【2日目・後編】噂の電動スクーター「GO SHARE」で川平湾へ!台風直前の石垣観光タイム
朝イチからフェリーで竹富島に行ってきた後は、石垣島に戻って噂の電動スクーター「GO SHARE」を使って川平湾へ向かいました。石垣島の中でも有数の絶景スポットらしく、期待に胸を膨らませながら向かったのですが…。
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GO SHAREとは
石垣島で2018年2月にスタートした「GO SHARE」は、電動スクーターのシェアリングサービスのこと。もともと台湾発の電動バイクシェアサービスで、Gogoro(ゴゴロ)というバッテリー交換式の電動スクーターをレンタルできます。国内ではここ石垣島が初。
レンタルできる場所は島内に6箇所。主要なホテルとも連携して借りることができるため、宿泊先の最寄りでレンタルしてみましょう。
私たちは石垣港離島ターミナル内にある「安栄観光」でレンタルしました。受付で身分証を提示して、必要事項を記入したらあっさりレンタル申請完了。原付と同じなので普通運転免許があれば運転できます。
利用料金について
基本料金は50cc(一人乗り)と125cc(二人乗り)で変わり、今なら車両保証込の価格でお得に乗れます。
返却時間は借りるときに決める必要があり、オーバーすると料金が加算されていく仕組み。今回はあまり天候が良くなかったため、2時間 3,000円でレンタルすることに。
電動スクーターのデザインがかっこいい
ナンバープレートが天然記念物のカンムリワシのイラストが描かれていてかわいい。
石垣島の海と同じ爽やかなブルーカラーに、近未来的なかっこいいフォルム。
ヘルメットも同じカラーで統一されています。
ちなみに、50ccも125ccも車体は同じですが、50ccのみ出力を制御しているらしいです。車体は300kgもあるのでずっしりとした安定感があります。
バッテリー交換はステーションから
スクーターにはメットイン部分にバッテリーが2機搭載されており、2本で約80kmも走るんだとか。後から知ったんですが、メットインのスペースにUSBポートがあるので走行中にスマホとかも充電できます。
島の各所に設置された充電ステーションがあり、充電が無くなってきたら無料で交換が可能。中心地には3箇所、西部分に1箇所、北部に1箇所とまだまだ数が少ないため、長距離走行するときは注意。
こちらが充電ステーション。電動バイクの電力は小屋の上にある太陽光発電パネルで発電していました。美しい島の環境に優しいエコなエネルギーで動いています。
使用済みのバッテリー2つを入れると、充電されたバッテリーが電子音とともに2つ飛び出してきます。一瞬でバッテリー交換が可能なのが非常に便利。
バッテリーの重量は見た目以上に重たいので、女性1人で交換するとしんどいと思います。
今回借りたバイクは充電に余裕があったので交換することなく乗り通せました。レンタル中は何度も交換OKなので、通常のレンタルバイクよりもお得かもしれません。
GO SHAREを実際に体験してみた
バイク置き場まで係員に案内されました。
平日の昼間だったので台数も余裕がありましたが、夏休みなどのハイシーズンには事前に公式サイトから予約することをおすすめされました。
ボタンを押すとバイクの画面が光って音が鳴ります。
ブレーキを握りながらスタートボタンを押すと、「HELLO」からの「GO」と表示が切り替わり発射準備完了。画面には時計やバッテリー残量、スピードメーター、走行距離が表示されます。
今後はスマートフォンが鍵になるようにアップデートしていく予定らしいです。
簡単な操作説明を受けて、鍵を渡されたらいざ出発!
川平湾へ行くことを係員の方に伝えると、地形のことや道路交通事情について親切に教えてくれました。初めて石垣島でツーリングする人にとってはありがたい情報。
走行音は静かで加速もスムーズ。走り始めは飛ばしすぎないよう注意が必要です。石垣港ターミナルから川平湾までは約30分ほどで到着しました。
川平湾前の「Kaboo」で石垣牛ケバブを食す
川平湾周辺に到着した後、駐輪場がどこにあるか分からず周辺をウロウロしていると、交差点にあるお店のお兄さんが「ここの駐輪場に停めていいよ!」と声を掛けてくれました。
このお店は石垣牛を使ったケバブが人気メニューらしい。せっかくなので注文してみることに。
こちらが注文した石垣牛ケバブ。ソースはマイルドかHOTソースから選べますが、お子ちゃまなので甘口ソースで。しっかりとした肉の旨味とシャキシャキレタス、ソースがベストマッチでうまい!
