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【東京・浅草】シャワーと寝ることに特化したカプセルホテル「ナインアワーズ浅草」宿泊レポート【閉館】

2019年6月上旬に東京旅行へ行き、初日の宿泊先として「ナインアワーズ浅草」を利用しました。ホテル滞在中の「シャワー」+「睡眠」+「身支度」という3つの基本行動に特化した新感覚のカプセルホテルです。

つくばエクスプレス浅草駅から徒歩2分、東京メトロ浅草駅から徒歩7分の立地にあるため、浅草観光の拠点や終電を逃したときの宿泊先として重宝されそうです。

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ナインアワーズ浅草の外観・内装

ナインアワーズ浅草は建築家の平田晃久氏が担当したオシャレな外観。
“ナイン”アワーズの名前にちなんでフロントが9階にあり、浅草の町並みを一望できるようにしたんだとか。

1階にはノルウェー・オスロに本店を構えるカフェ「フグレン」があります。朝はコーヒーや軽食、夜は地ビールやカクテルなどを楽しめます。

エレベーターを使って9階まで上がると、外階段から見える景色は確かに良かったです。西参道や浅草寺などが一望できます。

しかし、毎回外出するたびに1階と9階を行き来するため少々面倒くさい構造だなと思いました。ネット上での口コミでも同様の意見が書かれていたので知った上で宿泊しましたが、このホテルは何階に何があるのか動線を意識しないと、何度も行ったり来たりする手間が発生しやすいです。

9階のフロントでチェックイン。チェックイン時間は13時からと他のホテルと比べて早く、チェックイン時間までの間に時間を潰す必要がないのは楽です。

今回は楽天トラベルの平日限定セールで1泊1,500円という破格で宿泊できました。溜まっていたポイント消化も兼ねてたので現地での支払いは0円です。

狭いロッカールーム

フロントのある9階には男性用ロッカーとシャワールーム、各階へ繋がる男女別のエレベーターがあります。女性用は8階にロッカーとシャワールームがあります。ロッカールームは細長い形状がいくつも並ぶ形で、誰かが利用すると隣をすれ違うことすらままならないほど狭いです。

ロッカーに入らない大きな荷物は、ロッカールームの片隅にある荷物置き場にまとめて置きます。

チェックイン時にもらえるカードキーのQRコードをかざすとドアが開きます。ロッカーも同様にQRコードで開閉するので、スマホでカードを撮影して通したほうが楽でした。

ロッカーのドアを開くと館内着やバスタオル、歯ブラシ、使い捨てスリッパなどアメニティグッズが入っています。

一般的なカプセルホテルやゲストハウスだと別途購入する必要がありますが、ナインアワーズ浅草なら手ぶらで泊まりに来てもOKです。

館内着は全身黒の運動着のような格好で、あくまでも寝心地重視といったところ。デザインのダサさは気にしないでおきます。

歯ブラシも至って普通のタイプ。磨きやすさも特に可もなく不可もなく。

床が濡れたシャワールーム

ロッカールームの奥にはシャワールームや洗面台がありました。

シャワールームにはバスマットが敷かれていないので、着替えるスペースの床がびちゃびちゃになっていました。仕方なく小さいバスタオルを下に敷いて足ふきマットとして利用しましたが、過去にこのようなケースは初めてだったので困惑しました。

シャワー自体は清掃が行き届いており、気になる水圧や排水状況なども特に問題なかったです。無料で利用できるシャンプーやコンディショナー、ボディーソープは「TAMANOHADA」の良いものが設置されていました。

洗面スペースは大きな鏡と広いスペースで、洗顔や歯磨きなどが行いやすかったです。ドライヤーも設置されているので風呂上がりに利用しました。

お手洗いもウォシュレット付きで非常に清潔。

吹き抜けで開放感のあるラウンジスペース

男性は5階~7階が宿泊スペース。それぞれの階にラウンジスペースを設けて宿泊者同士の交流やパソコン作業などが行えます。

各階には大きな窓や吹き抜けがあり開放感があります。

8階はソファーやテーブルのあるラウンジスペース、7階はデスクがある作業スペース、5階はランニングマシンが設置されたジムスペースと用途に応じて選べます。一番広い8階の利用者が多く、他の階については数人入るのが精一杯な感じでした。

ラウンジスペースには電源がないのでパソコン作業がやりにくく、デスクスペースも4席しかない狭いスペースのため使い勝手が悪かったです。

ジムスペースもシーツなどが無操作に置かれていてあまり機能していないようでした。

寝ることに特化したカプセルルーム

いよいよ本題のカプセルルームに入ります。入室にはロッカールームと同じくカードキーをかざしてドアを開けます。カプセルルームはアメニティにある使い捨てスリッパに履き替えなければいけません。

カプセルホテルというと狭い空間に閉じ込められるイメージがありますが、ラウンジスペース同様に大きな窓から光が差し込んで開放感があります。

「カプセルは段違いに上下が並ぶため、音が響きにくい構造になっている。」と、どこかの口コミで紹介されていましたが、実際は寝返りを打つたびに音が反響するので小さな物音でも気になりました。耳栓などをして対策は必要です。

カプセル内部はコンセントとUSBポートが1つずつ、照明の調整つまみがあるだけ。

左右に携帯電話などを置けるスペースがありますが、コンセントの位置が高いのでケーブルが短いと届きにくいかもしれません。

カプセル入り口はブラインドを閉じると最低限のプライバシーは保てます。

足を伸ばすとこれくらいの広さ。縦横のサイズは一般的なカプセルホテルよりも気持ち大きめなので背の高い男性でも特に問題なく寝られるのではないでしょうか。

枕はカプセルの横幅に合わせた特注品。眠りに特化していると謳うだけあって寝心地は良かったです。布団やシーツもふかふかで快適に眠れました。

まとめ

ナインアワーズに初めて宿泊してみましたが、シャワーや寝ることに特化したミニマリストに好まれそうなカプセルホテルでした。個人的な要望を挙げるなら、ロッカールームやシャワー室は各階に設置したほうが有難いです。

移動の動線がどうしても使いづらく感じ、コンセプト通り「ホテルに帰ってきたらシャワーや身支度をして寝るだけ」と割り切らないと不便です。この値段だから我慢できるものの、利用頻度の高い地下鉄から若干歩くため次は無いかな…。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。