とした丸みのあるデザインで握りやすい手のひらサイズです。
今回はブラックを提供してもらいましたが、この他にもホワイトも販売されています。
手に乗せるとこのくらいのサイズ感です。縦横のサイズはコンパクトですが、イヤホン本体が大きめなので厚みがあります。
背面には充電用のType-Cポート。
蓋を開けるとイヤホン本体が出現。ケースをよく見ると指を引っ掛ける溝が空いているため、指の腹でもスムーズに開けられます。
ケースに電源ボタンはなく、ケースからイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードになります。
重量はケース込みで48g、イヤホン単体で11gです。大容量バッテリーを内蔵しつつ小型軽量で携帯性に優れています。
イヤホン本体は高さがあるので、指で摘んで取り回しやすくなっています。
内側には接続端子があります。接点は届いたときに通電しないようなカバーが付いているので、使用するときは外してください。
イヤホン本体はサラサラとした樹脂素材です。高級感はあまりないですが、普段使いに気兼ねなく使えるのは金属製よりも良いかもしれません。
背面のロゴ付近にタッチセンサーが内蔵されていて、デバイスを取り出さずに各種操作が可能です。
イヤホンの内側はポケモンのマダツボミのような見た目をしています。最初はイマイチだと思っていましたが、イヤホンを着けているうちは見えないので気にならなくなりました。
実際に使ってみた感想
ここからは、しばらく使ってみた率直な感想や音質、操作性について紹介します。
私自身そこまで音に拘りのあるタイプではないため、他社製品と比べて具体的な違いを述べることが難しいですが、現在使用している「LIBRATONE TRACK Air+」との比較になります。
価格差が倍以上するイヤホンのため、差がでてしまうのは仕方ないものの価格を考えたら十分満足の行くクオリティだと思います。
ペアリング方法
ペアリングは非常に簡単です。ケースからイヤホンを取り外すとペアリング待機状態になるので、接続するデバイスから「dyplay ANC-Shield Pro」を選択するだけで繋がります。
2回目からはケースから出すと自動的に前回繋がったデバイスに接続されます。別のデバイスとペアリングするときは、イヤホン単体では行えず一度ケースに戻してペアリング待機状態にしないといけません。
操作方法
左右のイヤホンに付いた背面のタッチセンサーをタップすると各種操作が可能です。説明書が日本語ではないため、触りながら試した内容になります。間違えていたらコメントで指摘いただけると助かります。
左耳 | 右耳 | |
---|---|---|
電源オン | 左右どちらかを2秒長押し | |
イヤホン同士のペアリング | 左右両方を3回タップ | |
ANCオン/オフ切替 | 2回タップ | – |
音声アシスタント | – | 2回タップ |
再生/停止 | – | 1回タップ |
外音取込み・ノイキャン・OFF切替 | 1回タップ | – |
音量+ | – | 2回タップ |
音量- | 2回タップ | – |
曲戻し | 長押し | |
曲送り | – | 長押し |
電話に出る・切る | 左右どちらかを1回タップ | |
着信拒否する | 左右どちらかを長押し |
タッチ感度はそれほど良くはなく、タッチした後にワンテンポ遅れて反応します。タッチしたかフィードバックがないので、ちゃんと反応しているのか分からず余計にタップしてしまうことも多々ありました。
しばらく操作したら慣れるだろうと思って使っていましたが、これだけはどうも慣れなかったです。結局スマホを取り出して操作したほうが早い事に気づきました。
装着感・音質について
Androidスマートフォンの「HUAWEI P20 Pro」に接続し、Amazon Musicの高音質設定で普段聴いている楽曲を聴き比べてみました。
装着感は以前使っていた「EarFun Free」に近く、ノズル部分が耳の奥まで入ってズレにくい反面、長時間装着していると耳が痛くなりやすいです。
音質はそれほど悪くはないものの、低音寄りのバランスで中高音域が籠もって聴こえます。1万円以上する他社の競合製品と比べると少し見劣りすると思います。
前回レビューした「dyplay UrbanTraveller2.0」は、ノイズキャンセル機能をONにすると音質が向上しましたが、本製品はどちらもそれほど大きな変化は無かったです。
ノイズキャンセル+外音取り込みモードについて
あまり期待していなかったノイズキャンセル機能ですが、これが予想を裏切る素晴らしい出来でした。価格が安いのであまり期待してなかっただけに驚きました。
交通量の多いバスターミナルで試してみたところ、周囲の音を瞬時にカットして静寂に包まれます。屋内で使用するときも、エアコンや扇風機などの駆動音などが抑えられて効果を実感できます。
外音取り込みモードでは、周囲の音をマイクが拾ってイヤホンを着けたままでも自然に会話ができるようになります。上位機種と比べてもそこまで不自然さもなく、個人的には特に不満もなく使えています。
まとめ:ノイキャンを試してみたい方ならアリ
完全ワイヤレスイヤホンはここ数年で様々なメーカーから登場しており、どの製品を選んでいいか私含む初心者には難しく感じます。
有名メーカーのノイキャン付きイヤホンは高性能な代わりに値段も高く、お試しで購入するには少しハードルが高いです。その点「dyplay ANC-Shield Pro」は、1万円台でこれだけ強力なノイキャンを体験できるのは十分お買い得だと思います。
いくつか細かいことが気になりましたが、もっと高音質で聞きたい・操作性や多機能なモデルがいいと感じるまでの繋ぎとして使うのもアリじゃないでしょうか。
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