CIOの上位互換?USB PD 45W入出力+ワイヤレス充電対応の「ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリー」を購入!
Amazonで見つけた怪しい中華モバイルバッテリー「ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリー」を購入しました。
見た目やサイズ感、機能は以前レビューしたCIO SMARTCOBY Pro 30Wにそっくりですが、本商品はUSB PD 45Wの入出力とワイヤレス充電にも対応した2023革新モデルとのこと。
製品の仕様だけ見たら魅力的ですが、Amazonのサクラレビュー依頼などにより不信感が拭えない製品でした。保証期間も3ヶ月と短いので、安心・安全な製品を求める方にはおすすめできません。
【アップグレード版&45W高出力】ARSZHORSVS モバイルバッテリー 小型 PD3.0 急速充電 ノートパソコン対応 ...
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ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリーのレビュー
パッケージは製品の外観や特徴が書かれたシンプルなデザイン。製品の特徴をまとめると以下の通りです。
- ■メリット
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- 軽量コンパクトで持ち運びやすい
- バッテリー残量が1%刻みで確認できる
- 10,000mAhの容量でスマホを1~2回充電可能
- 最大45W出力対応でノートPCも充電可能
- 最大45Wでバッテリー本体に給電可能
- ワイヤレス充電に対応(マグネットで吸着する)
- PPSなど多数の急速充電規格に対応
- パススルー充電でバッテリー本体とデバイスを同時充電可能
- ■デメリット
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- 保証期間が3ヶ月と短い
- 残量が50%以下になると最大30W出力になる
- サクラレビューでAmazonギフト券を配っている
付属品
箱の中身はモバイルバッテリー本体、USB Type-c to Cケーブル、取扱説明書などが入っています。
取扱説明書はイラスト入りて丁寧な作り。怪しい中華製品にありがちな不自然な日本語はありません。
謎の封筒を開けてみると、Amazonのサクラレビューで1,000円分のギフト券プレゼントの連絡でした。
Amazonには未だにこのような不正レビューが蔓延しているので気をつけてください。
USB Type-C to Cケーブルは1mくらいの長さがあり、マジックテープのケーブルバンドでまとめて収納できます。
バッテリー本体の外観
こちらがモバイルバッテリー本体。表面はサラサラとしたマット調で指紋は目立ちにくいですが、ホワイトを選ぶと汚れは目立つかもしれません。気になる方は色違いのブラックを選びましょう。
表面にワイヤレス充電のパッドがあり、ここにqi対応のスマホを載せると無線充電が可能。最大15Wの急速充電に対応しています。
側面には、1%刻みでバッテリー残量を表示できるLEDランプと電源ボタン「3in1モバイルバッテリー」のロゴが印字されています(正直ダサい)
逆側には仕様や認証マークなどが印字されています。PSEマーク付近に輸入事業者名の記載がなく、左下にある「Hangzhou Shanqian Ecommerce Ltd」が恐らく会社名なのかなと思います。
両側面にはUSB Type-CポートとUSB-Aポートが備わっています。USB Type-Cは最大45Wの入出力、USB-Aは最大36Wの出力に対応しています。
本体サイズは56×77×26mmと手のひらサイズ。スマホの半分くらいの高さ、2倍くらいの厚みでした。
重量は実測値で184gと10,000mAhの容量にしては軽量です。スマホ1.5~2回分くらい充電できるので、外出先で複数デバイスを充電したい人に丁度いいと思います。
ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリーのスペック
ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリーのスペックは下記の通り。
バッテリー容量 | 10,000mAh 3.7V(37Wh) |
---|---|
入力(Type-C) | 5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓2.25A(45W MAX) |
出力1(Type-C) | 5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓2.25A(45W MAX) |
出力2(USB-A) | 5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A(36W MAX) |
出力3(qiワイヤレス充電) | 5V⎓1A / 9V⎓1.1A / 9V⎓1.67A(15W MAX) |
合計出力 | 合計45W |
急速充電規格 | PPS PD3.0 QC3.0 QC4.0 SCF FCP APC PE2.0 |
サイズ | 56×77×26mm |
重量 | 170g |
USB Type-Cポートでは最大45Wの入出力に対応。USB-Aは最大36W、ワイヤレス充電は最大15W出力まで対応しています。3台同時に充電も可能ですが、その場合は各15Wずつの出力まで制限されるようです。
Galaxyなどに採用されているPPS(Programmable Power Supply)にも対応しているため、対応スマホを持っている方におすすめのモバイルバッテリーです。
CIO SMARTCOBY Pro 30Wと比較
CIOの人気のモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro 30W」と製品仕様・外観を比較してみました。
スペックを比較すると、CIOは出力が最大30W・入力が最大20Wなのに対し、ARSZHORSVSは入出力どちらも最大45Wに対応しているのが強みです。同じ充電器・ケーブルで充電速度を比較しても1.5~2倍近く差があります。
両者ともに外観・サイズ・重量はほぼ同じです。ここまでそっくりだとほぼ同じ製品ですよね。
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ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリーを使ってみた
まずはモバイルバッテリーでノートPCを充電してみました。計測にはW数表示に対応したUSB Type-C to Cケーブルを使用しています。
充電残量が100%~50%までは最大45Wの出力に対応しています。45Wで入出力しているときは多少発熱しますが、ほんのり温かくなるくらいで触れないほどではありません。
モバイルバッテリーへ給電する場合も最大45Wに対応。10,000mAhの容量を約1時間で満充電可能です。
バッテリー本体と接続デバイスを同時に充電する「パススルー充電」にも対応しています。同時充電中はバッテリーへの充電スピードが落ちるので、最速で充電したい場合はバッテリー単体で充電しましょう。
残量が50%以下だと30W出力に制限される
50%を下回ると最大出力が30Wに制限される仕様です。常に45Wで出力できるわけではないためご注意ください。
45W出力中はバッテリー残量がみるみる減っていきますが、50%を下回ると減り方が緩やかになりました。残量表示はあまり当てにならないかも。
Amazonのレビューで「他のモバイルバッテリーより容量が少なく感じる」と言われていますが、出力が大きくなったのでバッテリー消費が早く感じるだけかと思います。体感では他社製品とそこまで大きく違いはなかったです。
複数デバイスを同時充電中は出力が制限される
ワイヤレス充電+USB Type-Cの同時使用中も同様に最大30Wまでに制限されました。
USB Type-CとUSB-Aを同時出力するとType-Cの出力が落ちてしまいます。製品仕様としては各15Wで出力できるようなのですが、私の環境では2ポートともに10W前後しか出ていません。
最大15Wのワイヤレス充電に対応
ワイヤレス充電も試してみましょう。
Google Pixel 5を充電パッド部分に載せて、電源ボタンを押すと充電が始まりました。ケーブルを持ち運ばなくてもバッテリー単体で充電できると意外と便利です。
iPhone 12以降の機種であれば、MagSafeで背面にマグネットで吸着して使用できます。Androidをお使いの方でもMagSafe対応のリンクをケース背面に取り付けることで、マグネットで位置調整が行えて便利です。
まとめ
コンパクトで高性能なモバイルバッテリー「ARSZHORSVS 3in1モバイルバッテリー」ご紹介しました。
10,000mAhで45W入出力に対応したモバイルバッテリーは選択肢が少なく、MacBookなど軽量ノートPCなどを充電する用途にも最適です。
パススルー充電やワイヤレス充電など、あると嬉しい機能が一通り揃っているのが魅力的です。コンパクトなので旅行やお出かけにも重宝すると思います。
これからしばらく使ってみて気になった事があれば追記します。
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