ノートPC代わりにXperia Z4 Tabletを手に入れた! 10インチサイズで世界最薄・最軽量タブレットの実力とは
ゴールデンウィーク最終日。いつものようにゲオジャンク商品を探していると、赤ロムのXperia Z4 Tabletが26,784円で販売されているので買いました。特に買うつもりはなかったんですが、値段が相場の半額以下で販売されているので意識を失いました。
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赤ロムなのでキャリア版でWi-Fi専用
赤ロムなので「ワケありWi-Fi専用」と書かれたシールが貼っています。赤ロムについて知らない方は、以前書いたゲオジャンク記事が参考になるかと思います。
ゲオモバイルで販売されているワケあり品はいわゆる「ジャンク品」というやつで、本体が壊れていたり傷が多い商品や動作不良・水没品などを取り扱っています。ジャンク品は何があっても返品や交換を受け付けてくれないので慎重に選びましょう。
返品不可の商品でこの値段は正直言ってリスク高すぎるのでオススメしません。ただ新品同様品でここまで値下げしているのは見たことがなかったので、30分位悩んだ末に購入。
10インチサイズで世界最薄・最軽量は伊達じゃない
こちらがXperia Z4 Tablet本体。普段は付属品とか開封の儀を行うのですが、ジャンク品なので本体のみ。
何と言っても薄くて軽い!
まるで1枚の板を持っているような感覚で片手で持っても全然疲れません。カタログスペックやレビューを見ていたので知っていたけど、思っていた以上に軽く感じます。
以前使用していたNexus 7(2013)は7インチで290gでしたが、Xperia Z4 Tabletは10インチで393g。画面がここまで大きくなっても100gちょっとしか増えていません。
裏面。サラサラとしたマットな質感で触っていて気持ちいいです。au版は中央にXPERIAロゴ、下に小さくauロゴと型番が入っています。
ドコモ版の場合は中央にdocomoロゴ、下に小さくXPERIAロゴが入るようです。Z2の頃は正面下にあったので裏面になったぶんマシになったと捉えるかどうか…。
この薄さでもカメラの出っ張りはなくちゃんと本体に収まっています。アウトカメラにはフラッシュが付いていないのが残念。
左側面には電源ボタンと音量ボタン。本体サイズの割にボタンは小さめですが、ちゃんとクリック感があるので押しやすいです。
ディスプレイ側の縁はザラザラとした感じ。
正面左上にはSONYロゴがキラッと光ります。これがあるだけでタブレットの野暮ったいイメージが無くなってカッコよく見えます。
Xperia Z3との比較。こうして並べてみるとXperia信者みたいですね。Z3と比べるとZ4 Tabletの薄さが際立ちます。
右上の角にはテレビ用のアンテナが埋め込まれています。4隅に同じパーツがあるので全然気づかない。デザインを犠牲にすることなく一体化させています。
アンテナを伸ばしたところ。
上部にはイヤホンジャックとmicro SD/SIMスロットが付いています。赤ロムなのでSIMは挿せないですけどね。
micro SD/SIMスロットを開けたところ。
今回からはmicro USBコネクタもキャップが無くなり、キャップレス防水になりました。Z3のときに毎日の充電で開け閉めするのが面倒くさかったので嬉しいです。パッキンの劣化も気にしなくていいので、これは嬉しい改善点ですね。
純正キーボード「BKB50」が高いからエレコムのキーボードで代用
Xperia Z4 Tabletには純正キーボード「BKB50」というキーボードカバーがオプション品として販売されています。
純正キーボードを繋ぐと専用のランチャーが起動したり、Androidで使う戻る・ホーム・タスクキーなどの各種ショートカットが使えたり便利に活用できるキーボードなのですが、いかんせん価格が高い。
キーボードだけで17,064円(税込)はちょっと高すぎて手が出せません。Amazonでも2万円超えで更に高くなっています。
マルチタッチ対応のトラックパッドなど、専用品だけあって品質は確かなものなのなのは分かりますがもう少し値段が安ければ手が出しやすかったかも。
そこで普段私が愛用しているエレコムのBluetoothキーボード「ELECOM 9nove TK-FBP069BK」を活用してみます。
キーボードに内蔵しているスタンドに立てかけるとぴったりサイズ! まるで純正品のような統一感があります。
こうしてみるとまるでノートパソコンのように使えます。
Androidはキーボード・マウスに最適化されていない
あくまでもAndroidのタブレットなのでマルチタスクやキーボード・マウスの操作性はWindowsやMacOSには敵わないです。
