【3日目】LCCと高速バス縛りで行く北海道旅行:函館の主要観光スポットを巡り、津軽海峡フェリーに乗って本州上陸!
北海道旅行3日目は、函館の主要観光スポットを巡ったあとに津軽海峡フェリーに乗って本州に上陸します。その後に夜行バスの「パンダ号」に乗って東京を目指すコースです。
本当はJALの6,600円のセールを狙って函館から東京に行く予定でしたが、セール期間の対象外になったので仕方なくフェリー+夜行バスになりました。昨日に引き続き、1日でとんでもない移動距離になりそうです。
2日目の旅行記はこちら。
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朝マックとカップ麺で朝食を済ませる
朝ごはんはホテルでもらったカップラーメンを食べました。函館に来たなら朝市で海鮮丼とか食べたらいいという意見もありますが、これはお昼の楽しみに取っておきます。
カップ麺だけでは足りず、マクドナルド200円割引券を使って朝マックへ。チキンクリスプマフィンのセット(税込250円)を注文しました。普段あまりマクドナルドに行く機会がないので懐かしい味。
レンタサイクルを使ってベイエリアを観光
朝ごはんを食べ終わったら、ホテルをチェックアウトして観光開始。チェックアウト後も荷物の預かりと自転車を貸出してくれるようなので、お言葉に甘えて利用します。
昨日購入しておいた函館バスの24時間券も持っていますが、色々食べ歩きする予定もあるのでお腹を空かせる必要があります。
八幡坂でスナップ
最初に訪れたのは八幡坂。海に向かってまっすぐ伸びる坂で、青函連絡船・摩周丸が正面に見えます。かつてCMのロケ地なんかにも使われたんだそう。
車の通りがないことを見て自撮り。誰かと一緒に来ていたらお互い撮り合うことができますが、一人だと道路側に三脚を立てて撮るしかありません。
次のスポットへ向かう途中、旧相馬家という場所に遭遇。函館の発展と復興に貢献した実業家の旧宅らしい。入場料が900円とややお高めだったので、外側だけ眺めておきました。
旧函館区公会堂を見学
「旧函館区公会堂」は先ほど紹介した相馬氏が建てた豪邸で、国の重要文化財に指定されています。
一人で観て回るのもなーと思って中には入らず…。歴史的なことはよく分かりませんが、今思えば300円だし入っておくべきだったなと後悔しています。次回来たときにリベンジしよう。
旧函館区公会堂の下にある元町公園には、たくさんの桜の木が植えられています。
三脚を立てて木に寝そべる姿を自撮り。風景だけ撮るよりも自分も一緒に映ることに価値があると思えてきた。
アンジェリック・ヴォヤージュでクレープを食べる
その後は、近くにあるクレープ店「アンジェリック・ヴォヤージュ」で少し休憩。…と思ったらテイクアウト専門のお店でした。パリパリ食感を保つために賞味期限が30分というのが有名なんだとか。
一番人気のいちごのミルフィーユ(税込800円)を注文しました。クレープにしてはお高めですが、めったに食べる機会がないのでここで食べておきましょう。
パリッとした食感と柔らかめの生地に、甘すぎない生クリームと酸味の効いたいちごがたっぷり入ったクレープです。美味しいことは確かですが、行列に並んでリピートするかは微妙なところ。
街並みを散策しながらベイエリアまで移動
名前が気になって「函館どつく前駅」に来ました。「函館どつく」とは造船所の名前らしく、周辺にはレトロな街並みが広がっています。”どつく前食堂”という食堂もなんだかシュール。
函館漁港にはイカ釣りの漁船がありました。
帰りには相馬株式会社の本社社屋も見かけました。大正2年に建てられたミントグリーンの色合いが目を引く建物です。よく見ると屋根が日本式なのが面白いですね。現在も会社として使用しているので中の見学はできません。
明治時代、北海道の玄関口となった函館の上陸地「東浜桟橋」。開道100周年記念で昭和43年に熊と錨をモチーフにした「北海道第一歩の地碑」という記念碑ができました。
ベイアリアには、ご当地グルメ2大巨塔の「ハセガワストア」と「ラッキーピエロ」が並びます。函館は食べたいグルメが多すぎて困ります。
ベイエリアも少し散策したものの、あまりネタになりそうな場所もなかったので早々に退散しました。
一度ホテルに戻って自転車を返却し、預けていたリュックを持ってバス停に向かいます。ここからは函館バスのフリーパスを使って移動します。
Hakoyaの系列店「ぽんぽこ亭」で海宝丼を食べる
やって来たのは、函館で有名な海鮮丼を提供する居酒屋「Hakoya五稜郭店」…ではなく系列店の「お食事処ぽんぽこ亭」という2023年3月17日(金)にオープンしたばかりのお店です。
