秋の乗り放題パスで行く大阪→金沢の旅。車窓を眺めながらのんびりした移動を楽しむ
LCCと全国旅行支援を使って北海道から大阪まで移動してきました。
旅行3日目は大阪から金沢まで秋の乗り放題パスを使って金沢を目指します。人生初の北陸上陸ということで行く前から楽しみにしていました。
2日目の記事はこちら
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JRの普通・快速列車が乗り放題になる「秋の乗り放題パス」
今回使用するきっぷは「鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス」です。この切符を使って大阪と金沢を往復したいと思います。
- ■秋の乗り放題パス
- 発売期間:2022年9月10日(土)~2022年10月21日(金)
利用期間:2022年10月1日(土)~2022年10月23日(日)のうち連続する3日
購入金額:大人 7,850円、小児 3,920円
この切符は利用開始日から3日間有効で、JR全線の普通・快速列車、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリー、青い森鉄道、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道の一部区間が乗り放題になります。
青春18きっぷとの違いは以下の通り。
秋の乗り放題パス | 青春18きっぷ | |
---|---|---|
有効期限 | 連続する3日間 | 5回分 |
複数人で利用 | × | ○ |
販売価格 | 大人:7,850円 子ども:3,920円(半額) |
12,050円 |
1日あたりの値段 | 2,617円 | 2,410円 |
北海道新幹線オプション券 | 大人:2,490円 子ども:1,240円(半額) |
大人:2,490円 |
大阪から金沢までのルート
大阪から金沢までのルートを調べると、新快速に乗って敦賀まで移動し、JR北陸本線で福井駅、金沢駅と乗り継ぐコースになるようです。
順調に行っても片道6時間弱掛かるので、日中に移動して夕方ごろ到着する計画で移動を開始します。
大阪駅から新快速に乗って敦賀まで
まずは大阪駅から新快速に乗って敦賀まで一気に北上します。湖西線直通の新快速は1時間に1本しかないようで、乗り遅れないように注意。
この日は天気もよく絶好の旅日和でした。大阪駅に来ると広角で撮りたくなりますね。
大阪駅はプロレスリングのようなホームドアの印象が強いです。ドアの数や位置が変わっても対応できる仕組みなんだとか。
平日のお昼前から出発したので無事座れました。新快速という名前の通り物凄いスピードで駆け抜けていきます。これが特急料金を払わずに乗れるのは素晴らしいですね。
移り行く景色を眺めながら京都を超えて、あっという間に滋賀県へ突入しました。住宅地の奥に琵琶湖らしき水辺が見えてきています。
そうしてぼーっと景色を眺めていると、安曇川(あどかわ)で修学旅行生が大量に乗ってきて、車内がめちゃくちゃ賑やかになりました。そこから少し進んだ近江今津で一気に降りる。
良かった。移動しなくても大丈夫でした。 pic.twitter.com/M447RT98aU
— とくめい (@tokumewi) October 20, 2022
乗車した後に思い出した車両の切り離しについて。湖西線の敦賀直通は前4両のみで、後ろ8両は近江今津止まりとなります。
後ろ8両に乗車した場合、近江今津駅で前の車両に移動する必要があります。大阪から向かったときは9~12号車に乗っていれば大丈夫でした。
近江今津駅で後ろ8両が切り離されます。
