格安SIM(MVNO)速度比較 2017年総まとめ。1年で速かったSIMと遅くなったSIMを振り返る
格安SIM(MVNO)の通信速度を測り続けて早1年以上が経過し、そろそろ2017年の締めとして今年の速度比較の結果をグラフにまとめてみました。速かったSIMと遅かったSIMで大きく差が開き、混雑状況によって大きく上下している会社もあります。
短期間だけではなく年単位で計測したからこそ分かるオススメのSIMも紹介しています。
- ※この記事はグラフをJavascriptで描画しているため、AMPページではグラフが正しく表示されません。通常版ページでご覧ください。
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- 目次で流し読みする ・*・:≡( ε:)
- 1.2017年の測定結果を振り返ってみて
- 2.測定条件
- 3.UQ mobileの計測結果
- 4.ドコモの計測結果
- 5.ワイモバイルの計測結果
- 6.IIJmio Dプランの計測結果
- 7.IIJmio Aプランの計測結果
- 8.mineo Dプランの計測結果
- 9.mineo Aプランの計測結果
- 10.0SIMの計測結果
- 11.nuroモバイル 定額プランの計測結果
- 12.nuroモバイル 容量プランの計測結果
- 13.b-mobile S 開幕SIMの計測結果
- 14.OCNモバイルONEの計測結果
- 15.NifMoの計測結果
- 16.FREETELの計測結果
- 17.LINEモバイルの計測結果
- 18.イオンモバイル タイプ1の計測結果
- 19.イオンモバイル タイプ2の計測結果
- 20.ロケットモバイルの計測結果
- 21.エキサイトモバイルの計測結果
- 22.U-mobileの計測結果
- 23.U-mobile MAXの計測結果
- 24.楽天モバイル 旧APN(rmobile.jp)の計測結果
- 25.楽天モバイル 新APN(rmobile.co)の計測結果
- 26.BIGLOBE Dプランの計測結果
- 27.BIGLOBE Aプランの計測結果
- 28.過去の測定結果
2017年の測定結果を振り返ってみて
今年は様々な会社が格安SIM事業に参入し、大いに盛り上がった年だったと感じます。特に量販店やテレビCMによる一般認知が凄まじく、今は職場や友人なども乗り換えた人が増えてきています。
サブブランドが圧勝だった
測定結果では圧倒的にUQ mobileやワイモバイルなどのサブブランドが速く、他のドコモ系の会社は歯が立たないような状況が続いています。
他社の格安SIMと比べて通信品質がよく、大手キャリアと格安SIMのいいとこ取りのイメージが強い2社は今後もしばらくオススメできる会社でしょう。
契約期間によって料金が変動したり、少々複雑な2年縛りなどがネックですが、このサービス品質なら値段以上に満足度は高いです。
ドコモ系が悪くなる一方
サブブランドの安定感とは逆にドコモ系の格安SIMは軒並み速度が出なくなってしまいました。以前は勢いのある会社が数社あったのですが、徐々に利用者が急増してから増強が間に合わなくなり混雑してしまうようです。
スピードテストだけが全てではないですが、一つの指標として見ていたものが伸び悩んでいるのに比例して体感速度もやはり遅くなっていると感じます。数値よりもデータがうまく流れなくなったことが増えているような…。
LINEモバイルが低速に
新しく出た会社は初速の勢いがあっても、半年もすれば遅くなってしまうことがLINEモバイルなどで証明されました。個人的に期待していたサービスなだけに残念な気持ちです。
SNSの通信量をカウントしない「カウントフリー」機能はTwitterなどをよく利用する方にオススメしたい機能です。
開幕SIMが意外と速い
後半から契約した開幕SIMもかなりいいスピードが出ているので、b-mobileは速度が遅いというイメージが払拭されました。相変わらずドコモ系のおかわりSIMは遅かったですが…。
最近からソフトバンクのiPhoneやiPadをSIMロック解除せずに使えることをアピールしているのも、ドコモ系の格安SIMと良い差別化をしていると思います。iPhone 6以前のSIMロック解除非対応の機種でも使えることで、今使っているiPhoneから買い換える必要がなくなります。
FREETELが倒産し新規契約不可に
会社が倒産したFREETELも2017年に入ってからは速度も目立った傾向もなく、徐々にフェードアウトしていきました。今後は楽天がサービスを引き継いでいきますが、新規契約もないため解約予定です。
サイトの構成やプラン内容の注釈を読んでみると胡散臭い感じや人を騙そうとしている雰囲気がしてどうも好きになれなかったです。実際に速度が速かったわけでもなく、自社のスマホ事業も不具合放置で悲惨な目に遭った方も多いでしょう。
BIGLOBEがリニューアルしAプランが登場
今年最後に契約したBIGLOBEモバイルのAプランはまだ勢いが残っていますが、今後どうなるか気になるところです。
過去の傾向からすると半年以内に速度が落ちると予想していますが、意外にもサブブランドより速度が出るときもあるため注目したい会社です。リニューアルした勢いのまま突っ走ってもらいたいですね。
測定条件
測定条件は以下の通り。毎月測定した結果を全て載せると多すぎて読みづらいので下り速度のみ掲載しています。もっと詳細の速度を確認したい時は各月の結果をご覧ください。
測定場所 | 沖縄県 那覇市周辺 |
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測定時間帯 | 8時~9時、12時~13時、19時~20時 |
測定方法 | 4GMark・Speedtest.netで速度を3回測定。平均値を値とする。 |
UQ mobileの計測結果
ドコモの計測結果
ワイモバイルの計測結果
IIJmio Dプランの計測結果
IIJmio Aプランの計測結果
mineo Dプランの計測結果
mineo Aプランの計測結果
0SIMの計測結果
nuroモバイル 定額プランの計測結果
nuroモバイル 容量プランの計測結果
b-mobile S 開幕SIMの計測結果
OCNモバイルONEの計測結果
NifMoの計測結果
FREETELの計測結果
LINEモバイルの計測結果
イオンモバイル タイプ1の計測結果
イオンモバイル タイプ2の計測結果
ロケットモバイルの計測結果
エキサイトモバイルの計測結果
U-mobileの計測結果
U-mobile MAXの計測結果
楽天モバイル 旧APN(rmobile.jp)の計測結果
楽天モバイル 新APN(rmobile.co)の計測結果
BIGLOBE Dプランの計測結果
BIGLOBE Aプランの計測結果
過去の測定結果
これだけ多く契約していますが、実際にメインで使っているのはサブブランドが中心でその他は測定のために維持していると言っても過言じゃありません。
高額な維持費をどう賄うか頭を悩ませながら、外部寄稿やアフィリエイトでどうにか食いつないでいます。もしこの結果で参考になれば是非リンクから購入頂けると助かります。
過去の記事はこちらにまとめています。
https://creatorclip.info/2017/01/mvno-speedtest-2017-01/