「TRUEFREE F2」レビュー：マルチポイント接続とLDACに対応したオープンイヤー型イヤホン

耳穴を塞がないオープンイヤー型（バックバンド式）イヤホン「TRUEFREE F2」をメーカーよりご提供いただきました。製品のデザインや質感、装着感、実際に使った感想を紹介します。

読者限定の10%OFFクーポン「F2ZWCP17」を利用すると、Amazonで5,000円未満で購入可能です。バックバンド型のイヤホンを試してみたい方、運動しながら音楽を楽しみたい人にオススメです。

TRUEFREE F2の特徴・スペック

TRUEFREE F2は、16.2mmのドライバーユニットを搭載したオープンイヤー型のイヤホンです。

耳穴を塞がない設計のため、長時間着けていても耳への負担が少なく、快適な装着感になっています。最大15時間の連続音楽再生に対応し、フィットネスや”ながら聴き”に最適な製品です。

Bluetooth 5.3に対応し、最大2台のマルチポイント同時接続、通話ノイズキャンセル、ゲーミングモード、専用アプリによるイコライザ機能が利用できます。

TRUEFREE F2の内容物

パッケージは製品の写真と仕様が印字されています。

内容物はイヤホン本体、USB Type-Cケーブル、アプリの紹介カードと日本語に対応したユーザーマニュアル。

TRUEFREE F2のデザイン

こちらがイヤホン本体。スポーティーなオレンジが目立つカラーです。

手のひらに置くとこのようなサイズ。予想よりもコンパクトでした。顔の大きさによっては窮屈に感じるかもしれません。

バンド部分は柔らかいシリコン素材でできています。軽く曲げても簡単に元に戻ります。

左右のハウジング部分に「TRUEFREE」のロゴがあります。

右側には、各種操作できるボタンと充電端子があります。

内側から見るとこんな感じ。ハウジングが耳穴の少し上の部分に乗っかるような装着方法になっています。

充電端子はUSB Type-Cに対応。キャップ付きで汗などによる腐食を防ぎます。

底部には各種操作ボタンを備えています。慣れるまではボタン操作に戸惑いましたが、慣れてくると形状の違いで押し分けられるようになりました。

ボタンの操作方法については後述します。

TRUEFREE F2の接続方法

接続端末でBluetoothをオン→接続可能デバイスから「TRUEFREE T2」をタップします。

ペアリングの要求ダイアログが表示されたら「ペアリング」をタップすると接続完了です。

対応コーデックが「SBC/AAC」のほか、高品質・低遅延コーデックの「LDAC」に対応しています。Amazonの製品仕様には記載がないのが謎です。

TRUEFREE F2の操作方法

TRUEFREE T2は、底面にある3つのボタンによって各種操作に対応しています。

TRUEFREE F2を使ってみた感想

装着感は軽く、フィット感も良好

実際に装着してみるとこんな感じ。ヘッドバンド型を始めて使いましたが、想像していたよりも軽快な装着感でした。側圧は少しあるものの、ワイヤー部分は柔らかくて耳に触れている部分も痛くなりにくいです。

筆者の頭のサイズではちょうどよく、頭を振っても落ちないくらいのフィット感でした。ウィングの角度や位置調整できず固定なので、人を選ぶ作りなのは惜しいところ。

ビビッドなオレンジがスポーティーな印象です。以前提供してもらったTRUEFREE T3もポップなオレンジカラーでファッションのアクセントになって気に入っています。

後頭部にかけてワイヤーが一周する作りなので、背もたれを利用したり寝ながらの利用には向いていません。

左右分離式（TWS）のイヤホンでは、耳から外すときに落下するリスクがありますが、ワイヤータイプならその点安心です。マスクと併用するときは紐が絡んで若干使いづらさを感じました。

音質・音漏れについて

Spotifyを使って複数の楽曲を聴き比べてみました。使用する端末はGalaxy Z Fold4です。

低価格イヤホンにありがちな、音が籠もった感じもなくクリアに聴こえます。腰を据えてじっくり聴く用途ではなく、運動や作業しながらBGMを鳴らしたい用途には不満がありません。

音質は全体的にフラットな傾向にあり、オープンイヤー型だと弱くなりがちな低音を16.2mmの大型のドライバーで補っています。通常のイヤホンと比べて耳穴を塞がないので、聴こえ方は近くでスピーカーの音を聴いているような体験でした。

密閉感のあるカナル型に慣れている人なら物足りないと感じるかもしれませんが、筆者のようにカナル型が苦手なタイプとしては必要十分だと思います。

音漏れは通常のイヤホンよりも発生しやすく、ボリュームを大きくして聴きたい人には気になるかもしれません。安全面から「周りの音を聴きながら音楽も楽しみたい」という用途に向いています。

アプリと接続してより便利に

TRUEFREE専用のアプリを使うと、音質の調整やマルチポイント接続に対応します。

アプリの利用にはメールアドレスの登録が必要です。会員登録を済ませると、チュートリアルが再生されます。

イヤホンの電源を入れると自動的にペアリングされます。製品の写真が実物と異なるのはバグなのでしょうか…？

接続が完了すると上のような画面になります。マルチポイント接続やゲームモード、イコライザなどの調整が行えます。

マルチポイント接続の場合、LDAC接続がオフになる仕様のようです。日本語がやや怪しいところがありますが、意味はなんとなく伝わります。

音質の調整はプリセットのほか、マニュアルで自分好みに設定可能です。アプリの使い勝手も特に悪い印象はありません。

アダプティブEQでは、聴力テストを行って結果に基づいた設定にカスタマイズしてくれます。

設定画面では、製品のアップデートやホワイトノイズの音源再生が行えます。実際に使うかはともかくアプリの機能に備わっているのは珍しいと思います。

まとめ

TRUEFREE F2を簡単にレビューしました。本製品は耳を塞がず開放的に音楽を楽しめるインナーイヤー型イヤホンです。周囲の音が聞こえるので、ランニングなどの用途で使っても安心です。

今まで耳掛け式のイヤホンは音質がイマイチという印象がありましたが、本製品は籠もった感じもなくクリアに聴こえます。低音から高音までバランスよく、5,000円未満の価格にしては十分良い音で聴けます。

構造上仕方ないですが、音を大きくすると音漏れが気になります。満員電車や人が近くにいるシーンでは音を小さめで利用することをおすすめします。