途中何度かスマホの電波が弱い場所があり、今どこにいるのか分からない状況に。スマホ依存症なので電波が繋がらない場所は不安になります。
乗車から2時間で定刻通り敦賀(つるが)に到着。次の出発まで25分あるので、改札を出て外を散策してみます。
敦賀駅は2024年春の新幹線開業を目前にして絶賛工事中でした。新幹線が開業すると今後18きっぷで金沢に行くルートが塞がれそうな気がしたので今回の旅を決行しました。
敦賀駅の横には、2022年9月1日にオープンしたTSURUGA POLT SQUARE 「otta」という施設があり、書店や飲食店、広場公園などがあるコミュニティスポットです。
敦賀駅の前にある「シンボルロード」という商店街には、「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像(松本零士モニュメント)が設置されています。シャッターが降りているお店が多く、新幹線開業に合わせて経済がうまく回ればいいですが…。
お土産屋さんで見つけた鹿肉ウインナー。店員さんいわくジューシな味わいで人気があるんだとか。
そうこうしているうちに出発時間が迫ってきたので駅へ逆戻り。13:40発の福井行きに乗り換えました。
福井駅で乗り換えてヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べる
敦賀駅から福井駅までは永遠とのどかな風景が広がります。しばらく車窓を眺めていましたが、段々と眠くなって気がつけば福井駅の手前まで来ていました。
14:32に福井駅に到着。駅前は想像していたよりも都会で驚きました。
駅舎にはたくさんの恐竜が描かれています。一部は壁面から飛び出してくるトリックアートのイラストもありました。
福井駅前には北陸新幹線金沢開業に伴い、JR福井駅西口駅前広場には福井で生息していた恐竜の動くモニュメントを設置しています。
福井名物のソースカツ丼を食べるため、有名な「ヨーロッパ軒総本店」に来店しました。福井駅から徒歩15分と少し離れているので、電車を1本見送ってお昼ごはんにします。
名物のソースカツ丼はカツ3枚とサラダ、お味噌汁のセットで税込1,200円。あれこれ食べたい欲張りな方には、税込1,400円の3種盛りスペシャルカツ丼セットもありました。
普段のランチは節約重視ですが、今回は旅費を節約できたこともあり少し奮発しました。
こちらが注文したソースカツ丼。薄めのカツにこれでもかとソースが掛かったシンプルなメニュー。衣がしっとりしててソースの香りが最高です。
壁には芸能人のサインがずらりと並びます。平日の昼過ぎに行ったのですぐに入れましたが、休日には行列ができるほど人気店なんだそう。
次の電車まで30分くらいあるので、少し駅の周りを散策してみました。福井駅から徒歩4分の場所にある「佐佳枝廼社」では、佐佳枝廼社(さかえのやしろ)という5万羽の折り鶴が飾られているんだとか。
よく見ると階段のところに猫が日向ぼっこしてました。かわいい。
その横にはたくさんの絵馬が掛けられています。
福井県庁のある場所は、かつて福井城の本丸があった場所らしく、現在では石垣と堀の一部だけが残されています。
福井駅から金沢までラストスパート
少し散歩してから福井駅前まで戻ってきました。少し写真を整理しつつ待ってから乗車。いよいよ金沢行きの電車に乗り込みます!
16:15に福井駅を出発しました。電車を1本逃したので金沢への到着は17:36になります。
車窓からは沈んでいく夕日を眺めることができました。なんだか一人ぼっちで移動していることに寂しさがこみ上げてきます。
福井から1時間15分乗車し、ついに金沢に上陸しました!