住所 | 〒041-0811 北海道函館市富岡町2丁目32−14 |
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電話番号 | 0138-85-8846 |
営業時間 | 11時00分~23時00分 |
駐車場 | 5台 |
以前はHakoyaでランチを提供していましたが、今はぽんぽこ亭というお店でランチをやっています。2店舗は徒歩20分弱(約1.7km)離れているので、事前にGoogleの口コミを見ていて正解でした。
市電の駅から離れているので、函館駅周辺から向かうならバスに乗って移動するのがおすすめ。駐車場はお店の前に5台置けるので車でも訪問できます。
店内に入ってみると、大量のウイスキーのボトルが並んでいます。
座席は、カウンター席と掘りごたつ席が1つ、テーブル席が3つありました。すぐ席に通されたので見てないですが、後で調べてみると2階にも席があるようです。
お食事処ぽんぽこ亭のランチメニュー
お食事処ぽんぽこ亭は、定食や丼もの、お寿司や刺し身、カレーなど物凄い数から選べます。
写真付きのメニューは特に売れている人気商品なんだとか。五稜郭公園からもやや離れていることもあり、観光地にしては価格も抑えられています。
今回注文した「海宝丼(税込750円)」が届きました。たっぷりのマグロとサーモンの上に、めかぶや松前漬けが乗っています。
酢飯もボリュームたっぷりで最高でした。味噌汁付きなのも嬉しいですね。
五稜郭公園まで散歩
五稜郭公園では桜がそこそこ咲いていました。今年は桜の開花が観測史上最速らしく、4月中旬に咲き始めていました。
五稜郭タワーとともにパシャリ。もう少し開花が早ければ満開の桜と一緒に撮れたのになぁ…(無理)
六花亭の五稜郭店からは、五稜郭の桜がキレイに見えます。家族に渡すお土産を少し買って次の場所へ向かいます。
久しぶりに来た五稜郭タワー。天気が良くないので上までは登らないですが、お土産コーナーを少し見学してみましょう。
お土産コーナーにいたゆるキャラの「やべーべあ」。北海道出身の方に聞いても知らないと言われました。もっと有名になってほしいのでブログで宣伝しておきます。
函館のミスドなら激安価格でドーナツが買える
フェリー行きのバスまでまだ時間があるので「ミスタードーナツ 函館五稜郭ショップ」でしばし休憩。
以前SPOTの記事でも書きましたが、函館にあるミスドは地元の老舗ベーカリー「キングベーク」がフランチャイズ契約を結んで運営しているので、ドーナツの相場が安くなっています。
今回注文した「ダブルチョコレート」と「エンゼルフレンチ」は通常165円ですが、函館のミスドだとダブルチョコレートが99円、エンゼルフレンチが110円と激安価格で販売されています。
津軽海峡フェリーターミナルで本州まで上陸
そろそろフェリーの時間が迫って来たので、ミスドの近くにあるバス停から津軽海峡フェリーターミナルまで向かいます。
ちょうど学生の下校タイミングと重なって車内は大混雑でしたが、学生さんがお婆ちゃんに席を譲っていて優しい世界でした。
出発から20分程度で函館フェリーターミナルに到着しました。
まずは乗船手続きから。公式サイトから予約した人は「スマートチェックイン」が使えますが、私は楽天トラベルで夜行バスとのセットプランを予約したので窓口で行います。
手書きで健康確認シートと乗船申込書を記入して窓口に提出します。
乗船手続きは、支払いが済んでいない場合は40分前(7月20日から8月20日までの間は70分前)まで、支払いが済んでいる場合は20分前までとなっています。
無事に発券完了しました。運賃は時期によって異なり、閑散期で税込2,860円です。
A期間 | 2022年10月1日~12月23日、 2023年1月5日~4月27日、 5月8日~5月31日 10月1日~12月22日 |
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B期間 | 2022年12月24日~2023年1月4日、 6月1日~7月14日、8月21日~9月30日、 12月23日~12月31日 |
C期間 | 2023年4月28日~5月7日 7月15日~8月20日 |
区分 | 等級 | A期間 | B期間 | C期間 |
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大人(12歳以上) | スイート | 5,630円 | 6,880円 | 7,830円 |
コンフォート | 3,950円 | 4,790円 | 5,420円 | |
ビューシート | 3,400円 | 4,100円 | 4,630円 | |
