持ちやすいボディに大容量を添えて ~長く使LG~ LG Style L-03K着弾レビュー
安価な端末価格と料金割引で人気のdocomo withシリーズ。対応端末が限られつつも開始から1年で200万契約を超え、知名度も高まってきています。
そんなdocomo withシリーズに2018年夏モデルの追加が発表され発売開始になりました。
今回ご紹介するLG Style L-03Kは、ローエンドでありながら高機能をウリとしたスマートフォンで、docomo withシリーズ最上位に位置するモデルになります。
筆者も発表時から気になっていたモデルでしたので購入。しばらく使ってみたので、簡単にレビューしていきたいと思います。
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「LG style L-03K」の外観をチェック
L-03K本体です。ベゼルはボディカラーを問わずブラック1色のみで、アルミフレームが外周を囲んでいます。全体的にオーバルデザインのおかげでとても手になじむボディです。
まず最初に目に入るのは5.5インチ大画面ですね。片手で持てるコンパクトなボディながら、世界的トレンドである18:9の縦長画面を搭載しています。
非常に視野角の広いTFT液晶を搭載し、発色も自然で見やすい画面です。FHD 1,080×2,160とハイエンドレベルの解像度はないものの、このクラスには充分なレベルです。
フロントカメラは裏面照射型約 800万画素、F値1.9とセルフィー需要にもしっかりと対応。
背面素材はプラスチックでカラーに合わせて質感が異なります。
ブルーとホワイトはつや消し仕様ですが、ブラックのみツヤあり塗装のため指紋が目立ちます。
アウトカメラは裏面照射型1,620万画素、F値2.2と明るく高解像度の写真が撮影できます。レンズは出っ張りがなくフラットに収まっています。
指紋認証センサーは背面に配置し、解除スピードはハイエンド機と比べても非常に速いです。
底面にはUSB Type-C、イヤホンジャック、モノラルスピーカーが見えます。
特にイヤホンジャックは廃止されるモデルが増えているので有線派にはありがたい仕様ですね。
ボディサイドには各種ボタンとSIM/microSDスロットが備わります。
上記写真を見ても分かるように、SIMカードとmicroSDカードのトレイが共通になっています。microSDカードを取り出すとSIMカードも一緒に外れるため再起動が掛かります。
AQUOS senseとの比較
本体サイズがほぼ同じなdocomo withシリーズのAQUOS sense SH-01Kとの比較です。画面の大きさは一目瞭然ですね。
AQUOS senseも後継モデルとなるAQUOS sense plusは大画面を搭載したので、ローエンドでも大画面は標準になっていくかもしれませんね。(AQUOS sense plusは現在SIMフリーのみ発売中)
LG style L-03Kは顔認証に対応しているので、指紋認証が背面にあっても机に置いたままロック解除が可能です。消灯している画面の中心あたりを2回タップすると画面が点灯→そのまま顔認証とスマートにロック解除できます。
顔認証速度はハイエンド機に較べると少し遅いですが、煩わしさを感じるほどではありません。
角丸仕様のディスプレイが気になる
画面はカドが若干カーブしています。
解像度の問題だと思いますが、画面の四隅の丸い箇所に若干ギザギザが目立ちます。気にして見るところでもないですが、普通にカドまであっても良かったのではないかなと思いました。
画面は四隅が丸くなっていますがスクリーンショットはちゃんと四角形で撮影されます。
下部のナビゲーションバーは固定表示と非表示(自動表示)が選択できます。左隅の小さな□ボタンを押すだけで固定と自動を簡単にいつでも選択でき、大画面を存分に使うことができます。
なお、自動の場合はバーは透過となり固定の場合は非透過となります。
「LG style L-03K」のスペック詳細
本体カラー | ブルー、ブラック、ホワイト |
---|---|
本体サイズ | 約69×144×8.7mm |
重量 | 146g |
ディスプレイ | 約5.5インチ フルHD+(1,080×2,160)TFT液晶 |
OS | Android 8.1 Oreo |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 450 1.8GHz オクタコア |
メモリ(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 64GB |
アウトカメラ | 約1,620万画素 裏面照射型CMOS F2.2 |
インカメラ | 約800万画素 裏面照射型CMOS F1.9 |
防水・防塵 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
その他機能 | ワンセグ、おサイフケータイ、Quad DAC、指紋認証、顔認証搭載 |
LG style L-03Kは日本導入に合わせてワンセグやおサイフケータイ、防水・防塵に対応しています。SIMフリー端末では対応することが少なく、これらの機能が必須だという方には貴重な選択肢となるでしょう。
CPUはSnapdragon 450を採用しています。ここはローエンドらしいレベルです。しかしながらRAM 4GB、ストレージ64GBとここはミドルクラス以上の大容量化が図られています。
LG Styleがdocomo withシリーズの中でも高機能と謳われる理由がここですね。利用スタイルがSNS主体ならば十分すぎるレベルで、能力不足に陥ることはないと思います。
コンテンツもどんどんリッチになっている昨今では「今ならこのレベルでもいいだろう」ではなく、「長く使LG」をコンセプトにしてるだけあって将来的な動作も確保していると思います。
ただやはりCPUが足かせになっている感があり、現在のリッチコンテンツを動かすと少し息切れしている感じがあります。他のアプリと同時進行しなければ問題はないと思いますが…。
カメラは値段相応の画質
カメラです。時間があまりなかったので、撮影できたものがご飯だけになりました( ^ω^)…
ハイエンドスマホのカメラがコンデジを駆逐するレベルに達し、ローエンドもかつてのハイエンド並みの画質に進化しています。設定も豊富でインスタ映えも狙いやすい画質です。
食べ物モードで撮影比較。左が補正前、右が手動補正後になります。
照明のせいか白が飛んでいます。補正することで多少戻りますが、白いお皿が多い状態だと通常モードのが綺麗かもしれません。しかし、補正前でも温かみがあるので好みで選ぶ感じかもしれませんね。
安心して使えるコンセプトに恥じないコスパのいい良機
LG Style L-03Kが到着して数日。ほぼこれのみを使用してきましたが、不満らしい不満はありません。しかしながら、スペックが良いだけあって価格もdocomo withの中では最高値となっています。
本体価格 | docomo with | 実質負担金 |
---|---|---|
40,176円(1,674円×24回) | -38,880円(-1,620円×24回) | 1,296円(54円×24回) |
値段を比較してしまうと、旧モデルながら高スペックのASUS ZenFone3といったミドルクラススマホが視野に入ってきます。また、ライバルであろうHUAWEI P20 liteも高コストパフォーマンスを武器にしており、L-03Kに若干割高感を感じなくもないです。
ただし、docomo withは次回の機種変更まで割引がずっと続く契約のため、2年以上使用する予定がある方は割引額が高いのでおすすめです。本体価格を支払い終わった後は、docomo withの割引のみ受ける形となり、基本料金から値下げされます。
グローバルではLG Q7シリーズの上位モデルとして売られている当モデルですが、主力であろう3GBモデルで導入して価格面でもう少し割安感を出したほうが良かったのかもと少し思いました。
とはいえ、「長く使LG」をコンセプトにするならば、やはりRAM 4GB導入は正解です。
そこまで高価な機種は買えなくても、我慢せず末永く使っていきたい。LG Style L-03Kの魅力はここにあると思います。