値段は800円とそれなりですが、味は確かに美味しかった。石垣島に来てからそばばっかり食べていたので、たまには別の物も食べたかったんだよね。
友人はうちなーケバブというスパムを使ったものを注文していました。お値段は500円と石垣牛よりも少し安い。
GO SHAREを利用していると、gogoro割というお得な特典が受けられるらしく、gogoroの鍵を見せるとさんぴん茶をプレゼントされました。うちなーケバブだと特典が受けられないので注意。
食べ終わった後に空を見ると、明らかに雨雲が増えています。これば早く行かないと帰れなくなるぞ…!と思い、足早に川平湾のビーチまで向かいました。
川平湾の絶景は曇り空でも最高だった
グラスボートの案内に従って森を進んでいきます。
その先に見えたのは…。
夢にまで見たような楽園がそこには広がっていました。曇り空でもこれだけのポテンシャルを発揮できるビーチはそうそうありません。ここでドローン飛ばしたら最高だろうな(2回目)
と思った矢先、物凄い勢いで真っ黒い雨雲が押し寄せてきて雨を降らしました。チクショーーー!!
急いで木陰に避難すると野良猫に遭遇。
めちゃくちゃ人懐っこくて自分から足元に寄ってきてはニャーニャー鳴いています。警戒心ゼロで近寄るなんて、これまで相当人に優しくされて生きてきたんだろうな。
せっかくここまで来たのに土砂降りの雨なのは残念でしたが、今思うとこの子たちに出会えただけでも十分良かったです。しばらく癒やされていたらいつの間にか雨も止んできたので、足早に川平湾を脱出しました。
バイクで移動中もポツポツと雨は降っていましたが、何とか大降りにならず持ちこたえてくれました。来た道を逆方向に向かって帰ります。
帰り道に見たオーシャンビューの景色は撮れなかったけど、帰ってきた今でも鮮明に記憶に残っています。
ゲストハウスに戻り早めの晩酌、周辺の散策
雨も本格的に土砂降りになり、風も徐々に強くなってきて「こりゃヤバイぞ」と思いゲストハウスに引き返してきました。ゲストハウスには特に楽しめる場所もないので、近くの酒場でお酒を買って早めの晩酌をすることに。
この旅で初のお酒解禁。沖縄限定の南国チューハイは、パインとシークァーサーのさっぱりとした酸味と甘さが体の疲労を一気に回復してくれました。
しばらく飲みながら休憩していたんですが、少し雨が弱まってきたので傘を刺して周辺の街並みを散策することにしました。ゲストハウスに缶詰になるのは勿体無い!