スタンダード | 2,860円 | 3,420円 | 3,850円 | |
小児 | 大人運賃の半額
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ドライバー差額 | スイート | 2,770円 | 3,460円 | 3,980円 |
コンフォート | 1,090円 | 1,370円 | 1,570円 | |
ビューシート | 540円 | 680円 | 780円 | |
学生割引 | スタンダード | 2,580円 | 3,080円 | 3,470円 |
船室貸切 | 船室非利用客数×1 旅客当たりの運賃×0.5 |
乗船時刻まであと1時間あるので、お土産コーナーを見てきます。ここでじゃがポックルなどのお土産を購入して、フェリーが出港する前に地域クーポンを使い切ることができました。
フェリーターミナルの館内には、売店とイートインスペースもあります。電子レンジも用意されているので、お弁当を温めて食べられます。
売店にはカップ麺やお菓子などの軽食、飲み物やアイス、惣菜など様々な商品が売っています。
セイコーマートの商品も取り扱っているので、最後の北海道グルメをいただきます。
セイコーマートの「クリーミーカルボナーラ」は店舗で買うより少し高め。それでも100円台でパスタのお弁当が買えるのは十分安いですよね。
デッキまで出てみると「ハートのモニュメント」がありました。一人でモニュメント前で記念撮影する勇気はありません…。
今回乗船するフェリーは「ブルールミナス」です。津軽海峡をイメージする「ブルー」と、「輝く・明るい」という意味らしく、想像していたより何倍も大きいフェリーでした。
全長 | 144m |
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総トン数 | 8,828トン |
旅客定員数 | 583名 |
速力 | 20ノット |
積載台数 | トラック71台または乗用車230台 |
乗船時間になったので、3階のボーディングゲートまで向かいます。先ほど受け取ったチケットのQRコードをゲートにかざして通貨します。
乗船するとエントランスホールが見えてきます。開放感のある吹き抜けになっており、まるでホテルのロビーのような作りでした。
上の階はスイート(2名x7室)、コンフォート(4名x7室)の客室があります。長時間の船旅なら需要ありそうですが、函館⇔青森間は3時間ちょっとの移動なので、少し勿体ないような気もする…。
ブルールミナスの施設全体はこんな感じ。上層階にはコンフォートとスイートの客室があり、下層階に様々な共有スペースがあります。
船内の様子をもっと詳しく見たい人は、船内を擬似体験できる「ブルールミナスVR」をチェックしてみてください。
津軽海峡フェリーは、114kmの道のりを3時間40分で横断します。今回の乗船は17時30分に函館港を出発し、21時10分に青森港に到着します。
情報モニターの横には操舵室カメラからの映像が確認できます。
船内ではフリーWi-Fiスポットが利用可能。携帯のネット回線やGPSも一部利用できますが、出港してしばらくするとWi-Fiもモバイル回線も繋がらなくなりました。
スタンダードの客室は雑魚寝スタイル
私は追加料金の掛からない「スタンダード」の部屋を予約しました。雑魚寝ができる全席自由の大広間です。
スタンダードルームは複数あり、廊下で自由に行き来が行なえます。
ロッカーの部分にはコンセントもあったので、移動の合間にスマホやモバイルバッテリー、カメラを充電しておきました。
この後は夜行バスに乗って移動するので、今のうちに少しでも横になって仮眠しておきます。
多少揺れは気になるものの、思っていたよりは揺れは激しくありません。長い間景色を見ていると段々気分が悪くなるので、酔いやすい人は事前に酔い止めを飲んでおきましょう。
1つ上のビューシートでは、リクライニングシートの指定席になります。スタンダードから540円の追加になりますが、外の景色を楽しみたい人に良さそうですね。
プロムナードで出港の様子を眺める
廊下には窓の景色を眺められるプロムナードがあります。スタンダードの部屋の人が飲食をしたり、PC作業などを行っていました。
そうこうしているうちに、船が出港し始めました。さようなら函館!またいつか名物を食べに遊びに行きます。
船が出港したあとは、海の上で夕焼けを眺められました。世間では仕事が終わって週末の飲み会でも楽しんでいるころ。私は電波が通じない場所で最高に贅沢な時間を過ごしています。
