【ベストバイガジェット2021】弱点の少ない万人向けのミドルレンジスマホ「Xiaomi Mi 11 Lite 5G」
この記事は「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2021」5日目の記事です。前日はyoutoyさんの「AfterShokz の「OpenComm」」でした。
どうもこんにちは。とくめい(@tokumewi)です。普段はガジェットや格安SIM、格安航空券のLCCを使った激安旅などについて書いています。
今年も様々なガジェットを散財してきましたが、2021年に1番買ってよかったと思えるガジェットが「Xiaomi Mi 11 Lite 5G」です。
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今年一番勢いのある中華メーカー「Xiaomi」
今年はミドルレンジモデルを中心に、Xiaomiの国内向けスマホが豊作だった1年だと思います。
ソフトバンク向けのRedmi Note 9Tに始まり、ミドルレンジのRedmi Note10 ProとRedmi Note 10 JEと続き、ミドルハイのMi 11 Lite 5G、ハイエンドのXiaomi 11T、11T Proと短期間にコスパの良い製品を出しています。
Redmi Note10 ProでXiaomiスマホの良さを知る
試しに「Redmi Note10 Pro」をOCNモバイルONE経由で購入して使ってみると、動作レスポンスたカメラ性能などに大きな不満がなく普通に使えました。
バッテリー容量も5,000mAhと大きく、電池持ちが良かったのも嬉しいポイントでした。付属の充電器を使えば最大33Wの急速充電にも対応しています。
2ヶ月後にMi 11 Lite 5Gを購入
購入した2ヶ月後には、薄型軽量で大画面、おサイフケータイと5G対応の「Mi 11 Lite 5G」が発表されました。
発表直後はスルーするつもりでしたが、Twitterのフォロワーやブロガーたちが買っているのを見て我慢できずIIJmio経由で購入しました。
レビューにも書いた通り、4万円台という価格からは考えられないほどバランスの取れた1台でした。ポップなイエローのカラーや背面のすりガラス調のデザインなどが可愛くてお気に入りの1台です。
タイトルに書いた通り、「弱点の少ない万人向けのミドルレンジスマホ」という言葉がピッタリです。
Mi 11 Lite 5Gを選んだ理由
まずはMi 11 Lite 5Gを選んだ理由についてざっくりとご紹介。色々と好きなことを語りたいではありますが、長くなりそうなので簡単にまとめます。
- ■メリット
-
- 薄型軽量で長時間持っていても疲れにくい
- 価格に対して性能が良い
- おサイフケータイ+5G通信+DSDVなど全部入り仕様
- 最大33Wの急速充電に対応
- 指紋認証や顔認証がストレスフリーで使える
薄型軽量で長時間持っていても疲れにくい
スマホを選ぶ上でスペックも大事ですが、持ってみたときに感じる重さやサイズ感も重要です。最近ではスマホの高性能化に比例して、サイズや重量が増えていくのが気になっていました。
Mi 11 Lite 5Gは、6.55インチのディスプレイを搭載しつつ重量はわずか159gの軽量を実現しています。
コンパクトなGoogle Pixel 5と比較しても数グラムしか変わりません。ベッドで寝転がりながらスマホを触っていても苦にならない重量です。
さらに6.81mmのスリムなボディなのに、カメラレンズの出っ張りが少ないのも良かったポイント。スマホを卓上に置いたまま操作していてもガタツキが少なく、手で持っても握りやすい形状だと思います。
価格に対して性能が良い
Mi 11 Lite 5Gは、CPUに「Qualcomm Snapdragon 780G」を搭載していて、少し前のハイエンドモデルに搭載された「Snapdragon 855」に近い性能を持つとされています。
ベンチマークのスコアはこんな感じです。
Antutu Benchmark v9.1.1 | GeekBench 5 | 3DMark(Sling Shot Extreme) |
---|---|---|
512,328 | シングルコア:735 マルチコア:2,100 |
5,347 |
実際に使っていても日常使いではストレスを感じず、非常にサクサク動作しています。最大90Hzのリフレッシュレートにも対応しているので、スクロールやアプリの開閉も滑らかです。
Google Pixel 5に搭載される「Snapdragon 765G」だと、Twitterのタイムラインを表示するときに引っかかりを感じていました。それが780Gだとスムーズにスクロールできています。
正直なところ、この価格で快適にTwitterが楽しめることに驚きです。SNSのアプリは軽そうに見えて意外と重たいんですよ。
おサイフケータイ+5G通信+DSDVなど全部入り仕様
国内版のMi 11 Lite 5GではFelicaを搭載し、おサイフケータイを使ってコンビニで買い物をしたり、駅の改札をSuicaで決済できます。
国内のSIMフリーAndroidスマホで、おサイフケータイとDSDVに対応したモデルは限られてきます。国内販売に合わせてきちんとローカライズされている点は良かったです。
また、キャリアモデルと違って「デュアルSIM」に対応しているのは大きなメリット。用途や気分に応じて気軽に差し替えて使えるのは、私のような格安SIMオタク的に有り難いです。これがeSIMだと交換とか面倒なんですよ。
最大33Wの急速充電に対応
Mi 11 Lite 5Gは、付属の充電器を使用することで最大33Wの急速充電(Mi Turbo Charge)に対応しています。
最近モバイルドットコムさんでレビューした「Xiaomi 11T Pro」では、最大120Wの超急速充電による最速17分で充電が完了するのが魅力的でした。