ファイルのドラックアンドドロップで写真をアップロードできなかったり、ウィンドウを複数並べてながら作業ができないなど、あくまでもコンテンツを消費するためのツールだと実感しました。やはりガッツリ作業するとなるとノートパソコンで作業したほうが効率がいいです。
逆にWindowsタブレットはタッチに最適化されていないので今度はタブレットのようにブラウジングやファイルの閲覧には向いていない気がします。
Xperia Z4 Tabletのスペック
現状のAndroidタブレットでは最強と謳われているXperia Z4 Tabletのスペックを見ていきましょう。
本体サイズ | 約 254mm × 167mm × 6.1mm |
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重量 | 393g(Wi-Fi版は389g) |
ディスプレイ | 10.1インチ WQXGA(2,560×1,600)299 ppi |
OS | Android 5.0(Lollipop) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 810 オクタコア 2.0GHz/1.5GHz |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
アウトカメラ | 810万画素 裏面照射積層型CMOSセンサー “Exmor RS for mobile”(フラッシュ無し) |
インカメラ | 510万画素裏面照射型CMOSセンサー “Exmor R for mobile” |
バッテリー容量 | 6,000mAh |
Bluetooth | 4.1 |
防水・防塵性能 | IPX5/8およびIP6X相当 |
WQXGA(2,560×1,600)の高解像度液晶やRAM 3GBやQualcomm Snapdragon 810など盛り込めるだけ盛り込んだスペックです。それなのに本体が薄くて軽い。10インチのタブレットは過去に初代dtabを使用しておりましたが、動作・重量ともに重たくてイライラしながら使っていました。
同じ画面サイズなのに驚くほど違いました。流石は最新タブレットなだけある。
参考になるか分かりませんが、Antutu Benchmarkでの測定結果は76,828と高スコアを記録。ほぼGalaxy S6と同様のスコアですね。
ベンチマークソフト(?)のデレステをプレイしてみる
界隈では新たなベンチマークソフトとして知られる「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」。通称デレステをXperia Z4 Tabletでプレイしてみました。
初期状態の画質は「3D標準」を推奨されました。高性能なタブレットなので期待が高まります。
ところが、キャラクターの顔が灰色に塗りつぶされたり、タッチパネルの反応や精度が極端に悪くなり、思うようにプレイが出来ず途中でライブ失敗してしまいました。
その後ググってみると、顔が灰色になる問題は特定機種で不具合が起きるらしいです。タッチパネルの反応もタブレットを反転してやるとなぜか正常に動作しました。
同じ不具合に悩まされている方は、SONYロゴが右下に来るように設定してプレイしてみてください。
Snapdragon 810搭載の機種を初めてガッツリ使用しましたが、3D標準でプレイしてもカクつくことなく滑らかに動いていました。10.1インチでするデレステは迫力があっていいですね。
懸念していた発熱はゲームやアプリのアップデートなどをすると裏側の中央付近がかなり熱くなります。スマートフォンの場合は発熱部分が手に触れるので熱を感じやすいですが、タブレットなら側面を両手で掴むようにして持つのでそこまで熱を感じることが無かったです。これは嬉しい誤算でした。
それに加えて、普段はノートパソコンのようにキーボードに接続して使っているので、なおさら裏面に触れる機会がありません。
現状で最強のAndroidタブレット
ここ1週間ほどガッツリ触った感じだと現状で最強のAndroidTabletであることは間違いないです。既にガジェットショットさんが書いているまとめ記事で言いたいことをすべて言われていますが、Xperia Z4 Tabletの不満ではなくAndroidの不満ですね。
この薄さと軽さに高性能なCPUと高機能を詰め込んだのは素直に評価したいです。サイズや重量はA4サイズの紙のノートに近く、かばんに入れて持ち運んでいても重量感を感じさせないスマートなデバイスは所有欲を満たせるいい商品だと感じました。
しばらくは外出先でのブログ更新用や動画視聴用にメインで活躍する予定です。また何か発見があれば記事にしたいと思います。