本当は外のデッキに出て景色を眺めたかったのですが、夜間の運行は危ないので封鎖されていました。景色を楽しむなら昼の運行を利用しましょう。
日が沈んで徐々に周りが暗くなっていきます。新幹線だとあっという間に移動できる距離を、あえて時間をかけて移動するのも楽しいものです。
自販機で飲食物を購入可能
階段の裏側には飲食できるスペースがあります。船の揺れで転倒しないように椅子が固定されています。
自動販売機ではカップラーメン、冷凍のお惣菜やお弁当も購入できます。森駅名物のいかめし、長万部のかにめしも取り扱っていました。
購入したお弁当は横の電子レンジで温めます。冷凍食品専用のタイプと、持ち込みしたお弁当用の2種類がありました。
ここでターミナルの売店で 購入したお弁当を温めて夕食にします。ボリューム満点で味濃いめのジャンクな味わいでした。
別フロアの自動販売機では、軽食、お酒、ジュースやコーヒーなど飲み物も購入できます。
売店は時間限定
フェリー内にも売店「ルミナスショップ」もありました。この日の営業時間は17時30分から19時まで。
売店には、函館や青森のお土産品、お菓子やおつまみ、酔い止め、カードゲームや記念品などが販売されていました。
キッズスペースやゲームコーナーを完備
船内の設備はこれだけではありません。子連れに嬉しいキッズスペースやゲームコーナーも完備しています。
キッズスペースでは、子供が遊べるクッション敷きのフロアとガチャガチャコーナーがあります。
ゲームコーナーにはスロットマシンが5台、クレーンゲームや記念メダルの販売がありました。
こちらはトミカの景品がもらえるプライズゲーム。大人もちびっこも一緒に遊べるので退屈しないですね。
奥にはトラックドライバー専用の「ドライバーズルーム」がありました。
シャワールームが無料で使える
ブルールミナスにはシャワールームも完備しており、乗客は無料で利用できます。この後は夜行バスに乗って朝までシャワーを浴びれないので、今のうちに利用しておきました。
脱衣所に風力弱めのドライヤーがあり、シャワールームにはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが備わっています。シャワーの水圧もそこそこ強く、非常に快適でした。
シャワールームにタオルはないので、売店で購入(1枚110円、バスタオル 1枚650円)するか、自分で用意する必要があります。
ちなみに、お手洗いは木目を基調とした清潔なトイレでした。個室にはウォシュレットを完備しています。
青森港フェリーターミナルに到着!
出港から3時間40分、定刻通り青森港フェリーターミナルに到着しました。3時間ぶりに地上に降り立ってもまだ若干揺れているように感じます…。(少し酔った)
到着したのもつかの間、次は22時から夜行バスに乗って青森から東京を目指します。50分ほど時間があるので、少しフェリーターミナルや周囲を探索してみます。
といっても、バスに乗り遅れたら本気でシャレにならないので、あまり遠くには行けません。ターミナル内は待合室くらいしかないので暇すぎる。
フェリーターミナル内の売店「SEAちゃん」は閉店中でした。
ターミナルに何もないので外に出ても車しか無い…。
少し歩いた先にファミマがあったので寄ってみると「ポケモンカード完売」の貼り紙が。こんな場所に来て買ってる猛者がいるのか…。
ファミマでジャスミン茶を購入して、ターミナルの待合室でじっとバスの乗車時間を待ちます。
待つこと30分、ついに夜行バスの「パンダ号」がやって来ました。東京⇔青森間の約700kmを約10時間30分で結ぶ高速バスで、4列シートで車内にトイレ無しの上級者向けです。
パンダなんて可愛い名前をしているのに、相当過酷な旅になることは目に見えて分かります。腰とお尻が爆発する覚悟を持って乗車しました。
バスの運賃は時期によって異なりますが、片道税込4,500~9,000円程度です。私は楽天トラベルのクーポンを使って、フェリーと合わせて税込7,600円で予約しました。
まとめ
記事がもうすでに7,000文字を超えてしまったので、パンダ号の乗車記については次の記事にまとめます。
北海道旅行3日目は、函館の観光地を自転車でめぐり、路線バスに乗って五稜郭方面の散策もできました。昨日は函館山の夜景も観れたので、思い残すことはありません。
初めてのフェリー旅はとてもいい刺激になりました。船内も広くて見ごたえがあり、3時間の船旅もあっという間に感じました。一部はWi-Fiも使えるので暇つぶしに困ることも少ないです。
以前来たときは真冬で雪が降り積もっていましたが、春の季節は桜の見頃になっていてとても良かったです。もう少し暖かくなれば薄着で出歩けるので、次来るとしたら夏がいいですね。