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「HUAWEI nova lite 2」1週間使用レビュー。縦長液晶+デュアルレンズカメラ搭載の価格破壊モデル

HUAWEIから発売された新製品「HUAWEI nova lite 2」をSIM通のセールで購入してから1週間程度メイン機として使ってみました。

HUAWEI自らが「エントリースマホの常識を変える」と豪語している本機種では、エントリーモデルながら18:9の縦長液晶やデュアルレンズカメラなど、トレンドを惜しげもなく詰め込んで2万円台という価格破壊を実現しています。

本記事では開封から本体の質感やデザイン、スペックや使い勝手をチェックしていきます。

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HUAWEI nova lite 2の開封!

HUAWEI nova lite 2の箱は白を基調としたシンプルなデザイン。ロゴにも使われる赤色がアクセントになっています。

箱はシールで固定されており、普通に剥がすと開封済みマークが出てきます。この手のタイプは剥がすとシール跡が残りやすいのでカッターで慎重に空けました。

付属品をチェック

付属品はmicroUSBケーブル、充電器、イヤホン、クイックスタートガイド、SIMピン、クリアハードケース。これだけ揃っていたら購入後にすぐに使い始められますね。

SIMピンはちょっと変わった形状をしており、挿し込む部分がちょっと細長いです。今持っているSIMピンでトレイを引き出すことは出来ますが、ちょっと穴のサイズが小さいのか無理やり押し込む形になりました。

付属のケースは樹脂製のハードケース。側面のボタンや端子類たちは保護されず大きく切り欠きになったデザインのため、落下時の耐衝撃性や保護能力は低めです。

背面は曇りガラスのように透けています。以前レビューしたMate 10 Proでは2,000円くらいしそうな良さげなTPUケースが付いていたので、ここは価格なりと言ったところでしょうか。

付属しているケースは仕舞っておき、別途Amazonで購入したケースを使用しています。ケースについては別の記事を書いてご紹介します。

本体外観や持ちやすさをチェック

HUAWEI nova liteは縦横比18:9の縦長ディスプレイのため、5.75インチの大画面でも5.2インチクラスに横幅が抑えれているため持ちやすいです。

縦長になったことによって、1度に表示される領域が増えてブラウザやSNSの閲覧が快適になりました。上部に指を届かず持ち替える必要があるためトレードオフとなりますが…。

大きさの割に軽いなーと思ったら約143gしか無いんですね。前作の「HUAWEI nova lite」が5.2インチの約147gなので大画面化しつつ軽量になっています。

背面はアルミパネルになり、彩度を抑えたゴールドの上品な質感がたまりません。これまでのガラスパネルも綺麗でしたが、机に置いておくとツルツル滑っていくので置き場所に困ってました。

四隅や側面の丸みにより、持ちやすくホールドしやすい形状で使いやすいです。

アルミパネルは寒い時期だと冷たくなる欠点があるものの、サラサラとした手触りは触り心地も良くほんのりパールがかった質感もいい感じです。

背面左上に配置されたデュアルカメラレンズ。レンズが数mm程度飛び出ていますが、付属のケースを使えば段差も無くなるため傷の心配もありません。

指紋認証センサーは背面中央よりも上側にあります。片手操作時でも自然と指が届く位置にあり、認証精度や速度はこれまでのHUAWEI製品同様にかなり高いレベル。

電波感度の都合で上下パーツは樹脂製。よく見ると色や質感で違う事がわかりますが、遠目で見た感じでは特におかしな見た目ではないので私は気になりません。

境目の部分にはゴールドのアンテナラインが入っており、デザインの良いアクセントになっています。指紋認証センサー部分にも同じような加工がされています。

背面にはHUAWEIロゴを大きめに配置。背面の装飾がシンプルなため、やや目立ちすぎるようにも見えますがどうでしょうか。その他にもモデル名や「Made in China」の表記が控えめに記載。

左側面にはSIMトレイを内蔵。HUAWEI nova lite 2ではミドルスペック機によくあるDSDS非対応、SIM2スロットがmicroSDカードと排他構造です。

右側面には電源ボタンと音量ボタン。面取りしてダイアモンドエッジ加工されたボタンで高級感がありますね。

上位機種では押し間違えを防ぐために電源ボタンに凹凸を付けていますが、HUAWEI nova lite 2では音量ボタンと同じ形でした。

本体下部にイヤホンジャックや充電端子、マイクやスピーカーなど各種インターフェイスが揃っています。充電端子はmicroUSBを採用しており、せっかくなら裏表のないUSB Type-Cを採用してほしかったなと。

HUAWEI P10 liteと比較

昨年発売された大人気モデル「HUAWEI P10 lite」との比較をしてみました。以前購入したHUAWEI nova liteは売却してしまい手元にないため、過去記事を参考にチェックして下さい。

上下のベゼルが細くなり画面サイズが大きくなっています。

HUAWEI P10 lite(右)では強化ガラスパネルに対して、HUAWEI nova lite 2(左)はアルミパネル+樹脂の組み合わせに変更されています。

側面の配置は大きな変化なし。若干ボタンが上に移動したのと、P10 liteにあったダイアモンドカット加工が無くなったことくらい。アンテナラインはnova lite 2の方が細くなっています。