流石にここまで速くないにしても、33Wの充電でも1時間半くらいで4,500mAhのバッテリーが満タンになるので必要十分だと思いました。
指紋認証や顔認証がストレスフリーで使える
Mi 11 Lite 5Gは、指紋認証と顔認証の2種類に対応しています。
指紋認証は側面の電源ボタンに内蔵しており、センサーに軽くタッチするだけですぐ反応してくれます。誤反応を気にする人は、電源ボタンを押して解除する設定にもできます。
最近は画面内指紋認証を搭載したモデルも増えていますが、センサーの反応速度がいまいちだったり、ガラスフィルムどの相性が悪いことがあるため、側面に搭載したのはいい判断だと思います。
顔認証も同様に、非常にスムーズに反応します。iPhoneとは違って、認証できたらすぐにホーム画面に遷移してくれるのも良いですね。
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Mi 11 Lite 5Gの不満点がアップデートで解消
購入直後にレビューしたときに不満点を挙げていましたが、その後のソフトウェアアップデートでいくつか改善されたものがありました。
不具合でゲームがまともに動かない→アップデート後に改善
発売直後にたくさん言われていた「性能は十分満たしているのにゲームがまともに動かない」という問題も、後から配信されたアップデートでかなり改善されています。
私は普段からスマホでゲームをやるタイプではありませんが、アップデート後にいくつか有名なアプリを入れて確かめたら動きが良くなっていました。
とはいえ、ハイエンドモデルではないので、ガチでゲームを楽しむにはまだ性能が足りていない印象です。空いた時間にちょこっと遊ぶような使い方には問題ないレベルだと思います。
手動でFeliCaとNFC決済の設定を切り替える「セキュアエレメントの位置」を自動にできるようになった
Xiaomiのスマホで問題だった「セキュアエレメント」の問題もアップデートで自動選択の項目が追加されています。以前は自動選択が選べずに、おサイフケータイかNFC決済のどちらか一方しか使えない状態でした。
もし2つの機能を使い分ける場合、設定から都度手動で切り替えないといけません。
その問題がメーカーに届いたのかは分かりませんが、ユーザーの声がきちんと反映されるのは好印象でした。
詳しくは、ケータイWatchさんの記事で紹介されているので、リンク貼っておきます。
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アップデート後も残る不満点
このように、機種特有のバグや仕様がアップデートで徐々に改善されてきています。
完璧にも思えるMi 11 Lite 5Gですが、カメラの画質やバッテリー持ちなど基本的なところの不満もあります。
バッテリー持ちや発熱が気になる
長時間使っていると、バッテリー持ちと発熱が気になります。
本体が薄く作られているので、熱がこもりやすいのかもしれません。カメラを長時間使っていたりすると、背面パネルがかなりアツアツになります。
ただ、少し置いておくと熱が逃げるスピードも早いのでそこまで気にならないのが現状です。
良く言えば放熱性能が優れているので、熱によるパフォーマンス低下も最小限に抑えられている気がします。
バッテリー持ちについても、常にモバイルバッテリーを持っていれば何とかなります。専用の充電器とケーブルがあれば充電スピードも速いので、寝る前に充電し忘れてても身支度しているうちに回復できます。
その他にも、ワイヤレス充電(qi)に非対応だったりもしますが、個人的には無かったとしてもそれほど困りません。
付加価値を付ければ付けるほど、本体サイズが大きくなったり、価格が跳ね上がってしまうなら要らないかなと個人的には思います。
カメラ性能は微妙(AI補正で色味がキツイ)
1番気にしているカメラ性能については、正直期待していたよりも残念でした。
晴天の日中の写真とかは一見綺麗に見えますが、何でもかんでもAIが色味をゴリゴリに盛る傾向があります。
特に、植物や花などの色味は最悪です。塗り絵のようなガビガビの狂った色味で、ディティールが崩れた不自然な写真になります。AIをオフにしたほうがまだ自然ですね。
画質の差が出やすい夜間の撮影では、光量のある場所なら比較的綺麗に写ります。逆に言うと、光の少ない暗い場所での撮影はノイズが多く、解像感の低い写真になってしまいます。
価格帯を考えれば仕方ないかもしれませんが、他社がどんどん画質を良くしているので次回作に期待したいところです。
防水等級が低くてお風呂では使えない
Mi 11 Lite 5GはIP53の防水防塵と低く、お風呂で使うには少し不安が残ります。IP53は水回りで濡れた手のまま使うことや、濡れた場所に置くくらいなら問題ないレベルです。
ライバル機種となるOPPO Reno5 Aは、IP68等級に対応しています。IP68では「持続的に水に沈めた場合でも本体が水没しない」とされており、IP53との差は歴然です。
お風呂で使って水没させてしまうのは悲しいので、その時だけ別のスマホを使っています。
まとめ:「これじゃなきゃダメ」ではないけど、手に取りたくなるスマホ
この記事を書いていながら、自分がこのスマホを褒めたいのか、disりたいのが分からなくなってきました。それはこの機種に期待しているからこそ、細かい不満点が気になってくるだけなのかもしれません。
この機種にしかない機能や魅力はそれほど多くないですが、薄くて軽いボディの質感も好みですし、個人的にマストな機能が詰まっている数少ない選択肢だと実感しています。
これ一台で全て完結させたい気持ちはあるものの、カメラやバッテリーなどの問題はあるので今はまだサブ機としての利用です。
2021年はXiaomiがどんな新しい機種を展開していくのか、今後の動向が楽しみになる1年でした。来年も色んな機種を試していきたいですね。
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