金沢駅東口には噴水で「ようこそ金沢へ」「いいね金沢」とメッセージが表示される噴水時計を設置しています。
金沢駅の兼六園口にある「おもてなしドーム」は、雨や雪の多い金沢で傘を差し出すおもてなしを表現したガラスの建造物。3,019枚のガラスと約6,000本のアルミフレームを使用して巨大な屋根を作っています。
そして名物の鼓門(つづみもん)!夜になると青くライトアップされて綺麗でした。
みんな門の前で記念撮影をしていますが、ぼっちなので自分を入れた写真が撮れず…。こういうとき誰かと一緒に旅行したくなりますね。
「ホテルエコノ金沢」に宿泊
JR金沢駅東口より徒歩3分の場所にある「ホテルエコノ金沢」に宿泊しました。先にホテルに荷物を預けて街を散策します。
- ホテルエコノ金沢駅前
- 人気の金沢カレー【チャンカレ】が無料朝食で味わえます!!JR金沢東口から徒歩3分
- 円~
- 楽天トラベルで予約する
住所 | 〒920-0852 石川県金沢市此花町8-8 |
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最寄り駅 | JR金沢駅「東口」より徒歩3分/小松空港より連絡バス45分/北陸自動車道金沢西IC又は金沢東ICより約10分 |
電話番号 | 076-223-2600 |
評価 |
フロントでチェックインを済ませると、フロント前にある休憩スペースでウェルカムドリンクのサービスがありました。
ドリンクのラインナップはホットコーヒー、アメリカンコーヒー、エスプレッソ、カフェオレ、ココアの5種類。朝食の時間になるとジュースなどのドリンクもあるようです。
部屋はシングルルームを予約しました。部屋の設備は年季入ってるものの、清掃もしっかりされていて綺麗なお部屋でした。
宿泊費は朝夕食付きで税込6,120円です。駅前で2食付きのホテルにしてはかなり安いと思います。
この金額からじゃらんの1,000円引きクーポンを適用し、全国旅行支援の割引が付いて実質3,120円に。さらに全国旅行支援の平日3,000円分の地域クーポンが付いてきます。
ホテルについて詳細は個別記事にまとめています。
夕食は芝寿しの「すし会席(花印)」をいただく
夕食はチェックイン時にいただいた芝寿しのお弁当と500mlのお茶。
芝寿司は北陸三県(石川、富山、福井)を中心にチェーン展開される笹寿しの専門店。今回のお弁当は「すし会席」の花印(税込1,500円)という名前のもの。
- ■お品書き
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- 笹寿し(紅鮭、鯛)
- 押し寿し(かに、あじ)
- 太巻き
- 玉子焼き
- 銀鮭の味噌焼き
- 鶏の魚醤唐揚げ
- 有頭むき海老煮
- 蓮根梅肉和え
- 金時草の酢の物
- 松風焼き
- 茄子田楽
- 牛すき煮
- 煮物(人参、鮭信田巻き、コーンのすり身揚げ、南瓜、鮭昆布巻き、生麩オランダ煮、絹さや) 他
お値段が高い順に松印・花印・月印があるらしく、想像を遥かに上回る豪華なお弁当でした。お寿司と懐石風の料理を組み合わせたお重になっており、結構ボリュームもありました。
夜の金沢を散策
ホテルに荷物を下ろして身軽になったので、夜の金沢を散策してみます。本当はホテルでレンタル自転車を借りる予定でしたが、あいにくすべて貸し出していると言われたので徒歩で移動。
Googleマップの指示通り進んでいくと、街灯のない不気味な道を案内されました。人とすれ違うこともほぼなく、20分ほど歩いてひがし茶屋街を目指します。
着いた頃には時すでに遅し。商店街のお店は17時を過ぎると多くが営業を終了してしまうらしく、人の姿もほとんどありません。バーなどの飲み屋は一部開いているものの、お酒が飲めない私は断念しました。
せっかく来たことだし、夜のひがし茶屋街で写真でも撮ってきました。
帰りはバスに乗って金沢駅まで戻ります。運行系統図がボロボロになってて読めません。
金沢駅までのバスは1時間に2~3本のみ。19:22発のバスに乗車します。バスはSuicaなどの交通系ICが使えるタイプでした。
5分ほどの乗車で金沢駅まで到着しました。乗車料金は210円です。
バスは金沢駅周辺の観光地を結んでおり、兼六園、近江町市場、香林坊、ひがし茶屋街、金沢21世紀美術館まで大人200円、土日祝日であれば100円で移動できます。
ホテルに戻ってウェルカムドリンクを飲みながら休憩。その間に洗濯をしたり、スマホやカメラなどの充電を済ませました。
少しベッドで休憩してから観光しようと考えていたのですが、ベッドに横になった瞬間に爆睡していました。長旅の疲れが出ていたのか、30代に入ってから体力の衰えを感じます。
まとめ
旅行3日目は大阪から金沢までの移動がメインで、駅前とひがし茶屋街を少しだけ観光できました。毎日長距離を移動しているので、今自分がどこにいるのか分からない状況がたまにあります。
明日は金沢観光を中心に来た道を戻り、滋賀県の近江八幡を経由して京都の河原町まで移動します。