HUAWEI nova lite 2のスペック

HUAWEI nova lite 2のスペックは公式サイトを参照しています。

カラー ブルー ブラック ゴールド
本体サイズ 幅:約72.05mm × 縦:約150.1mm × 厚さ:約7.45 mm
重量 約143g
ディスプレイ 約5.65インチ 18:9 FHD+(2,160*1,080)TFT
OS Android 8.0 Oreo / EMUI 8.0
CPU(SoC) HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU(2.36GHz×4 + 1.7GHz×4)
メモリ(RAM) 3GB
内蔵ストレージ(ROM) 32GB
外部ストレージ micro SDXC 最大256GB
メインカメラ 1,300万画素+200万画素(被写界深度測定用)ダブルレンズ、LEDフラッシュ、像面位相差+コントラストAF
インカメラ 800万画素 FF
バッテリー容量 3,000mAh(一体型)
通信方式 FDD LTE:B1/3/5/7/8/19/20,
WCDMA:B1/2/5/6/8/19,
GSM:850/900/1800/1900MHz,
セカンダリーSIM:GSMの上記周波数(音声通話のみ)
SIMカード nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他構造)
通信速度 (受信時/送信時) 下り最大150Mbps / 上り最大50Mbps
センサー 加速度、コンパス、環境光、近接、指紋認証
本体付属品 ACアダプタ, USB ケーブル, 保護ケース, イヤホンマイク, クイックスタートガイド

CPUはHUAWEI独自の「Kirin 659」を搭載。メモリ容量は3GB、内蔵ストレージは32GBと近年発売されるSIMフリー端末によくある構成です。基本的な動作はサクサク動作しており、ハイスペックを求めない層はメイン機としても十分使えるでしょう。

デレステのように3Dゲームかつシビアな動作が求められるゲームは厳しいです。画質を落としたりエフェクトをカットするなど調整することでプレイは可能です。

スマホでよく利用されるWebブラウジングやLINEなどのメッセージアプリ、TwitterやInstagramなどSNSの利用であれば快適に動作する程度の性能です。

定番のAnTuTu Benchmark(新バージョン)で計測すると88,369点を記録。多分旧バージョンだと6万点台後半くらいは出ているはず。上位機種であれば15万点を超えますが、数値以上の大きな差を感じられないのも事実。

近年のトレンドを意識した18:9の縦長ディスプレイや、ダブルレンズカメラなどを搭載しており、昨年発売された「nova lite」「P10 lite」を超える圧倒的なコスパの良さを実現しています。

…と言いたいところですが、P10 liteで搭載されている「急速充電」「CA(キャリアアグリゲーション)」「802.11ac(5GHz帯)接続対応」が削られています。どれもあると便利な機能ですが、ここは価格とのトレードオフでしょう。

ダブルレンズカメラの性能をチェック

HUAWEI nova lite 2のイチオシ機能といえば背面のデュアルレンズカメラ。
約1,300万画素のメインレンズと被写体と背景の位置を測定する約200万画素のレンズを組み合わせることで、一眼レフ風のボケ感をソフトウェアで合成して作り出します。

背景がボケた人物写真が撮れる「ポートレートモード」や、撮影後にピントやボケ具合を調整できる「ワイドアパーチャ」機能などを搭載しています。

難しい話はともかく、まずはメインカメラで撮った作例をご覧下さい。写真をクリック(タップ)すると、フルサイズで画像が表示されます(通信量注意!)

宜野湾マリーナから見た海の景色。
あいにくの天気ですがいつでもいい天気とは限らないので、これはこれで良い作例かもしれません。奥にあるタワーを狙ってみたところ、拡大してもディティールが潰れずに写っています。

木の幹にフォーカスして撮影した1枚。
明るいところで撮影すると色味も自然で、細部までしっかりと描写できています。

スマホで撮影の難しい夜間撮影。白飛びとノイズが目立ち、お世辞にも良いとはいえない写真です。

色鮮やかな鳥の羽も階調が崩れていません。光学手ブレ補正が付いていないので、動き回る動物の撮影は苦手です。

イベント会場で食べたスープカレーはワイドアパーチャを使って撮影。野菜やスープの色も鮮やかに写っています。

背景のボケ具合に関しては、粗を探せば不自然な部分は見当たるものの、素人目には十分クオリティの高い写真が撮れていると思います。

こちらはワイドアパーチャの失敗作。シチュエーションによっては細部が認識できず、被写体そのものがボケてしまうことも多々あります。

デブの味方のチーズ親子丼。色合いやシズル感はバッチリ出ていますが、手ブレしてしまい惜しい写真になりました。

最高に美味かったミニ海鮮丼ととろろ蕎麦セット。手前と奥の被写体を捉えているものの、ちょっと色合いが淡くなっています。屋内での撮影は少々苦手のようです。

まさしく「SIMフリースマホの価格破壊」

これまでのエントリークラスのスマホといえば値段相応の質感やスペックでしたが、HUAWEI nova lite 2は安くても使い勝手を妥協せず「普通に使える」スマホといった感じ。

特に自慢のカメラ機能は満足度が高いです。ダブルレンズカメラや豊富な設定項目で2万円台とは思えない充実っぷりでした。ハイエンドと比べるとどうしても画質は落ちますが、SNSへのシェア前提であれば満足できる画質です。

HUAWEI nova lite 2はLINEモバイルやBIGLOBEモバイルなど多数の格安SIMとセットで販売されています。新生活に合わせて格安SIMとセットで購入するなら強力な選択肢となりそうです。

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writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。