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HUAWEI P20 Proのカメラ性能をチェック。夜景やズームは最高!マスターAIはまだまだ完璧ではない

HUAWEI P20 Proを入手してから2週間経過し、HUAWEI P20 Proを徐々に使いこなせてきました。これまでに外観レビュースペック・ソフトウェアレビューを行ってきましたが、肝心のカメラ性能のレビューがまだでした。

今回はLeica監修のトリプルカメラの性能を作例を交えて徹底レビューしていきます。結論から言うと、スマホカメラとは思えないクオリティで撮れるがマスターAIの癖が強い印象です。

元画像はGoogleフォトにアップロードしているので、下記リンクからご確認ください。

■注意事項
  • ※本記事は、技術基準適合証明を取得していない端末の日本国内での利用を推奨するものではありません。

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HUAWEI P20 Proのカメラ性能

HUAWEI P20 Proのカメラは左から2,000万画素(F1.8)のモノクロセンサー、4,000万画素(F1.6)のRGBセンサー、800万画素(F2.4)の望遠レンズとなっています。

HUAWEI P9からモノクロレンズで明暗や階調表現を記録、カラーレンズの色と合成する独自技術を使っていましたが、今回はそこに望遠レンズが増えて合計3つのトリプルカメラを搭載しています。これにより画質の劣化を抑えた3倍・5倍ズームが可能になりました。

さらにAIが被写体を自動的に認識する「マスターAI」搭載により、猫や犬、花、夜景、空、ポートレート、文書スキャン、料理など19種類のシーンから最適なモードに変更してくれます。

6軸センサーとAI機能により手持ち撮影でも手ブレを抑えた撮影が可能。これまでのスマートフォンの常識を覆す圧倒的な高画質を実現しました。

設定項目は解像度やアスペクト比、マスターAIの切替、タイマーや音声シャッター、スマイルキャプチャなどの設定が並びます。モードの切り換えも左右にスワイプするだけで片手でも楽に切り替えできます。

ProモードではISO感度、シャッタースピード、露出値、ホワイトバランスなどを自分好みに設定できます。カメラの知識がある方はProモードで細かく調整したほうが綺麗に撮れます。

下にある「1x」と書かれたボタンを押すと、3倍・5倍ズームに一発で切り換え可能。これはProモードだけではなくオート撮影やワイドアパーチャ(背景ぼかし)、ポートレートモードなどでも有効です。

望遠レンズ+高画素カメラで驚異的なズーム性能を実現

HUAWEI P20 Proのカメラは望遠レンズで光学3倍ズームが可能です。
最近のスマートフォンでは2倍ズームが一般的になってきましたが、3倍ズームでより被写体に寄った写真が撮れるようになりました。さらに、20MPのモノクロセンサーから12MP部分をトリミングして最大5倍ズームを実現しています。

例としてホテルの右上にあるロゴを狙ってズームしてみます。

光学3倍ズーム
5倍ハイブリッドズーム

ビルの格子のディティールもしっかり捉えたシャープな写真が撮影できました。

10倍デジタルズーム

デジタルズームだと最大10倍まで寄れます。
ディティールが潰れて精細感が無くなってしまうものの、反対側の車線側からホテルを撮影していることを考慮すると記録用としては十分実用的なレベルです。

スマホカメラでは実現不可能だった高画質・高倍率ズームが出来るようになって利用シーンが格段に広がりました。ライブやイベント会場など、近くまで接近できない被写体には強力です。

私がコンデジで求めていたことが実現できたので、高級コンデジ「初代RX100」の利用シーンが劇的に減ってしまいました。まだまだ画質の面では勝っているのでこれからも使うつもりですが、サクッとSNSにアップする用途ならHUAWEI P20 Proで賄えてしまいます。

マスターAIによるシーンの判定は得意・不得意がある

HUAWEI P20 Proのカメラは、被写体を自動的に認識して最適なモードに切り換えてくれる「マスターAI」を搭載しています。実際の被写体と異なる判定をした場合など、設定や撮影画面から任意でオフにすることも可能です。

風景・自然を撮影

オートで撮影
青空モードで撮影

泊港の景色を撮影してみたところ、Instagramのフィルターを掛けたような彩度やコントラスト、シャープネスを強めに掛けたような写真に。実物と異なる写りは好みは分かれますが、SNS映えを狙える綺麗な風景に見えると思います。

オートで撮影
青空モードで撮影

青空モードは実物よりもかなりビビットな色合いになるため、現実とかけ離れたCGのような仕上がりに。

オートで撮影
草木モードで撮影
マスターAI(草木モード)で撮影

草木モードでは陰影の強い写真になりました。フィルターを掛けすぎると不自然に見えるため、場合によってはAIをオフにして撮影したほうが自然に見えるでしょう。

HDRオフ
HDRオン

陰影が強すぎると感じるときは、HDR機能を使うと黒つぶれ・白飛びした場所を調整してくれます。これはAIではなく手動で設定します。

花モードで撮影
クローズアップモードで撮影

ハイビスカスの花を撮影すると、花モードになりビビットな色合いと背景ボケの効いた印象的な写真に仕上がりました。先端部分に寄ってみると、自動的にクローズアップモードになりマクロ撮影が可能。