ゲストハウスから徒歩数分の場所にある「新栄公園」には、石垣島を中心に各国の距離が書かれたモニュメント。
こうしてみると沖縄から内地よりも台湾のほうが圧倒的に近い。大阪まで1,590km、東京まで1,950km、稚内まで2,820kmと相当遠いことが分かります。
この他にも色々な見学スポットがあるようですが、雨が強くなってきたのでスルー。というよりも折りたたみ傘が風の勢いでぶっ壊されたのがつらい。
目的もなくふらつくこと数分、続いてやってきたのは「JAおきなわ-やえやま「ゆらてぃく市場」」という場所。石垣島で採れたフルーツや島野菜、沖縄のお土産などを購入・そのまま発送まで行ってくれます。
空港で購入するよりも安く、地元のお客さんで賑わっていました。雨宿りの目的で入りましたが、グルっと店内を一周するだけでも意外と楽しめた。
知念商会の「元祖オニササ」を食べにいく
そこから歩くこと20分。石垣島の個人スーパー「知念商会」で以前テレビで見たことがある「元祖オニササ」を頂こうと店内に入ると…。
まさかのササミや揚げ物がほとんど売り切れ。そうだよね。台風前だから買い出しに出かけるよね。結構な距離を歩いたのに売り切れというね。おにぎりだけ買うのも違うなと思ったので、お店を後にしました。
インスタ映え間違いなし!島たい焼き本舗の「島たい焼きソフトクリーム」
お腹が空いてきたので定食屋に向かっていた途中、珍しいたい焼き屋さん「島たい焼き本舗」に出会いました。
島唐辛子を使ったものや、バナナチョコ、紅いもあん、マンゴーなど種類が豊富。
中でも気になったのは、一番左にある夏限定の「島たい焼きソフトクリーム」という商品。550円というたい焼きにしてはかなり割高に感じるものの、そのインパクトに負けて注文してみました。
注文してから1つずつ焼き上げるので少し時間がかかります。
出来上がるまで店内を見渡してみると、周辺にはダーツや漫画があったりちょっと変わった内装。
お客さんの写真がたくさん貼られていたり、独特なイラストが飾られていたり…お客さんに愛されているお店ですね。
こちらが噂の島たい焼きソフトクリーム。たい焼きの口の中にこれでもか!とソフトクリームがねじ込まれたインパクト大の見た目はまさにインスタ映えそのもの。
ソフトクリーム部分は濃厚なミルク味。舌触りも滑らかで満足度が高いです。見た目以上にソフトクリームの量が多く、これだけでも結構満腹感が味わえます。
下のたい焼きは出来たてアツアツなので、写真を撮っているとどんどんアイスが溶けていきます。外はカリカリ、中はしっとりとした食感の違いは理想的!
たい焼きの中にはちんすこう、チョコクリームとカスタードが端まで入っていて最後まで楽しめました。甘い物好きにはたまらない一品です。ただ予想以上にボリュームがあったので少し胃もたれ気味。
ひまわり食堂でボリューミーな夕食
今晩の夕食は「ひまわり食堂」で。市街地から1時間以上掛けて歩いて来ました。ちょうど夕食時のタイミングで訪問したので席が空いておらず、5分程度待って入店しました。
店内はテーブル席と座敷があり、家族や仕事帰りの方で賑わっていました。
注文したのは唐揚げ定食(800円)です。大ぶりのからあげが4つも入ったボリューミーな一品。
ミニ沖縄そばもついてくるし、ご飯はお代わり自由だし学生さんとか嬉しいだろうな~と思ってましたが、たい焼きを食べた直後だったので全部食べきれず。1つ友人に食べてもらいました。
【悲報】台風の影響で帰りの便が欠航
と、ここで衝撃的な事実に気づきました。
ん?
か、かか、帰りの便が欠航になってる~~~~~~~~~~!!!!
オワッタああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああwwwwwwww
と何故か友人と爆笑する始末。
明日朝の便で帰るつもりが、石垣島に缶詰が決定しました。
会社に連絡したら「泳いで帰ってこい」と言われ、念のためにGoogleマップで本島までの距離を調べたら410km以上もあるじゃないですか。無理に決まっています。
そもそも私は25mプールすら泳げないカナヅチなので尚さらです。明日は大人しくゲストハウスのラウンジで引きこもっておくことにしました。
あまりのショックに後払いの食堂で危うく食い逃げするところだった(出る直前で気づいてちゃんとお代は払いました)
マックスバリューで買い出し
どんなに嘆いても帰りの便が無かったことにはならないので、諦めて近くのスーパーへ買い出しに行きました。明日は外に出られないかもしれないので、2リットルのお茶とカップラーメンを3食分。
台風前なのでスーパーは人が多く、品切れ中の商品も多くありました。
石垣島のマックスバリューにはこんな立派なイートインスペースがありました。電源も確保されているし、背もたれ付きの椅子でカフェのように寛げそうな空間でした。
店からゲストハウスまでは徒歩30分程度。土砂降りの雨の中で重たい荷物を抱えた状態だと、時間以上に遠く感じました…。
宿に到着したときは20:30を過ぎていました。
宿を急遽延泊し、明日の心配もなく疲れから爆睡しました。3日目はほとんど書くことないと思ってましたが、まさかネタが増えるとは思わなかった。