オートで撮影
花モードで撮影

オートと花モードの写りが大きかったのがこの写真。背景ボケや陰影の差を抑えて華やかさが出ています。

ワイドアパーチャで撮影

ワイドアパーチャで撮影すると、一眼レフのような自然な背景ボケのある写真に。人物撮影のときはポートレートモードにすると人物を強調してくれるのでオススメです。

飯の写真はマスターAIオフのほうがいいかも

オートで撮影
フードモードで撮影

シンプルな醤油ラーメンを撮影。フードモードにすると実物よりも明るく鮮やかに映るため、薄暗い店内などではオンにしたときのほうが美味しそうに見えます。

オートで撮影
フードモードで撮影

地元の食堂で食べた沖縄そば。若干白飛び気味なものの、三枚肉の断面やスープの透明感はAIオンのほうが美味しそうに見えます。

オートで撮影
フードモードで撮影

別のお店で豚丼を注文。暖色系の電球が真上にある店内は、色かぶりが起きやすく撮影の難しいシーンです。

フードモードにすると暖色系の色味にはなりますが、明るくしすぎてネギが白飛びしてしまっています。割り箸やサラダの部分もボケてしまいました。

オートで撮影
フードモードで撮影
クローズアップモードは飯テロに最適

屋外で撮影したローストビーフ丼は明るさをプラスすることでいい感じに“盛れた写真”が撮れています。周辺の環境や明るさなどにより、オート撮影よりも綺麗に撮れる場合とイマイチになる場合があります。

文書スキャンは自動で傾き補正をしてくれる

文書スキャン機能を使うと、斜めから撮影した写真でも自動的に正面から撮ったように補正してくれます。専用アプリを入れる必要がなく標準機能で実装しているのは便利です。

オート撮影
文書スキャンで撮影

カメラをメモ代わりにして写真をよく撮る人には嬉しい機能ですが、メニュー全体を撮影しようとするとAIが判断して一部分だけ切り抜くため不便に感じることも。

せめて切り抜く前の写真が保存されていれば文句は言いませんが、お店の外観を撮ったら文章と誤認識して文字部分しか保存されていなかったなんてケースも考えられます。

個人的には、オート撮影ではなく手動で切り換えて使うほうが便利だと思いました。

夜景モードは手持ち撮影でも驚きの高画質

最後はスマートフォンでの撮影が難しい夜間での撮影。暗いシーンで撮影するとシャッタースピードが遅くなり、手ブレが発生しやすく無理に明るさを上げてノイズが乗ってしまいます。

HUAWEI P20 Proでは「夜景モード」を設定すると、AIによる手ブレ補正が作動してISO感度を上げなくてもブレの少ない写真が撮影できます。1回のシャッターで複数枚の写真を撮影して合成することで、手持ちでもブレの少ない写真が撮れるようになりました。

夜景モードで撮影
オートで撮影
夜景モードで撮影

日が沈んだ19時台に撮影したタイムスビル。手持ちで撮影したとは思えないほど、明るくノイズが少ない高精細な写真が撮れました。手持ちで撮影するとシャッタースピードは4秒に設定されます。

オートで撮影
夜景モードで撮影

夜景モードにすると通常なら黒つぶれしてしまうシーンでもバッチリ捉えています。居酒屋や薄暗いバーなどで撮影する場合でも活躍してくれますね。

手すりに固定して撮影

もっと明るく綺麗な写真を撮ろうと思い、橋の手すりに固定して撮影するとシャッタースピードが20秒になり盛大にブレました。

手持ちで撮影

三脚などで固定できないシーンでは、逆に手持ち撮影のほうがブレが少ない写真が撮れるかもしれません。

動画撮影でも手ブレが超強力

動画補正でも6軸手ぶれ補正が強力に働きます。

残念な点は手ブレ補正がFHD/30fpsのみ対応なところ。FHD/60fpsや4K撮影では手ブレ補正が効かないため、歩きながら街並みを撮ると大きく上下に揺れてしまいます。

ガッツリ動画撮影をするなら三脚やジンバルなどオプション品を使って工夫する必要があります。

毎秒960フレームのスーパースローモーションにも対応しています。撮影できる瞬間はほんの一瞬のため、撮影するタイミングがシビアなものには向いていないです。断続的に動いているものなら簡単に撮影できます。

まとめ

HUAWEI P20 Proのカメラの作例をご紹介しました。
現状のスマートフォンでは望遠・接写・夜景撮影のどれを撮っても異次元のレベルの写真が撮れることは確か。コンデジの利用頻度が減っているほど画質については不満が少ないです。

スマホでここまでのクオリティが撮れるのか!と初めて衝撃を受けたHUAWEI P9のカメラから2年が経過し、あの時の衝撃がプレイバックされるような、スマホカメラの可能性を広げられる性能でした。

しかし、AIの被写体判定や味付けについて不満が残りました。
撮影後はAIオン(AIオフ)の状態に戻せないため、1度に2枚の写真を同時に撮れる機能(後から補正できる機能)が欲しかったです。現状ではAIオン・オフの写真を2枚撮影して後から選んでいて不便です。

マスターAIは味付けが濃すぎると思うことが多く、常時オフにして使っている方も多く見受けられます。写真にこだわりのある方は現実とかけ離れた味付けは微妙だと感じることも多いはず。

被写体の検出能力はまだまだ誤認識も多く、今後の学習データが増えて精度向上を期待したいです。判定スピードは0.2~3秒ほどでストレス無く使えるのは良かった。

利用シーンに応じて得意・不得意がはっきりと分かれるマスターAIですが、その特性を理解してうまく使いこなすことで簡単にきれいな写真が撮れる武器となってくれるでしょう。

鹿
writer : 鹿
このブログを管理している鹿。Webデザインとガジェットが好き。
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